毎月の森リン大賞
森リンの丘
毎月10日以降に、前月の森リン大賞の代表作品を選定します。
順位は、思考・知識・表現・経験の点の平均点で表示していますが、総合点は、この平均点に均衡点を加えた点数になっています。
 
10月の森リン大賞と上位入賞者(小1の部66人中)
▼小1の森リン大賞は、ランキングを表示していません。ランキングの表示は小3から、ランキングと作品の表示は小5からになります。
 
10月の森リン大賞と上位入賞者(小2の部115人中)
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10月の森リン大賞と上位入賞者(小3の部132人中)
| 順位 | 題名 | ペンネーム | 得点 | 字数 | 思考 | 知識 | 表現 | 文体 | 
|---|
| 1位 | ●こわくなったうんどう会 | わせや | 72 | 606 | 46 | 51 | 80 | 86 | 
| 2位 | ●おばけやしきはおもしろいな | こたこ | 71 | 964 | 46 | 49 | 70 | 89 | 
| 3位 | ●どきどき通信ぼ(清書) | らりこ | 71 | 708 | 52 | 55 | 63 | 87 | 
| 4位 | ●秋のオレンジポプリ しっぱいのまき! | コスモス | 70 | 632 | 43 | 50 | 72 | 90 | 
| 5位 | ●かぼちゃになあれ♪ | りりら | 70 | 648 | 48 | 47 | 67 | 86 | 
| 6位 | ●朝からどっかーん | みゆん | 70 | 542 | 47 | 53 | 64 | 84 | 
| 7位 | ●たいへんなドイツの小学校 | ゆほや | 70 | 722 | 51 | 50 | 62 | 84 | 
| 8位 | ●どきどき富士六時間耐久レース | しげ | 69 | 1020 | 43 | 49 | 68 | 86 | 
| 9位 | ●がんばれ運動会 | なっち | 69 | 637 | 44 | 45 | 62 | 80 | 
| 10位 | ●ドキドキしたこと | わくも | 69 | 708 | 46 | 53 | 56 | 81 | 
 
10月の森リン大賞と上位入賞者(小4の部167人中)
| 順位 | 題名 | ペンネーム | 得点 | 字数 | 思考 | 知識 | 表現 | 文体 | 
|---|
| 1位 | ●歴史ってすごい | またろ | 77 | 853 | 57 | 59 | 95 | 95 | 
| 2位 | ●夜まで長すぎる | だいもんじくん | 77 | 1132 | 46 | 72 | 92 | 81 | 
| 3位 | ●田んぼってそんなにいいの? | ゆはる | 77 | 725 | 46 | 76 | 87 | 90 | 
| 4位 | ●ここにも秋、あそこにも | ららや | 77 | 1040 | 47 | 61 | 84 | 83 | 
| 5位 | ●英語のスピーチ | イクラ | 77 | 976 | 44 | 72 | 74 | 83 | 
| 6位 | ●成功だ | なゆは | 77 | 1303 | 46 | 64 | 69 | 89 | 
| 7位 | ●ケンカは友情の証 | まろそ | 76 | 854 | 41 | 62 | 78 | 84 | 
| 8位 | ●お米は水のみなもと | さくら ごろう | 76 | 712 | 53 | 66 | 69 | 84 | 
| 9位 | ●バズ・ライトイヤーの楽しみ | レモン | 75 | 1751 | 44 | 84 | 89 | 87 | 
| 10位 | ●アインシュタイン、確かに時間は面白い。 | あうん | 75 | 663 | 39 | 71 | 77 | 89 | 
★1~3位の作品は要約の部分が多かったので、代表作品になりませんでした。
10月の森リン大賞と上位入賞者(小5の部136人中)
好きな遊び
わそむ
 ピーッ試合が始まった。ぼくは味方にパスを出したりドリブルをした。取られたり取り返したりした。互角だった。たまにドリブルで5人抜いたりしたが、なかなか点が入らない。絶対に点を決めるぞ!と決めて頑張った。友達が前に出てボールが取られ、僕の真正面に跳ね返ってきた。ボールを止めた。周囲には誰もいない。今だ!と思い、足を大きく振り上げ、ゴールの上ギリギリのところを狙った。ボールをけった。そのまま気持ちよくゴールにボールが吸い込まれていく。ゴール!
「やったぁ!」
僕は思わず声をはりあげて、ピョンピョン跳ね回った。
 僕は父にこどものころの遊びについて聞いてみた。すると、父は、ベーゴマが好きだったようだ。家の中は畳がいっぱいで台所しかベーゴマを回すところがなく、おばあちゃんが料理している隣でやったそうだ。ベーゴマは、一生けん命削って強くしたそうだ。なぜなら負けるとベーゴマを対戦相手に取られてしまうからだ。ぼくは、父の子供の頃の遊びは、まるで戦争のように大変なんだなぁと実感した。
 母にも似た話を聞いてみた。すると母は、鬼ごっことゴム跳びが好きだと言っていた。鬼ごっこはどうだった?と聞いたら、
「ワクワクドキドキスリル満点。もー最高!」
と言っていた。コツは、ジグザグに走って逃げたり、相手にフェイントをかけたりすることだそうだ。休み時間にいつもやっていたらしい。そのおかげか母は、女子短距離走学年三番という速さだ。ゴム跳びは、休み時間ではなく放課後に近所の友達と遊んでいたそうだ。僕は、ゴム跳びはつまらなそうだと思ったけど、母は、面白いと言っていた。今の女子で、ゴム跳びをやっているのを見たことない。時代が変わると遊びは変わるのかなぁと思った。ぼくは、僕が大人になるころの子供は、どんな遊びをしているのだろうと思いをめぐらせてみた。
 ぼくは、好きな遊びについて考え、時代によって遊びは変わるのだなと思った。今の僕は、ベーゴマもゴム跳びもしない。時が経つにつれて子供の遊びはいろいろと代わるんだなぁと面白く思った。
 僕はサッカーで、みんなで協力して頑張った。そのようにスポーツはみんなで戦うことが大事だと思う。皆の協力で僕らは勝った。そして精神一倒何事か成らざらんだなぁと思った。ぼくは、心の中で、協力して戦えばそう簡単には負けないのだと思いながら、カゴにボールをそっとしまった。
| 順位 | 題名 | ペンネーム | 得点 | 字数 | 思考 | 知識 | 表現 | 文体 | 
|---|
| 1位 | ●言葉の力 | プリン | 81 | 1099 | 49 | 59 | 72 | 95 | 
| 2位 | ●手作りのぬくもり | 茶太郎 | 80 | 1013 | 47 | 90 | 101 | 87 | 
| 3位 | ●十人十色サイコー!! | ゆねち | 80 | 864 | 43 | 75 | 82 | 87 | 
| 4位 | ●好きな遊び | わそむ | 80 | 994 | 44 | 63 | 81 | 87 | 
| 5位 | ●勇気をふりしぼって | ゆかみ | 80 | 941 | 52 | 61 | 70 | 89 | 
| 6位 | ●楽しい遊びで学ぶ | なもい | 79 | 1794 | 44 | 66 | 85 | 93 | 
| 7位 | ●めったにできない「遊び」 | ハナ豆 | 79 | 1071 | 44 | 59 | 68 | 87 | 
| 8位 | ●機械と手作り | らさそ | 78 | 1341 | 41 | 57 | 77 | 84 | 
| 9位 | ●意外な一面 | ふふふ | 78 | 1627 | 42 | 51 | 75 | 90 | 
| 10位 | ●あなたがたはとくと(感) | うらら | 78 | 931 | 44 | 55 | 74 | 86 | 
10月の森リン大賞と上位入賞者(小6の部138人中)
好きは遊びは
ゆこぷん
「ねえ、ドッジしよ。」
私が好きな遊びは、ボールを使った球技だ。球技なら何でも好きである。特にドッジボールやバスケットボールだ。
 ドッジボールのボールは、ほとんど私が持って行くまでは、誰も持ってこないので、みんなボールが来るのを待っている。私がボールを持って公園に行くと、
「待ってたよ。早くドッジしよ。」
とみんなが言う。ドッジボールをするメンバーは、すぐ側に集まってくる。だから早くもチームが決められ、瞬くまにゲームがスタートされる。因みに、チーム決めは、「トリンジョシ」と言いながら、二人の強い人同士がじゃんけんをし、勝った方はじゃんけんをしていない人の中から誰でもいいので一人選び、味方にしていく。私は自分で言うのもなんだが、すぐにチームのメンバーに選ばれる。普通、強い人から選んでいくから、最初の方に選ばれて、私はとても嬉しくなる。私はキャッチもそこそこ出来るし、投げるのも下手ではない。しかし、男子は誰もが強い。だから、一度は男子の投げる球に当たってしまう。でも女子のボールは男子よりは遅いので、キャッチしたり避けたりしながら、最後の方まで生き残ることが出来る。だが、「猿も木から落ちる」というように、当たって外野に行ってしまうこともあるが、またすぐに当てて内野に戻ることが出来る。
 私はバスケットボールも上手い方だと思う。なぜなら試合の時、背番号が四の人が、一番上手なキャプテンで、私はその次の五だからだ。私の学校のチームは弱い方である。だから私たち六年生ががんばらなければいけない。前の六年生は、とても強かった。どうしてわかるのかというと、試合に何度も勝っていたからだ。十月十四日にも私の学校と、近くの学校で、バスケの試合が行われた。以前もその学校と練習試合をしたら、ぼろ負けだったので、今度はこの前の三倍くらいシュートを入れられたらいいなと思っていたが、六試合中一度しか出られなかったので、シュートが一本も決まらなかった。過去に試合をしてどこをどうすればいいか、や気を付けるところはどこかを考えていて、少しわかったつもりだったけれど、また負けてしまった。だから好きなバスケをもっとがんばり、試合に勝っていきたいと思う。
 お母さんが小さかったころは、絵を描くことが楽しい遊びだったそうだ。確かに絵は今でも、とても上手だと思う。他にも、折り紙で遊ぶことが好きだったそうだ。これも好きだというから分かるが、上手である。私の母は、手先がとても器用なのだ。私はとても不器用なので、すごいと思うし、とてもうらやましいと思う。
 人間にとって遊びとは、大人でも子供でも楽しめるものだ。いやなことがあっても、好きなことをして楽しい時間を過ごせば、少しはおさまることだろう。遊びはとても和むものであることが分かった。
「ドッジする人、集まって。」
私はボールを持ちながら言った。
「ハーイ。」
みんなが集まってくる。私は、ドッジボールをすることが好きだ。
| 順位 | 題名 | ペンネーム | 得点 | 字数 | 思考 | 知識 | 表現 | 文体 | 
|---|
| 1位 | ●好きは遊びは | ゆこぷん | 84 | 1230 | 52 | 63 | 76 | 83 | 
| 2位 | ●運について(清書) | らりし | 84 | 1498 | 57 | 64 | 66 | 86 | 
| 3位 | ●努力で運を呼び込め | くあゆ | 83 | 1149 | 52 | 68 | 82 | 90 | 
| 4位 | ●努力 | わせえ | 83 | 1029 | 57 | 70 | 70 | 92 | 
| 5位 | ●外からも内からも支える | なむな | 81 | 1067 | 54 | 87 | 91 | 83 | 
| 6位 | ●心のこもった名前 | かろけ | 80 | 1766 | 41 | 75 | 83 | 95 | 
| 7位 | ●ちりも積もれば山となる | わつめ | 79 | 1417 | 46 | 90 | 98 | 89 | 
| 8位 | ●最初の贈り物 | らもさ | 79 | 1099 | 48 | 80 | 89 | 84 | 
| 9位 | ●運をつかむには? | みんみ | 79 | 908 | 41 | 86 | 86 | 96 | 
| 10位 | ●幸運は、ごほうび | ちびこ | 79 | 831 | 44 | 70 | 83 | 86 | 
 
10月の森リン大賞と上位入賞者(中1の部95人中)
発見の喜び
彌織
  子供が「ふしぎ」に対して納得するのは、外的な現象と心の中に生じることが一つになっている時である。つまり、「ふしぎ」な現象を説明するとき、その現象を人間から切り離したものとして観察し、そこに話を作る。このような自然科学の方法は、ニュートンが試みたように、「ふしぎ」の説明として普遍的な話(つまり、物理学の法則)を生み出してくる。これがどれほど強力であるかは、周知の通り、現在のテクノロジーの発展が示している。近代人の神話嫌いは外的現象の理解に大いに役立つが、自分の心の中や自分と世界との関わりを無視してはいけない。私は、不思議に思うことは大切だと思う。
 その理由として第一に、「不思議」を解決するために、その事柄について調べることで、知識の幅が広がるからだ。例えば、私のクラスの地理の授業の時のことだ。先生の話や板書されている事に対して疑問があれば、みんなが必ず質問をする。余談になってしまうこともあるが、その事柄について理由つきで覚えられるので、いわゆる「丸暗記」にはならない。例えば日米間の貿易摩擦の解消法についてだ。現地生産する企業が増えたのは、確かに相手のためでもある。しかし、プラザ合意によって円高ドル安になったため、輸出が不利になり移転したのだ。この内容だけでもプラザ合意に付いて調べてみたり、円高ドル安について調べてみたりして分からない事柄を解決していく内に知識は増えているだろう。また、相手に聞くだけでなく、メモを取ってまとめたり自分で調べたりして、自らの「手を動かす」という行為も効率よく脳内に記憶する方法の一つだ。
 二つ目の理由といて、「不思議」という刺激こそが毎日を豊かにしてくれるからだ。日本人は九十四点五パーセントもの人が新聞を読んでいる、というデータがある。確かに新聞にはたくさんの情報が載っている。しかし、世界中全ての国のことについてくまなく書かれているわけではない。むしろ、くまなく書くことの方が遙かに難しい。そんな広い世の中に私たちは住んでいるのだから、「不思議」に出会うのは当たり前だ。もし、全てのことを知り尽くしている人がいたら、それはそれで楽しくないだろう。私たちにとって「発見」というものこそが喜びを味わわせてくれているのである。
 確かに「明日の朝が仕事を完成させて持ってきてくれるわけではない。」という名言があるように、不思議に思うだけでは何も起こらない。しかし、「仕事」のような不思議について調べることは、必ず利益をつれてきてくれるはずだ。
| 順位 | 題名 | ペンネーム | 得点 | 字数 | 思考 | 知識 | 表現 | 文体 | 
|---|
| 1位 | ●発見の喜び | 彌織 | 86 | 1047 | 64 | 79 | 77 | 87 | 
| 2位 | ●科学の誕生「ドラエえもん」 | DAIKICHI | 84 | 1106 | 54 | 79 | 86 | 86 | 
| 3位 | ●科学と気持ち | まりて | 84 | 902 | 61 | 78 | 81 | 92 | 
| 4位 | ●私の世界 | らみわ | 83 | 1002 | 56 | 68 | 73 | 92 | 
| 5位 | ●けんかの良いところ | りすっぴ | 83 | 1154 | 54 | 51 | 70 | 90 | 
| 6位 | ●テストは良いか | きろせ | 81 | 1032 | 56 | 59 | 69 | 92 | 
| 7位 | ●子供の世界は(感) | りめい | 80 | 1054 | 58 | 59 | 66 | 87 | 
| 8位 | ●必要な想像 | 未来へのランナー | 79 | 781 | 61 | 68 | 72 | 96 | 
| 9位 | ●けんかは良いか(清書) | ジャスミン | 79 | 988 | 51 | 58 | 64 | 92 | 
| 10位 | ●恐るべしケンカ | パルキア | 79 | 1059 | 52 | 52 | 64 | 81 | 
 
10月の森リン大賞と上位入賞者(中2の部53人中)
知恵や知識の活用
音花 寧々
 「こんな難しい本、面白いの?!」
私はこの前、学校で友人が貸してくれた本を開き、読もうとしたがその文章の難しさに絶句した。私は今まで、読んできた本で格別難しくて何が言いたいのか分からないという作品を読んだことがなかった。私が友人から借りた本少し昔風本で作者は「ガルシア・マルケス」という人物だ。母に尋ねてみると、その人物はノーベル文学賞受賞者らしい。まだ中学生なのに其れを面白いという友人は変わった価値観を持っているように思える。(笑)私はこの長文を読んで、「情報」「知恵」「知識」どれも大切なものだが、社会性という観点において一番重要視されることは「知恵」だという作者の意見に同感した。
 確かに知織が大切だという意見もある。例えばテストなんかもその一つだろう。数学では「公式」という知識を知らなければ、解ける問題は極わずかに限られてしまう。国語では「漢字」を読んだり書いたりすることが出来なければ解く以前の問題になってしまう。さらに、理科や社会などの暗記科目なんて言うまでもないだろう。此処に書いた知識の大切さは主に勉強についてだが、視野を広げると生活する上でのほとんどの事に関連しているだろう。
 しかし、知恵が大切だという意見もある。最初に書いたように、私にはとても本が好きな友人がいる。彼女はとても面白くて優しくてとても性格の良い人だ。しかもそれだけでなく国語のテストでは、他の子が未だ半分も解ききらないうちに解き終えて暇そうにしているぐらい問題を解くのが早いのだ。もちろんだが、速いだけでなく高得点も取っている。なぜ問題を早く解けるのか、聞いてみたところ彼女は
「回答を書いているときに次の問題を解いているから。」
とさも、平然と答えてくれた。それはきっと知識だけでなく、効率の良さを生み出すための知恵があったからだと私は思った。昔話「さるかに合戦」に出てくるカニは身体の大きさから考えても圧倒的にサルの方が有利だというハンディをふまえた上で、発想の転換を用い身体が小さいから出来ることを考え、活用した。結果的に何も考えずに挑んだサルは、「知恵」使い、努力をしたカニに負けてしまう。私はこの物語の作者が子供たちに「知恵」を使うことでの利点や大切さを伝えたかったのだと思った。
 知識を重要視するのも良い。知恵を重要視するのも良い。しかし、一番大切なのはどんな場面でも一番有効な方法を最大限に活用することだ。せっかく人間という、考えること、覚えること、学ぶことが出来るものに生まれてきたのだから沢山の物事に触れ、それを自分自身でプロデュースしながら活用できるに超したことはないと私は思う。「家の批評が出来るのは建築家ではなくそこに住む人である」という名言があるように、知識や知恵をどう使うかになんて正解はない。だから、それを使う自分自身が決めた活用法が最高の答えなのだ。これから私も知識と知恵を場面に応じて活用していきたい。
| 順位 | 題名 | ペンネーム | 得点 | 字数 | 思考 | 知識 | 表現 | 文体 | 
|---|
| 1位 | ●知恵や知識の活用 | 音花 寧々 | 86 | 1218 | 56 | 81 | 85 | 86 | 
| 2位 | ●今を楽しむ | 紫電改 | 85 | 1136 | 53 | 66 | 75 | 90 | 
| 3位 | ●古き良き新しいもの | しゅわきち | 83 | 1251 | 47 | 65 | 74 | 92 | 
| 4位 | ●スポーツの勝ち負け | らふま | 82 | 1038 | 52 | 63 | 75 | 81 | 
| 5位 | ●スポーツの勝ち負けの良さ・悪さ | くるる | 81 | 1248 | 47 | 77 | 85 | 83 | 
| 6位 | ●少年時代 | ともき | 80 | 919 | 47 | 63 | 81 | 84 | 
| 7位 | ●科学文明を過信し過ぎると | わいし | 80 | 931 | 48 | 69 | 67 | 92 | 
| 8位 | ●それらを何のために生かすか? | りなこ | 75 | 785 | 54 | 57 | 64 | 84 | 
| 9位 | ●勝ち負けとは | みすか | 74 | 653 | 46 | 64 | 68 | 95 | 
| 10位 | ●二つの条件 | 海太郎 | 73 | 728 | 49 | 54 | 61 | 89 | 
 
★1位の作品は要約の部分が多かったので、代表作品になりませんでした。
10月の森リン大賞と上位入賞者(中3の部39人中)
思い遣りの難しさ
りょうたろう
 「でも、このブロックをここに組み立てるのも良いかもな。」
と僕は言った。四時限目の授業、技術室で、僕達五班は、ブロックの組み立てに苦心していた。
僕は、他人を思い遣る気持ちを大切にした生き方をしたい。そのためにはどうすれば良いだろうか。ここで二つの方法が挙げられる。
その方法は第一に、他人の立場になって物事を想像することだ。相手の心情を読みとるには、相手の立場に立たなければならない。例えば、僕は話し合いをするときに、相手を思いやるために、相手の立場に立つことを心掛けている。なぜ話し合いで思いやりが必要なのか、それは自分の持っている意見が他人の意見と異なる場合がしばしばあるからである。他人と違う意見を言うことは、たとえ言う側に悪気はなかったとしても、それだけで少なからず相手を傷付けることになる。だからその傷を最小限に抑えるために、相手の立場になって、自分の発言で相手がどのような感情を持つかを予測し、相手の傷が最も小さくて済むような言い方を選択すべきだ。僕は、他人と異なる意見を言う際に、普段の口調で、
「それは違うと思う。」
と言うのではなく、いつもより優しい口調で、
「でも、~という意見もあるかもな。」
と言うようにしている。まるで地雷原の中を歩いているように気を遣い過ぎだと思うかもしれない。しかし、僕は実際この言い回しをすることによって、話し合いを円滑に進めることができている。僕は逆に、多くの人が他人の立場に立つことが充分にできていないと感じる。
 その方法は第二に、他人に対して自分ができる最善の行動をしてあげることだ。他人の心情を正確に把握したとしても、実際に他人のためになる行動をしなければ、それは思い遣りとして表に現れてこない。これは簡単なことに思えるかもしれないが、相手を思い遣る上で最も難しいことだと僕は思う。相手の気持ちをくみ取り過ぎ、何でもかんでもやってしまうと、それは思い遣りでなくお節介になってしまう。自分ができる最良の行動が何なのか、それを見極める力は経験によってしか養われないと僕は感じる。皆さんは「サリバン先生」をご存知だろうか。彼女は、視覚、聴覚、嗅覚の機能を失っていたヘレン・ケラーの教育係だった人物である。ヘレン・ケラーはサリバン先生と会うまで、自分を可哀想に思った親に甘やかされて育ってきた。三重苦を持っている子供を親が甘やかすのは必然的なことである。しかし、サリバン先生はヘレン・ケラーに厳しく接した。サリバン先生は、それがヘレン・ケラーにしてあげられる最良の行動だと思ったのだ。また、サリバン先生は、大変な努力をして、ヘレン・ケラーに言葉まで教えた。このように、他人にしてあげられる最善の行動が何であるのかを判断するのは、とても困難だ。僕は、思い遣りを正しく実現するためには、様々な経験を積んで、他人にしてあげられる最善の方法を見出しそれを実践する必要があると感じる。
 確かに他人のことを考えて行動すると、労力を無駄に費やすことになるし、自分の利益が二の次になるという意見もある。しかし、思い遣りとは、相手を自分とは違う存在と捉えて行う行為ではなく、自分達を同じ社会で支え合いながら共生している一種の共同体と捉えて行なうべき行為なのだ。だから僕は、この社会が共同体としての意識を高め、より発展するために他人を思い遣る気持ちを大切にした生き方をしたい。これから僕は思い遣りの気持ちを他人のためになる行動で表現できるように、様々な経験をしていきたい。
| 順位 | 題名 | ペンネーム | 得点 | 字数 | 思考 | 知識 | 表現 | 文体 | 
|---|
| 1位 | ●真の意味 | アルセウス | 88 | 1242 | 58 | 70 | 82 | 92 | 
| 2位 | ●思い遣りの難しさ | りょうたろう | 88 | 1454 | 56 | 69 | 79 | 96 | 
| 3位 | ●外見にとらわれずに中身を | 四葉のクローバー | 87 | 1293 | 61 | 69 | 72 | 92 | 
| 4位 | ●道ですれ違う時 | Qちゃん | 86 | 1220 | 73 | 71 | 79 | 89 | 
| 5位 | ●「なぜ」を大切に | かこちゃん | 85 | 1133 | 57 | 80 | 75 | 89 | 
| 6位 | ●季節を感じて | 枕草子 | 83 | 1184 | 53 | 90 | 95 | 89 | 
| 7位 | ●清書 | ゆけい | 80 | 825 | 58 | 73 | 69 | 103 | 
| 8位 | ●四季を楽しむ | ぎんぎつね | 80 | 1008 | 57 | 55 | 63 | 90 | 
| 9位 | ●勝利の掴み方 | にゃーみ | 79 | 1080 | 47 | 69 | 87 | 81 | 
| 10位 | ●歯磨き粉 | ジョーカー | 77 | 762 | 52 | 63 | 69 | 93 | 
 
★1位の作品は要約の部分が多かったので、代表作品になりませんでした。
10月の森リン大賞と上位入賞者(高1高2高3社の部147人中)
大衆化する「学問」
らわん
 かつて、高校は、その名の通り高等教育の場であった。だが現在は「義務教育」化している。大学とは学問の場であった。その大学までもが現在、「義務教育」化しつつある。高校・大学が大衆化し進学率は高くなったものの、若者たち、学生たちが学問の場を得にくくなっているのだと私は思う。実用主義に偏った学問観には問題がある。
 その問題の原因の一つは、受験勉強の体制が広がるにつれて、勉強の目的が受験のためという実利的なところに絞られてきたためである。「これを覚えておくように」私が学生の頃よく耳にした言葉だ。意味もよく解らないまま暗記してテストを乗り切ったこともある。その専門に進む学生ならば、元素の周期表など、後のためにも覚えておくべきことだろうし、基礎的な暗記の上に勉強が成り立つことは理解できる。だが、受験のため覚えることが勉強の主になってしまい、考えることが疎かになっているように私は思う。
 もう一つの原因は、経済の成長を目的として発展してきた社会が、即戦力になるような実用性を学問に求めてきたためである。私たち人間の身体に次のような例がある。かつて、傷口には消毒薬を使い、ばい菌の侵入を防ぐのが良いとされていた。現在では、傷にもよるが、水で洗い流し消毒薬は使わずにおく治療に変わってきているそうだ。消毒薬の使用は自然治癒力を妨げてしまうらしい。また、家畜が身近にいる環境で育った子供より、衛生的管理が行き届いた環境で育った子供のほうがアレルギーの病になりやすいとの研究結果もある。菌を遠ざけ対処することは、一時的な安心に過ぎなかったということだ。
 「時の花をかざしにせよ」ということわざがある。その時々の時勢に従って行動するのが良いという意だが、即戦力を求める短期的な視点だけでなく、長期的な視点を持つことも大切だと私は思う。
 たしかに、社会の発展のため、人々のためになる実用性のある学問は大切だ。その考えが、学問を継続する支えともなる。しかし、「学問には、初めから一つの道があるのではない、試行錯誤による多くの寄り道の末に道が見えるのである」と私は思う。実用性の道を目指すだけでは見えてこない道があるかもしれないのだ。社会のためというブレーキを持ちつつ、知的好奇心という欲求を満たすことを喜びとして学問にあたることも許容されてよいと私は思う。実用主義に偏った学問観は問題である。
 昔、限られた一部の人間のものだった大学が大衆に開かれたことは歓迎すべきだ。だが、学問の意義までもが実用性に偏り大衆化してしまうことには疑問が残る。私たちは自由な学問の場を取り戻すべきだ。
| 順位 | 題名 | ペンネーム | 得点 | 字数 | 思考 | 知識 | 表現 | 文体 | 
|---|
| 1位 | ●日本独自の価値 | はるかぜ | 90 | 1092 | 69 | 100 | 101 | 87 | 
| 2位 | ●大衆化する「学問」 | らわん | 89 | 1086 | 62 | 87 | 88 | 93 | 
| 3位 | ●科学を過信するな! | よろす | 86 | 1133 | 54 | 74 | 80 | 95 | 
| 4位 | ●個性の在り方(清書) | わさへ | 85 | 936 | 61 | 80 | 82 | 95 | 
| 5位 | ●物語的説明 | クッキー | 84 | 1038 | 57 | 76 | 82 | 84 | 
| 6位 | ●限界を破る | カツ丼 | 83 | 1015 | 57 | 89 | 84 | 83 | 
| 7位 | ●季節と共に | 己の染色体 | 82 | 1034 | 53 | 77 | 84 | 86 | 
| 8位 | ●学問の意義 | 魔王ハデス | 81 | 992 | 61 | 108 | 98 | 89 | 
| 9位 | ●世紀の大発見 | もぐ月子 | 81 | 1058 | 52 | 88 | 94 | 93 | 
| 10位 | ●本当の幸福 | かふた | 81 | 1182 | 52 | 70 | 87 | 79 | 
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2006年9月~2009年8月までの森リン大賞
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