毎月の森リン大賞
森リンの丘
毎月10日以降に、前月の森リン大賞の代表作品を選定します。
順位は、思考・知識・表現・経験の点の平均点で表示していますが、総合点は、この平均点に均衡点を加えた点数になっています。
 
9月の森リン大賞と上位入賞者(小1の部56人中)
▼小1の森リン大賞は、ランキングを表示していません。ランキングの表示は小3から、ランキングと作品の表示は小5からになります。
 
9月の森リン大賞と上位入賞者(小2の部121人中)
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9月の森リン大賞と上位入賞者(小3の部121人中)
| 順位 | 題名 | ペンネーム | 得点 | 字数 | 思考 | 知識 | 表現 | 文体 | 
|---|
| 1位 | ●理科教室 | ナツ | 74 | 622 | 46 | 60 | 84 | 92 | 
| 2位 | ●みんなのこうぶつ | きみけ | 73 | 402 | 42 | 79 | 82 | 99 | 
| 3位 | ●このみのちがい | やまら | 73 | 831 | 47 | 63 | 72 | 86 | 
| 4位 | ●ステンドグラスを作ったこと | ゆふお | 72 | 739 | 43 | 58 | 75 | 80 | 
| 5位 | ●初めてのチクチク作業 | なむけ | 72 | 892 | 41 | 54 | 74 | 103 | 
| 6位 | ●楽しかった自然学校での思い出 | あじさい | 72 | 736 | 62 | 52 | 72 | 87 | 
| 7位 | ●算数、大好き | なもい | 72 | 1150 | 52 | 57 | 65 | 96 | 
| 8位 | ●トモダチコレクション | りりい | 72 | 753 | 46 | 53 | 64 | 97 | 
| 9位 | ●絵皿を作ったこと | ほたか | 71 | 543 | 39 | 67 | 72 | 90 | 
| 10位 | ●ノーベルさんにもノーベルしょう | ゆぬこ | 71 | 604 | 43 | 54 | 67 | 89 | 
 
9月の森リン大賞と上位入賞者(小4の部136人中)
| 順位 | 題名 | ペンネーム | 得点 | 字数 | 思考 | 知識 | 表現 | 文体 | 
|---|
| 1位 | ●すりガラス作ったよ | レモン | 79 | 748 | 38 | 73 | 95 | 89 | 
| 2位 | ●こだわり星人 | たすく | 78 | 862 | 56 | 76 | 85 | 90 | 
| 3位 | ●船を作ったこと | ゆとよ | 78 | 774 | 42 | 71 | 82 | 90 | 
| 4位 | ●秋の虫の百面相 | とらたいがくん | 77 | 574 | 44 | 87 | 85 | 87 | 
| 5位 | ●信用の大切さ | アーレクス | 77 | 980 | 44 | 60 | 84 | 83 | 
| 6位 | ●版画は楽しい | かろけ | 77 | 910 | 42 | 72 | 75 | 89 | 
| 7位 | ●メロディ届けます! | みんみ | 77 | 1034 | 46 | 74 | 72 | 87 | 
| 8位 | ●家族 それぞれの好物 | みるきーな | 76 | 565 | 46 | 66 | 95 | 90 | 
| 9位 | ●いろいろな物 | くきな | 76 | 703 | 51 | 66 | 78 | 83 | 
| 10位 | ●ぼくたちのかいぞく先生 | におは | 76 | 957 | 43 | 62 | 77 | 90 | 
9月の森リン大賞と上位入賞者(小5の部163人中)
命の重さはみな同じ
みはあ
日本人とイギリス人では、ペットに対する態度が異なっている。日本でペットや家畜は、自律的な存在であるのに対し、イギリス人は、家畜は人間が完全に支配すべき存在と考えている。動物観、生命観は国により異なっている。イギリスでは安楽死が動物のためだが、日本では犬を捨ててもだれかが拾ってくれるからかわいそうではないと思っている。しかし、価値体系の枠組みは、深くかくれていて意識されていないのである。
 日本でも犬を安楽死させることはめずらしくない。私は以前、「犬たちをおくる日」という本を読んだ。内容は、捨てられている犬を保健所につれていき安楽死させるものだった。安楽死の方法は犬達をガス室に送り、命をうばうものだった。たいていの犬は死んでしまうが、奇跡的に生き残った犬もいた。私は、犬だからってたくさん殺す必要はないと思った。もしこれが人間だったら、育てる人がいない子供を殺すことはありえない。犬は捨てられていたら命をうばう。でも人間は育てる人がいなくても殺されることはない。なぜこんなに不公平なのかを考えた。それは、犬は飼えば家族だけど、飼わなければただの他人にも及ばないからではないかと思う。犬も人間も命の重さは同じなのに・・・・・・。
 このように、殺される犬がいる一方で、家族のように大切にされているペットもいる。ペットショップに行くとダウンジャケットから水着まで犬の衣装がずらっとならんでいる。それに犬用の喫茶店やケーキやさんまであると聞いた。私の考えでは、「猫に小判」や「豚に真珠」ということわざがあるように、犬にケーキや洋服の意味が分からなければ無駄だと思う。それは、飼い主の自己満足に過ぎないのではないか・・・・・・。新聞によると、経済低迷の中ペット市場は成長を続けており、2012年では、約4000億円の需要が見込まれている。安易に命をうばう一方でペットでお金もうけをするというのは、人間本位ではないか。 
 人間と動物の関わりについて、以前私は、野生動物はそっとしておいたほうがいいと書いたことがある。家畜やペットについては今回初めて考えた。出た結論は、家畜は人間にとって必要なものだが、むやみに命をうばうことはやっぱり良くないということだ。文化のちがいはあるけれど、動物の命の重さを考えた上で、行動しなければいけないと思った。
| 順位 | 題名 | ペンネーム | 得点 | 字数 | 思考 | 知識 | 表現 | 文体 | 
|---|
| 1位 | ●命の重さはみな同じ | みはあ | 86 | 970 | 61 | 81 | 85 | 93 | 
| 2位 | ●イギリスの犬はしつけが良い | きゅうちゃん | 84 | 1113 | 54 | 79 | 78 | 93 | 
| 3位 | ●努力に勝る天才はなし | しおん | 83 | 1253 | 53 | 82 | 75 | 95 | 
| 4位 | ●今、一番求められている事! | なみま | 81 | 1391 | 48 | 65 | 70 | 90 | 
| 5位 | ●百点の偉大さ | ドラえもん | 80 | 910 | 51 | 77 | 89 | 80 | 
| 6位 | ●夏と秋のはざま | りすっぴ | 80 | 995 | 48 | 70 | 80 | 84 | 
| 7位 | ●大切なあいさつ | みおコロネ | 80 | 1127 | 47 | 58 | 69 | 89 | 
| 8位 | ●おしょうは意外 | スマッシュ | 79 | 886 | 43 | 69 | 82 | 81 | 
| 9位 | ●一番になるには・・・・・・・ | あかりんご | 79 | 987 | 43 | 67 | 78 | 83 | 
| 10位 | ●一番は最高! | 彌織 | 79 | 907 | 44 | 82 | 75 | 90 | 
9月の森リン大賞と上位入賞者(小6の部100人中)
私の心づかいが長所
どろっぷ
 「ありがとう。」
 私は、母に礼を言われた。食事をしているとき、私はコップに入っているお茶がなくなっていることに気づいた。母は食事をもう食べ終わって、その場で本を読んでいた。私はコップを片手に、母の食器を片手に持っていこうとすると、礼を言われたのだった。私は、まるで大人の階段を上がったような気分になった。
 私は、母にこのようなことを言われた。母が喫茶店に入っていたときのこと。高校生か大学生くらいの男の人が、アルバイトをしていた。その人は、おぼんを片手にもち、コーヒーのお皿を1つ置いた。母は、(‥・何をしているんだ!?)と思い、もっと見たそうだ。次にコーヒーの入ったカップをお皿の上に置いた。そしてスプーンを1つ置き‥・。そんな面倒で、おぼんのバランスが悪くて危なっかしいことをするより、おぼんを置いて、コーヒーをセットして、おぼんにのせた方が、よっぽど楽なのではないか、という内容だった。その人の脳みそは、カニみそなのかもしれない。私は、そんな人になりたくなくて、意識していた。レストランなどで働く人もそうだ。お水を入れてとたのまれ、お水だけを入れてそのまま立ち去るのではなく、空いたお皿をさげるという心づかいも大切だ。二度手間にするより、一回で済ませた方が、早くものごとが終わる。母の教えで、私はそんな気配りができるようになったのかもしれない。これは私の長所だ。
 しかし、こんなこともある。ある日、食事をしているときに、またお茶が足りなくなって、お茶を入れに台所へいくついでに、母のお皿をさげようと思い、
「さげようか?」
と聞くと、
「いいよ、ありがとう。」
と言われた。しかし、遠慮しているだけではないか、と思い、もう一度、
「さげようか?」
と聞いてみた。すると母は、
「お皿をさげるついでに洗うから、いいよ。」
とか、
「自分もお茶を飲みたいから、そのついでにさげる。」
と言う。私は、やりすぎてもおせっかいになるだけだと思い、自分のコップを持って行った。「やってあげる」、「いいよ」のやり取りが続けば、断る方はだんだん怒りが増してくる。そういうことにならないように、心がけるようにもしている。世話を焼かれたくない人もいるだろうから、そのあたりを心がけていけば、長所が伸びていく。つまり、私の場合は、「長所は短所」なのかもしれない。
 私は、ある日の夕食から、長所や短所を学ぶことができた。私がこれからもそういう意識を高めていくことによって、食事もより美味しく感じられるのかもしれない。毎日の生活を見直してみると、どの世代でも、私のような心づかいをすることが、人間には必要になってくるのかもしれないと思い、自分の長所に自信を持つことができた。
| 順位 | 題名 | ペンネーム | 得点 | 字数 | 思考 | 知識 | 表現 | 文体 | 
|---|
| 1位 | ●私の心づかいが長所 | どろっぷ | 82 | 1132 | 47 | 57 | 70 | 83 | 
| 2位 | ●一番って、色々ある | レシラム | 81 | 1123 | 51 | 68 | 81 | 80 | 
| 3位 | ●工作と心配性 | やまえ | 81 | 928 | 53 | 71 | 74 | 84 | 
| 4位 | ●大好きなバレエ | はなえ | 80 | 1115 | 37 | 67 | 81 | 86 | 
| 5位 | ●興味と順位 | やまり | 79 | 974 | 39 | 70 | 85 | 84 | 
| 6位 | ●長所と短所 | スヌーピー | 79 | 1027 | 47 | 81 | 77 | 86 | 
| 7位 | ●ぼくの長所と短所 | まるか | 78 | 856 | 41 | 75 | 95 | 89 | 
| 8位 | ●長所、短所、大事にしよう | はーちゃん | 78 | 1552 | 42 | 57 | 80 | 83 | 
| 9位 | ●私の長所と短所 | なつま | 78 | 887 | 56 | 57 | 67 | 92 | 
| 10位 | ●私の長所、短所 | くるる | 78 | 940 | 49 | 57 | 66 | 83 | 
 
9月の森リン大賞と上位入賞者(中1の部79人中)
気まぐれはいい・しかしやる時はやる!!!
みっくまっく
 まず人間は、人間自身を飼育しているのではないか。飼育動物を例にして考えてみると、比較的生態学的には否定する論拠は無い。人間は自らを自らで飼育し、馴化している。自己飼育、自己馴化である。自己ペット化の場合には、自己家畜化のような論理にもとづいたものであるよりも、状況を示す表現に力点が置かれた言い表し方のようなものである。自己家畜化の特殊な現代的あり方である。私はある程度の自己家畜化は必要だ。いわゆる、やるときはやる、たまに気まぐれになると言うことだ。(是非)時には、社会のシステムから外れて自由に生活することも気晴らしの一つとなりよいと思う。
 その第一の理由は、いつも縛られた生活をしていると、かえって何かに対するやる気もなくなり、無気力状態になるからだ。しかし、何かの合間に遊びをするなどたまに気まぐれな行動をおこすと、体の疲労にも、心の疲れにも効く。そう思うのは、私が実際そのような行動を日頃しているからである。私の日頃の行動は・・・例えば勉強!(塾の勉強だったり、宿題だったり、自主学習)それらをやっているときは、何か途中に少しwiiやろうー、とかパソコンゲームやろー、とか最近多いのはメールやろーっとかいう行動が多い。この前は、まるで気まぐれロボットみたいと、自分でも思ってしまった。しかし塾ではずーっと勉強をやらなくては・・・もし講習の途中で立ち上がってフラフラ出歩いていたら、さすがの先生でも気まぐれロボットのネジを強制的に回して、やる気モードロボットに変更させてしまうだろう。でも、少し遊んだ後は、遊び依存症になってしまうケースも多いと思うが、私だったらちゃんと授業(勉強)に取り組むと思う。
 続いて第二の理由だ。話の論点が少しずれてしまうが、ガリベンというものがある。
私はみんなからよく頭がいいー♪などと言われるが、(これは決して自慢ではない)ガリベンではない。ガリベンとは、勉強を長時間行うという、いい意味か悪い意味かよく分からない言葉である。さすがに、勉強を遊びと思いながらやると言う人はそんなにもいないだろう。むしろ、遊びかげんで行っているのだから、かえってwiiなど気まぐれすることはないだろう。このことから分かるのは、人間は縛られるのはいやだということだ。極度のガリベンさんは、遊びを(私にとっては)勉強のようなやりたくなーいっていう存在に変えてしまうかもしれない。
 確かに勉強だけ・・・というのもいいが、気まぐれも大切だ。その二つがつりあってからこそ、人間のよりよい生き方が表になると思う。休憩があると仕事の能率が上がるという名言があるように、勉強をやればいいというわけではないけど気まぐればっかりでなく、やるときはやる・・・をきちんと守って生活するのがベストである。
| 順位 | 題名 | ペンネーム | 得点 | 字数 | 思考 | 知識 | 表現 | 文体 | 
|---|
| 1位 | ●気まぐれはいい・しかしやる時はやる!!! | みっくまっく | 87 | 1154 | 59 | 69 | 85 | 89 | 
| 2位 | ●一線を引く | アレックス | 86 | 1843 | 57 | 67 | 74 | 89 | 
| 3位 | ●人間の飼育 | あよあよ | 85 | 1203 | 51 | 82 | 81 | 83 | 
| 4位 | ●相手を認める | れたす | 84 | 1219 | 51 | 72 | 72 | 86 | 
| 5位 | ●自分の「自分」 | かこちゃん | 84 | 1237 | 54 | 65 | 67 | 86 | 
| 6位 | ●アイデンティティ | まりは | 84 | 1186 | 51 | 65 | 66 | 96 | 
| 7位 | ●見ることの意味 | りょうたろう | 82 | 1262 | 48 | 72 | 82 | 90 | 
| 8位 | ●家畜化と自由 | ??☆IVY☆?? | 82 | 1006 | 59 | 62 | 74 | 84 | 
| 9位 | ●自己家畜化と自由 | パンダ | 81 | 1023 | 48 | 61 | 73 | 90 | 
| 10位 | ●アイデンティティ | こうが | 80 | 1043 | 48 | 79 | 74 | 87 | 
 
9月の森リン大賞と上位入賞者(中2の部73人中)
どちらの文化も、
ふっくー
 外国人というと、あまり複数人で群れているイメージは感じられない。しかし日本人、特に女性は何人も集まって、グループを作っているイメージがある。個人で行動する、ということが日本人にはあまりない。個人としての行動に否定的なのだ。だから、一緒に登下校したり、ご飯を食べたり、トイレに行ったりする。時には、みんなやらないから、私もやらない、なんてことにもなりかねない。一見それはマイナスな日本の文化として見られるが、長所としても考えられるのだ。少々飛躍的な言い方になってしまう気もするが、日本人は団結力が強く、助け合いの心を強く持っている、ということになるのである。
 確かに、ヨーロッパ的文化である自立心を強く持つことは大切だ。そうすることで、周りに惑わされずに済むからだ。例えば、私が小学校六年生の時の話だ。私の通っていた小学校では、高学年、つまりは五年生から委員会に入らなくてはならなかった。私は本が好きだったため、六年生の時、図書委員会に入った。その初めての委員会が行われた時、係決めがあったのだが、書記がなかなか決まらずにいた。みんな、手を挙げる気配がないのだ。多分「誰か手挙げてくんないかな」と待っていたのだと思う。実際、私もそう思っていた。この微妙に苦い空気の流れが続けば、誰か耐えきれず手を挙げる人が出るだろう、と。しかしそれは私だった。次第に「何で挙げないんだよチクショウ!」とイライラしてきた。そしてついに我慢ならず「君達、感謝したまえよ」と手を挙げた。案の定チーフの先生に感謝された。あのまま流されていたらあのような鼻高々な気分にはなれなかっただろう。あの時勇気を出した自分を存分に誉めたたえたい。
 しかし、日本的な、助けあいや思いやりの心も決して無くしてはならない大切なものだ。例えば、去年の3月11日、東日本大震災により、日本中で停電が起きてしまった。電気が使えない、それはつまり、信号も使えなくなる、ということだった。無論、交通機関は超がつくほど混乱に……、と思いきや、そうではなかった。ほとんどの運転手の人々が、お互い道を譲り合いながら進んでいったため、大混乱が起きることがなかったのだ。この出来事は外国で大きく取り上げられたそうだ。私も、最初に耳にした時は本当に驚いた。日本の助け合い精神を見せつけられた、といった感じだった。日本の一番素晴らしく、良いところはそこだと思う。
 このように、ヨーロッパも日本も、素晴らしい文化をもっている。しかし、お互いマイナスな面もある。当たり前のことだ。だから「短所をなくす一番良い方法は、今ある長所を伸ばすことである」という名言のように、最も大切なことは、日本はその双方の長所をどんどん生かし、バランスの良い社会を築き上げていくべきなのである。間違っても短所ばかり生きている社会になってしまわぬよう、よりよい日本に作り上げていかなければならないだろう。
| 順位 | 題名 | ペンネーム | 得点 | 字数 | 思考 | 知識 | 表現 | 文体 | 
|---|
| 1位 | ●どちらの文化も、 | ふっくー | 88 | 1208 | 59 | 70 | 86 | 87 | 
| 2位 | ●自分と他人の意見 | 小林少年 | 87 | 1160 | 58 | 65 | 76 | 97 | 
| 3位 | ●個人の独立、相互の助け合い | かふた | 87 | 1243 | 63 | 69 | 75 | 89 | 
| 4位 | ●矛盾生物の宝珠 | にゃぱ | 85 | 1125 | 58 | 94 | 87 | 87 | 
| 5位 | ●外国人との接し方 | 抹茶太一 | 83 | 1257 | 47 | 72 | 78 | 96 | 
| 6位 | ●実態に合わせる | まかじろう | 83 | 907 | 63 | 72 | 77 | 92 | 
| 7位 | ●独立と助け合い | はるりん | 82 | 1138 | 48 | 59 | 67 | 93 | 
| 8位 | ●自立 | コレルリ | 80 | 978 | 49 | 66 | 80 | 90 | 
| 9位 | ●視覚系は | ブレイド | 80 | 946 | 52 | 72 | 68 | 93 | 
| 10位 | ●正しく使う | そうき | 80 | 955 | 54 | 61 | 67 | 89 | 
 
9月の森リン大賞と上位入賞者(中3の部42人中)
映画「「地球交響曲」の
はわえ
 カメラマンである筆者は、フィンランドのラップランドの森を撮影する際、いつも2つの矛盾した世界に立たされる。それは、ラップランドの夏の森が奏でるコンサート会場のような中で、自分がともに奏でる演奏者となるか、観客になるかだ。どういうことかというと、トップランドに入ってみると最初は、おびただしい数の蚊やブヨの大群がいる。そのため、何も対策をせずにいるか、長そで、長ズボン、蚊よ帽子を使うかということである。でも筆者は何も対策をしない。筆者は、自分の身を防備することで、森との対話をする回路を閉じてしまうからだ。それによって、嗅覚、聴覚、触覚などが解放されて自然の美しさを感じられる。私は、自分のことばかり考えず、周り、自然のことを考えたいと思う。
 そのためには、周り、自然のいいところ、好きなところを見つける必要がある。私は小さい頃、服の着替えを母にしてもらっていた時、いつも帽子をかぶっていたが、母によると、私は嫌がっていたそうだ。また、半そでまたは、半ズボンの時、いつも日焼け止めをつけられていた。でも今では、雨が大好きで、あまり激しくない時は傘をささずに歩く時もある。好きになった理由は、集中的ではなく、すこしずつ落ちてくる雨がきれいで、涼しいから。このように雨の他にも、花、天気、虫を好きになることが必要だと思う。
 他に、自然の状態、情報などを知る必要があると思う。例えば、ニホンオオカミは絶滅種であるが、私はオオカミが好きな動物なので、実際に見たことがなく、見てみたいと思っている。絶滅種は、もう見られないが、絶滅危惧種になっているものは、もしかしたら見られるかもしれない。でも、そのものが、どうして絶滅危惧種になってしまったのかを調べると、人間の行動によって減少しているものもある。場合によっては、繁殖のための団体があるかもしれない。そのように調べたりすると、いろいろなことがわかるし、大切にしたいと思える。
 しかし、どんな植物、動物だとしても、人間に有害なものがある。さっきの私が雨が好きだということを言ったが、現在環境問題のなかで酸性雨という問題がある。だから嫌いになるかもしれない。でも、酸性雨の原因は、化学燃料の燃焼による硫黄酸化物。つまり、人間によっておこった現象なのだ。人間によって悪くなってしまったものを、人間が嫌うということは、人間がそのものから逃げていると考えられる。ウォルト・ディズニーは「どんな洗練された大人の中にも、外に出たくてしょうがない小さな子供がいる。」という名言を残している。つまり、周りの状況などによって嫌いになることは、自分の素直な気持ちじゃないからあまりよくないと思う。私は、自分のことばかり考えず、周り、自然のことを考えたいと思う。
(清書の週は<構成>などはなくてもいいので編集しました。言葉の森)
| 順位 | 題名 | ペンネーム | 得点 | 字数 | 思考 | 知識 | 表現 | 文体 | 
|---|
| 1位 | ●映画「「地球交響曲」の | はわえ | 89 | 1179 | 69 | 93 | 84 | 90 | 
| 2位 | ●自然の一部 | なるか | 85 | 1404 | 54 | 98 | 94 | 97 | 
| 3位 | ●信念と競争で自分を | ゆたや | 85 | 1291 | 68 | 66 | 69 | 84 | 
| 4位 | ●自信育成法 | ピルル | 83 | 1711 | 49 | 80 | 87 | 97 | 
| 5位 | ●経験の重要性 | ききか | 83 | 1444 | 46 | 71 | 72 | 93 | 
| 6位 | ●森の本当の美しさ | きよほ | 83 | 1296 | 63 | 58 | 64 | 89 | 
| 7位 | ●グローバル化の中で活躍するために | きぬこ | 81 | 937 | 51 | 78 | 75 | 89 | 
| 8位 | ●地球の中の人間 | 織田信之助 | 81 | 914 | 53 | 69 | 73 | 89 | 
| 9位 | ●日本的な良いもの | ハッピームーミン | 81 | 1012 | 53 | 63 | 69 | 84 | 
| 10位 | ●日本人の真髄 | はるかぜ | 80 | 1226 | 56 | 102 | 116 | 99 | 
 
9月の森リン大賞と上位入賞者(高1高2高3社の部132人中)
「出来る」知識と「作る」知識
きとみ
 インターネットは私たちの脳を変えた、とよく耳にする。現代に溢れる情報はほとんどがインターネットや各種メディアで発信され、拡散されている。確立した制度もなく、責任を伴わないまだ未発達とも言えるその機械に知識を頼っているのが私たちの現状である。しかし、それが本当の知識と言えるのだろうか。ギリシャ哲学を極めた偉人たちは、「知」というものの存在をどこまでも追求していたのに、私たちの「知」は幾分軽薄になってしまってはいないだろうか。私は今改めて本当の「知識」を考え直すとともに、インターネットなどの情報に流されずに、自分に必要な知識を得ていくべきだと思う。 
 その第一の方法に、情報の真偽を自分自身で問い、必要な情報を見極めることである。世の中にあふれかえる情報の中には、自分に必要ないものも多くある。時にはそれが自らを惑わしてしまうということにもなりかねない。高校に入って驚いたことは、スポーツが情報によって分析されてしまうということである。高校生になり、小学生以来四年間も離れていた硬式テニスをまた始めることになった。「部活動」という単位で大勢の仲間とともにテニスをすることは新鮮で、私にとってはすべてが驚くべきことだったのだが、その中でも私が一番変化を感じたのは、試合前に行う対戦相手の分析だった。以前私が試合に出ていた頃は、自分の過去の対戦者や知り合いでなければ、相手の分析などほとんどできなかった。しかし現在は、過去の戦績、スコア、ランキングやポイントなどが細かくインターネット上に掲載されている。小学生の時に、私がテニスをしていた頃は考えられないことだったからだ。しかし、便利で参考にもなる反面、選手の中には、そのランキングや前大会での戦績を異常に気にかけてしまう人がいる。たとえば、短期間であっというまに実力をつけた選手はノーマークだったりする。つまり、情報に翻弄されていたのでは試合の下調べが、かえって混乱してしまう。先立つものは相手のランキングでも情報でもなく、結局自分の実力なのだということだ。だから、情報を見極めること、真偽をしっかり判断することが重要になってくる。
 第二の方法には、情報を鵜呑みにするのではなく、それをひとつの材料として、自分の考えや知識を深めていくことである。私の学校では、小論文指導の授業で新聞を使う。新聞には、情報そのものだけでなく、記者の感想や見解がかかれていることも多い。それを読み、私たちは同じ考えを自分で持ったつもりで話をしていることも多いようだ。しかしそれでは自分の考えとは言えず、深く追求されたり、別の角度から問題を問われると自分の考えを答えられなくなってしまう。これが上辺の「わかったつもり」である。この状態を防ぐために、授業の中では、新聞の感想の部分を読まず、情報そのものだけを見て考えを組み立てるという作業を行う。誰かの意見に同意したり、共感することは大切だが、それは、ただ便乗するのではなく、自分の考えをしっかり持った上で行うものだということだ。。それが自分だけの知識や、自分なりの考え方にもつながっていくはずだ。
 確かに、制限なしの情報世界の中で、私たちは便利に生活を送っている。各種メディアが現代を支え、第4の権力として世間を刺激しているというのも事実だ。しかし、「自分を支えるのは外からの刺激ではなく、内側の心持ちである」とも言えるように、外からの刺激、つまり情報を自分のなかでどのように処理し、どのように自分の知識とするかが大切なのである。私たちを取り巻く情報はさらに増えていくだろうが、私はその中でもしっかしと自分に必要な知識となる情報を見極め、自分の考えを支えるための材料としていきたいと思う。
| 順位 | 題名 | ペンネーム | 得点 | 字数 | 思考 | 知識 | 表現 | 文体 | 
|---|
| 1位 | ●「出来る」知識と「作る」知識 | きとみ | 90 | 1537 | 61 | 86 | 87 | 86 | 
| 2位 | ●高齢者社会で | いっちぃ | 90 | 1567 | 68 | 78 | 84 | 92 | 
| 3位 | ●成長=自信を持つことだ!!! | テマリ | 87 | 1282 | 66 | 66 | 75 | 93 | 
| 4位 | ●Look round me!! | よよよ | 86 | 1161 | 53 | 74 | 79 | 89 | 
| 5位 | ●福利厚生の発展 | 慎太郎 | 83 | 1181 | 54 | 89 | 85 | 74 | 
| 6位 | ●判断と決断 | なすび | 82 | 1169 | 63 | 56 | 65 | 89 | 
| 7位 | ●社会とはなにか | ポンピー | 81 | 1004 | 51 | 81 | 86 | 100 | 
| 8位 | ●近隣同士の理解を深める | きやの | 80 | 1000 | 48 | 90 | 92 | 92 | 
| 9位 | ●ゆっくりの生き方 | nakamu | 80 | 816 | 51 | 87 | 85 | 95 | 
| 10位 | ●隣人と | くけぬ | 80 | 924 | 57 | 62 | 67 | 95 | 
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