◆◆思考力は言葉によって育つ
思考力を育てる方法にはいろいろなものがありますが、その中で最も大きいものは、言葉によって考える力を育てることです。
数学によって考える力もあるし、立体図形によって考える力もあるし、人によっては、それら以外にも運動や音楽によって考える力をつける人もいると思います。
しかし、誰にとっても最も普通に行われているのが、言葉によって考える力をつけるということです。
◆◆言葉による思考力を育てる三つの方法
そのための方法は三つあります。
第1は読書です。
第2は作文です。
第3は暗唱です。
◆◆読書検定と暗唱検定の役割
ところで、読書については、何を読むかという焦点が絞りきれないところがあります。
そこで、言葉の森では、今後、推薦図書検定によって、日本の子供たちが読むのにふさわしい本を推薦していきたいと思っています。
暗唱については、日本には昔の書物も含めて、暗唱にふさわしい文章が数多くあります。
ただ、問題は、大人自身に暗唱をした経験がないために、子供たちに暗唱を教えることができない場合が多いことです。
これは今後、言葉の森の暗唱検定によって改善されていくと思います。
◆◆作文教育の最大の課題
読書も暗唱も重要ですが、その中でも学校教育で最も課題となっているのが作文です。
作文については、教えるための指導法がないことと、評価の方法がないことに根本的な問題があります。
評価の方法がないことに加えて、評価に手間がかかるため、人間の先生が作文の指導と評価を行うことが実質的に難しいという問題もあるのです。
◆◆作文検定という解決策
そこで、言葉の森が提案するのは、作文検定という方法をどの学校でも採用することです。
言葉の森では、小学1年生から高校3年生までの子供たちに毎週作文を書く指導をしています。
それらの子供たちの書く文章は、それぞれレベルが高く、書くたびに考える力がついていることが実感できます。
こういう練習を多くの子供たちが行えば、日本語で物事を考える力が育つと思います。
◆◆記述力不足という教育の課題
PISAの試験では、日本の子供たちは選択問題はよく解けるのに、記述問題が苦手だという結果がありました。
(自由記述形式で根拠を示して説明する力に課題がある PISA2018の公式分析)
これは大きな問題です。
選択問題と記述問題では、考え方が違うからです。
与えられた選択肢から答えを見つけることは、誰でも比較的やりやすいものです。
しかし、ある問題について自由に記述するためには、その答えを自分の頭の中から考え出さなければなりません。
そのような学習が不足しているということです。
◆◆作文検定で記述力を育てる
その解決方法は、すでにあります。
記述する勉強がなかなかできないのは、指導と評価の方法がないからです。
言葉の森の作文検定を学校で採用すれば、先生が評価する負担を増やすことなく、子供たちの作文力を向上させることができます。
作文検定は、小学生から高校生までを対象にしているので、定期的に実施すれば、その生徒の進歩の軌跡がわかります。
進歩のあとがわかるのは、評価方法が「森リン」というシステムを使った客観的なものだからです。
◆◆客観的な評価が継続的な成長を支える
森リンは、すでに特許を取得しており、これまでに10万件以上(言葉の森のデータベース調べ)の作文評価の実績があります。
こういう仕組みは、現在、言葉の森以外ではどこも行っていないと思います。
多くの学校が作文検定を生かし、子供たちの作文力と思考力の向上を目指していっていただきたいと思います。
作文検定の目的は、作文の上手下手を競うことではありません。継続的に書く機会を作り、考える力を育てる教育の仕組みを学校に提供することです。
作文を書くことが目的なのではありません。作文を書くことを通して、自分で考え、自分の言葉で表現する力を育てることが目的です。
※現在、作文検定の各学校10名までの無料体験を実施しています。
※言葉の森のnoteの記事もごらんください。
https://note.com/shine007