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● 「世界秩序が変わるとき」(齋藤ジン著)を読んで (151字) 森川林 nane 2025年05月27日 20時56分
17339 森川林日記より
「失われた30年」は、「雇用を守る」という日本自らが選んだ選択の結果だった。
しかし、30年たって余剰人員は退職し、雇用を守る必要はなくなった。
これから賃金が上がり人件費が上がると、生産性の低いサービス業は淘汰される。
新自由主義のパラダイムが崩れつつある世界で、強いサービス業が日本を復活させる。
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● 言葉の森新聞2025年5月4週号 通算第1852号 (4491字) 言葉の森事務局 jun 2025年05月22日 14時47分
17337 言葉の森オンライン新聞より
言葉の森新聞2025年5月4週号 通算第1852号
文責 中根克明(森川林)
■■5月29日(木)・30日(金)・31日(土)は休み
5月29日(木)・30日(金)・31日(土)は、第5週のため通年クラスの授業はありません。
■■AIと共に学ぶ時代へ――「AIオリエンテッド教育」のすすめ
いま、教育の現場が大きな転換点を迎えています。これまでの「教える」中心の一斉授業から、「学び手が主体」となる自律的な学びへとシフトする中で、AIの存在が急速に注目を集めています。
「AIオリエンテッド教育」とは、AIをただの道具として使うのではなく、教育そのものをAIと共に進化させていこうという新しい考え方です。つまり、AIを学ぶことと、AIと一緒に学ぶことの両方を含む教育のスタイルです。
この背景には、社会全体の変化があります。知識を覚えるだけでよかった時代は終わり、現代では「情報を使って何ができるか」が問われるようになっています。そんな時代に、AIは学習者の進捗に応じて学びを最適化し、即座にフィードバックを返すことができます。さらに、教員の業務負担を軽減し、より個に寄り添った指導を実現する力も持っています。
実際に、言葉の森が開発した作文評価支援AI「森リン」や、読書感想文を評価する「図書検定」では、AIが生徒の書いた文章に講評や数値評価を返し、自分の表現を客観的に見つめ直す手助けをしています。生徒たちはAIと対話しながら、自分の考えを深め、言葉にしていく力を伸ばしていきます。これは単なる採点ではなく、「学びの伴走者」としてのAIの姿です。
AIオリエンテッド教育を導入するには段階があります。まずは授業の補助的な場面でAIを活用することから始め、次に探究学習や作文などでAIと対話する活動へと進み、最終的にはカリキュラム自体をAI前提で設計していくことが理想です。教員は情報提供者からファシリテーターへ、生徒は受け身から能動的な学び手へと変化します。
もちろん懸念もあります。AIに頼りすぎて考える力が育たないのでは、という声もあります。しかし大切なのは、「使い方を教える」だけでなく「どう使われるかを自分で選ぶ力」を育てることです。AIを使って表現し、考え、対話する経験を積むことが、これからの社会を生きるうえでの力になります。
未来の教育は、AIと競争するものではありません。AIと共創し、人間にしかできない創造力や思考力を育てる教育です。今こそ、教育のあり方を根本から見直し、AIと共に歩む「学びの未来」を考えるときです。
■■2025年5月保護者懇談会資料
●夏季休業の予定(8/11月~8/17日は休み宿題、7~9月に振替参加できます) 8月11日(月)~8月17日(日)は休み宿題とします。
作文の人は、ウェブに8.2週と8.3週の解説動画を入れておくのでそれを見て書いてください。
振替授業で参加される場合は、7月~9月の間で行ってください。
●生徒の学習データを知らせる「森からゆうびん」を復活作成中
11月のサーバー移転の影響が長く残っていたために、「森からゆうびん」の発送が遅れていましたが、復活できる見通しがついたので、5月から毎月郵送する予定です(海外の方にはオンライン新聞で連絡します)。
●OCRのオシロンのページの現状
手書きの作文を書いている人も森リン採点が利用できるように、OCRのページ「オシロン」を開設しました。
しかし、GoogleもChatGPTもまだ日本語に十分対応しきれていないために、誤読が残る面がありました。
OCRにかけるコツは、
・画像はjpgかpngです。pdfはできません。
・できるだけ丁寧な字で書いてください。
・作文が2ページ以上になる場合は、ページの途中で文が切れないように工夫してください(OCRは1枚ずつ読むので、文が途中だとうまく読めないことがあります)
・縦書きよりも横書きの方が正確に読めるようです(しかし、これはいずれ改善されると思います)
・ChatGPTに直接アップロードしてテキスト化してもらうこともできます(無料版でも、枚数の制限はありますが、アップロードできます)。
※将来は、コピー機自体がAIで手書きの文章をテキスト化できるようになります(既にそういう機械はありますが、子供の手書きの作文への対応は未定です)。
●作文は、森リンの評価を目標に――字数は学年の200倍を基準に
森リンは客観的な評価が出るので、勉強の励みになります。
森リンベストに載ったり、自分の点数を上げたりすることがひとつのきっかけになうようにしていくといいです。
字数の基準は学年の200倍で。小6以上は1200字以上を目指して書いていってください。
●将来の学力は、知識の学力から、思考力、創造力、共感力の学力へ
現在の学力は、知識の習得を中心に組み立てられていますが、将来は知識だけでなく、思考力、創造力、共感力を育てることが学力の目標となります。
思考力は主に作文で、創造力は主に創造発表とプログラミングで、共感力は主に読書と生徒どうしの交流で、知識の学力は、基礎学力、総合学力、全科学力で担うようになると思います。
●サマーキャンプ計画中、8/14~8/16あたり、泊数自由、那須合宿所現地集合 コロナ禍以降、休止していたサマーキャンプを復活します。
ただ、今回は久しぶりのサマーキャンプのため、日数を限定し、集合場所も現地集合で行う予定です。
詳細が決まりましたら、改めてご連絡します。
●夏休みの読書感想文の宿題は無意味に
読書感想文は、授業の中で読書指導や作文指導ができないことから、宿題やコンクールというかたちで行われてきました。
しかし、AIの利用によって、宿題やコンクールは無意味になりました。
そして逆に、言葉の森の作文自動採点「森リン」や、推薦図書検定(計画中)によって、読書と作文の指導を授業の中で行うことが可能になりました。
これからは、読書や作文は、本来の教育のかたちで行われるようになると思います。
●推薦図書検定を作成中
推薦図書一覧表を作成し、その推薦図書をもとにした読書感想文のシステムを現在開発中です。
これによって、読書指導が日常的にできるようになる予定です。
●小123年の勉強は、無条件に吸収できる年齢を生かして暗唱を中心に
小123年生の基礎学力クラスは、この学年のあらゆることを無条件に吸収できる特徴を生かして、暗唱を中心にした授業を行っています。
暗唱を行っている幼稚園で、卒園児の平均IQが120という結果が出ているように、この時期の暗唱学習は、将来的にも効果があります。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000006547.html
(言葉の森は、数十年前から暗唱練習ができるようにしています)
https://www.mori7.com/askt/
●小456年の勉強は、学年相当よりも1年先を、また英語の暗唱力を
小456年生の総合学力クラスは、中学受験はしないか又はする必要のない、学力優秀な生徒が勉強しています。
勉強は、小学校で習う標準的な勉強を中心に、学年を先取りする方向で勉強し、小6は中学生の勉強を先取りすることを目標にしています。
また、英語の暗唱力をつける授業を行っています。
●中123年の勉強は、AIオリエンテッド学習で、また英語の暗唱力を
中123年生の全科学力クラスは、先生に教わる勉強でも、自分ひとりでやる勉強でもなく、AIと相談しながら進める勉強を行っています。
勉強の内容だけでなく、勉強計画や、将来の希望などもAIと相談しながら、進めます。
AIオリエンテッドの学習は、今後の学習の基本になります。
また、英語の暗唱力をつける授業を行っています。
●創造発表も、AIオリエンテッド学習を基本に
創造発表クラスは、参考書や本やネット検索で、すでにあるものを探求する学習ではなく、AIを使ってまだないものを個性的、創造的に研究発表する勉強をします。
創造発表で培った自主性、創造性は、将来の大学入試の総合選抜ばかりでなく、将来の社会での独立起業志向に結びついていきます。
●プログラミングも、AIオリエンテッドで、バイブコーディングの学習に
プログラミングクラスは、これまでのコードプログラミングを中心にした地道な学習から、AIを利用した目的中心の学習に移りつつあります。
「どう作るか」よりも「何を作りたいか」ということが中心になる勉強です。
バイブコーディング(AIコーディング)は、まだ途上ですが、これから広がっていきます。
プログラミングクラスは、作品の発表を中心に勉強の成果を出していく予定です。
■■第4週は清書。幼稚園生は作文(作文クラス)
幼稚園年中と年長の生徒は、第4週も普通の作文を書く練習です。自由な題名で作文を書いてください。
小学1年生以上の生徒は、清書を行います。
■清書の意義と方法
清書とは、これまでに書いた作文の中で内容がよかったものを書き直すことです。
内容がよいとは、個性、感動、共感などがあるということです。
書き直すときは、次の点に留意してください。
(1)漢字で書けるところは漢字で書く。
(2)たとえや自作名言を工夫できるところがあれば工夫する。
(3)似た話や続きの話を書くことによって字数を増やす。
(4)作文用紙の空いているところに絵などをかいてもよい。
■清書の投稿
清書した作文は、小学生新聞や一般紙などに投稿してみましょう。
手書きの清書の原本を、新聞社に投稿したり、コンクールに応募したりする場合は、清書のコピーの方を先生に送ってください。
新聞社に投稿する際は、作文用紙の欄外又は別紙に次の事項を記載してください。
(1)本名とふりがな(2)学年(3)自宅の住所(4)自宅の電話番号(5)学校名とふりがな(6)学校所在地(町村名までで可)など。
投稿する際は、ペンネームを本名に訂正しておいてください。作文の中に友達の名前が固有名詞で入っている場合は、イニシアルなどに直しておいてください。投稿する作文の内容は、保護者がチェックしてあげてください。
同じものを複数の新聞社やコンクールに送らないようにしてください。これは二重投稿といって、もし両方に掲載されてしまった場合、掲載先に迷惑をかけることになります。
●小学生新聞の投稿先
■104-8433 東京都中央区築地3-5-4 朝日小学生新聞「ぼくとわたしの作品」係
■100-8051 東京都千代田区一ツ橋1-1-1 毎日小学生新聞「さくひん」係
●新聞社に送る清書は市販の原稿用紙に
新聞社に送る清書は、市販の原稿用紙に書いてください。
その理由は、清書は個人で送るものなので、自分で用意した原稿用紙に書くのが、社会的なルールとなるからです。
※清書した作文を投稿しない場合でも、額などに入れて家の中に飾っておきましょう。
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● 2025年5月保護者懇談会資料 (2527字) 森川林 nane 2025年05月22日 10時18分
17336 森の掲示板より
●夏季休業の予定(8/11月~8/17日は休み宿題、7~9月に振替参加できます) 8月11日(月)~8月17日(日)は休み宿題とします。
作文の人は、ウェブに8.2週と8.3週の解説動画を入れておくのでそれを見て書いてください。
振替授業で参加される場合は、7月~9月の間で行ってください。
●生徒の学習データを知らせる「森からゆうびん」を復活作成中
11月のサーバー移転の影響が長く残っていたために、「森からゆうびん」の発送が遅れていましたが、復活できる見通しがついたので、5月から毎月郵送する予定です(海外の方にはオンライン新聞で連絡します)。
●OCRのオシロンのページの現状
手書きの作文を書いている人も森リン採点が利用できるように、OCRのページ「オシロン」を開設しました。
しかし、GoogleもChatGPTもまだ日本語に十分対応しきれていないために、誤読が残る面がありました。
OCRにかけるコツは、
・画像はjpgかpngです。pdfはできません。
・できるだけ丁寧な字で書いてください。
・作文が2ページ以上になる場合は、ページの途中で文が切れないように工夫してください(OCRは1枚ずつ読むので、文が途中だとうまく読めないことがあります)
・縦書きよりも横書きの方が正確に読めるようです(しかし、これはいずれ改善されると思います)
・ChatGPTに直接アップロードしてテキスト化してもらうこともできます(無料版でも、枚数の制限はありますが、アップロードできます)。
※将来は、コピー機自体がAIで手書きの文章をテキスト化できるようになります(既にそういう機械はありますが、子供の手書きの作文への対応は未定です)。
●作文は、森リンの評価を目標に――字数は学年の200倍を基準に
森リンは客観的な評価が出るので、勉強の励みになります。
森リンベストに載ったり、自分の点数を上げたりすることがひとつのきっかけになうようにしていくといいです。
字数の基準は学年の200倍で。小6以上は1200字以上を目指して書いていってください。
●将来の学力は、知識の学力から、思考力、創造力、共感力の学力へ
現在の学力は、知識の習得を中心に組み立てられていますが、将来は知識だけでなく、思考力、創造力、共感力を育てることが学力の目標となります。
思考力は主に作文で、創造力は主に創造発表とプログラミングで、共感力は主に読書と生徒どうしの交流で、知識の学力は、基礎学力、総合学力、全科学力で担うようになると思います。
●サマーキャンプ計画中、8/14~8/16あたり、泊数自由、那須合宿所現地集合 コロナ禍以降、休止していたサマーキャンプを復活します。
集合、解散は那須塩原駅にする予定。5/24追加。
ただ、今回は久しぶりのサマーキャンプのため、日数を限定し、集合場所も現地集合で行う予定です。
詳細が決まりましたら、改めてご連絡します。
●夏休みの読書感想文の宿題は無意味に
読書感想文は、授業の中で読書指導や作文指導ができないことから、宿題やコンクールというかたちで行われてきました。
しかし、AIの利用によって、宿題やコンクールは無意味になりました。
そして逆に、言葉の森の作文自動採点「森リン」や、推薦図書検定(計画中)によって、読書と作文の指導を授業の中で行うことが可能になりました。
これからは、読書や作文は、本来の教育のかたちで行われるようになると思います。
●推薦図書検定を作成中
推薦図書一覧表を作成し、その推薦図書をもとにした読書感想文のシステムを現在開発中です。
これによって、読書指導が日常的にできるようになる予定です。
●小123年の勉強は、無条件に吸収できる年齢を生かして暗唱を中心に
小123年生の基礎学力クラスは、この学年のあらゆることを無条件に吸収できる特徴を生かして、暗唱を中心にした授業を行っています。
暗唱を行っている幼稚園で、卒園児の平均IQが120という結果が出ているように、この時期の暗唱学習は、将来的にも効果があります。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000006547.html
(言葉の森は、数十年前から暗唱練習ができるようにしています)
https://www.mori7.com/askt/
●小456年の勉強は、学年相当よりも1年先を、また英語の暗唱力を
小456年生の総合学力クラスは、中学受験はしないか又はする必要のない、学力優秀な生徒が勉強しています。
勉強は、小学校で習う標準的な勉強を中心に、学年を先取りする方向で勉強し、小6は中学生の勉強を先取りすることを目標にしています。
また、英語の暗唱力をつける授業を行っています。
●中123年の勉強は、AIオリエンテッド学習で、また英語の暗唱力を
中123年生の全科学力クラスは、先生に教わる勉強でも、自分ひとりでやる勉強でもなく、AIと相談しながら進める勉強を行っています。
勉強の内容だけでなく、勉強計画や、将来の希望などもAIと相談しながら、進めます。
AIオリエンテッドの学習は、今後の学習の基本になります。
また、英語の暗唱力をつける授業を行っています。
●創造発表も、AIオリエンテッド学習を基本に
創造発表クラスは、参考書や本やネット検索で、すでにあるものを探求する学習ではなく、AIを使ってまだないものを個性的、創造的に研究発表する勉強をします。
創造発表で培った自主性、創造性は、将来の大学入試の総合選抜ばかりでなく、将来の社会での独立起業志向に結びついていきます。
●プログラミングも、AIオリエンテッドで、バイブコーディングの学習に
プログラミングクラスは、これまでのコードプログラミングを中心にした地道な学習から、AIを利用した目的中心の学習に移りつつあります。
「どう作るか」よりも「何を作りたいか」ということが中心になる勉強です。
バイブコーディング(AIコーディング)は、まだ途上ですが、これから広がっていきます。
プログラミングクラスは、作品の発表を中心に勉強の成果を出していく予定です。
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● 何千年も続いてきた天皇制を (63字) 森川林 nane 2025年05月18日 19時57分
17333 森川林日記より
何千年も続いてきた天皇制を
人気投票にするな。
おまえらが口にすることではない。
副島隆彦、池田信夫、プレジデントOnline等々。
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● 桃太郎と犬と猿と雉 (75字) 森川林 nane 2025年05月18日 07時13分
17332 森川林日記より
桃太郎が、犬と猿と雉に出会ったのは、
桃太郎が歩いていたからだ。
桃太郎がのんびり日向ぼっこをしているときに、
犬と猿と雉が、はるばるやってきたのではない。
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● 言葉の森新聞2025年5月3週号 通算第1851号 (1102字) 言葉の森事務局 jun 2025年05月16日 10時37分
17327 言葉の森オンライン新聞より
言葉の森新聞2025年5月3週号 通算第1851号
文責 中根克明(森川林)
■■AIと教育――全科学力、創造発表、作文、推薦図書
AIの発達によって、今後の教育は大きく変わります。
第一は、人間の先生が教える時代ではなくなるということです。
子供は、AIで自ら学ぶことを選ぶようになります。
そのときに大事なことは、ただ、勉強をするだけではなく、同年齢そして同レベルの友達との人間どうしのコミュニケーションがあることです。
友達とのコミュニケーションを通して、勉強するために、言葉の森では、基礎学力クラス、総合学力クラス、全科学力クラスを開いています。
AIによって、教育が変わる第二の面は、知識の吸収を中心としたこれまでの教育の見直しが必要となることです。
知識は基礎的な学力の知識だけでよくなり、むしろ創造と発表が教育の中心になっていきます。
知識の土台になる基礎的な学力は、学習の前提として、誰もが身につけておく必要があります。
その中心は、日本語を読む力と、数学の基礎学力です。
知識の上に成り立つのは、論理力と思われていますが、単純な論理力ではなく思考力が必要になります。
思考力の基盤は、難しい文章を読む力をつけることです。
言葉の森では、難しい文章を読む力をつけるために、推薦図書検定の仕組みを現在作っているところです。
思考力を発展させるものは、作文力です。
そのために、言葉の森では、森リンで作文の自動採点ができるようにしています。
しかし、作文を通して考えるためには、手書きで書く練習をしていく方が効果的です。
手書きOCRは、まだ発展途上ですが、将来は、手書きOCRで作文をテキスト化して、森リンが採点するという仕組みになっていくと思います。
■■【重要】OCRオシロンのその後
OCRオシロンに、縦書きの原稿を横に読み込んでしまう問題が発生しました。
これは、GoogleのAPIが、まだ日本語の縦書きに対応しきれていないためです。
また、ChatGPTのAPIは、2024年5月に開始されたばかりなので、まだ日本語に十分対応できていなかったためです。
いろいろ修正をしましたが、根本的には直りませんので、今後は、GoogleやChatGPTのAPIが改善されるのを待つしかありません。
しかし、現在でも、ChatGPTに直接画像を読み込ませると、かなり精度の高いテキスト化をしてくれます。
OCRオシロンでテキスト化がうまくいかない場合は、ChatGPTに直接画像をアップロードしてテキスト化をしてくださるようお願いします。
https://www.mori7.com/osiron/
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● 四月の読解検定(高三) (168字) かたおか kataoka 2025年05月14日 21時11分
17326 国語読解掲示板より
問題3について
Bの文章では「歴史哲学が歴史に比べて議論されることが少ないのは、・・・」とあり歴史哲学と「歴史」について比較されていますが、
長文の中では、歴史に対する、歴史哲学と「歴史学」の違いを述べていると思いました。
そのため、Bは歴史哲学と歴史について比較されていて×だと思ったのですが、
なぜBが⚪︎になるのか教えていただきたいです。
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● Re: 四月の読解検定(高三) (324字) 森川林 nane 2025年05月16日 16時58分
17328 国語読解掲示板より
お返事遅れて失礼しました。
よく考えて質問をしているので、厳密に読み取っていることがわかります。
問題文の中に、「歴史学が事実として展開した歴史を明らかにしようとするのに対して、歴史哲学てつがくは、人間にとって歴史とは何かを課題にしていることである」とあるように、「歴史学」は「歴史」とほぼ同じ言葉として書かれています。
また、選択肢の「歴史哲学が歴史に比べて議論されることがすくないのは」という文で、「議論される」というのは、「事実としての歴史」が議論されるということですから、この選択肢は意味の上で次のように読めるということです。
「歴史哲学が、(事実としての)歴史(つまり歴史学)に比べて議論されることが少ないのは」
それで○というわけです。
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● 中1 標準新演習 37ページ (362字) あかそよ akasoyo 2025年05月14日 07時04分
17324 算数数学掲示板より
数学の問題集で分からないところがあるので教えてください。
37ページの大問2
(2)で、27を素因数分解して、3の二乗×3になり、二乗にする為に3の解答は理解できたのですが、3×2の二乗の2の二乗がどこから出てきたのか、分かりません。なので、答えとして出せるのが3だけになります。
(3)も同じで、45=3の二乗×5というのは分かるのですが、5×2の二乗で、どこから2の二乗が出てくるのか分かりません。5しか分からないので、答えが20だと分かりません。
(4)は、48=2の四乗×3から、答えが3と3×2の二乗と3×2の4乗の答えになるのは分かるのですが、どうして3の3乗だと答えが合ってこないのでしょうか。3の3乗でも、2の四乗×3の四乗になり、二乗になると思うのですが。
よく分からないので、教えてください。よろしくお願いします。
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● Re: 中1 標準新演習 37ページ (903字) 森川林 nane 2025年05月14日 14時23分
17325 算数数学掲示板より
数学の問題は、答えをみても理解できないときは、いつまでも考えずに、ChatGPTに聞いてみる。
ChatGPTなら、納得できないところはいつまでも教えてくれる。
そして、自分で似た問題を作ってみるといいよ。
でも、たぶん中間テストでは、この問題は出ないか、もっと簡単なかたちで出る。
考え方だけわかっていればいい。
2(2)ついては、
====
27 = 33 なので平方数にするには、もう1つ3をかけて 3^4 にする必要がある。つまり a が 3 を少なくとも1つ含んでいる必要がある。
そこで、a = 3 × (平方数) の形で考えると、たとえば
3 × 1 = 3、
3 × 4 = 12
のとき、27a は 81(=92)、324(=182)となり平方数になる。
よって、a = 3 と 12 が条件を満たす。
====
2(3)は、
====
→ 平方数になるには、すべての素因数の指数が偶数でなければいけない。
今の 45 は:
3 → 2乗(OK)
5 → 1乗(NG!)→ 1個足して2乗にする必要がある
だから、n に 5 を1個含ませる必要がある。
それだけじゃダメ!n は偶数じゃないといけない
つまり、n は:
5 を少なくとも1個含む
2 で割り切れる(偶数)
n は 偶数かつ 5 を含む → つまり、10, 20, 30, 40, ... を順に試す!
それぞれ計算して、45n が平方数になるかチェック:
n = 10 → 450(×)
n = 20 → 900(◯)
====
2(4)は
====
48 = n × k^2 このn が整数になるためには、k^2 が 48 を割り切らないといけない。
まず、48 の約数をすべて出そう:
48 の約数:
1, 2, 3, 4, 6, 8, 12, 16, 24, 48
この中で 平方数(自然数の2乗) なのは:
12 = 1
22 = 4
32 = 9 → ?(48 ÷ 9 = 5.33...)
42 = 16
52 = 25 → ?
62 = 36
72 = 49 → ?
82 = 64 → ?(48より大きい)
→ つまり、48を割り切れる平方数は: 1, 4, 16
====
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● シーズの時代 (106字) 森川林 nane 2025年05月13日 04時00分
17323 森川林日記より
経済が成長しているとき、そして、誰にも先が見えていたときは、
ニーズに対応することが必要だった。
しかし、経済の先が見えない今は、新たなニーズを作ることが必要になる。
ニーズに先行するものは、作り手のシーズだ。
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● 言葉の森新聞2025年5月2週号 通算第1850号 (1097字) 言葉の森事務局 jun 2025年05月10日 16時18分
17321 言葉の森オンライン新聞より
言葉の森新聞2025年5月2週号 通算第1850号
文責 中根克明(森川林)
■■手書き作文が自動的にテキストになるOCRの「オシロン」のページ
OCRの性能は、日々向上していますが、これまでは日本語の手書きの文字をテキスト化するのは、まだ難しい面がありました。
しかし、AIが文脈で文字を読み取れるようになってきたことで、手書きの文字の読み取り性能が一挙に上がりました。
言葉の森が開発したOCRの「オシロン」は、現在、日本の最高レベルのOCR機能を持っていると思います。
それは、AIを組み込んだOCRだからです。
言葉の森のOCRの特徴は、子供が書いた手書きの文字を補正してテキスト化することです。
その理由は、テキスト化の目的が、作文の森リン点を出せるようにすることだからです。
だから、小学1年生が書いたひらがなだけの作文も、普通の漢字仮名交じり文に変換してテキスト化します。
作文力の本質は、文章が漢字で書いてあるかひらがなで書いてあるかには関係なく
、どのような語彙で書かれているかというところにあります。
手書きで作文を書いている人は、OCRの「オシロン」を活用して、手書きの作文とテキスト化された作文の両方を作文の丘から送ってくださるといいと思います。
話は変わりますが、人間が考えることと書くことの間には、強いつながりがあります。
人間は、頭の中で考えるだけでなく、手で書きながら考えます。
パソコンでタイピングすることと考えることの間のつながりは、手で書くことことと考えることとの間のつながりよりも弱くなります。
タイピングは、考えたあとの清書のような性格の入力の仕方です。
手書きは、考えを深めながら書くという性格の入力の仕方です。
だから、将来の作文では、手書きが復活すると思われます。
その手書きの作文を「オシロン」がテキスト化するのです。
しかし、手書きは、パソコン入力よりも確かに時間がかかります。
そこで、手書きは、四行詩のような簡潔で密度の濃い書き方になっていくのだと思います。
■■【合格速報】東京大学理科一類
●東京大学理科一類 F.H.さん
<担当講師より>
中学高校と、ほぼ全提出で作文を続けてくれたFくん、見事志望大学に進学されました。ご本人の高い意欲と努力の賜物に違いありませんが、国語が大きく目標点を上回っていたとお聞きすると、うれしくてなりません。
作文を書く時にさまざまな対話をする際の発言にキレのある生徒さんでした。勉強一辺倒ではなく、ピアノや自転車も楽しむ高校生活でした。これからの大学生活もすばらしいものになるはずです。
おめでとうございます。
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● 月刊「到知」の特集「読書立国」は掛け声だけ (227字) 森川林 nane 2025年05月07日 14時30分
17320 森川林日記より
読書が大事だということは、まともな人なら誰でもそう言っている。
しかし、そう言われていながら掛け声だけで、なぜ読書が進まないのか。
それは、方法論がないからだ。
今までかろうじてあった方法論は、「朝の10分間読書」だけ。
読書感想文コンクールは、今でも学校の夏休みの宿題づくりにしかなっていないが、ChatGPTの時代には更に無意味になる。
だから、言葉の森が開発している推薦図書検定を早く軌道に乗せることだ。
これが、未来の新しい読書の方法論になる。
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● 言葉の森新聞2025年5月1週号 通算第1849号 (1386字) 言葉の森事務局 jun 2025年05月01日 13時40分
17319 言葉の森オンライン新聞より
言葉の森新聞2025年5月1週号 通算第1849号
文責 中根克明(森川林)
■■5月3日(土)~6日(火)は「休み宿題」(再掲)
カレンダーに記載してあるとおり、5月3日(土)・4日(日)・5日(月)・6日(火)は「休み宿題」となります。
作文個別と作文クラスの生徒は、ホームページの「授業の渚」か課題フォルダの「解説集」を参考に自宅でその週の課題を書いて提出してください。他の日に振替授業を受けることもできます。
「授業の渚」
http://www.mori7.com/nagisa/index.php
「ヒントの池」
http://www.mori7.com/mine/ike.php
作文以外のクラスの生徒も他の日に振替授業を受けることができます。
■■森リン点の改定――各語彙の偏差値を再集計し、バランス点を加えました
4月の森リン点の集計をしました。(2025/4/29)
これまでの各語彙の種類数の平均は、1200字の作文の場合、
・思考語彙=23種類
・知識語彙=59種類
・表現語彙=111種類
・経験語彙=41種類
でした。
小6から中3までの4月中の1200字以上の作品の森リン点を集計をすると、総合点は中3が79.5と最も偏差値50に近い数値でした。
森リン点は、小学校低学年の子供たちのことを考慮して、偏差値50に30を加えた80を平均としています。
また、中2の生徒の人数は、小6から中3の生徒の中で最も多かったので、中2の種類数を全体の基準とすることにしました。
新しく集計した中2の各語彙の種類数の平均は、
・思考語彙=21.2種類
・知識語彙=62.8種類
・表現語彙=114.9種類
・経験語彙=40.7種類
でした。
この中2の各語彙の種類数の平均と標準偏差を、今後の森リン点の基準とします。
すると、新しい点数は次のような傾向になります。
・思考語彙の点数は高くなります。+8.8%
・知識語彙の点数は低くなります。-7.1%
・表現語彙の点数は低くなります。-3.4%
・経験語彙の点数は高くなります。+0.7%
これまでは、難しい言葉を使うと知識語彙の点数が高くなる傾向がありました。
しかし、これからは、各語彙の点数の均衡度が低いと、総合点が低くなることがあります。
これを均衡点(バランス点)と呼びます。
均衡点(バランス点)は、+9から-10の範囲です。
それぞれの語彙の点数のバランスをよくするためには、次のようにしていくといいです。
思考語彙を上げるには、調べた知識の事実だけでなく、その知識の説明やそこで自分が考えたことを入れることです。
また、最後の段落の感想や意見の部分を、それまでの段落と同じぐらいの長さで詳しく書くことです。
しかし、思考語彙が高くなりすぎると、理屈の多い硬い文章になる可能性があります。
経験語彙を上げるには、実際に経験したり見聞したりした実例を書くことです。
ただし、経験実例を書きすぎると、読みやすいが、全体が浅い文章になる可能性があります。
知識語彙を上げるには、調べた知識などを書いて、話題を社会的に広げて書くことです。
表現語彙を上げるには、同じ語彙を使わずにできるだけ多様な語彙を使うことです。
多様な語彙を使うためには、説明文読書や意見文読書の機会を増やし、読める語彙だけでなく使える語彙の範囲を増やしていくことです。
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● 言葉の森新聞2025年4月4週号 通算第1848号 (4635字) 言葉の森事務局 jun 2025年04月22日 13時50分
17306 言葉の森オンライン新聞より
言葉の森新聞2025年4月4週号 通算第1848号
文責 中根克明(森川林)
■■4月29日(火)・30日(水)は休み
4月29日(火)・30日(水)は、第5週のため通年クラスの授業はありません。
■■5月3日(土)~6日(火)は「休み宿題」
カレンダーに記載してあるとおり、5月3日(土)・4日(日)・5日(月)・6日(火)は「休み宿題」となります。
作文個別と作文クラスの生徒は、ホームページの「授業の渚」か課題フォルダの「解説集」を参考に自宅でその週の課題を書いて提出してください。他の日に振替授業を受けることもできます。
「授業の渚」
http://www.mori7.com/nagisa/index.php
「ヒントの池」
http://www.mori7.com/mine/ike.php
作文以外のクラスの生徒も他の日に振替授業を受けることができます。
■■2025年4月保護者懇談会資料
●作文クラス
○小1の作文
小1のころは、文字を読めても書くのはまだ慣れていません。
また、指の力が弱いので長く書くことはできません。
しかし、小1から作文の勉強を始めると、毎週作文を書く習慣ができます。
この時期に大事なことは、「直さないこと」です。
子供の作文を親や先生が見れば、直したくなるところはいくらでもあります。
しかし、そこでよりよい文章にしようと思って、直すアドバイスをすると、みんな作文が嫌いになります。
長続きするためには、間違いがあっても褒めるだけにすることです。
○小2の作文
小2になると、書くことに慣れてくるので、長く書くことに喜びを感じるようになります。
長さにいちばん関心が行く時期なので、作文の中身はあまり気にしません。
この時期は、長く書いたら、その長く書いたことを認めてあげることです。
小3になると、次第に中身に関心が行くので、長さにはこだわらなくなります。
○小3の作文
小3になると、自由な題名から課題の題名になります。
また、感想文の課題も出てきます。
本当は、感想文を書くのは小5からでいいのですが、学校で夏休みの宿題の感想文が出ることがあるので、その対策として書き方を身につけておくために感想文課題を出しています。
感想文になると、小3の生徒は、ほとんど書けなくなります。
しかし、その難しい感想文を書いたところだけを褒めてあげるようにしてください。
○小5の作文
小4までは、事実中心の生活作文でした。
小5からは、中学入試問題に出てくるレベルの文章で感想文を書く課題が出てきます。
小5の時期は、考える力がついてくるので、文章の要約をしたり、文章を構成的に考えたりすることができるようになります。
算数の勉強も、小5から抽象的な問題が出てきます。
作文の勉強は、小5から急に難しくなるので、課題フォルダの長文を読んでよく準備しておくことが必要になります。
○中1の作文
小6までは、題材が中心になる事実文、説明文でした。
中学生になると、主題が中心になる意見文になります。
構成の仕方が変わるので、どの生徒もうまく書けなくなります。
森リンベストなどを参考に書き方を工夫していくといいです。
○手書きの作文も、ChatGPTでテキスト化できる
ウェブの記事です。
「ChatGPTで、手書きの作文も、テキスト化した作文になる」
https://www.mori7.com/as/5332.html
将来、OCRの性能がよくなると、手書きの作文をテキスト化してアップロードするということが普通になると思います。
●基礎学力、総合学力、全科学力クラス
現在の教育は、受験を中心に作られているので、知識の詰め込みという面があります。
しかし、基本的な知識の教育は大事です。
数学の因数分解などは、実社会で使う場面はまずありません。
二次方程式の解は、解の公式で、出すことができるからです。
https://www.mori7.com/izumi/gazou/2025/4221215570.jpg
しかし、因数分解のいろいろな工夫をして解くのは、実は人間にとって面白いことなのです。
それが、人間が本来持っている知的な向上心です。
跳び箱を飛ぶとか、逆上がりをするとか、二重跳びをするとかいうのも、すべて大人になってから使うことはまずありません。
しかし、そういうことができるようになるのは、人間の向上心にとって嬉しいことなのです。
だから、勉強で重要なことは、思考力、創造力、共感力を育てることとともに、学力を育てることです。
しかし、今は、受験のための学力を育てることだけが突出して重視され、それ以外の作文とか読書とか自由な研究や友達との交流などは後回しになる傾向があります。
そこで、能率よく学力を育てることを目的として、基礎学力クラス、総合学力クラス、全科学力クラスを作りました。
基礎学力クラスは、能率だけでなく、毎日の暗唱の習慣をつけるために毎週暗唱のチェックをしています。
総合学力クラスも、毎週英文暗唱のチェックをしています。
勉強の基本は家庭学習ですから、授業の中では、勉強の進捗状況のチェック、互いの読書や勉強の発表、確認テスト、わからなかったところの質問などをすればいいのです。
しかも、わからなかったところの質問は、今はChatGPTでほとんどカバーすることができます。
また、ChatGPTに相談して、勉強の計画などを作ってもらうこともできます。
勉強は、ますます、毎日教室に通ってするようなものではなく、自分ひとりで進めて、時々教室に行けばいいというものになっているのです。
毎日通わないと自己コントロールができないという場合は、自習室を利用することができます。
●創造発表クラス
現在の子供たちの勉強は、吸収することが中心になっています。
もちろん基礎学力は、吸収しなければつきません。
しかし、吸収の目的は、吸収そのものではなく、そのあとの創造と発表です。
子供たちの多くは、創造と発表の学習に慣れていないので、資料をまとめるだけの発表になってしまうことがよくあります。
高校生になると「探求」の授業が出てきますが、小中学生のうちから、創造的に勉強する姿勢を作っておくことが大事です。
この創造発表の授業についても、これからはChatGPTを使って、より個性的に取り組むことができるようになると思います。
●プログラミングクラス
プログラミング教育は、今、大きく変わりつつあります。
これまでは、コードを覚えることが勉強の中心でしたが、これからは何を作りたいかという目的を決めることが勉強の中心になります。
こういう目的先行の勉強ができるようになったのは、ChatGPTがプログラミングを作ってくれるようになったからです。
しかし、最初からすべてChatGPTに丸投げして作品を作ったとしても、その作品のほとんどがブラックボックスであっては、何も身につきません。
テキストをもとに初歩的なコードを学び、その学んだコードを応用してChatGPTに新しいプログラムを作ってもらうという流れで勉強を進めていく必要があります。
まだ、作ったプログラムは、みんなに発表できるようにHTML化してウェブにアップロードするというかたちで勉強を進めていきたいと思っています。
■■第4週は清書。幼稚園生は作文(作文クラス)
幼稚園年中と年長の生徒は、第4週も普通の作文を書く練習です。自由な題名で作文を書いてください。
小学1年生以上の生徒は、清書を行います。
■清書の意義と方法
清書とは、これまでに書いた作文の中で内容がよかったものを書き直すことです。
内容がよいとは、個性、感動、共感などがあるということです。
書き直すときは、次の点に留意してください。
(1)漢字で書けるところは漢字で書く。
(2)たとえや自作名言を工夫できるところがあれば工夫する。
(3)似た話や続きの話を書くことによって字数を増やす。
(4)作文用紙の空いているところに絵などをかいてもよい。
■清書の投稿
清書した作文は、小学生新聞や一般紙などに投稿してみましょう。
手書きの清書の原本を、新聞社に投稿したり、コンクールに応募したりする場合は、清書のコピーの方を先生に送ってください。
新聞社に投稿する際は、作文用紙の欄外又は別紙に次の事項を記載してください。
(1)本名とふりがな(2)学年(3)自宅の住所(4)自宅の電話番号(5)学校名とふりがな(6)学校所在地(町村名までで可)など。
投稿する際は、ペンネームを本名に訂正しておいてください。作文の中に友達の名前が固有名詞で入っている場合は、イニシアルなどに直しておいてください。投稿する作文の内容は、保護者がチェックしてあげてください。
同じものを複数の新聞社やコンクールに送らないようにしてください。これは二重投稿といって、もし両方に掲載されてしまった場合、掲載先に迷惑をかけることになります。
●小学生新聞の投稿先
■104-8433東京都中央区築地3-5-4 朝日小学生新聞「ぼくとわたしの作品」係
●新聞社に送る清書は市販の原稿用紙に
新聞社に送る清書は、市販の原稿用紙に書いてください。
その理由は、清書は個人で送るものなので、自分で用意した原稿用紙に書くのが、社会的なルールとなるからです。
※清書した作文を投稿しない場合でも、額などに入れて家の中に飾っておきましょう。
■■森リンの学年と語彙力の相関――4月18日から森リン点の調整
4月に入ってからの作文で、年齢と語彙力の相関を調べました。(作文の数は、小6から高2までの1200字以上の作文54件)
年齢と思考語彙:0.12……弱い正の相関
年齢と知識語彙:0.75……強い正の相関
年齢と表現語彙:0.52……中程度の正の相関
年齢と経験語彙:0.20……弱い正の相関
「強い相関」の知識語彙は、難しい言葉が使われているかどうかですから、実感としてよくわかります。
「中程度の相関」の表現語彙は、語彙の多様性ですから、学年が上がるほど多様な語彙を使えるようになるということで、これもよくわかります。
「弱い相関」の思考語彙は、考えながら書く言葉ですが、弱い相関なので、今後は相関の低い言葉については思考語彙からはずすなど調整したいと思います。
「弱い相関」の経験語彙は、実際の経験をもとに書く言葉なので、学年が上がり作文の内容が説明や意見中心になると、それほど多くはならないということで弱い相関になっていると思います。
また、今回、4月からの作文について、平均と標準偏差を集計しなおし、森リン点を修正します。
おおまかに言えば、次のような傾向になります。
・思考点は35%上がります(これは、4月から思考語彙を個数ではなく種類数にしたためです)
・知識点は4%下がります
・表現語彙は2%下がります
・経験語彙は8%下がります
3月までの評価は変わりません。
■■【合格速報】新潟市立高志中等教育学校
●新潟市立高志中等教育学校 S.H.さん
<担当講師より>
入会当初より読解力を伸ばそうと問題集読書をコツコツと頑張りました。クラスでの読書紹介を通じて読書内容も変化していき、みごと合格されました。中学でも自分の意見をしっかりと持ち、視野を世界に向けて頑張ってくださいね。
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● 2025年4月保護者懇談会資料 (2554字) 森川林 nane 2025年04月22日 13時14分
17305 森の掲示板より
●作文クラス
○小1の作文
小1のころは、文字を読めても書くのはまだ慣れていません。
また、指の力が弱いので長く書くことはできません。
しかし、小1から作文の勉強を始めると、毎週作文を書く習慣ができます。
この時期に大事なことは、「直さないこと」です。
子供の作文を親や先生が見れば、直したくなるところはいくらでもあります。
しかし、そこでよりよい文章にしようと思って、直すアドバイスをすると、みんな作文が嫌いになります。
長続きするためには、間違いがあっても褒めるだけにすることです。
○小2の作文
小2になると、書くことに慣れてくるので、長く書くことに喜びを感じるようになります。
長さにいちばん関心が行く時期なので、作文の中身はあまり気にしません。
この時期は、長く書いたら、その長く書いたことを認めてあげることです。
小3になると、次第に中身に関心が行くので、長さにはこだわらなくなります。
○小3の作文
小3になると、自由な題名から課題の題名になります。
また、感想文の課題も出てきます。
本当は、感想文を書くのは小5からでいいのですが、学校で夏休みの宿題の感想文が出ることがあるので、その対策として書き方を身につけておくために感想文課題を出しています。
感想文になると、小3の生徒は、ほとんど書けなくなります。
しかし、その難しい感想文を書いたところだけを褒めてあげるようにしてください。
○小5の作文
小4までは、事実中心の生活作文でした。
小5からは、中学入試問題に出てくるレベルの文章で感想文を書く課題が出てきます。
小5の時期は、考える力がついてくるので、文章の要約をしたり、文章を構成的に考えたりすることができるようになります。
算数の勉強も、小5から抽象的な問題が出てきます。
作文の勉強は、小5から急に難しくなるので、課題フォルダの長文を読んでよく準備しておくことが必要になります。
○中1の作文
小6までは、題材が中心になる事実文、説明文でした。
中学生になると、主題が中心になる意見文になります。
構成の仕方が変わるので、どの生徒もうまく書けなくなります。
森リンベストなどを参考に書き方を工夫していくといいです。
○手書きの作文も、ChatGPTでテキスト化できる
ウェブの記事です。
「ChatGPTで、手書きの作文も、テキスト化した作文になる」
https://www.mori7.com/as/5332.html
将来、OCRの性能がよくなると、手書きの作文をテキスト化してアップロードするということが普通になると思います。
●基礎学力、総合学力、全科学力クラス
現在の教育は、受験を中心に作られているので、知識の詰め込みという面があります。
しかし、基本的な知識の教育は大事です。
数学の因数分解などは、実社会で使う場面はまずありません。
二次方程式の解は、解の公式で、出すことができるからです。
しかし、因数分解のいろいろな工夫をして解くのは、実は人間にとって面白いことなのです。
それが、人間が本来持っている知的な向上心です。
跳び箱を飛ぶとか、逆上がりをするとか、二重跳びをするとかいうのも、すべて大人になってから使うことはまずありません。
しかし、そういうことができるようになるのは、人間の向上心にとって嬉しいことなのです。
だから、勉強で重要なことは、思考力、創造力、共感力を育てることとともに、学力を育てることです。
しかし、今は、受験のための学力を育てることだけが突出して重視され、それ以外の作文とか読書とか自由な研究や友達との交流などは後回しになる傾向があります。
そこで、能率よく学力を育てることを目的として、基礎学力クラス、総合学力クラス、全科学力クラスを作りました。
基礎学力クラスは、能率だけでなく、毎日n暗唱の習慣をつけるために毎週暗唱のチェックをしています。
総合学力クラスも、毎週英文暗唱のチェックをしています。
勉強の基本は家庭学習ですから、授業の中では、勉強の進捗状況のチェック、互いの読書や勉強の発表、確認テスト、わからなかったところの質問などをすればいいのです。
しかも、わからなかったところの質問は、今はChatGPTでほとんどカバーすることができます。
また、ChatGPTに相談して、勉強の計画などを作ってもらうこともできます。
勉強は、ますます、毎日教室に通ってするようなものではなく、自分ひとりで進めて、時々教室に行けばいいというものになっているのです。
毎日通わないと自己コントロールができないという場合は、自習室を利用することができます。
●創造発表クラス
現在の子供たちの勉強は、吸収することが中心になっています。
もちろん基礎学力は、吸収しなければつきません。
しかし、吸収の目的は、吸収そのものではなく、そのあとの創造と発表です。
子供たちの多くは、創造と発表の学習に慣れていないので、資料をまとめるだけの発表になってしまうことがよくあります。
高校生になると「探求」の授業が出てきますが、小中学生のうちから、創造的に勉強する姿勢を作っておくことが大事です。
この創造発表の授業についても、これからはChatGPTを使って、より個性的に取り組むことができるようになると思います。
●プログラミングクラス
プログラミング教育は、今、大きく変わりつつあります。
これまでは、コードを覚えることが勉強の中心でしたが、これからは何を作りたいかという目的を決めることが勉強の中心になります。
こういう目的先行の勉強ができるようになったのは、ChatGPTがプログラミングを作ってくれるようになったからです。
しかし、最初からすべてChatGPTに丸投げして作品を作ったとしても、その作品のほとんどがブラックボックスであっては、何も身につきません。
テキストをもとに初歩的なコードを学び、その学んだコードを応用してChatGPTに新しいプログラムを作ってもらうという流れで勉強を進めていく必要があります。
まだ、作ったプログラムは、みんなに発表できるようにHTML化してウェブにアップロードするというかたちで勉強を進めていきたいと思っています。
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● 作文、小論文という言葉の定義 (104字) 森川林 nane 2025年04月20日 17時26分
17299 森川林日記より
作文は、題材を中心にした文章です。小論文は、主題を中心にした文章です。
しかし、文章における、構成・題材・表現・主題・表記という分野は共通しているので、作文という言葉は小論文も含めた概念として使っています。
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● 1200字換算:●換算語彙学年表 とは何でしょうか (105字) 花ちゃん suman 2025年04月20日 13時36分
17298 森の掲示板より
小6,中2の生徒を担当しています。AI森リンの評価で、
1200字換算:●換算語彙学年表
とは何でしょうか。ここに得点が表示される生徒も、されない生徒もいます。どう考え、扱えば(生徒に説明すれば)よいのでしょうか。
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● Re: 1200字換算:●換算語彙学年表 とは何でしょうか (356字) 森川林 nane 2025年04月22日 11時51分
17304 森の掲示板より
小6以上の生徒は、1200字の作文を基準として評価しています。
4月は、少なめに、「600字以上書ければよい」としていますが、本当は小6以上は、毎回1200字以上書くことが目標です。
森リンの点数は、1200字までの作文を読み込んで評価しているので、字数が1200字より少ない作文は点数が低くなります。
しかし、その場合も、「もし1200字まで書いたらどういう点数になるか」という予測の点数を入れておく方がいいと思ったので、「1200字換算」という表も併せて載せるようにしました。
> 小6,中2の生徒を担当しています。AI森リンの評価で、
>
> 1200字換算:●換算語彙学年表
>
> とは何でしょうか。ここに得点が表示される生徒も、されない生徒もいます。どう考え、扱えば(生徒に説明すれば)よいのでしょうか。
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● 作文も小論文も同じ (131字) 森川林 nane 2025年04月20日 06時30分
17297 森川林日記より
作文も小論文も同じ。算数も数学も同じ。
内容のない人が言葉で区別を付けたがる。
そういう人は、どんどん区別を増やしたらいい。
「うちは小論文ではなく、スーパー小論文だ」とか何とか(笑)。
言葉の森は、内容本位だから、すべて「作文」という言葉で間に合わせている。
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● 言葉の森新聞2025年4月3週号 通算第1847号 (1320字) 言葉の森事務局 jun 2025年04月15日 11時17分
17296 言葉の森オンライン新聞より
言葉の森新聞2025年4月3週号 通算第1847号
文責 中根克明(森川林)
■■【重要】学習グラフが表示できるようになりました――「森からゆうびん」も再開します
11月のサーバー移転以来、直っていないページが「学習グラフ」でした。
そのため、「森からゆうびん」の発送もできないでいました。
しかし、本日、ChatGPTと相談しながら、やっと学習グラフが表示できるようになりました。
https://www.mori7.com/gs/
これから、「森からゆうびん」で、生徒別の学習記録の郵送を再開します。
海外の方には、メールでご連絡します。
■■確認テストの範囲を広げました――言葉の森の生徒ならどなたでもどの教科でもできます
確認テストのページを作り直しました。
https://www.mori7.com/kt/
1.年間を通して学習計画を立てられるように、毎月の問題集の出題範囲を表示しています。
問題集の該当ページを早めに計画的に勉強していってください。
2.確認テストは、言葉の森の生徒であれば、どの教科も受けられます。
ぜひ、毎月、確認テストを受けてください。
必要な教材は、教材注文フォームで注文してください。
https://www.mori7.com/teraon/jgkyouzai.php
3.確認テストは、自己採点になります。
答えを送信すると、正解が表示されます。
その正解を見て、自分の答えを採点してください。
小1の確認テストは点数配分がないので、×ひとつにつき100点マイナス1点で採点しておくといいです。
答えの送信と採点は、1回しかできません。
もし間違えて送信してしまった場合は、事務局にご連絡ください。
4.中学生の問題は、標準問題と発展問題の両方ができるようになっています。
数学、英語が得意な人は、難しい発展問題に取り組むようにしてください。
5.高校生の問題を新たに設けました。プログレスの難しい問題を表示しています。
高校生の人は、挑戦してみてください。
※確認テストの正解のページには、解法や説明が載っています。
言葉の森の先生は、それ以上の説明はしません。
解法や説明が理解できないときは、ChatGPTに聞いてください。
■■【合格速報】東北大学文学部・国際基督教大学 O.Y.さん
●東北大学文学部・国際基督教大学 O.Y.さん
<担当講師より>
Yちゃん、ご入学おめでとうございます!
嬉しいご報告を、ありがとうございました。
東北大学、国際基督教大学に合格とのこと、すばらしいですね。
さすが、Yちゃん、という感じです。
Yちゃんは、受講いただいているときも、きちんと緻密な準備をしてクラスに臨み、発表もしっかりとわかりやすく話すことができていました。
これからも、Yちゃんらしく、しっかりと道を見定めて、信じた方向へ進んで行かれること、心よりお祈りしております。
本当にうれしいお報告ありがとうございました。
東北大学へのご入学、おめでとうございます。
晴れ晴れとした春を迎えておられることと思います。
これからの日々が楽しみですね。充実した大学生活を送られ、より一層飛躍されますよう、応援しています。
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● 本日、森リン案内を送付 (226字) 森川林 nane 2025年04月14日 15時02分
17295 森川林日記より
本日、東京都の私立中の一部118校に、森リン案内を送付。
反応があれば、今後は大学入試センターに話をしにいく予定。
その前に、人間の評価との相関を調べるために、kappa係数というのを出す予定。
森リンのいいところは、単にAIを使っているだけでなく、独自のアルゴリズムで採点をしていること。だから、AIと違って、採点がブレない。
もうひとつは、採点の仕組みをオープンにしていること。理由は、ブラックボックスというのは、世の中の進歩を妨げると思うから。
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● 愛子さま天皇論などを言っている人がいるが (389字) 森川林 nane 2025年04月13日 20時16分
17294 森川林日記より
大事なのは、近年のここまで続いてきた歴史を尊重することだ。
何百年前はどうだったかということは、言っていたらきりがない。
さかのぼれば、弥生時代はどうだったかとか、縄文時代はどうだったかとか、いう話になるだけだろ(笑)。
今の目先の表面的な損得や感情でものごとを決定すれば、そういう決定の仕方がむしろこれからの決め方の基準になる。
日本は、フランス革命のような野蛮な国にはならない。
ゆっくりとみんなの合意で歴史を進める国だ。
それで、日本の伝統を作ってきた。
日本が目先の決め方をする国になれば、喜ぶのは中国をはじめとする、日本以外のほかの国だけだ。
そういう長期的な視野でものを見ることだ。
ただ、自分は、愛子様天皇待望論を主張することを批判はしない。
その人たちも、日本をよくしようと思っているはずだからだ。
ただ、その人たちは、理屈はあるが哲学がないということだけだ。
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● 無題 (29字) Lena asanona 2025年04月10日 20時58分
17292 富山(とみやま/touko)先生の部屋より
入室できません。zoomの画面になるアイコンがありません。
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● バースデイ (374字) ゆめ yume 2025年04月10日 18時20分
17291 ゆめ日記より
今日、私は16歳になりました。
誕生日のことなんてすっかり忘れていたのですが、朝、ママがおめでとうと言ってくれたので、また一つ年を取ったんだと気づきました。
でも、隠居生活も長くなると、年齢なんて気にならなくなります。ただただ毎日を積み重ねていくだけ。本当にただそれだけです。
もちろん、楽しみがないわけではありません。一日三食のご飯と一日一回のおやつは、なくてはならない私の楽しみです。
あとは、ゆったりまったり心地よく寝ているときが一番幸せです。
嫌いなものも変わっていません。トリミングです。
今日は誕生日だというのにトリミングに行かされました。そして、バブルバスに入れられました。いくつになっても修行はなくならないのです。
バースデイなのにバスデイ(お風呂の日)になってしまいました。
というわけで、16歳の一年も平穏に暮らしたいです。
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● 無題 (29字) Lena asanona 2025年04月10日 16時13分
17290 富山(とみやま/touko)先生の部屋より
入室できません。zoomの画面になるアイコンがありません。
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● トランプ関税その後 (652字) 森川林 nane 2025年04月10日 11時06分
17288 森川林日記より
トランプ改善のその後。
貿易は収縮する。
アメリカ国内での物価は上がる。
アメリカでの所得税の減税が行われる。
長い目で見ればアメリカの製造業が復活する。
しかし、差し引きのプラスマイナスのマイナスが大きいので、政府発行紙幣で経済を回すようになる。
政府発行紙幣はデジタル通貨になるので、保有や蓄積をコントロールすることができる。
日本も中国に関税をかけて国内の第一次産業や軽工業の製造業を復活させるべきだろう。
しかし、日本は、性格的にそれはやらない(笑)。
そのかわり、アメリカの政府発行紙幣を模倣してベーシックインカムを始める。
このベーシックインカムで、所得の下限を底上げする。
更に、子育て支援のレベルを引き上げる。
また更に、独立起業支援のクラウドファンディングの原資を供給する。
これからの独立起業の内容は、工業ではなく文化になる。
日本には、茶道、俳句、落語などの多様な文化があった。
文化が経済を牽引する例は、これまでは主にスポーツや芸能で行われていた。
サッカーや野球やバスケットボールやゴルフでも、巨額のマネーが回る。
日本が新しい文化を作り、新しい経済を作る。
その文化の担い手は、個人的な趣味を楽しむ庶民だ。
その独立起業をクラウドファンディングが支援する。
支援は個々に行われるだけではなく、創造文化祭典で巨額の賞金を出すかたちでできる。
日本は、いつまでも、外国発のノーベル賞やオリンピックやワールドカップに目を向けるのではなく、日本発の多数の文化賞を作るべきだ。
以上のことは、誰も言っていないと思うので書いてみた。
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● 言葉の森新聞2025年4月2週号 通算第1846号 (3406字) 言葉の森事務局 jun 2025年04月09日 10時30分
17287 言葉の森オンライン新聞より
言葉の森新聞2025年4月2週号 通算第1846号
文責 中根克明(森川林)
■■未来の教育――全科学力、総合学力、基礎学力クラスのお知らせ
中学生対象の全科学力クラスがスタートします。
これは、週に1回の授業で、国語、数学、英語、理科社会の勉強をするクラスです。
勉強の基本は家庭学習ですから、授業では確認テストや問題集で学習状況を把握し、勉強に必要なアドバイスをします。
全科学力クラスには、高校生も参加できます。
しかし、高校生は自分ひとりで勉強する方が能率がいいので、特に全科学力クラスに参加する必要はありません。
家庭学習では勉強のきっかけがつかめないという場合は、24時間開いている自習室を利用することができます。
これから必要になる学力は、思考力、創造力、共感力で、それらの学力の基礎として国語、数学、英語などの教科の学力があります。
思考力を育てるのは主に読書と作文で、創造力を育てるのは作文と創造発表で、共感力を育てるのは授業の中での他の生徒との関わりです。
他の生徒との関わりを作るために、オンラインクラスでは読書紹介や一人一言の時間を設けています。
この思考力、創造力、共感力を育てる教育とは別に、教科の学力をつける教育があります。
国語の勉強は、読書と問題集読書と読解検定と確認テストが中心に行います。
更に発表する勉強として要約感想短歌作成の勉強もしていきます。
作成の勉強は、記述の勉強にもなります。
数学の勉強は、1冊の問題集の反復徹底と確認テストが中心に行います。
更に発表する勉強として、問題作成をしていきます。
この問題作成は、自分ができなかったり苦手だったりした問題を新たに作る勉強で、ChatGPTが活用できます。
英語の勉強は、1冊の問題集の反復徹底と確認テストが中心に行います。
更に発表する勉強として、英文暗唱、英文作成を行います。
英文暗唱は毎日の習慣にすることが大事なので、毎週、暗唱チェックしていきます。
理科社会の勉強は、基本は教科書の習得が中心です。
更に発表する勉強として、理科、社会、プログラミングなどの分野で毎月創造発表の時間を設けます。
これは、教科書を更に自分なりに深め、創造的に研究し発表する勉強です。
中学生は、ChatGPTを使うことが多くなるので、自分専用のパソコンを用意し、ChatGPTのアカウントを取得します。
ChatGPTのアカウントは無料のものでいいのですが、更に勉強を発展させたいときは有料のアカウントに切り替えます。
以上が全科学力クラスの概要です。
勉強には、継続する時間が必要です。
その勉強の中で、友達と一緒に勉強したり、先生と話をしたりする長い時間を過ごすことが大事です。
人間は、時間の中で生きているからです。
だから、全科学力クラスの学年の前には、小学456年生対象の総合学力クラスがあり、その前には小学123年生対象の基礎学力クラスがあります。
オンラインクラスの中で、長い時間の勉強ができるようにしています。
小学456年生の総合学力クラスでは、国語、算数、英語、創造発表の勉強をします。
英語の勉強の中心は、英文の暗唱です。
英文の暗唱チェックは、毎週行います。
小学123年生の基礎学力クラスでは、国語、算数、暗唱、創造発表の勉強をします。
暗唱は、日本語の暗唱で、暗唱文集をもとに行います。
暗唱は、毎週チェックをします。
未来の勉強は、オンラインの少人数クラスというプラットフォームで行われる必要があります。
この場合の少人数とは、4人から5人の人数です。
同年齢同レベルの4人から5人が、ひとつのクラスとして授業を受けるためには、オンラインという形式でなければできません。
リアルの通学形式の教室では、人口密度の高い街か、人が集まりやすい駅前でなければ、同年齢同レベルの少人数クラスを作ることはできないからです。
このオンラインのプラットフォームはすでに作られています。
残る問題は、多数のオンライン少人数クラスを担当できる、多数の講師がいることです。
これまでの講師の資格には、教える教科の知識が必要でした。
学年が上がるほど、担当する教科の知識は重要になってきます。
小学校では、ひとりの先生が、国語も算数も英語も理科も社会も教えることができました。
しかし、小学校高学年から、教科の知識は次第に専門化してきます。
中学校では、国語は国語の先生が、数学は数学の先生が、英語は英語の先生が教えるようになります。
しかし、これでは、国語の先生は国語の観点からしか生徒を見ることができません。
数学の先生は数学の観点から、英語の先生は英語の観点から生徒を見るので、生徒をトータルに見ることができるのは親しかいないことになります。
本当は、先生もトータルに生徒を見て、子供の教育を親と共有できるようになるのが理想です。
それが、現在、ChatGPTなどのAIの活用になって可能になってきました。
生徒がわからない問題はChatGPTが解説し、場合によっては似た問題を作り学習を強化することができます。
だから、全科学力クラスや総合学力クラスでは、先生は生徒に教えたり、生徒の質問に答えたりすることはできるだけしません。
生徒が自分の力で勉強し、わからないことをChatGPTを活用して勉強することを、近くで見守りサポートするのが先生の仕事です。
4月から、全科学力クラス、総合学力クラス、基礎学力クラスのそれぞれの体験学習を受け付けます。
体験学習と言っても、勉強の内容よりも、勉強するクラスの雰囲気を味わうことが目的です。
体験学習を希望される方は、オンラインクラス一覧表を参考に、参加できる日程を個別れんらくから又はお電話でご連絡ください。
■■5教科オール5を達成の中学生の生徒
ある先生からの話です。
中1のとき、いろいろな質問をしてくる生徒でしたが、講師が、勉強を人任せにせず、
「わからないものはわからないままにしない」
「曖昧さを残さない」
「たとえできたと思っても本当に自分が理解できているのか繰り返し検証して精度を高める」と自発的な姿勢で勉強することを促しました。
その結果、中2になって、5教科オール5を達成しました。
中根が担当していた生徒でも、読解検定で、ほぼ毎回「どうして自分の答えが違っているのか」と質問してくる生徒がいました。
読解検定は、微妙な難問なので、正解以外の考え方もあるのです。
そういう生徒は、みんな成績を上げて、有名な高校や大学に進学しました。
納得できるまで考えるということは勉強の基本です。
数学の問題でも、1冊の問題集のできない問題が1問もなくなるまで解き直すことで上達します。
しかし、多くの子は、8割か9割できたらできたことにしてしまいます。
勉強は、答えがあるものですから、100%できるようにすることが大事です。
ただ、たまに、教える先生でも、「これは時間内に解けるわけないなあ」と思う問題があります。
そういう例外的な問題はあるとしても、原則は全部完璧にできるようにすることです。
そして、答えのある勉強が完璧にできるようにすることと並行して、答えのない勉強である作文や読書や創造発表で、個性的創造的な学力を育てていくことが大事なのです。
■■合格速報
●三田国際科学学園・東京都市大学等々力中学校 O.Y.さん
<担当講師より>
途中、受験勉強に専念されましたが、作文をコツコツと続けてこられました。歴史や読書が好きで、知識も豊富で、いつも自分の考えや意見をしっかり述べることができる生徒さんです。入試でもそのような力が発揮できたようで、本当によかったです。新生活でも頑張ってください!
●東京都立青山高校 M.T.さん
<担当講師より>
受験直前期になるまで、作文クラスで毎週しっかりと作文に取り組んでいました! いつも自分らしい体験実例を挙げ、説得力のある作文に仕上げていましたね。また作文を再開されるとのこと、また一緒に作文の勉強ができることを楽しみにしています!
また高校生活のお話をたくさん聞かせてくださいね♪
●長野県長野高等学校 O.S.さん
<担当講師より>
受験直前まで言葉の森の受講も続け、良い作品を提出していました。おめでとうございます。
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● 言葉の森新聞2025年4月1週号 通算第1845号 (5698字) 言葉の森事務局 jun 2025年04月01日 15時51分
17286 言葉の森オンライン新聞より
言葉の森新聞2025年4月1週号 通算第1845号
文責 中根克明(森川林)
■■【重要】4月から森リンの表示を一部変更します
4月の作文から、森リンの表示を一部変更します。
●思考語彙は、個数ではなく種類数で評価します
思考語彙は、作文の中の、考えながら書いている言葉を抽出しています。
考えながら書くことと、考えた結果を書くこととは違います。
考えた結果を書くと、知識語彙の点数が増えます。
考えた結果は、主に知識的な名詞として表されるからです。
考えながら書くときは、名詞よりも、主に接続詞や助動詞や動詞が使われます。
しかも、ある特定の言葉が使われる傾向があります。
例えば、「確かに」「一方」「しかし」「だろう」などの言葉です。
思考語彙の数はあまり多くないので、これまでは個数として集計しています。
しかし、個数として集計すると、例えば、「しかし」や「思う」という言葉をたくさん使うほど思考語彙が増えてしまいます。
そこで、思考語彙も、他の語彙と同じように種類数として集計することにしました。
その結果、4月から一時的に思考語彙の点数が下がります。
しかし、これは、種類数をもとにした思考語彙の偏差値を新たに集計し、点数を調整するようにします。
●「文化語彙」を「経験語彙」という名称にします。
この言葉は、主に動詞の多様性を意味する概念で、日本語の和語を豊富に使える人ほど高い点数になる言葉でした。
そこで、日本語の文化的な素養を持っているほど高くなると考え、この語彙を文化語彙という名称にしていました。
日本語には、知識的な概念を表す漢語と、生活感、動き、生きた表現などを表す和語(やまとことば)があります。
漢語は主に名詞で使われ、和語は主に動詞や形容詞で使われています。
自分の経験や実際に見聞したことが書かれている作文は、動詞の種類が豊富になる傾向があります。
そこで、文化語彙という言葉よりも、経験語彙という言葉の方が実感に合っていると考え、名称を経験語彙という言葉にしました。
●字数の少ない作文も、1200字換算にした場合の点数を表示します
作文の語彙の評価は、1200字以上の作文でないと誤差が大きくなるので、小6以上は1200字を基準の字数としています。
しかし、小1から小5までは、まだ長い字数を書けないので、それぞれ小1は200字、小2は400字、小3は600字、小4は800字、小5は1000字を基準としています。
しかし、1200字未満の作文でも、その作文を1200字に延長したらどういう点数になるかということがわかるといいので、1200字換算の点数も表示することにしました。
■■未来の教育――全科学力クラスのビジョン
■理想の教育のプラットフォームは、オンライン少人数クラスの教育
教育の本来のあり方を考えると、4~5人の少人数のクラスでの教育が必要であると考えられます。
少人数のクラスであれば、生徒ごとの個別指導ができ、生徒と先生との対話ができ、生徒どうしの交流ができます。
学習の効果のかなりの部分は、学習する側の意欲によっているので、一人ひとりが主体的に参加できる少人数のクラスが必要なのです。
しかも、その少人数は、同学年の同レベルの生徒の集まりであることが理想です。
もちろん、言葉の森でも、まだ一部のクラスでしか、同学年同レベルのクラスは成り立っていません。
しかし、それが可能な体制は、すでに技術的に整っています。
同学年同レベルの少人数クラスの教育が可能であるためには、教育は、ウェブ会議を使ったオンライン教育というプラットフォームで行われる必要があります。
■学校での一斉授業よりも、GPTを使った家庭での自主学習が基本になる
学習の能率が高いのは、教わる勉強よりも自ら学ぶ勉強です。
小学校低中学年のころは、一斉に同じことを教える勉強でも効果はあります。
しかし、学年が上がるにつれて、一斉授業は能率の悪い学習形態になります。
一斉授業では、よくできる子はすでにわかっていることを聞かなければならず、一方まだよくできない子はわからないまま授業が先に進むことがあるからです。
これまでは、学校や塾の一斉授業を受ける必要が残っていました。
それは、わからないことを質問したり、勉強の計画を立てたり、できなかった問題を解き直したりするということが、先生のいる環境でなければできにくかったからです。
しかし、これらは現在、GPTのAIがカバーできるようになっています。
例えば、問題集のページの画像をGPTに読み込ませて、質問をすることができます。
それも、夜中でも、早朝でも、日曜日でも、いつでも質問ができ、質問に対する答えが理解しにくいときは更に質問を重ねることができます。
また、難しかった問題については、似た問題を自分用に作成してもらうことがでます。
定期テストの1、2週間前に、GPTと相談して自分の勉強計画を立てることもできます。
自分のテスト結果を読み込ませて、今後の勉強の重点を相談することもできます。
これまでのテストをもとに、今後のテストの予想問題を作ってもらうこともできます。
これまで人間の先生によって行われてきたことが、ほとんどすべてGPTによってカバーしてもらうことができます。
■先生の役割は、教えることではなく見守ることになる
先生の役割は、教えることではなくなります。
先生の役割は、GPTという助手の助けを借りて、生徒を見守ることになります。
先生が生徒よりも優れている点は、その名のとおり、先に生まれていろいろな経験をしていることです。
野口英世は貧困な家庭に生まれ育ち、母は文字が書けませんでした。
だから、母が優れた教育を行って、英世が成長したのではありません。
母の役割は、愛情深く子供を育てることだったのです。
これからの先生の役割も同じです。
先生の役割は、子供を見守ることです。
そのために必要になる先生の資質は、教科の知識ではなく、幅広い経験と豊かな人間性です。
だから、多くの人が先生の役割を果たすことができるようになります。
■誰でもできる多数の先生が、多数の少人数クラスを担当するのが未来の教育
未来の教育は、オンライン少人数クラスというプラットフォームで行われるようになります。
そのときにネックになるのは、多数の少人数クラスをカバーする多数の先生をどう確保するかということです。
しかし、先生の仕事が教えることではなく見守ることであれば、教える教科の知識は必要ありません。
そうすると、ある先生が、ある生徒を小1から高3までの全学年、全教科を見ていくということができるようになります。
また、生徒にとっても、ある先生に小1から高3までの全学年、全教科を見てもらいたいという場合も出てきます。
同時に、勉強の環境に変化を持たせるために、定期的なクラス替えなどを行う必要も出てきます。
このような先生の仕事は、フルタイムである必要はありません。
自分のできる範囲で、時間を決めて担当するクラスを持つことができます。
オンラインクラスですから、ある先生に急な用事ができた場合は、すぐに他の先生に代講を頼むことができます。
教育が人間のつながりの中で行われるというのは、かつての寺子屋教育の基本でした。
それが、今日のAIの技術とネットワークの技術の中で復活するようになります。
大きく見れば、これが日本の教育全体を変えていく未来のビジョンになります。
■全科学力クラスがスタートします。
全科学力クラスは、当面、中学1年生から中学3年生が対象です。
高校生も参加することができますが、高校生は自分のペースで勉強すればいいので、特に参加する必要はありません。
もちろん参加することはできます。
中学1年生は13歳になるので、Gmailなどで自分のメールアドレスを作れます。
そのメールアドレスで、ChatGPTのアカウントを取得します。
ChatGPTに高度な質問をする場合は、有料の方がいいので、できるだけ有料のアカウント(月20ドル)を取得するといいですが、当面は無料のアカウントで十分です。
授業の内容は、国語・数学・英語が中心で、毎月1週目から3週目は、どの教科に取り組んでもかまいません。
一応、授業の中では、1週目に国語的な話、2週目に数学的な話、3週目に英語的な話をします。
4週目は、創造発表的な授業をします。理科、社会、プログラミングのいずれかをテーマに自分で研究したことや創造したことを発表します。
国語・数学・英語は毎月確認テストを行い、学習状況をチェックします。
家庭学習が遅れがちな生徒には、毎日の自習室の利用をすすめます。
全科学力クラスで勉強を続けるためには、学校の成績がオール3.5以上であることが必要です。
それは、少人数クラスで勉強するには、学力が同じぐらいである必要があるからです。
■■未来の教育――AIを活用した自ら学ぶ勉強
私は、勉強はやれば誰でもできるようになると思っています。
勉強ができないのは、ひとつには勉強をする時間が不足しているからです。
もうひとつには、読書によって読む力や考える力がつけることが不足しているからです。
勉強は、いい参考書や問題集を用意して、自分で勉強を進めていけばいいのです。
学校の教科書は、先生が教えることを前提に作られているので、独学には向いていません。
だから、教科書よりも詳しい参考書の方が勉強には向いています。
デジタル教科書は、勉強には向いていません。
デジタルは検索には便利ですが、勉強は繰り返し学び直すことが大事です。
繰り返し学ぶことによって、情報が単なるデジタルの情報としてではなく、その情報の載っている本のページや手触りやレイアウトと一緒に身につくからです。
勉強は、人に教えてもらう必要はありません。
小学校の低中学年では、教えてもらう方が能率がよい面がありますが、学年が上がるほど、自分のペースで勉強する方が能率はよくなります。
ただし、これまでは、中学生や高校生であっても、わからない問題に遭遇したときは、わかっている人や先生に教えてもらう必要がありました。
ところが、ここに来て、ChatGPTなどのAIを使えば、人に教えてもらうよりも更に詳しく教えてもらえることがわかってきました。
もちろん、AIはまだ進化途上なので、間違えることがあったり、複雑に説明しすぎたりすることがあります。
また、日本の教育は、生徒に必要な実力をつけることよりも、生徒に点数の差をつけることを目的にしている面があります。
そのために、AIも勘違いするような問題が出されることもあります。
しかし、基本的な学力は、AIで十分に教えてもらうことができるようになっています。
AIは、ただ教えてくれるだけでなく、似た問題を作ってくれることもできます。
自分の苦手分野を克服するために、どういう勉強をしたいいかも教えてくれます。
関連した問題に話題を広げてくれることもできます。
教育に関しては、AIは何でも相談できる家庭教師のような役割ができるようになってきています。
これからの勉強は、AIの活用によって、教わる勉強から自ら学ぶ勉強になってくるのです。
■■中学生の勉強法――方法よりもまず勉強時間を確保して繰り返すこと
中学生の勉強時間は、平日1.5時間、土日2.5時間が目安です。
平日の1.5時間の内訳は、数学1時間、英語30分。
土日の2.5時間の内訳は、数学1.5時間、英語1時間。
テスト2週間前からは平日3.5時間、土日7時間が目安です。
平日の3.5時間の内訳は、数学1時間、英語1時間、国語・理科・社会それぞれ30分。
土日の7時間の内訳は、数学2時間、英語2時間、国語・理科・社会それぞれ1時間。
勉強するときは、タイマーをセットして勉強します。
長時間勉強するときは、30分ごとに5分程度の休憩の時間を取るようにします。
その休憩時間には、YouTubeなどを見て休憩してもかまいません。
中学生は、子供部屋では勉強できないので、勉強はリビングで行うようにします。
リビングで勉強する習慣がない場合は、自習記録をつけて、自習室でその時間の勉強をします。
(自習の記録をつけるだけでもいいです。)
読書力がないと、勉強の時間をかけても成績が上がりません。
読書力がないと、ものごとを理解する力が弱くなるからです。
だから、説明文意見文の読書は、毎日やるようにします。
目標は、1日50ページで、1週間に1冊は必ず読み終えるようにします。
勉強の内容に関する質問や、勉強の仕方に関する質問は、そのつどChatGPTに聞くようにすると能率が上がります。
親が数学を教えると、うまく行かないことが多いです。
それは、つい、「こんなこともできないのか」と思ったり言ったりしてしまうからです。
親が数学を教えるときは、いつもにこやかに忍耐強く教えることが大切です。
中学生の勉強では、いい方法を探すよりも、まず時間をかけて繰り返すことが大事です。
1冊の問題集を5回繰り返せば、ほとんど完璧にできるようになります。
■■合格速報
●北海道大学経済学部 K.N.さん
<担当講師より>
入試の前日も、いつもと変わらずZOOMで作文指導を受けてくれて、本日「小論文で合格しました。ありがとうございました。」と合格の報告を受けました。
他者を批判することなく、自分の意見もしっかり述べることのできる穏やかで聡明な生徒さんです。興味関心のある分野で学びを深め、社会で活躍してくれることを期待します。将来が楽しみです。
●国際基督教大学(ICU) K.R.さん
<担当講師より>
小5から中3まで作文の勉強をしていました。
帰国子女ですから、いつも自分の意見をはっきり言える子でした。
推薦小論文の勉強をして、ICUに合格しました。
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● AIで宿題なんて簡単にできるようになっている (461字) 森川林 nane 2025年03月24日 12時12分
17283 森川林日記より
AIで宿題なんて簡単にできるようになっている。
解決策は、宿題を出すようなレベルの低い教育はやめればいいということ(笑)
2年ほど前に、「読書感想文の宿題は今年で終わる」という記事を書いたが、読書感想文の指導は,宿題ではなく授業の中でやるのが筋。
https://diamond.jp/articles/-/361664
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AIによる宿題不正、米学生に浸透
生徒らは親や教師の目を逃れ、秘密兵器のAIチャットボットで好成績を挙げている
The Wall Street Journal
米ニュージャージー州に住む高校3年の女生徒(17)は、英語や数学、歴史の授業で昨年自分が不正行為を繰り返したことを世間に知られたくないと思っている。だが彼女がウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)に対し、親の許可を得て明かしたその経験は、生成AI(人工知能)が米国の教育制度にいかに深く根づいているかを示している。そのおかげで今の世代の中高生・大学生は、世界の知識にアクセスできるソフトウエアに学校の宿題を任せられるようになっている。
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● 3月の小6の確認テストについて (154字) あかそよ akasoyo 2025年03月23日 21時06分
17282 国語読解掲示板より
大問1-2
利己的と自己中心的はほとんど同じ意味だと思います。自己中心的な人の考え方とは違うと言っているのに、利己的なという同じような意味の言葉を使っているから全く高まりと言った後にそうだと言っているから自己中心的は合わないと思います。どうして、自己中心的ならここに入るのか分かりません。
よろしくお願いします。
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● Re: 3月の小6の確認テストについて (268字) 森川林 nane 2025年03月25日 13時55分
17284 国語読解掲示板より
よく考えたね。
でも、利己的と自己中心的は、意味が違う。
この違いを理解するには、辞書的な知識よりも、こういう文章をよく読んでいることが必要。
だから、問題集読書と読書で説明文の文章を読む練習を続けるといいよ。
> 大問1-2
> 利己的と自己中心的はほとんど同じ意味だと思います。自己中心的な人の考え方とは違うと言っているのに、利己的なという同じような意味の言葉を使っているから全く高まりと言った後にそうだと言っているから自己中心的は合わないと思います。どうして、自己中心的ならここに入るのか分かりません。
>
> よろしくお願いします。
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● 言葉の森新聞2025年3月4週号 通算第1844号 (4872字) 言葉の森事務局 jun 2025年03月22日 10時48分
17280 言葉の森オンライン新聞より
言葉の森新聞2025年3月4週号 通算第1844号
文責 中根克明(森川林)
■■3月29日(土)・30日(日)・31日(月)は休み
3月29日(土)・30日(日)・31日(月)は、第5週のため通年クラスの授業はありません。
■■2025年3月保護者懇談会資料
●小学校低学年の作文は、書いたあとの添削よりも、書く前の題材作りと読書が大事
小学校低学年の生徒は、親や先生の言うことをよく聞きます。
この時期に、子供の書いたものを直すことに力を入れると、一時的に文章がよくなるように見えますが、長い目で見ると、作文を書くことに次第に負担に感じるようになります。
低学年の作文で大事なことは、書いたあとに直すことではなく、作文の題材作りをしてあげることと、毎日の読書に力を入れることです。
●中学生高校生の今後の国語力の分野は、読解力や記述力よりも作文力になる
学力を評価する最も重要な指標は作文力です。
しかし、これまでは作文を評価し指導する方法がなかったので、小学校高学年から学校での作文指導はほとんどなくなりました。
作文力の代わりとして使われているものが読解力や記述力のテストです。
しかし、読む力のある生徒は読解問題はほとんど満点になるので、例えば東大の国語の試験では読解問題はひとつもありません。
一方、記述力のテストも、書く力のある生徒ではほとんど差がつきません。
しかも、100字や200字程度の記述テストでは、ほとんど何の評価にもなりません。
これから、言葉の森で作成した作文検定や、今後作成する予定の読書検定が広がると、国語力や学力の基準は、作文力と読書力になってきます。
そういう将来の見通しを持って、作文と読書に力を入れていきましょう。
●読書力があると、勉強時間が短くても成績が上がるという川島教授調査データ
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川島 いまは仙台市の教育委員会と学術協定を結んでいて、市内の公立小中学校に通う7万人強の子供たちの学力データを10年近くにわたって追跡調査していましてね。そこからも読書習慣を持っている子の学力が明らかに高いというデータを得ているんです。
脳の測定をさせてもらうと、読書習慣を持っている子は脳の発達がとてもいい。大脳の言語半球の神経線維しんけいせんいという電線の連絡する部分、ここの発達がすごくよくなっていることが分かりました。
土屋 読書の効果が脳にもはっきりと現れているわけですね。
川島 そうなんです。実際にどれだけ学力に差があるかと言いますと、読書を全まったくしない子が平均点を超えるには、家で毎日2時間勉強して、かつ睡眠を6時間から8時間キチッととらなければなりません。ところが読書を毎日する子たちは、家での勉強時間が1時間もあれば十分で、あとはちゃんと睡眠さえとっていれば平均点を軽く超えるんです。さらに、毎日1時間以上読書する子たちは、宿題さえちゃんとしていれば、あとは適切な睡眠時間が確保されると楽々平均点を超える。それくらい、激烈な学力の差が生まれることが分かったんです。
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https://magazine.chichi.co.jp/articles/5698366208/
https://www.mori7.com/izumi/gazou/2025/3071610440.png
https://www.mori7.com/izumi/gazou/2025/3071610441.png
https://www.mori7.com/izumi/gazou/2025/3071610442.png
●ChatGPTなどのAI機能の活用で、勉強の仕方が大きく変わる
勉強で大事なことは、いい教材(参考書や問題集)を使うこと、正しい勉強法を理解すること、わからないときに質問できる場があることです。
教材については、優れたものが既に多数出ています。
勉強法についても、参考になる本が数多くあります。
質問できる場については、これまでは学校や塾の先生が必要でした。
しかし、今後はChatGPTが先生の代わりに質問に答えてくれるようになります。
ChatGPTは、質問をいくら重ねてもわかりやすく教えてくれます。
算数数学の問題でも、問題の画像を読み込ませて質問すれば教えてくれます。
13歳になるとGmailでメールアドレスが取得できるので、ChatGPTのアカウントが作成できます。
中学生以上の生徒は、ChatGPTを利用して勉強をしていきましょう。
これからの勉強は、教材と勉強法とChatGPTを生かした家庭学習が基本になります。
しかし、ひとりで勉強していると、ほかの人とのコミュニケーションの機会がなくなるので、オンラインクラスへの参加を生かします。
オンラインクラスは、そこで勉強をしたり質問をしたりする場であるよりも、自分の勉強成果を発表し、他の生徒と交流する場になります。
将来の勉強は、このようなスタイルになっていくと思います。
●小123年の基礎学力クラスの勉強は、国語・算数の勉強習慣と、毎週の暗唱と、4週目の創造発表
小123年生で大事な勉強は、読書と、暗唱と、みんなの前で発表する機会を持つことです。
勉強的なことは、学校で普通にやっていれば十分です。
●小456年の総合学力クラスでは、国語・算数の基本的な勉強習慣と、毎週英文暗唱と、4週目の創造発表
小456年生で大事な勉強は、勉強習慣を作ること、英文暗唱ができるようになること、創造発表の場を持つことです。
中学受験する人が多いと思いますが、小6の年齢での受験では、保護者の対応が大事になります。
勉強の時間は長くなりますが、読書の時間は短くても毎日確保しておくことが必要です。
受験のあと、小6のころの年齢では、合格すると人生を甘く見るようになり、不合格になると劣等感を持つようになりがちです。
保護者は、長い人生経験を生かして、受験後の対応をよく準備しておくことが必要です。
●中学生の全科学力クラスでは、国語・数学・英語の勉強と、4週目の理科社会プログラミングの創造発表。中学生はChatGPTのアカウント取得が必要
中学生対象の全科学力クラスは、国語・数学・英語、創造発表(理科社会プログラミング)を、それぞれの生徒が自分のペースでやっていきます。
勉強の基本は家庭学習で、先生は勉強のチェックをしますが、何かを教えるようなことはしません。
教わりたいことや質問したいことは、問題集とChatGPTの活用でカバーします。
授業の場では、学習チェックと学習結果の発表が中心になります。
全科学力クラスは、高校生も参加できますが、高校生は勉強の自覚ができているので、家庭で自分の力でやっていくのでいいと思います。
●英語クラスは、クラスによって高校生も指導
英語クラスのさとこ先生は、英語指導のベテランです。
高校生のハイレベルの指導も十分にできるので、希望される方は体験学習を受けてください。
●高校生は、塾や予備校に頼るのではなく、勉強法の本を参考に、ChatGPTを利用して独学をするのが基本
今は、子供のころから塾で勉強することが多いので、高校生でも、塾や予備校で人に教えてもらう勉強を続ける人が多いと思います。
しかし、勉強の基本は独学です。
できるだけ、自分で工夫して勉強するようにすると、その経験は社会に出てからも生きてきます。
特に、これからはChatGPTを使えば、独学はより容易になります。
塾の宿題や塾のテストに追われずに、自分のペースで勉強を進めていきましょう。
●勉強の目的は、大学入試に合格することではなく、社会に出て第一人者として活躍できる人間になること
昔は、大学入試がゴールで、いい大学に合格したらそれで勉強は終了という時期がありました。
しかし、今は、大学入試はゴールではありません。
就職試験では、出身大学が基準になることが多いですが、学歴が問題になるのはそこまでです。
現在は、東大の入学式で学長がベンチャービジネスの話をする時代です。
起業、創業は、資金的にも技術的にも、昔よりはるかに容易になっています。
だから、大事なことは、勉強で基礎学力をつけるとともに、自分の好きなことに没頭する時間を作ることです。
また、15歳ぐらいになると、人生の自覚ができますから、この時期に、いろいろな伝記を読むとあとでそれが生きてきます。
古典的な伝記として、シュリーマン、フランクリン、福沢諭吉、勝海舟などがありますが、最近の伝記としても、松下幸之助や本田宗一郎や糸川英夫などの本があります。
中学生、高校生は、勉強以外に読書の時間を確保していくようにしましょう。
■■第4週は清書。幼稚園生は作文(作文クラス)
幼稚園年中と年長の生徒は、第4週も普通の作文を書く練習です。自由な題名で作文を書いてください。
小学1年生以上の生徒は、清書を行います。
■清書の意義と方法
清書とは、これまでに書いた作文の中で内容がよかったものを書き直すことです。
内容がよいとは、個性、感動、共感などがあるということです。
書き直すときは、次の点に留意してください。
(1)漢字で書けるところは漢字で書く。
(2)たとえや自作名言を工夫できるところがあれば工夫する。
(3)似た話や続きの話を書くことによって字数を増やす。
(4)作文用紙の空いているところに絵などをかいてもよい。
■清書の投稿
清書した作文は、小学生新聞や一般紙などに投稿してみましょう。
手書きの清書の原本を、新聞社に投稿したり、コンクールに応募したりする場合は、清書のコピーの方を先生に送ってください。
新聞社に投稿する際は、作文用紙の欄外又は別紙に次の事項を記載してください。
(1)本名とふりがな(2)学年(3)自宅の住所(4)自宅の電話番号(5)学校名とふりがな(6)学校所在地(町村名までで可)など。
投稿する際は、ペンネームを本名に訂正しておいてください。作文の中に友達の名前が固有名詞で入っている場合は、イニシアルなどに直しておいてください。投稿する作文の内容は、保護者がチェックしてあげてください。
同じものを複数の新聞社やコンクールに送らないようにしてください。これは二重投稿といって、もし両方に掲載されてしまった場合、掲載先に迷惑をかけることになります。
●小学生新聞の投稿先
■104-8433東京都中央区築地3-5-4 朝日小学生新聞「ぼくとわたしの作品」係
●新聞社に送る清書は市販の原稿用紙に
新聞社に送る清書は、市販の原稿用紙に書いてください。
その理由は、清書は個人で送るものなので、自分で用意した原稿用紙に書くのが、社会的なルールとなるからです。
※清書した作文を投稿しない場合でも、額などに入れて家の中に飾っておきましょう。
■■【合格速報】奈良県立郡山高校
●奈良県立郡山高校 N.N.さん
<保護者さまより>
言葉の森で勉強させていただいたおかげです。
本当にありがとうございました。
夏前と夏休み直後の模試ではE判定で、これは厳しいかな、と思いましたが、それから判定を上げていき、12月ではA判定を頂きました。
勉強法について迷うたびに色々アドバイスをいただき、それにのっとって進めていきました。
高校生になっても作文と読書は続けて行きたいと思います。
<担当講師より> 英語
授業中は自ら英語の説明のメモを取り、きちんと英作文に取り組み、コツコツと自習に励んでいました。合格発表のあったその夜からさっそく高校英語に取り組んでいます。
<担当講師より> 作文
第一志望校合格、おめでとうございます。
夏休み以降の追い上げは、Nさんの努力と粘り強さの賜物ですね。
高校生活はさらに世界が広がる時期です。作文も続けていきたいとのこと、嬉しく思います。
これからも自分の言葉で考え、自分の言葉で表現する力を磨いていってください。応援しています。
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● 2025年3月保護者懇談会資料 (3267字) 森川林 nane 2025年03月22日 07時22分
17279 森の掲示板より
●小学校低学年の作文は、書いたあとの添削よりも、書く前の題材作りと読書が大事
小学校低学年の生徒は、親や先生の言うことをよく聞きます。
この時期に、子供の書いたものを直すことに力を入れると、一時的に文章がよくなるように見えますが、長い目で見ると、作文を書くことに次第に負担に感じるようになります。
低学年の作文で大事なことは、書いたあとに直すことではなく、作文の題材作りをしてあげることと、毎日の読書に力を入れることです。
●中学生高校生の今後の国語力の分野は、読解力や記述力よりも作文力になる
学力を評価する最も重要な指標は作文力です。
しかし、これまでは作文を評価し指導する方法がなかったので、小学校高学年から学校での作文指導はほとんどなくなりました。
作文力の代わりとして使われているものが読解力や記述力のテストです。
しかし、読む力のある生徒は読解問題はほとんど満点になるので、例えば東大の国語の試験では読解問題はひとつもありません。
一方、記述力のテストも、書く力のある生徒ではほとんど差がつきません。
しかも、100字や200字程度の記述テストでは、ほとんど何の評価にもなりません。
これから、言葉の森で作成した作文検定や、今後作成する予定の読書検定が広がると、国語力や学力の基準は、作文力と読書力になってきます。
そういう将来の見通しを持って、作文と読書に力を入れていきましょう。
●読書力があると、勉強時間が短くても成績が上がるという川島教授調査データ
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川島 いまは仙台市の教育委員会と学術協定を結んでいて、市内の公立小中学校に通う7万人強の子供たちの学力データを10年近くにわたって追跡調査していましてね。そこからも読書習慣を持っている子の学力が明らかに高いというデータを得ているんです。
脳の測定をさせてもらうと、読書習慣を持っている子は脳の発達がとてもいい。大脳の言語半球の神経線維しんけいせんいという電線の連絡する部分、ここの発達がすごくよくなっていることが分かりました。
土屋 読書の効果が脳にもはっきりと現れているわけですね。
川島 そうなんです。実際にどれだけ学力に差があるかと言いますと、読書を全まったくしない子が平均点を超えるには、家で毎日2時間勉強して、かつ睡眠を6時間から8時間キチッととらなければなりません。ところが読書を毎日する子たちは、家での勉強時間が1時間もあれば十分で、あとはちゃんと睡眠さえとっていれば平均点を軽く超えるんです。さらに、毎日1時間以上読書する子たちは、宿題さえちゃんとしていれば、あとは適切な睡眠時間が確保されると楽々平均点を超える。それくらい、激烈な学力の差が生まれることが分かったんです。
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https://magazine.chichi.co.jp/articles/5698366208/
●ChatGPTなどのAI機能の活用で、勉強の仕方が大きく変わる
勉強で大事なことは、いい教材(参考書や問題集)を使うこと、正しい勉強法を理解すること、わからないときに質問できる場があることです。
教材については、優れたものが既に多数出ています。
勉強法についても、参考になる本が数多くあります。
質問できる場については、これまでは学校や塾の先生が必要でした。
しかし、今後はChatGPTが先生の代わりに質問に答えてくれるようになります。
ChatGPTは、質問をいくら重ねてもわかりやすく教えてくれます。
算数数学の問題でも、問題の画像を読み込ませて質問すれば教えてくれます。
13歳になるとGmailでメールアドレスが取得できるので、ChatGPTのアカウントが作成できます。
中学生以上の生徒は、ChatGPTを利用して勉強をしていきましょう。
これからの勉強は、教材と勉強法とChatGPTを生かした家庭学習が基本になります。
しかし、ひとりで勉強していると、ほかの人とのコミュニケーションの機会がなくなるので、オンラインクラスへの参加を生かします。
オンラインクラスは、そこで勉強をしたり質問をしたりする場であるよりも、自分の勉強成果を発表し、他の生徒と交流する場になります。
将来の勉強は、このようなスタイルになっていくと思います。
●小123年の基礎学力クラスの勉強は、国語・算数の勉強習慣と、毎週の暗唱と、4週目の創造発表
小123年生で大事な勉強は、読書と、暗唱と、みんなの前で発表する機会を持つことです。
勉強的なことは、学校で普通にやっていれば十分です。
●小456年の総合学力クラスでは、国語・算数の基本的な勉強習慣と、毎週英文暗唱と、4週目の創造発表
小456年生で大事な勉強は、勉強習慣を作ること、英文暗唱ができるようになること、創造発表の場を持つことです。
中学受験する人が多いと思いますが、小6の年齢での受験では、保護者の対応が大事になります。
勉強の時間は長くなりますが、読書の時間は短くても毎日確保しておくことが必要です。
受験のあと、小6のころの年齢では、合格すると人生を甘く見るようになり、不合格になると劣等感を持つようになりがちです。
保護者は、長い人生経験を生かして、受験後の対応をよく準備しておくことが必要です。
●中学生の全科学力クラスでは、国語・数学・英語の勉強と、4週目の理科社会プログラミングの創造発表。中学生はChatGPTのアカウント取得が必要
中学生対象の全科学力クラスは、国語・数学・英語、創造発表(理科社会プログラミング)を、それぞれの生徒が自分のペースでやっていきます。
勉強の基本は家庭学習で、先生は勉強のチェックをしますが、何かを教えるようなことはしません。
教わりたいことや質問したいことは、問題集とChatGPTの活用でカバーします。
授業の場では、学習チェックと学習結果の発表が中心になります。
全科学力クラスは、高校生も参加できますが、高校生は勉強の自覚ができているので、家庭で自分の力でやっていくのでいいと思います。
●英語クラスは、クラスによって高校生も指導
英語クラスのさとこ先生は、英語指導のベテランです。
高校生のハイレベルの指導も十分にできるので、希望される方は体験学習を受けてください。
●高校生は、塾や予備校に頼るのではなく、勉強法の本を参考に、ChatGPTを利用して独学をするのが基本
今は、子供のころから塾で勉強することが多いので、高校生でも、塾や予備校で人に教えてもらう勉強を続ける人が多いと思います。
しかし、勉強の基本は独学です。
できるだけ、自分で工夫して勉強するようにすると、その経験は社会に出てからも生きてきます。
特に、これからはChatGPTを使えば、独学はより容易になります。
塾の宿題や塾のテストに追われずに、自分のペースで勉強を進めていきましょう。
●勉強の目的は、大学入試に合格することではなく、社会に出て第一人者として活躍できる人間になること
昔は、大学入試がゴールで、いい大学に合格したらそれで勉強は終了という時期がありました。
しかし、今は、大学入試はゴールではありません。
就職試験では、出身大学が基準になることが多いですが、学歴が問題になるのはそこまでです。
現在は、東大の入学式で学長がベンチャービジネスの話をする時代です。
起業、創業は、資金的にも技術的にも、昔よりはるかに容易になっています。
だから、大事なことは、勉強で基礎学力をつけるとともに、自分の好きなことに没頭する時間を作ることです。
また、15歳ぐらいになると、人生の自覚ができますから、この時期に、いろいろな伝記を読むとあとでそれが生きてきます。
古典的な伝記として、シュリーマン、フランクリン、福沢諭吉、勝海舟などがありますが、最近の伝記としても、松下幸之助や本田宗一郎や糸川英夫などの本があります。
中学生、高校生は、勉強以外に読書の時間を確保していくようにしましょう。
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● オープン森リンと外人 (82字) 森川林 nane 2025年03月21日 12時40分
17278 森川林日記より
オープン森リンのフォームをホームページに設置したら、早速、アルファベットだけの文字列が送られてきた。暇な外人がいる。
それで、日本語でなければ受け付けないようにした。
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● SBペイメントわかりにくい (96字) 森川林 nane 2025年03月19日 06時39分
17277 森川林日記より
スクエアはもっと簡単にできたのに、SBペイメントは仕様書だけばどさっと送られてきて、何がなんだか わからない。
とりあえず、森リン作文の決済は、銀行振込と三井住友銀行の自動振替でやることにした。
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● 言葉の森新聞2025年3月3週号 通算第1843号 (1901字) 言葉の森事務局 jun 2025年03月17日 11時37分
17276 言葉の森オンライン新聞より
言葉の森新聞2025年3月3週号 通算第1843号
文責 中根克明(森川林)
■■3月20日(木)は「休み宿題」
カレンダーに記載してあるとおり、3月20日(木)は「休み宿題」となります。
作文個別と作文クラスの生徒は、ホームページの「授業の渚」か課題フォルダの「解説集」を参考に自宅でその週の課題を書いて提出してください。他の日に振替授業を受けることもできます。
「授業の渚」
http://www.mori7.com/nagisa/index.php
「ヒントの池」
http://www.mori7.com/mine/ike.php
作文以外のクラスの生徒も他の日に振替授業を受けることができます。
■■新しい教育のビジョン――AI時代は自分で学ぶ勉強の時代に
人間は、中学3年生ぐらいになるまでは、勉強の自覚がないのが普通です。
それは、まだ自分というものがはっきりしていないからです。
このころまでは、向上心によって勉強するのではなく、人に言われるから勉強するというのが勉強の動機です。
だから、中学3年生まで義務教育になっているのです。
子供は、中学3年生ごろから次第に自覚によって勉強するようになります。
だから、自覚によって勉強する前の時期、小学校高学年から中学生の時期にかけての勉強の仕組みを作ることが大事です。
今の教育の多くは、宿題とテストによって勉強の動機付けを行っています。
以前、宿題とテストを廃止した中学があり、かえって成績が上がったという例がありました。
しかし、それが続いているかどうかはわかりません。
フィンランドの教育が、一時、宿題もテストもない教育として話題になりました。
しかし、そのときの生徒の学力は、それまでの宿題やテストがあった時期に作られた学力でした。
だから、宿題とテストをやめてから、フィンランドの教育は急降下しました。
宿題とテストがなければ、生徒は勉強しません。
しかし、宿題とテストだけで勉強させようとすれば、生徒の自主性が失われます。
宿題とテストという強制に頼らずに、生徒が自主的に勉強に取り組む仕組みが必要です。
私(森川林)が考えているのは、次のような学習システムです。
対象は、主に中学生です。
まず、全員が、国数英理社の参考書又は問題集を用意します。
勉強の基本は、家庭での自学自習ですから、毎日計画的に勉強を進めます。
しかし、中学生のころは、学習の仕方がわからないうちは、無駄なことをしたり、わからなところを飛ばしたりします。
そこで、週に1回、学習チェックの時間を作ります。
学習チェックは、オンラインクラスで、同学年の同レベルの生徒が4~5人集まる状態で行います。
そこで、勉強の状態をチェックするとともに、読書紹介や、勉強や、学習相談や、生徒どうしの交流を行います。
ここで大事なことは、先生の役割です。
先生がひとりで勉強を教えようとすると、中学生のレベルでは教科担任になりがちです。
中学生の国語も数学も英語も理科も社会も、全部教えられるという先生はあまりいないからです。
しかし、ここで、ChatGPTが助手として参加します。
先生は、生徒の勉強の全体的なバランスを見てアドバイスをします。
個々の教科の指導や質問は、ChatGPTのAIが行います。
そのために、参加する生徒は、できるだけChatGPTの有料版(月20ドル)を使えるようにします。
国数英理社の教科の勉強は、ChatGPTを使えば十分にできます。
先生の役割は、生徒の全体の状態を見ることです。
しかし、国数英理社の勉強は、吸収する勉強です。
これからは、吸収だけでなく、創造し発表する勉強が必要になってきます。
そこで、月に1回は、創造発表の週を作ります。
この創造発表のテーマは、主に、理科と社会とプログラミングです。
週1回の学習では、家で勉強する時間が不足するという場合は、自習室を使うようにします。
このような自学自習と創造発表ができるためには、学校成績がオール3.5以上であることが必要です。
学校の成績がそれ以下になったら、国数英の確認テストが連続3ヶ月70点以上になるまで自分で勉強をするようにします。
こうすれば、無駄のない、そして友達との交流もある楽しい勉強ができます。
これを4月から行っていく予定です。
■■【合格速報】中央大学文学部
●中央大学文学部 T.Y.さん
<担当講師より>
昨年まで受講していた生徒さんです。理系→文系に進路変更し、毎週欠かさず力作を仕上げていました。見事中央大学文学部に合格したそうで、おめでとうございます。
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● 【テスト送信】文字化けがあったらご連絡ください【送信指定】 (114字) 森川林 nane 2025年03月16日 11時00分
17274 言葉の森オンライン新聞より
このメールは、講師の方、全員にお送りしています。
言葉の森のオンライン新聞からの送信です。
メール設定を直したので、もし題名、又は、本文に文字化けがあったらお知らせください。
文字化けがない場合は、特に連絡されなくて結構です。
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● この1週間、ほとんど何も仕事を (686字) 森川林 nane 2025年03月12日 16時50分
17272 森川林日記より
この1週間、ほとんど何も仕事をしなかった。
思索と森リン作業をしていたから。
だから、机の上は書類の山になっている(笑)。
しかし、今日、一応、森リン作文が最後まで送信できたので、これで一安心。
なぜ、森リン作文が大事かというと、これで、日本の詰め込み教育が変わる可能性があるからだ。
勉強には、知識の勉強と理解の勉強とがある。
ただ覚えるのは知識の勉強。
それに対して、「なるほど」「わかった」「そうなんだ」「目からウロコだった」というのが理解の勉強。
その理解から、更に自分の考えを発展させるのが創造の勉強。
ところで、昔、評判のよかったフィンランドの教育が、今では逆に破綻しつつあるらしい。
「フィンランド教育の失敗:日本の詰め込み教育はそこまで悪いのか?」
https://www.youtube.com/watch?v=O1y8BTmGvDA
かつての日本のゆとり教育と同じだ。
だから、大事なのは、日本に昔から伝わっている基礎学力の教育をベースにすること。
それは、読書と暗唱と算数だ。
学年が上がれば、教科書をマスターすること。
そして、その基礎学力の教育を更に創造的に発展させる勉強として、作文と創造発表がある。
基礎学力の勉強は小123年が対象だが、小456年は総合学力、中123年と高校生は全科学力と発展させる。
勉強は、家庭での自学自習が基本だが、中学生のころまでは勉強に対してあまり自覚がないので、毎週、勉強をチェックしてくれる場所が必要になる。
チェックをしてくれるのは、人間の先生と助手のAI(笑)。
これが、これからの勉強のスタンダードになる。
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● 言葉の森新聞2025年3月2週号 通算第1842号 (1136字) 言葉の森事務局 jun 2025年03月10日 14時46分
17269 言葉の森オンライン新聞より
言葉の森新聞2025年3月2週号 通算第1842号
文責 中根克明(森川林)
■■これからの学力は、勉強よりも創造、その創造を生かすものは発表
世の中にある価値の源泉は、創造です。
資源でも、土地でも、人口、ゴールドでもありません。
例えば、最初に光合成を創造した生物がいたから、自然はこのように豊かになりました。
今の植物たちはすべて、その最初の創造をコピーして繁栄しています。
もっとぐっと身近なところでは、あるとき、亀の子だわしを発明した人がいたから、それから掃除の能率が格段と上がりました。
こういう例は、いくらでも出てきます。
だから、日本を豊かにする道は、さまざまな創造が次々と生まれることです。
この点で、日本には土台となる文化があります。
その文化が、例えば、万葉集を生み出しました。
ところが、今の教育は、創造とは正反対の詰め込み競争を行っているように見えます。
クイズ番組のような知識をいくら覚えても、世の中は豊かになりません。
ただし、一定の知識の蓄積は必要です。
その方法は、ひとつはAIを利用することです。
もうひとつは、友達と一緒に勉強する場を作ることです。
そして、大事なことは、その知識の基礎の上に、創造の機会を作ることです。
ところが、創造の教育は、かつてのゆとり教育のようなものになりがちです。
現在行われている探究学習でも、参考書をていねいに書き写して発表するだけようなものが多いのではないかと思います。
創造教育の要は、自分の好きなことに取り組むことです。
そして、そこに、まだ誰もしていないことを盛り込むことです。
その創造の学習のバネになるもののひとつは、みんなの前で発表する機会があることです。
もう一つは、創造の見本となる、創造と発表の好きな保護者や友達がいることです。
創造的な学習をする機会は、作文クラスでの作文発表、基礎学力クラスと総合学力クラスでの4週目の創造発表、創造発表クラス、プログラミングクラスなどがあります。
また、勉強の工夫の仕方では、国語読解クラスでの問題文の要約感想短歌、算数数学クラスでの問題作成、英語クラスでの自由英作文などもあります。
教科書を読んで、先生の話を聞いて、テストの問題を解いて100点を取ったところで、何ということはありません。
そういう勉強は、必要になったときにいつでもできるからです。
受け身の勉強ではなく、主体的な勉強をすることが、これからの教育に求められているのです。
■■【合格速報】北海学園札幌高等学校
●北海学園札幌高等学校 A.T.さん
<担当講師より>
受験のプレッシャーを感じていたようですが、作文の提出もきちんと続け、見事志望校に合格しました。おめでとうございます。