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小学3・4年生は、作文がいちばん伸びる時期です as/5411.html
森川林 2026/01/12 15:09 
修 削


「面白いことを書きたい」という気持ちが育つ時期だから、表現豊かに書く作文の書き方が身につきます。

●小学3・4年生は、作文がいちばん楽しく書ける時期です

 小学3・4年生は、作文が最も楽しく書け、作文力が最も伸びる時期です。
 表現力が育ち、「面白いことを書きたい」「自分らしく書きたい」という気持ちが自然に芽生えてきます。
 
 しかし一方で、この時期に、
「何を書いたらいいかわからない」
「注意されることが増えて、作文が苦手になった」
という子供も少なくありません。
 
 その違いを生むのは、才能ではなく勉強の仕方です。

●事後の添削ではなく、事前の指導が書く力を引き出します

 多くの作文指導は、まず書かせてから添削します。
 しかしこの方法では、子供は「何を目標に書けばよいのか」がわかりません。
 
 言葉の森では、作文を書く前に、
「たとえを使ってみよう」
「似た話を取材してみよう」
「結びを工夫してみよう」
など、事前に具体的なポイントを示します。
 
 目標がはっきりすると、子供たちは意欲を持って書き出します。
 先生は、そのポイントができたかどうかを中心に評価ししっかり褒めます。
 この積み重ねが、「書けた」「わかった」「うまくなった」という実感につながります。

●直す指導より「どう書くか」を教えます

 小学生の作文には、直すところが多くあります。
 しかし、間違いをて直すことが、作文の上達につながるわけではありません。

 言葉の森では、赤ペンで直す指導よりも、「どう書いたらいいか」を事前に教える指導を中心にしています。

 構成を考え、表現を工夫して作文を書くための方法を身につけることで、子供たちは自然に作文を書くことに意欲的に取り組めるようになります。



●小3・4で作文を楽しく書けることが、その先の伸びを決めます

 作文は、小学5年生になると「考える作文」へと大きく変わります。
 課題文が難しくなり、感想や意見に思考力が必要になります。
 感想文の課題は、中学入試の国語の難しい説明文と同じレベルです。
 だから、感想文の練習をする中で、読解力も身につきます。
 
 小学校中学年から高学年に移る変化の時期に、楽しく書く経験を積んでいたかどうかによって、小5以降の作文力伸び方は変わります。
 小3・4は、小身近な課題で自分らしい作文をたっぷり書いていくことが大事なのです。
 
●客観的な評価が、子供の目標になります

 言葉の森では、独自に開発した自動採点ソフト「森リン」による作文評価を行っています。
 森リンは、子供たちの作文を語彙力、構成、表現項目などで評価し、AIによって400~600字の講評を書きます。
 指導する先生は、森リンの評価とは別に、先生の立場からアドバイスを行います。

 客観的な評価によって、子供たちは、作文を書くことに意欲的に取り組めるようになります。
 また、自分の作文力がどのように進歩しているかが、自分なりに把握できるようになります。
 森リンは、日本語作文検定の評価にも使われています。
 
●作文と読書で、考える力の土台を作ります

 作文力の土台となるものは、読書力です。
 特に、小学3、4年生のころに、読書の楽しさを覚えると、言葉が実感を伴って心に入るようになります。
 これは、物語文を読み取る力だけでなく、説明文意見文を読み取る力の土台となります。

 この読書力がまた、作文力の基礎なります。
 同じことを表現するのに、自分らしい言葉の使い方で多様な表現ができるようになるのです。

 言葉の森の少人数クラスでは、毎週の授業の前に、全員が自分の読んでいる本を紹介する読書紹介の時間があります。
 この時間によって、毎日本を読むことが習慣になり、ほかの人の紹介する本に刺激を受けて自分の読む本の範囲も広がっていきます。
 読書と作文は、相携えて進歩していくのです。
 


●よくあるご質問への回答

▼作文は得意で、楽に書けるのですが、この先はどういう勉強をするのでしょうか。

 小学3、4年生の作文は、楽しくたっぷり書くことが大事で、それがその後の作文力の土台となります。
 小学5年生になると考える力がつくので、その時期から、説明文、意見文、感想文の練習をしていきます。

▼褒めることが中心の指導で作文は上達するのでしょうか。

 直す指導を中心にすると、一時的に作文がうまくなるように見えますが、子供はじきに作文を書くことが嫌いになります。
 熱心に教えられほど、作文を書くことが楽しくなくなるのです。
 言葉の森の指導は、ただ褒めるだけではありません。
 あらかじめ指導する項目があるので、その項目に沿って褒める指導をしていきます。

▼本をあまり読まないのですが、どうしたらいいでしょうか。

 言葉の森では、毎週の読書紹介があるので、自然に本を読むようになります。
 家庭では、まず10ページでいいから毎日本を読む習慣をつけることです。
 本は、易しいものでいいのですが、漫画、図鑑、雑誌のような絵に頼るものではなく文章が書いてあるものを選びます。
 読書の呼び水として、保護者の方が読み聞かせをしてあげることも大事です。

 作文の力は、作文だけで伸びるものではありません。
 読書、音読、家庭での対話と結びついて、初めて本物の力になります。
 
 言葉の森では、
 
 課題文の音読
 
 感想文指導
 
 読書のアドバイス
 
 を通して、書く力と読む力を同時に育てていきます。

●AI時代になぜ読む力書く力が必要になるか

 AIの時代には、知識的なことはAIが処理してくれます。
 人間に必要なのは、知識の組み合わせにとどまらない、創造的な思考力です。

 創造力は、人間の身体性をもとにして生まれます。
 読むこと、書くことは、単なる知的な作業ではなく、身体化された読む力、書く力でです。
 だから、その読み方、書き方に、人それぞれの個性があるのです。

 身体化は、そのことに時間をかけることによって生まれます。
 知識を詰め込む勉強よりも、読む力、書く力をつけることに時間を費やす必要があるのです。



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