森リンの丘 森リン大賞の記録


森リンの丘


 


6月の森リン大賞と上位入賞者(小1の部44人中)

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6月の森リン大賞と上位入賞者(小2の部91人中)

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6月の森リン大賞と上位入賞者(小3の部150人中)

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1 ドッチボールをしたよ あかたよ 69 76543696687
2 ツバメの話 あえゆせ 66 38442515795
3 アルミ玉を作ったよ えいた 65 32541505992

 


6月の森リン大賞と上位入賞者(小4の部201人中)

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1 せいこうした運動会 あかろよ 75 77139608083
2 上手くいったリトルカウボーイ あかりる 73 65543667284
3 「パシャパシャ、バシャバシャ」  いちご 73 67148616880
4 遠くへ旅をする鳥 仕上げ感想文 あえもり 71 79442597990
5 運動会 あまねな 71 106248526584
6 小さな漁師 古代の文化① 69 51639526489
7 海の遊び方 あえやひ 69 59942526193
8 つばめ あえこあ 66 60437556280
9 遠くへ旅する鳥 あえせと 65 40344545881
10 水、砂、土で遊んだこと あえさた 63 39539475481



6月の森リン大賞と上位入賞者(小5の部212人中)


ものの見え方の違い
さき
 ヨーロッパ人の耳にはあの美しいコオロギの鳴き声も雑音にしか聞こえない。見え方や感じ方は知識や習慣で変わってくる。
 私がものの見え方が人によって違うと感じた体験がいくつかある。学校の図工の時間の時、具体的な絵と抽象的な絵を見て感じたことを作品にすることになった。まず先生が絵を見せてくれた。最初に出てきた絵は、男の子が暗いところで何かを持ちぼんやりとしているものだった。悪魔の男の子・悪いことをしてしまった男の子・おやつを食べている男の子などの男の子が共通した意見だった。次に出てきた絵は抽象的なものだった。パット見て具体的に説明できない。私はグチャグチャした絵だなあと思っていた。するとある男の子がパックマンが走っていると言ったとたん、私はパックマンにしか見えなくなった。他には、顔が食べ物を探している・未確認生物の集団が肝試しをしている・丸が家に帰る道を探しているなどの意見を出した。聞いていたら具体的な絵よりも抽象的な絵の方は意見にあまり共通性がなく、見え方は千差万別だ。最近だまし絵を見た。最初見たものが頭から消えなくて、もうひとつ見えるものを見つけられずにいた。自分の思い込みがはげしいとだまし絵の二つの絵を探すのは困難だと分かった。また、思い込み過ぎると他が見えないのだなあと危険に感じた。
 母に物の見え方が違うことについて聞いてみた。母は犬の見方が変わったそうだ。犬を飼うまではワンワンとしか言わないものだと思っていたらしい。私もそう思っていた。何より犬がこんなにも訴えることがあるとは思わなかった。ワンの言い方が、微妙に違うことを知ったという。お腹が空いた、遊べ、つまんない、こわい、外に出せ、欲しい、うれしいなど、声のトーンを変えて言葉を表している。こんな種類の訴えがあるなんて私も驚きだった。他には、母は昔犬が服を着ているのは飼い主の自己満足なのだろうと思っていたらしい。私の犬は、寒がりで服を着せている。小さな犬は寒がりなのだ。だから飼い主の自己満足だけではないことを知った。母はごめんなさいと謝っていた。好意的な目で見たり知識があってみると見え方や考え方が変わるのだなあ。
 この話を読んで先入観だけで生き物や物事を見ると、分かったつもりになって過ごしてしまうことが分かった。ちょっと待てよといろいろな方向から決めつけないで考えて行くことが大切だと思う。

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1 ものの見え方の違い さき 80 99141677290
2 日本が足りないところとは? はやた 80 117648547096
3 役に立たない虫からでも自分の立場が変わる クワガタ 79 106247869484
4 楽しい先生 まゆたん 78 86943747895
5 コオロギはリーリーと 感想文 こうた 78 120344586584
6 ぼくのお父さん あかるほ 75 137442606693
7 清書 すもう大会(水や土で遊んだこと) あえけな 73 90742537480
8 私の母はサッカードハマリ中 あかせり 72 64842777079
9 感想文「怪我の功名」 すりりんご 72 67339626690
10 川掃除で川遊び みお 71 62343587083


6月の森リン大賞と上位入賞者(小6の部246人中)


適度な余暇とプレッシャー 清書
あかるら
 余裕とは、心のゆとりと未来へのエネルギーである。
 私は休憩、つまり余裕が必要だと思った経験がある。それは平日の朝、学校へ行く前にする朝勉強でのことだ。私の場合、毎日の家庭学習の内容が決まっている。ある日、少しでも夕方の負担を少なくしたいと思い、朝学習で休憩を取らず一心不乱に進めていた。そして学校へ行く直前。私はいつもよりも課題が進められたことに満足はしていたものの、とにかくヘトヘトで疲れていた。もう学校に行く気さえせず、軽く指でつつかれただけで、まるでドミノのように倒れてしまいそうだった。この経験を通して、休憩を取らずに学習を続けたとき、一般的に少なくとも2つのデメリットがあると私は思う。まず1つ目は直ぐに限界がきてしまい、持続的でないということ。2つ目はとにかく危険だということだ。人間は体を動かさないと血液がめぐらなくなり病気になってしまう生物である。また「もう限界だ」という思考も危ない。つまり、肉体的にも感情の面においても危険である。集中力も無くなり、気が付けば同じ文章を繰り返し読んでいたこともあった。だからこそ、人間には休憩と余裕が必要なのだ。
 私の友達には、遊びが勉強に繋がったという人がたくさんいる。例えば、ある女の子はダンスが大好きなことから、独学で有名なアイドルのダンスを習得した。別の女の子はゲーム好きで、そのキャラクターの名前を全て暗記していた。また、地図が好きで暗記し、自由帳に書いていた男の子もいる。もしかしたらどれも一見勉強とは関係ないようにみえるかもしれないが、それぞれはとても深く関わり合っている。例えば、ダンスが大好きな女の子は柔軟運動や体育が得意であり、ゲーム好きの女の子も、暗記力を活かせば勉強の単語も覚えられるかもしれない。地図好きの男の子も今では社会や地理がとても得意だ。私はこのことから、学習を続けることでできるようになることや学びが多いことは確かだが、遊びや余裕から得られるものも大いに将来に役立つと思った。
 自動車のハンドルに「遊び」があることを知り、車には他にどんな遊びがあるのか母に聞いてみた。母はハンドル以外に2つの遊びを教えてくれた。まずは、車の電源がoffになった後にユラユラと揺れることだ。これは母の車種だけかもしれないが、母が疑問に思いディーラーに尋ねると、これもハンドルと同じく遊びの1つだと判明した。また、車のブレーキの場合、踏むと同時に突然止まってしまうと、後ろを走っている車が対応しきれず事故を起こしてしまう可能性があるのでとても納得できる。
 人間にとって余裕とは、人間の役目であり、勉強を超えた勉強である。人間の役目とは、余裕が想像や創造に繋がること、そしてその創造は人間にしかできないからである。勉強を超えた勉強とは、学習から得られない力や特技を得られるということだ。そのためには適度な余暇と適度なプレッシャーを持つ必要がある。また余裕の大切さを知っている人は、社会に出たときにも、行き詰まってしまう前にそれを回避することができるだろう。今考えると、朝勉強での私の失敗も、とても貴重で大切な経験をしたととらえることができる。私はこれからも、適度なプレッシャーを持ちつつ、その上で将来に役立つような余暇の使い方を身に付けていきたい。

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1 適度な余暇とプレッシャー 清書 あかるら 88 136254807892
2 生態系のつながり あえさし 87 166052777586
3 国際青少年音楽祭 わーーーーーーーーーーー 86 129457979487
4 家族(清) けんモル 83 113553738080
5 大切な遊び あかとは 82 128247687883
6 余裕の大切さ あかれせ 82 108053587283
7 余裕と必死さ ういんず 82 132649676779
8 余裕の在り方 あえさみ 81 107959576883
9 絶滅危惧種になぜなったか? あうほか 80 11205411811687
10 自然保護と自然破壊(清書) あおらえ 80 11655211211187

 

6月の森リン大賞と上位入賞者(中1の部253人中)


捉われない発想(清書)

 ひとつの美術作品にむかいあうときに、知識が頭の中にたくさんあればあるほど、一点の美術品をすなおに、自分の心のおもむくままに、見ることが困難になってくる。では、われわれは知る必要がないのか、勉強する必要もなく、知識をうる必要もないのか、というふうに問われそうだが、これもまたちがう。そのへんが非常に微妙なのだが、柳宗悦が戒めているのは、知識にがんじがらめにされ、自由で柔軟な感覚を失うな、ということだろう。私は余計な知識があると先入観を持ってしまい、自分の素直な気持ちで、ものを捉えられなくなると思う。
 第一の理由に知識のせいで先入観を持ってしまうかもしれないからだ。 私は自然が好きだ。自然であれば、ほとんどのものが好きである。したがって、自然についてはそれなりに知識がついているつもりだ。しかし、その知識が覆ってしまう時もよくある。例えばキノコだ。キノコも、もちろん好きだ。しかし、毒キノコを絶対に生きものは食べないという先入観があった。ある日、テレビでキノコ特集の番組を見ていたときだ。そこにベニテングタケというキノコが出てきた。ベニテングタケはカサが赤色で白い点々があり、いかにも毒キノコというキノコだ。昔からハエトリタケとして利用されてきた猛毒キノコでもある。もちろんどんな動物も食べられない。それが私の先入観だった。しかし、ベニテングタケを食べる動物がいたのである。その動物は鹿だ。私はこれを知ったときは天と地がひっくり返った気分だった。この時、先入観に捉われているのだということを実感した。このように先入観で物事を見ていると、思わぬ事が起きた時に頭が混乱してしまうことがあるのだと思う。
 第二の理由に、余計な知識を持たずに先入観を持たないほうが、新しい発想や発見があるからだ。なぜなら、昔は太陽は地球の周りを回っていると思われていた。しかしその常識にとらわれずに研究をした結果、地球が太陽の周りを回っていることが分かったのだ。最近では、高校生の自由研究でセミは大人になって数ヶ月生きているなど、世の中の常識がいつでも覆されているのである。先入観がなければ新しい発想が生まれてくる。私が小さい頃、仲間を線でつなごうというゲームをやっていた時だ。その中で魚とカニを結ばなかったらしい。なぜなら、魚は水の中にいるけれど、カニは陸にもいるからだったそうだ。このように先入観がなければ、さまざまな発想が生まれるのだと思う。
 たしかに危険なことや、テストや授業の内容を理解してから取り組んだり、絵や作品などを作者の表現したかったことを予め知っておいてから先入観を持って見るのも、楽しいかもしれない。しかし「行動するためには、多くのことに無知でならなければならない。」という名言があるように、新しい発想を得たかったり、自分の思ったことで感じたい時には一度裸の心で向き合ってみるべきである。したがって余計な知識をつけずにものと向き合うことが大切である。先入観のない柔軟な人間になりたいものである。

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1 捉われない発想(清書) 88 125068697989
2 知識にとらわれず あおはす 87 128664727884
3 比喩の使い道 あうさの 85 113657647884
4 面~見テ 知リソ 知リテ ナ見ソ~ あおふね 85 110051767389
5 学習の仕方 りんたろう 84 118656686787
6 比喩の大切さ かののん 83 101652677590
7 とらわれないで! あおさみ 83 146152587183
8 比喩を使って表現する あかさと 82 104761597290
9 比喩って面白い? あうるか 79 91544666596
10 先生という存在について らーゆ 78 143042697790

 

6月の森リン大賞と上位入賞者(中2の部161人中)


直感か、論理的な思考か
あえてり
  社会には直感で動いてしまう人間と何事にもしっかり考える人間がいる。人が答えを導き出すまでの過程を大きく二つに分けた時、それは直感的思考と論理的思考に分けられる。直感は、??感覚的なもので、考えずにピンとくる、なんだかこんな気がするというような説明がつかないひらめきのことを指す。論理的思考は、物事を筋道立てて整理し、矛盾や飛躍のないように考えることを指す。考えるものと、考えていないもの。一見まるで真反対なようにも見えるが、細かく見ていくと直感と論理的な思考は案外紙一重なのかもしれない。
 理屈に縛られない直感は良い。世の中の偉大な発明や発見は主にひらめきから生まれたということを忘れてはいけない。詩を書くときは論理的に考えるより、閃いた感情をありのまま書いた方が深みのある詩になり、人々に影響を与えられるだろう。スポーツでも、どのルートを通ってシュートするのかを周りにいる敵も計算に入れながら順に求めるのではなく、直感で誰が一番入りそうかなどといった明確な根拠に欠ける自信で出た答えを使った方が結果が出ることがある。直感は時にとても役立つ。例えば私は前クラスでクイズ大会をしていた時に究極の二択からの選択を迫られた。そこで答えなんか知る由もなかったので、当てずっぽうで当てたら会っていた時があった。それに、理科の勉強をしていた時も、天気図を見てどこから風が吹いているか当てないといけなかったのだが、分からなかったのでそれっぽいのを選んでみたらなんと合っていた。世間ではよく直感で考えるのは良くないと言われているが私たちは案外日常生活で知らないうちに活用しているのかもしれない。
 一方、論理的な思考も大切である。当たり前のことだが、直感だけに頼っていたらいつか大きな失敗をしたり事故に巻き込まれるだろう。物事を論理的に考え、本能ではなく現実的に考えるのが賢く生きる基本だ。数学でも、答えだけあっていても意味がない。その答えをどう導き出したのかを証明できないと本当に合っているとは言えない。論理的に考えた方が物事を正確にできるだろう。例えば私は最近本の分析の論文を書いているのだが、もし作中に窓が使われていたらなぜ筆者はドアではなく窓を使ったのか。窓は出入りはできず、もどかしく見ていることしかできないからここで筆者は主人公の不自由さを表したかったのではないか。といった感じに論理的に考えないと先生から高い評価をもらえない。それに加え、論理的に説明した方が相手によりよく伝わる。例えば私が三年生だった時、「なぜなら」を使いましょうと授業で教わった。せっかくなので、家に帰ってお母さんにスマホを買って欲しい理由をなぜならの理由付きで説明したらなんと待望のスマホを買ってもらえた。このように、利益を得るには根拠を示して論理的に説明することが効果的である。
 確かに、直感にも論理的思考にもどちらにも良さがある。片方が一方的に悪いというわけではなく、用途によって相応なものとそうでないものがあるだけだ。だから、『知識がはしごを作ったのではなく、二階にあがりたいという熱意がはしごを作ったのだ。』という名言があるように、良い作品を作る上で重要なのは辿り着くまでに用いた思考法ではなく、物事を達成したいという熱意である。熱い気持ちがあってこそ、直感や論理などの思考を駆使して行動ができるのである。

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1 フィクションの功罪 ヨーヨ 90 167379758287
2 直感か、論理的な思考か あえてり 87 139669728481
3 偶然と必然 あうては 85 127553919192
4 清書★「ガッツがある」とか ななちき 85 117353828384
5 ノンフィクションの書き手は改 あかたか 81 121248788786
6 論理と直感 瑞風 81 102048797787
7 直感と論理 あえたき 81 106054696980
8 見て知りそ知りてな見そ あきいの 77 90152596389
9 古い物or新しい物 あおのと 65 42242545779

 

6月の森リン大賞と上位入賞者(中3の部132人中)


知識の付け方
ゆうゆう
 「フォースプレイ」「インフィールドフライ」という言葉を知っているだろうか。野球選手の中ではこの言葉を知らないという人はいないだろう。このような、初心者には関係ないように思われる難しい単語。実は中学生の教科書に載っているのである。近年、私達の社会では専門化が進んできたように思う。そこには数え切れないほど多くの専門家たちが存在するし、それぞれの分野で社会を担ってきた。専門家とはその道を極めた人物であり、我々一般人には到底理解ができないほどの知識を持っている。しかし、彼らは自分の道を外れた途端にただの大衆のうちの一人へと化す。つまりどんなに専門的な知識を持ったところで、世界の中心にはなれないということである。
 第一の方法として、色々なことに興味を持つことだ。自分の好きなものだけ、興味のあることだけを追求してしまうと、周りを見ようともせずに突っ走ってしまう事が多い。自分の好きなものにとらわれ、それを追いかけている途中にだって、魅力的なものはたくさんあるはずだ。だからこそ、自分だけの考えばかりに気を取られるのではなく、他人の意見に耳を傾けてはどうだろうか。私はチョコレートが好きだが、「この会社のこの味だけが好き」というわけではない。ミルクチョコレートもビターチョコレートも、中にナッツが入っていてもフルーツ味でも、チョコレートが好きなことには変わりない。むしろ色んな味を知っていることで、チョコレートの世界の奥深さを体感することができる。自分だけの小さな世界の中にいるより、もっと大きな自分の知らない世界に行ってみたくはないだろうか。そこにはきっと自分の知らない新たな発見が見つかるだろう。
 第二の方法として学校教育が、もっと幅広い知識を身につけることに重点を置くことだ。現代の学校は一つ一つの授業が難しい内容を扱っており、全体的に授業の難易度が高いように感じる。学校というのは本来、私達が生きていく上で必要なことを学ぶ場所だろう。社会では今、より難しい知識を持っている人材が求められているかもしれない。しかし、本来の教育とはより良い社会の形成者を育むためのものだ。それなのに、体育の野球の授業では、ポジションの名前やゲームの流れを覚えなければならない。しかし私は、将来大谷翔平になる予定はないのである。いくら野球の歴史を学んだところで、その知識の使い道が見つからない。つまりこのような専門的な知識より、スポーツの歴史などの幅広い分野を学ぶべきではないだろうか。私達が学ぶべきものは、もっと大きなものである。
 確かに自分の好きなことを追求することは良い。それだけ夢中になれる物があることは、幸せである。しかし、「辞書のような人間になることではなく、辞書をうまく使えるような人間になることが真の目的である。」という名言があるように、私は狭い専門的な知識ではなく幅広い教養のある人間になりたい。

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1 悪いのは言葉の森か筆者か(清書) Arsene Lupin 90 145363798889
2 教育と教養は わてひ 89 146463958693
3 知識の付け方 ゆうゆう 89 120262828087
4 国際感覚を持つということ 清書 あえはた 88 125771717296
5 広い視野 かずま 86 108059777987
6 物事の見方と考え方 ゆみ 86 208467606993
7 比喩について ゆい 81 100949747587
8 現代では学術研究の場において ああまや 79 805526970100
9 沢山の利益 ああはや 79 103774596990
10 広く深く わのき 74 67648566499

 

6月の森リン大賞と上位入賞者(高1高2高3社の部292人中)


本当の優秀さ
ああてこ
 17世紀以降の思想の変容により、人類は、自身の変化を堕落ではなく進歩として捉えた。これにより、多くの人類に関する進化は様々な論や説を生み、社会進化論、ダーヴィンの人類進化論などの説が登場した。この人類の進化という考えは、人類そのものの取捨選択、優性思想に優生劣敗という倫理的に反する考えへとつながったのだ。よって、将来に、ダーヴィンの人類進化的な考えが広まるのだとすれば、それは問題だ。
 その第一の対策は、人間の優劣を考えないことだ。私の学校では、多くの特技を持った人がいる。様々な言語を話すことができ、学校の成績が良い人もいる。一方で、学校の成績は大していいわけではないのに、NPO法人の人と協働のプログロムを考えたり、ヘアドネーションの活動を行い、NHKに取材される生徒など、課外活動の内容がすごい人もいる。これらの様々な特徴をもった生徒を、成績という点で優劣を決めるのは簡単だが、成績では表せられないが、私たちの社会の為になる優秀な人がいる。つまり、人間の優劣は簡単につけることができず、だからこそ何がその人の優秀さなのかを、考えるのが必要なのである。
 第二の対策は、上述した様々な優秀さを、社会的に評価する仕組みを作ることだ。現在の大学の入試では、様々な方法があり、それぞれの特色を生かせるようになっている。学校での成績や課題ができなくても、勉強ができるなら共通テストをうけ、勉強は苦手でもコミュニケーション能力の高い人は特別入試を行い、スポーツができる人はスポーツ推薦などを用いるのだ。つまり社会でも同様に、私たちを、単純な業績や、仕事、利益という点で有用であるから優秀という考えを止め、様々な点で評価するのが大切だ。例えば、その人の性格に着目し、コミュニケーションが高い、思いやりができるなど、評価するような場を設けることが大切だ。これらの評価は、直接的に社会そのものを変える影響力を持っているわけではないが、個人個人のやる気につながり、社会がもっと協調的になり、結果として全員が優秀な釈迦づくりになると言える。
 たしかに優秀な人を評価することは、私たち人類の発展につながる。しかし、不適切な評価は、単なる虐殺にしかならないのだ。「優秀さとは、その人がどれだけ役に立つかではなく、その人がどれだけの誇りを持っているかだ」よって、ダーヴィンの人類進化的な考えが広まるのだとすれば、それは問題だ。だから僕たちはもっと社会の平等と協働を考え、誰もが優秀であるといえるような社会づくりに尽力する必要があり、上述したような個人の性格などもっと個人の様々な面を評価するべきだ。

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1 本当の優秀さ ああてこ 87 1092681069777
2 相手の利益を考える さとり 85 100661767989
3 人の生涯は物事を あかれあ 85 109553717789
4 清書:デバイスを巧みに操ることの出来る人が知能的であると思わ あおあは 84 15186210910386
5 人間という種族の生き方 らよろ 84 161454989789
6 危機意識と現実味 E231系500番台 82 93358808584
7 メリハリ あえりに 81 91553797886
8 人間の障害は物事を あかれけ 80 94256666986
9 おーべー欧米 あきつぐ 80 93262586892
10 現代社会で働く若者の問題 らたよ 79 90651848287



2024年02月の森リン大賞 |  2024年01月の森リン大賞 |  2023年12月の森リン大賞 | 
(23年8月~23年11月未集計) |  2023年07月の森リン大賞 |  2023年06月の森リン大賞 |  2023年05月の森リン大賞 |  2023年04月の森リン大賞 | 
2023年03月の森リン大賞 |  (20年10月~23年2月未集計) |  2020年09月の森リン大賞 |  2020年08月の森リン大賞 |  2020年07月の森リン大賞 | 
2020年06月の森リン大賞 |  2020年05月の森リン大賞 |  2020年04月の森リン大賞 |  2020年03月の森リン大賞 |  2020年02月の森リン大賞 | 
2020年01月の森リン大賞 |  2019年12月の森リン大賞 |  2019年11月の森リン大賞 |  2019年10月の森リン大賞 |  2019年09月の森リン大賞 | 
2019年08月の森リン大賞 |  2019年07月の森リン大賞 |  2019年06月の森リン大賞 |  2019年05月の森リン大賞 |  2019年04月の森リン大賞 | 
2019年03月の森リン大賞 |  2019年02月の森リン大賞 |  2019年01月の森リン大賞 |  2018年12月の森リン大賞 |  2018年11月の森リン大賞 | 
2018年10月の森リン大賞 |  2018年09月の森リン大賞 |  2018年08月の森リン大賞 |  2018年07月の森リン大賞 |  2018年06月の森リン大賞 | 
2018年05月の森リン大賞 |  2018年04月の森リン大賞 |  2018年03月の森リン大賞 |  2018年02月の森リン大賞 |  2018年01月の森リン大賞 | 
2017年12月の森リン大賞 |  2017年02月の森リン大賞 |  2017年01月の森リン大賞 |  2016年12月の森リン大賞 |  2016年11月の森リン大賞 | 
2016年10月の森リン大賞 |  2016年09月の森リン大賞 |  2016年08月の森リン大賞 |  2016年07月の森リン大賞 |  2016年06月の森リン大賞 | 
2016年05月の森リン大賞 |  2016年04月の森リン大賞 |  2016年03月の森リン大賞 |  2016年02月の森リン大賞 |  2016年01月の森リン大賞 | 
2015年12月の森リン大賞 |  2015年11月の森リン大賞 |  2015年10月の森リン大賞 |  2015年09月の森リン大賞 |  2015年08月の森リン大賞 | 
2015年07月の森リン大賞 |  2015年06月の森リン大賞 |  2015年05月の森リン大賞 |  2015年04月の森リン大賞 |  2015年03月の森リン大賞 | 
2015年02月の森リン大賞 |  2015年01月の森リン大賞 |  2014年12月の森リン大賞 |  2014年11月の森リン大賞 |  2014年10月の森リン大賞 | 
2014年09月の森リン大賞 |  (2014年7~8月は未集計) |  2014年06月の森リン大賞 |  2014年05月の森リン大賞 |  2014年04月の森リン大賞
2014年03月の森リン大賞 |  2014年02月の森リン大賞 |  2014年01月の森リン大賞 |  2013年12月の森リン大賞 |  2013年11月の森リン大賞
2013年10月の森リン大賞 |  2013年09月の森リン大賞 |  2013年08月の森リン大賞 |  2013年07月の森リン大賞 |  2013年06月の森リン大賞
2013年05月の森リン大賞 |  2013年04月の森リン大賞 |  2013年03月の森リン大賞 |  2013年02月の森リン大賞 |  2013年01月の森リン大賞
2012年12月の森リン大賞 |  2012年11月の森リン大賞 |  2012年10月の森リン大賞 |  2012年09月の森リン大賞 |  2012年08月の森リン大賞
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2006年9月~2009年8月までの森リン大賞


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