ログイン ログアウト 登録
 アクティブ・ラーニングの効果と限界と今後の展望 作文検定 | 言葉の森 | 作文教室【公式】
 
作文検定 | 言葉の森 | 作文教室・サイト 作文検定 | 言葉の森 | 作文教室
記事 2778番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2026/10/3
アクティブ・ラーニングの効果と限界と今後の展望 as/2778.html
森川林 2017/01/01 10:35 
修 削


 アクティブ・ラーニングという言葉が流行っています。
 私は、こういう横文字を見ると、どうしてもっとわかりやすい日本語を使わないのかといつも思います。
 同じようなものに、ダイバシティ教育とか、インクルーシブ教育とかいう言葉もあります。
 こういう、初めて見たのでは何だかよくわからない言葉を使いたがるのは、自分の言っていることに自信がないからです。

 アクティブ・ラーニングという言葉は、参加型学習とか発表学習という日本語で十分に内容をカバーできます。
 ダイバシティなどは、そのまま多様性と言えば十分です。

 と話が脱線したところで(笑)、アクティブ・ラーニングの効果と限界と今後の展望について書きたいと思います。

 アクティブ・ラーニングに効果があるのは、その勉強スタイルが、子供たちの意欲を引き出すからです。
 しかも、その教育を行っている学校は、生徒の学力もそれなりに確立しているところが多いので、意欲を引き出すだけで効果が上がってくるのです。

 また、勉強の内容が義務教育レベルの基礎的なものであるというのも、意欲が効果に結びつく条件となっています。
 もし、勉強の内容が受験勉強のレベルであれば、アクティブ・ラーニングで意欲を引き出すだけでは、効果を上げるには不十分です。

 義務教育のレベルは、誰でもわかる基礎知識が前提になっています。
 受験勉強のレベルは、わからない人をできるだけ多くして差をつけることが目的なので、意欲だけで効果を上げることはできません。
 受験勉強に必要なのは、意欲ではなく、教材と方法です。
 教材とは、難しい問題の解法を理解させる教材であり、方法とは、その解法を詰め込むという方法です。

 アクティブ・ラーニングが、今うまく行っているのは、それが進んだ学校で行われているからです。
 もし、これが全国の小中学校で行われるようになるとしたら、かつてのゆとり教育と同じような問題点が出てきます。
 つまり、基礎知識の習得が不十分な生徒は、基礎知識を習得させることが大事なのであって、参加型の学習で意欲を持たせることではないからです。

 アクティブ・ラーニングは、ある意味で簡単な工夫でできます。
 生徒の意欲を引き出すというのは、それほど難しいことではありません。

 難しいのは、退屈な基礎知識を習得させることです。
 その基礎知識を習得させる場は、学校ではなく家庭です。
 家庭で子供たちが自学自習をする仕組みを作ることに、最も難しい問題があるのです。

 言葉の森では、この家庭での自学自習を寺子屋オンエアで行っています。
 また、アクティブ・ラーニングという少人数の参加型の学習を、オンエア講座で行っています。

 これから必要になるのは、この家庭での自学自習と、学校での発表学習を連携させる仕組み作りです。



コメント欄

森川林 2017年1月1日 11時3分 1 ▽
 アクティブ・ラーニングが、今、効果があるように言われているのは、それが学力の備わった子供たちを対象にしているからです。
 十分な基礎学力があるから、授業を参加型にするだけで効果が出てくるのです。
 だから、授業をアクティブにする工夫以上に、家庭での自学自習を継続させる仕組みを作ることが大切です。
 それがなければ、かつてのゆとり教育と同じような問題が出てくると思います。


nane 2017年1月1日 11時7分 1 ▽
 アクティブ・ラーニングなんて言葉使っても、おじいさんやおばあさんはわからないだろう、と思います。
 もっとひどいのは、インクルーシブ教育。
 横文字をそのままカタカナにするのはやめろと言いたい。
 という話じゃなかった(笑)。


namura 2017年1月2日 6時31分 10 ▽
日々の積み重ねが大切ですね。

コメントフォーム
アクティブ・ラーニングの効果と限界と今後の展望 森川林 20170101 に対するコメント

▼コメントはどなたでも自由にお書きください。
となにぬ (スパム投稿を防ぐために五十音表の「となにぬ○」の続く1文字を入れてください。)
 ハンドルネーム又はコード:

 (za=森友メール用コード)
 フォームに直接書くよりも、別に書いたものをコピーする方が便利です。
同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
アクティブ・ラーニング(0) 教育論文化論(255) 
コメント1~10件
作文自動採点ソ 森川林
なっつさん、投稿ありがとう。 でも、ここでは森リンの採点は 8/8
記事 89番
森林プロジェク 森川林
かじかわさんへ、投稿ありがとう。 しかし、もとの記事と関係 8/8
記事 1496番
森林プロジェク かじかわ
改めて考えよう。所得の超過累進課税制による、資本主義と社会主 8/5
記事 1496番
作文自動採点ソ なっつ
母の過去から学んだ      令和の闇に負けない社会   8/3
記事 89番
作文検定で作文 森川林
評価サンプルはこちら。 6/25
記事 5538番
なぜ公立中高一 森川林
 志望校の過去問に特化した受験対策を進めるためには、まず「春 4/28
記事 5498番
作文検定のプレ あお
お返事ありがとうございます。暗唱検定が早くできてほしいです。 4/9
記事 5493番
作文検定のプレ 森川林
 日本語教育で、簡単なのは会話で、次が読書で、最後が作文です 4/8
記事 5493番
作文検定のプレ あお
日本語作文検定は、日本語を学ぶ外国人のための作文教育にも対応 4/8
記事 5493番
【合格速報】東 ふつ
合格おめでとうございます。 毎週真剣に取り組み、どんどん上 1/7
記事 5403番
……次のコメント

掲示板の記事1~10件
ホームページに 森川林
「作文と読解の勉強に、「音読の丘」のページを活用しよう」 10/3
森の便り
9月29日から 森川林
 9月29日から新学期扱いになります。  作文の丘から作文 9/29
森の便り
【言葉の森】海 森川林
 このメールは、海外で受講されている方にお送りしています。 9/25
森の便り
【連絡】新学期 森川林
 新学期の課題フォルダは、本日(9/24木)、郵便局から発送 9/24
森の便り
【連絡】新学期 森川林
 新学期の課題フォルダは、本日(9/24木)、郵便局から発送 9/24
森の便り
言葉の森新聞2 言葉の森事務局
言葉の森新聞2026年9月4週号 通算第1916号 文責  9/23
森の便り
検定試験作成中 森川林
 記事を更新しました。 「現在、暗唱検定、音読検定、作文検 9/22
森の便り
【重要】ZOO 森川林
 9月中旬から、ZOOMが40分で切れる状態が続いていました 9/19
森の便り
Re: 経験値 森川林
 ご質問ありがとうございます。  経験点は、自分の行動を表 9/19
森リン掲示板
経験値を高める あこやな
中根先生 いつもお世話になっております。 お陰様で娘 9/19
森リン掲示板

RSS
RSSフィード

QRコード


小・中・高生の作文
小・中・高生の作文

主な記事リンク
主な記事リンク

通学できる作文教室
森林プロジェクトの
作文教室


リンク集
できた君の算数クラブ
代表プロフィール
Zoomサインイン