ログイン ログアウト 登録
 森リン3.0に内容評価の実験 作文検定 | 言葉の森 | 作文教室【公式】
 
作文検定 | 言葉の森 | 作文教室・サイト 作文検定 | 言葉の森 | 作文教室
記事 5454番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2026/8/30
森リン3.0に内容評価の実験 as/5454.html
森川林 2026/02/20 09:15 



https://youtu.be/j_2jjTJ-8Yo

 森リン3.0に内容評価も組み込むようにしました
 連休明けまでに、完成する予定です。

 評価する内容とは、次の5種類です。

・個性(その人らしい、ほかの人にはない、個性的な経験、感想があること)
・挑戦(その人にとって新しいことや難しいことに挑戦したこと、又は挑戦しようとしていること)
・感動(その人が感動したこと、又は、感動的に見たり聞いたり感じたりしていること)
・共感(その人が、自分の弱点や失敗や後悔や葛藤などを正直に書いていることで、読み手が共感するようなこと)
・笑い(その人らしいユーモアや笑いが感じられること)

 試しに、ある作文を取り上げて森リンに講評(150字)を書いてもらいました。
 以下は、森リンの講評です。


 「成果のために頑張り続けることに疑問を持ち、やる気を失ったこともしばしばあった。」という一文には、迷いや葛藤を正直に見つめる姿勢が表れており、読み手の強い共感を呼びます。また「入試は自己推薦での挑戦だ。」と自ら道を選び取ろうとする姿には、あなたの前向きな挑戦心がはっきりと感じられます。揺れながらも自分の価値を問い続けるところに、この作文の大きな魅力があります。


 対象にした作文は、1月の中3の森リン大賞第1位の作品です。

====
いざというときに

 久しぶりに学校へ行くと、クラスは受験一色になっていた。その勢いに少し怖気付くも、動じていないふりをして席につく。本の上の小さな文字たちがぼやけてくるのを眺めながら、焦らなくてはいけない時が来たのだとじわじわ気づくのだった。

 人間はふだんはのんびりやっておき、いざというときに全力を出せるように生きていくべきだ。

 第一の方法として、いざというとき全力を出すために、ふだんから幅広い教養を身につけておくことだ。調べてみると、教養とは「学問・芸術などにより人間性・知性を磨き高めること。またそのことによって得られる豊かさ」だそうだ。思っていたより抽象的である。振り返ってみると、私が行っている教養を深めいそうな活動は多い。ギターや語学学習、針仕事に幅広い読書、茶道など日々毎日行うことに加え、交流会や講座にも足を運んでいる。

 学校に行かない日々というのは案外暇で、自分のしたいことを心ゆくまま追求できる。一生懸命勉強するわけでもなく、スケジュールを管理するわけでもない私は、一日の大半を興味のあることに費やしてきた。

 しかし、毎日知識や技術を高めても、蓄えたものを披露する場がなく、感じることのできない成果のために頑張り続けることに疑問を持ち、やる気を失ったこともしばしばあった。

 そんな葛藤を抱えながらも、この春私は高校生になる。入試は自己推薦での挑戦だ。学校の成績は出なくても、今まで深めてきた教養を生かして挑戦した数検や英検、中国語に習字などを武器に頑張りたいと思う。今まで蓄えたものたちがようやく披露される時が来たのは喜ばしいことである。

 いざというときに自分の出せる札を多く揃えるために、後悔しないためにふだんから幅広い教養を深めることが大切だと強く感じた。

 第二の方法として、社会が成果だけでなく、意欲や好奇心、可能性も評価することだ。

 トーマス・エジソンは幼い頃、好奇心が強すぎるあまり、小学校を退学させられ、その後は家庭で学び「発明王」になったそうだ。

 現代においても依然として私たちは目に見える結果で人を判断しがちである。受験に就職、転職などといった自己アピールの場では、皆資格や実績を並べ、自分の価値を示そうと必死になる。

 だが、私たちはその人の本質を見抜けているだろうか。私たちは表面的な成果だけを評価していないか立ち止まって考える必要があると考える。例えば、大きなキャベツを買ったものの中身がスカスカだった、という経験は珍しくない。また小さいキャベツでも中身が詰まっていておいしいということもある。

 人の価値も同様に、肩書きや見た目だけでは測れない。エジソンも学校では評価されなかった好奇心や探究心、意欲が強みとなり、1300個にも上る発明をした。好奇心や可能性を評価することで、新たなものが生まれる社会、成長できる社会づくりにつながると思う。

 確かに日々の努力が評価されると嬉しい。

 しかし、「知識がはしごを作ったのではなく、2階に上がりたいという熱意がはしごを作ったのだ」という言葉があるように、日々内申点を気にする生活より、自分の好奇心を探究し、熱意を蓄えていく方が大切なのではないかと考える。目まぐるしく変わる世界だからこそ、私はふだんから教養と熱意を育て、いざというときに自分らしく全力を出せる人でありたい。



コメント欄

コメントフォーム
森リン3.0に内容評価の実験 森川林 20260220 に対するコメント

▼コメントはどなたでも自由にお書きください。
るれろわ (スパム投稿を防ぐために五十音表の「るれろわ」の続く1文字を入れてください。)
 ハンドルネーム又はコード:

 (za=森友メール用コード
 フォームに直接書くよりも、別に書いたものをコピーする方が便利です。
同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
森リン(103) 日本語作文検定(4) 
コメント1~10件
作文自動採点ソ 森川林
なっつさん、投稿ありがとう。 でも、ここでは森リンの採点は 8/8
記事 89番
森林プロジェク 森川林
かじかわさんへ、投稿ありがとう。 しかし、もとの記事と関係 8/8
記事 1496番
森林プロジェク かじかわ
改めて考えよう。所得の超過累進課税制による、資本主義と社会主 8/5
記事 1496番
作文自動採点ソ なっつ
母の過去から学んだ      令和の闇に負けない社会   8/3
記事 89番
作文検定で作文 森川林
評価サンプルはこちら。 6/25
記事 5538番
なぜ公立中高一 森川林
 志望校の過去問に特化した受験対策を進めるためには、まず「春 4/28
記事 5498番
作文検定のプレ あお
お返事ありがとうございます。暗唱検定が早くできてほしいです。 4/9
記事 5493番
作文検定のプレ 森川林
 日本語教育で、簡単なのは会話で、次が読書で、最後が作文です 4/8
記事 5493番
作文検定のプレ あお
日本語作文検定は、日本語を学ぶ外国人のための作文教育にも対応 4/8
記事 5493番
【合格速報】東 ふつ
合格おめでとうございます。 毎週真剣に取り組み、どんどん上 1/7
記事 5403番
……次のコメント

掲示板の記事1~10件
未来の仕事 森川林
教える仕事はなくなる。 教わる人がいなくなるから。 書く 8/30
森川林日記
新聞の今 森川林
朝日、毎日、 中国新聞。 読売、日経、 大衆におもねっ 8/27
森川林日記
おすすめ図書の 森川林
 これから毎月、幼長から高校生までの100冊のおすすめ図書リ 8/26
森の便り
ホームページに 森川林
「7月のおすすめ図書を明日26日に公開――読書は未来の自分を 8/25
森の便り
勝ち負けを争う 森川林
勝ち負けを争うのは奴隷のスポーツ、 勝ち負けを競うのは奴隷 8/25
森川林日記
暗唱検定と口頭 森川林
 暗唱の練習が自宅でひとりでできるように、暗唱検定のページを 8/24
森の便り
2026年8月 森川林
「2026年8月保護者懇談会資料」 https://www 8/23
森の便り
2026年8月 森川林
◆◆「森の便り」からの送信  8月3週から、こ 8/23
森の広場
言葉の森新聞2 言葉の森事務局
言葉の森新聞2026年8月4週号 通算第1912号 文責  8/22
森の便り
「推薦図書リス 森川林
 推薦図書リストが、小1から高3まで合計382冊になりました 8/21
森の便り

RSS
RSSフィード

QRコード


小・中・高生の作文
小・中・高生の作文

主な記事リンク
主な記事リンク

通学できる作文教室
森林プロジェクトの
作文教室


リンク集
できた君の算数クラブ
代表プロフィール
Zoomサインイン