ログイン ログアウト 登録
 オンライン少人数クラスの教育が広がれば、現在の教育問題のすべては解決する――更に、教育の重点を、知識の詰め込み教育から、思考力、創造力、共感力の教育へ Onlineスクール言葉の森/公式ホームページ
 
Onlineスクール言葉の森・サイト Onlineスクール言葉の森
記事 4899番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2025/12/16
オンライン少人数クラスの教育が広がれば、現在の教育問題のすべては解決する――更に、教育の重点を、知識の詰め込み教育から、思考力、創造力、共感力の教育へ as/4899.html
森川林 2023/12/30 08:35 

スズメの集団


●動画:https://www.youtube.com/watch?v=uD-Mm6EJsZ4

 オンライン少人数クラスは、言葉の森が行っている授業の形態です。
 ただし、この場合の少人数とは5人以内の人数のことです。

 このオンライン少人数クラスの教育が広がれば、今の教育問題のすべては解決します。
 これで解決できない問題は、教育以外の問題です。
 教育の問題とは、例えば、落ちこぼれ、吹きこぼれ、不登校、知識中心の詰め込み教育などの問題です。


 オンライン少人数クラスの教育は、小規模の教育機関ではできません。
 同学年同レベルの生徒を5人以内の単位で集めることができないからです。

 しかし、オンライン少人数クラスの教育は、大規模の教育機関でもできません。
 それは、講師の臨時の休講や、生徒の臨時の振替出席に対応することが難しいからです。
 ここが、少人数クラスの教育が、集団一斉指導の教育とも、一対一の個別指導の教育とも違うところです。


 教育でこれから重要になるのは、生徒が先生に一方的に教えてもらうことではありません。
 知識の吸収は、先生に教えてもらわなくても自分でできるようになっているからです。

 大事なのは、生徒自身が創造的に発表することと、生徒どうしが相互に対話をし交流することです。
 これを私はコミュニティ教育と呼んでいます。

 このコミュニティの中で、知識的な学力だけでなく、思考力、創造力、共感力を育てていくことが、これからの教育の重点になります。


 ところで、言葉の森がオンライン少人数クラスの教育を本格的に始めたのは、2020年のコロナ禍のときからです。
 言葉の森は、作文の個別指導の教育に関しては、40年以上の実績があります。
 だから、小学1年生から高校3年生まで、苦手な子から得意な子まで、どんな生徒にも対応できます。

 しかし、オンライン少人数クラスによる教育に関しては、本格的に始めてから3年なので、運営の仕方にいろいろな改良が必要でした。
 ここに来て、ようやく運営の仕方が定着してきたところです。

 オンライン少人数クラスの教育は、国語、算数数学、英語などの学校で必要な教科を教えるだけではありません。
 創造的な学習である、作文、創造発表、プログラミングにも力を入れています。

 教科の学習は、よい参考書や問題集をもとにすれば、家庭でひとり勉強を進めることもできます。
 しかし、ひとりではできないこともあります。

 小4から中2にかけては、友達と一緒に勉強する方が、意欲的に取り組むことができ勉強の能率が上がります。
 また、日本人の弱点になりがちな、人前で発表する力も、このオンライン少人数クラスで身につけることができます。

 発表力は、学校の成績とは直接結びつかないので、この価値を気づいていない保護者も多いのですが、これからの総合選抜型の入試では、この発表力が合否を左右する力があります。

 教科の学習と異なり、作文、創造発表、プログラミングなどは、学年に関係なく、ほかの生徒との交流の中で学ぶ方が意欲的に取り組めます。
 ただし、そのためには、同学年同レベルの生徒のクラスが必要になるので、ここが運営の難しいところです。
 しかし、ここに来て、その見通しがついてきました。


 さて、オンライン少人数クラスがなぜ現在の教育問題を解決するかというと、落ちこぼれにしても、吹きこぼれにしても、同学年同レベルの少人数の生徒で少人数クラスを作ることで対応できるからです。
 子供たちの個性によるロングテールは、通学教室ではカバーできません。
 オンラインの教室であれば、ロングテールに対応できます。
 しかし、そのためには、少人数のクラスを維持することが必要です。


 このオンライン少人数クラスの教育を全国的に広げていくことが、今後の日本の教育の課題です。
 言葉の森は、その最先端のリーダーとしてこれからの教育に取り組んでいきたいと思います。



コメント欄

コメントフォーム
オンライン少人数クラスの教育が広がれば、現在の教育問題のすべては解決する――更に、教育の重点を、知識の詰め込み教育から、思考力、創造力、共感力の教育へ 森川林 20231230 に対するコメント

▼コメントはどなたでも自由にお書きください。
たちつて (スパム投稿を防ぐために五十音表の「たちつて」の続く1文字を入れてください。)
 ハンドルネーム又はコード:

 (za=森友メール用コード
 フォームに直接書くよりも、別に書いたものをコピーする方が便利です。
同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
オンライン教育(0) 言葉の森のビジョン(51) 
コメント1~10件
森リン大賞が示 森川林
作文力を上達させるコツは、褒めることでも直すことでもなく、書 12/13
記事 5398番
作文コンクール 森川林
 子供たちの教育で大事なのは、知識の詰め込みではなく、読書と 12/10
記事 5395番
読書と作文が子 森川林
 小学生時代は、勉強よりも読書。  中学生以上は、勉強と同 12/9
記事 5394番
子どもの文章力 森川林
今の受験は知識の詰め込みの勉強になっています。 考える問題 12/8
記事 5392番
作検研究。森リ 森川林
作文は、褒められても注意されても、そこに客観的な基準がなけれ 12/7
記事 5391番
「作文検定」「 森川林
 今は、AI社会の前夜。  昔は新聞やテレビが中心だった。 12/7
記事 5390番
AI時代に子ど 森川林
AI時代には、先生の役割は「教えること」ではなくなります。 12/6
記事 5389番
【合格速報】順 森川林
Rさん、合格おめでとう!! よくがんばりましたね。 受験 12/4
記事 5387番
森リン大賞9月 森川林
 従来の作文評価は、小学校低学年では「正しい表記ができている 11/9
記事 5382番
作文の学習で大 森川林
 「何でも自由に書いてごらん。いつでも褒めてあげるから」とい 11/7
記事 5381番
……次のコメント

掲示板の記事1~10件
3I/atla 森川林
日本にはかつて穏やかに何万年も続いた縄文文明があった。そのよ 12/12
森川林日記
Re: 11月 森川林
 これは、解き方の問題ではなく、読む力の問題です。  読解 12/5
国語読解掲示板
Re: ICレ 森川林
 ChatGPT、あまり文章うまくないなあ(笑)。  音声 12/5
森川林日記
ICレコーダと 森川林
AI時代に子どもが伸びる――全科学力クラスという新し 12/5
森川林日記
noteのペー 森川林
https://note.com/shine007 12/4
森川林日記
11月分 4  あういと
問題7と問題8が分かりません。 キーワードはわかるのですが 12/3
国語読解掲示板
Re: 森川林
 字がきれいだったのは、そのあとの日記の内容を見ると、弟が葛 11/30
国語読解掲示板
Re: 11月 森川林
 お返事遅れて失礼しました。  易しい国語問題は、「同じ言 11/30
国語読解掲示板
ともとも
小5の11月の読解検定のBの問題が誕生日だから字が綺麗だと思 11/28
国語読解掲示板
2025年11 森川林
△ムラサキシキブ ●作文検定スタート  学校 11/26
森の掲示板

RSS
RSSフィード

QRコード


小・中・高生の作文
小・中・高生の作文

主な記事リンク
主な記事リンク

通学できる作文教室
森林プロジェクトの
作文教室


リンク集
できた君の算数クラブ
代表プロフィール
Zoomサインイン