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言葉の森の考える教育改革――読書、作文、学力、創造発表の力を総合的に育てる as/5461.html
森川林 2026/02/25 06:56 



https://youtu.be/wEwJHQBfIEY

●なぜ今、教育改革が求められているのか
 
 「教育を改革しなければならない」という識者は多くいます。
 多くの人が、もっと良い教育が行われなければならないと考えています。

 日本はPISAの点数も国際的にはいつも上位にいますし、他の国に比べれば大きな問題はないように見えます。

 しかし別の面では、増加する不登校、詰め込み型の勉強、受験を目的とした勉強、能率の良くない一斉授業、一斉のテスト、一律の宿題など、多様な問題が存在しています。

●目的を見失いがちな教育論
 
 多くの人が教育の改革を望んでいますが、そのための展望にはあまり具体性がなく、結局は進学率を高めるとか合格率を高めるといった先の目的のための手段として教育がある、という考えになりがちです。

 また、それとは別に「楽しむ教育」という考えもあります。
 しかし、楽しみは学校教育の過程で友達との交流の中から生まれるものであり、それ自体が目的になるものではありません。

●教育の本当の目的――人間の成長
 
 教育の本当の目的は、子供たちが自分自身を成長させることです。

 それは一つには、成長そのものが喜びであるからです。
 もう一つには、成長することによって世の中に貢献することができるからです。

 しかし、貢献という点で見落とされがちなのは、人間が成長したあとに社会に出てから貢献するということだけではなく、個々の人間の成長がそのまま人間全体の成長に結びついているということです。

 社会に貢献するということは、近所の掃除をしたり、困っている人を助けたりすることだけではありません。自分が成長すること自体が、人間全体の成長の可能性を広げるという意味で、すでに社会への貢献になっているのです。

 つまり、自分がより良い人生を生きることが、そのまま人間全体がより良い人生を生きられる可能性を広げていることであり、それこそが本質的な貢献です。

 教育は、そのような人間の幸福、向上、創造、貢献のために行われなければなりません。



●これからの教育の三つの柱
 
 そのために必要なことの第一は、バランスのとれた総合的な学力を育てることです。
 これは当然のことですが、国語、算数・数学、英語、理科、社会などの基礎を総合的に身につけることです。

 第二は、学力よりもさらに広い意味で、読書力や作文力といったリベラルアーツの力を育てていくことです。
 なぜそのようなリベラルアーツが学校教育の中で十分に行われていないかというと、主に評価しにくいという理由からだと思います。

 そして第三は、自分の学んだことや考えたことを実行したり発表したりすることによって、一人ひとりの生徒が創造を発表する機会を持つことです。
 創造も評価しにくいものですが、それ以上に現在の多人数による一斉教育の中では、物理的に実行しにくいからだと思います。

 以上をわかりやすく言えば、学力、読書、作文、創造発表が、これからの教育の重要な柱になるべきだということです。

●言葉の森の役割と可能性
 
 そのような未来の教育を考えた場合、言葉の森はその実現に最も近い位置にいると思います。

 その理由は、第一に、言葉の森の代表である私が、そのような教育のビジョンを持っていることです。

 第二に、そのビジョンを具体化するためのIT技術や表現の技術があるということです。

 そして第三に、最も重要なことですが、優秀な多数の講師がいて、真面目な生徒と理解のある保護者が日常的に言葉の森の学習に参加してくれているという、組織的な裏付けがあることです。

●より良い社会のために
 
 しかし、より良い社会を作るためのいちばんの基礎は、明日の日本を支える子供たちに、より良い教育をすることです。

 言葉の森は、これから読書、作文、全科の学力、創造発表を総合した教育を目指していきたいと考えています。



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