ログイン ログアウト 登録
 一生の宝となる独学力を育てる勉強 Onlineスクール言葉の森/公式ホームページ
 
Onlineスクール言葉の森・サイト Onlineスクール言葉の森
記事 3511番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2026/5/6
一生の宝となる独学力を育てる勉強 as/3511.html
森川林 2019/01/20 10:55 

 国語の勉強などで、文章の要約をするというのは一つの勉強の仕方です。
 作文を書いたり感想文を書いたりするのも、一つの勉強の仕方です。
 また、国語の問題集を解くいう勉強の仕方もあります。

 これらの勉強の違いは、答えや枠組みが与えられた勉強か、あるいは自分から問題の枠組みを作り答えも作り出す勉強かの違いです。
 問題集を解くのは答えのある勉強、要約を書くのは答えの枠組みがある勉強、作文や感想文を書くのは枠組みがないか少ない勉強です。

 答えや枠組が与えられた勉強は、誰でも一定のところまではやらなければならないので、その勉強をさせる方も安心して見ていられます。
 枠組みのない勉強は、本人の取り組む姿勢によって優れた勉強になることもあれば手を抜いた勉強になることもあります。
 だから、ほとんどの場合、答えや枠組みがある勉強が家庭学習の中心になります。

 答えや枠組みのある勉強法の弱点は、問題が与えられなければ勉強が始まらないことです。
 世間で良い問題集と言われているものもありますが、他人の作ってくれた問題と答えのセットがなければ勉強が開始できないという共通の弱点を持っています。

 しかし、作文や感想文の勉強の場合は、今世の中で行われている作文感想文指導は、逆に全く枠組みがなくしたがって明確な評価もないものがほとんどなので、言葉の森では独自の構成と表現項目の枠組みを作って指導をしています。
 その枠組みの中身を自分の体験や知識や思考や表現で個性的に埋めていくのが、言葉の森の作文の勉強法です。

 この作文の勉強と並行して、今言葉の森が寺子屋オンラインで行っている発表学習も、作文と同じように枠組みのない勉強です。
 参加する生徒が、自由に自分でテーマを決めて調査をしたり実験をしたりしてきたことを発表するのです。

 こういう勉強が何の役に立つかというと、将来その子がいろいろなものを独学で学んでいく際の勉強に対する姿勢となるのです。
 野口悠紀雄さんが、「『超』独学法」という本を出しています。
 これからの世の中は、科学技術の進歩がさらに速くなります。
 学校で学んだことはすぐに使えなくなり、必要な知識や技術は、学校を出て社会人になってから必要に応じて学ぶようになります。
 この本には、こういう社会の動きと、独学の必要性、そして、独学の効果と方法などが書かれています。

 もちろん、義務教育の初期の勉強は基礎的な勉強ですから使えなくなることはありませんが、中学高校と学年が上がるにつれて勉強の中身が古くなる度合いは早くなります。
 そのときに役立つのが、勉強は人に教わるものではなく自分から進んで学ぶものだという勉強観、学問観です。
 勉強は、自分から学ぶものだという考えを持つ生徒と、勉強は人に教わるものだと考える生徒とでは、すでに高校生のころから勉強の能率が大きく変わってくるのです。

 ところで、答えや枠組みがない創造的な勉強は、個性的で優れた勉強になる可能性もある反面、手を抜いた形だけの勉強になる可能性もあります。
 ほかのものをコピーして丸写ししたものを自分の勉強とするようなやり方もできなくはないのです。

 枠組みのない勉強を個性的創造的な方向に振り向ける力は、親しい友達との交流の中にあります。
 先生に見せて評価だけもらえればよいという勉強では、コピー・ペーストで済ませてしまう生徒も出てきます。
 しかし、親しい友達との間では、できるだけ自分らしい発表をして、その友達のグループに貢献したいという気持ちが湧いてくるのです。

 言葉の森が今進めている寺子屋オンラインという少人数の発表クラスと作文クラスは、勉強の中身とともに、独学力を育てるこれからの時代を先取りする新しい勉強なのです。



コメント欄

森川林 2019年1月20日 11時2分  
 小学校時代の勉強で大切なのは、今の成績をよくすることではなく、その子が中学生や高校生になったときに勉強がよくできるようになる土台を作っておくことです。
 その土台の最も大きなものが、自分から自主的、創造的に取り組む勉強の姿勢です。
 自主的な勉強は、初期のころは能率が悪いことがほとんどです。
 創造的な勉強は、時間ばかりかかり勉強だか遊びだかわからないものになることがしばしばあります。
 しかし、その勉強姿勢は、あとになるほど生きてくるのです。

nane 2019年1月20日 11時10分  
 勉強の目標は、東大に入れるような子を育てることではなく、ノーベル賞を取れるような子を育てることです。
 しかし、ノーベル賞は限られているので、とりあえずの目標は、勉強を楽しめるような子を育てることです。


コメントフォーム
一生の宝となる独学力を育てる勉強 森川林 20190120 に対するコメント

▼コメントはどなたでも自由にお書きください。
しすせそ (スパム投稿を防ぐために五十音表の「しすせそ」の続く1文字を入れてください。)
 ハンドルネーム又はコード:

 (za=森友メール用コード
 フォームに直接書くよりも、別に書いたものをコピーする方が便利です。
同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
未来の教育(31) 寺子屋オンライン(101) 
コメント1~10件
なぜ公立中高一 森川林
 志望校の過去問に特化した受験対策を進めるためには、まず「春 4/28
記事 5498番
作文検定のプレ あお
お返事ありがとうございます。暗唱検定が早くできてほしいです。 4/9
記事 5493番
作文検定のプレ 森川林
 日本語教育で、簡単なのは会話で、次が読書で、最後が作文です 4/8
記事 5493番
作文検定のプレ あお
日本語作文検定は、日本語を学ぶ外国人のための作文教育にも対応 4/8
記事 5493番
【合格速報】東 ふつ
合格おめでとうございます。 毎週真剣に取り組み、どんどん上 1/7
記事 5403番
国語力、読解力 森川林
読検の解答は個別れんらくでお送りください。 12/29
記事 4331番
国語力、読解力 すみひな
本日の読解検定を受け忘れてしまいました。回答をどちらに送れば 12/27
記事 4331番
森リン大賞が示 森川林
作文力を上達させるコツは、褒めることでも直すことでもなく、書 12/13
記事 5398番
作文コンクール 森川林
 子供たちの教育で大事なのは、知識の詰め込みではなく、読書と 12/10
記事 5395番
読書と作文が子 森川林
 小学生時代は、勉強よりも読書。  中学生以上は、勉強と同 12/9
記事 5394番
……次のコメント

掲示板の記事1~10件
Re: 読解検 森川林
 これは、その言葉があるかどうかではなく、文脈として読み取る 4/28
国語読解掲示板
読解検定小5の みきひさ
読解検定 小5 4月について3問教えてください。 どうぞよ 4/27
国語読解掲示板
茨木のり子さん 森川林
 茨木のり子さんが晩年に書いていた言葉、 「倚(よ)りかか 4/27
森川林日記
軽くて意味のな 森川林
軽くて意味のない広告の文面を書いていたのでくたびれた。 嘘 4/27
森川林日記
Re: 例えば 森川林
 この歌の本質は、「言えない」又は「言わない」というところに 4/27
森川林日記
例えば、敷島の 森川林
 本居宣長の「敷島の大和心を人問はば朝日ににほふ山桜花」は、 4/27
森川林日記
AIに文章を直 森川林
 AIに文章を直してもらうと、  詩的な文章が散文的になる 4/27
森川林日記
雨は龍のメッセ 森川林
 雨は龍のメッセージ。  晴れは太陽のメッセージ。  ど 4/27
森川林日記
五月の薄曇りの 森川林
 五月の薄曇りの空の下をゆっくりと歩く。  自分の心の中に 4/27
森川林日記
走水神社 森川林
 走水神社に行ってきた。  神社の横の山の途中に、弟橘媛( 4/24
森川林日記

RSS
RSSフィード

QRコード


小・中・高生の作文
小・中・高生の作文

主な記事リンク
主な記事リンク

通学できる作文教室
森林プロジェクトの
作文教室


リンク集
できた君の算数クラブ
代表プロフィール
Zoomサインイン