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小5・小6から、作文は「考える作文」に変わります。 as/5412.html
森川林 2026/01/12 15:14 


生活作文から説明文・意見文へ切り替わる大事な時期に、主題のある書き方を身につけます。

●小5・小6から、作文は「考える作文」に切り替わります。

小学校5、6年生になると、作文は身近な出来事を描写する生活作文から、自分なりの考えを書く説明文・意見文へ移っていきます。
この切り替え期に作文の書き方を身につけることが、その後の中学生・高校生・大学生の文章力につながります。

●小5・小6の作文が大事な理由

 小学4年生までは、出来事を順に書く事実中心の作文が中心です。 しかし小5からは、「なぜそう思ったのか」「どんな考えを持ったのか」を説明する作文になります。 つまり、実例だけでなく主題(言いたいこと)が必要になる作文へ変わっていきます。
 
 この主題中心の書き方は、中学入試だけでなく、高校入試・大学入試、さらには社会人になってからの文章力にもそのまま生きてきます。 作文力の重要な伸びは、小学校高学年から始まると言ってもいいのです。

●学校だけでは作文指導が不足しがちです

 学校教育では、多くの場合、小学校高学年からの作文指導が少なくなります。 高学年は学習内容が増え、1学級35人規模の作文を丁寧に指導する時間を確保するのが難しいからです。
 
 作文力の伸びが最も必要な時期に、作文指導が薄くなりやすいというのが現状です。 そのため、小5・小6からの作文力は、家庭と外部の学習で補いながら育てていく必要があります。



●作文力伸ばすカギは「親子の対話」です

 小5・小6の作文では、抽象的なテーマで親子の対話が進むと、子どもの語彙力が大きく伸びます。 子ども同士の会話では抽象的な言葉を交わすことは少ないですが、保護者と話す中では、 「人間」「友情」「社会」などの言葉が自然に使われるようになります。
 
 その結果、ただの事実の描写ではなく、自分なりの考えを盛り込んだ深い感想や意見が書けるようになります。
 
●作文を書く前に、こういう対話が効果的です

 テーマに似た話を保護者が自分の体験をもとに話してあげる。
 「このテーマについてはこう思う」と保護者が自分の考えを話してあげる。
 正しいことを言う必要はありません。親子の対話を時に脱線を交えながら話すことが大事です。
 親子の対話で考えが整理されると、作文は一気に書きやすくなります。 また、語彙が増えることで、文章の深さと説得力が上がります。
 
●言葉の森の小5・小6作文で目指すこと



 小5・小6の作文は、「たくさん書くこと」よりも、「主題のある文章を作ること」が大切です。 そのために、主題(結論)を立て、理由と具体例を組み立て、書いたあとに直していく流れを繰り返します。
 
 この改善の積み重ねが、読む人に伝わる文章を作る力になります。
 
●よくあるご質問への回答

●小5・小6から始めても遅くないですか?

 遅くありません。小5・小6は作文が主題中心に切り替わる時期で、伸びやすいタイミングです。 ここで型と語彙を身につけると、中学以降の記述や小論文にまでつながります。
 
●保護者はどれくらい関わればいいですか?

 答えを教える必要はありません。テーマについて会話をし、問いを投げかけて考えを引き出すだけで十分です。 作文の直し方は添削で具体的に示しますので、保護者の負担は大きくなりません。
 
●中学入試にも役立ちますか?

 役立ちます。主題・理由・具体例を組み立てる力は、中学入試の作文の基礎になります。 さらに高校入試、大学入試の小論文にもつながります。

●AI時代になぜ読む力書く力が必要になるか

 AIの時代には、知識的なことはAIが処理してくれます。
 人間に必要なのは、知識の組み合わせにとどまらない、創造的な思考力です。

 創造力は、人間の身体性をもとにして生まれます。
 読むこと、書くことは、単なる知的な作業ではなく、身体化された読む力、書く力でです。
 だから、その読み方、書き方に、人それぞれの個性があるのです。

 身体化は、そのことに時間をかけることによって生まれます。
 知識を詰め込む勉強よりも、読む力、書く力をつけることに時間を費やす必要があるのです。



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