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褒めて育てることがなぜ大切か as/3056.html
森川林 2017/10/02 06:08 


 子供の勉強を親が見るときに、つい早く正しくできるようにしたいと思って褒めるよりも叱ることを中心にしてしまう場合があります。

 褒め言葉は効果が弱いような気がするのに比べて、叱り言葉はすぐその場で効果が出るからです。

 そして、この叱るということはなぜか習慣になりやすいのです。

 子供がよくお母さんはいつも小言を言うと思っているのは、小言を言うことが、お母さん自身は自覚していなくても一つの生きる姿勢に近くなってしまっているからです。

 これに対して、ほめる姿勢は、なかなか習慣にはなりません。

 だから、毎日意識して子供の良いところを褒めるようにしていくことです。

 なぜ褒めることが大切かというと、それは子供が社会人になったときの生きる自信につながるからです。

 学校の勉強は、ただ答えが合っていればいいだけですが、世の中で遭遇する問題は答えがあるような、ないようなものばかりです。

 そこで何がいちばん差がつくかというと、その子の明るい前向きな姿勢なのです。

 物事は暗く後ろ向きに考えると失敗する確率が高くなり、明るく前向きに考えると成功する確率が高くなります。

 勉強ができるかできないかというよりも、この成功しやすいか失敗しやすいかということが人生で最も大切なことです。

 そして、その自分の成功に対する自信は、子供時代の褒めて育てられたことによる自信から来ることが多いのです。

 学校時代は、人生の練習期間です。

 社会に出てからが、人生の本番です。

 練習期間に減点法で自信をなくしてしまうと、本番でのびのびとプレーができなくなります。

 叱らなければならないことがあった場合でも、強く明るく短く叱ることです。

 長所を褒めることを第一にし、欠点を直すことを第二にすることが、本番に強い、社会に出てから成功しやすい子供を育てることなのです。


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コメント欄

森川林 2017年10月2日 6時9分 1 
 褒め言葉は、その場ではあまり効果があるように見えません。
 その反対に、叱り言葉はその場ですぐに効果が出ます。
 だから、叱ることがつい習慣になってしまうのです。
 褒めることは、なかなか習慣にはなりません。
 だから、毎日意識して褒めるようにすることです。


nane 2017年10月2日 6時17分 1 
 「年寄りっ子は三文安」という言葉があります。
 おじいちゃんおばあちゃんに育てられた子は、甘くなりやすいということですが、社会に出てからはその甘い考え方の方がうまく行くことが多いのです。
 甘い考えの子は、社会に出てから自然に鍛えられますが、その反対に辛い考えの子が社会に出てから楽天的になることはあまりないからです。


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