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作文力と読解力と音読と聴読の関係 as/83.html
森川林 2006/07/19 06:36 

 書く力をつけるためには、読む力をつけなければなりません。
 読む力をつけるためには、難読の復読です。
 しかし、難読の復読は形骸化しやすいので、音読という形で勉強します。
 ところが、音読はスタートするときの敷居の高い勉強です。

 そこで、言葉の森では聴読という方法を考えました。聴読とは、文章を耳で聴くことです。
 毎日の音読では敷居が高くてなかなか継続してできない子でも、ただ聴くだけでしたら気楽に始められます。勉強というものは、最初のスタートさえスムーズに行けば、あとは楽に高いレベルまで進めていくことができます。物理学的に言うと、静止摩擦係数は高いのに、動摩擦係数は低いのです。聴読という形で読む勉強を何しろスタートしてしまえば、あとは、聴読をしつつ文章を目で追うことや、聴読に合わせて音読をすることも楽にできるようになります。。

 話は変わりますが、この敷居の高さは、作文の勉強にも共通しています。
 教室にときどき、作文が超のつくほど苦手という子が体験学習に来ます。年齢層はいろいろで小学校低学年から高校生まで、それぞれこれまでの人生で作文に苦しめられ続けてきた子です。
 こういう子たちをどう指導したらいいのでしょうか。
 「何でも自由に書いていいよ」というアドバイスでは、ほぼ絶対に書き出せません。これまで、先生や親など多くの人にそう指導されてきたはずです。それでも書けないからここに来ているわけです。
 言葉の森では、こういう子たちにもほぼ100パーセント作文を書き出させることができます。その場面を実際に横で見ているお母さんは、これまで書けなかった子が、急に書き出すので本当に驚かれるようです。(通学の体験学習は父母も一緒に参観できます)
 この方法は別の機会で述べますが、コツは静止摩擦係数を減らすということです。

 さて、聴読によって読む勉強はスムーズに始めることができるようになりました。
 しかし、そのあと更にもう一つの問題が出てきます。それは、聴読だけだと受け身の勉強なので、次第にだれてくるということです。つまり、勉強に取り組むときの意欲が低下してくるのです。スタートするときの敷居の低い勉強は、敷居の低さが逆に裏目に出て、生き生きと取り組む姿勢を続けにくいのです。

 では、この意欲の低下にどう対処したらいいのでしょうか。



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