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● ICレコーダとnottaとChatGPTの合作(笑)Midjourneyも (1693字) 森川林 nane 2025年12月05日 02時41分
18232 森川林日記より
AI時代に子どもが伸びる――全科学力クラスという新しい学び方
AIが勉強方法を大きく変える時代
「勉強は家庭だけで十分で、塾に行く必要はないのでは」と感じている方は多いと思います。実際、私の子どもも塾や予備校に通わず、学校と家庭だけでのんびりと学習していました。しかし、昔の家庭学習には「わからないところを気軽に聞けない」という弱点があり、問題集の説明だけでは解決しない場面も少なくありませんでした。
ところが今は、AI が先生のようにていねいに教えてくれる時代です。勉強の進め方そのものが大きく変わりつつあり、言葉の森の「全科学力クラス」は、この新しい流れに対応したオンラインの学習クラスとして生まれました。
参考書1冊とAIで深い学びができる
全科学力クラスで学習の中心になるのは、参考書兼問題集を一冊決めて繰り返すこと、そしてチャットGPTなどのAIの活用です。プリント学習のように一度きりで終わってしまう教材ではなく、同じテキストを何度も繰り返すことで、理解は確実に定着します。
わからない部分があればAIに質問し、さらに必要であれば「似た問題」を作ってもらうことで理解を深められます。今の家庭は共働きが多く、子どもが一人で勉強する時間が増えています。だからこそ、AIは家庭学習の大きな力になるのです。
オンライン自習室が「一人の勉強」を支える
家庭学習を支えるもう一つの仕組みが、Zoom を使ったオンライン自習室です。ブレイクアウトルームを多数用意しておけば、生徒は自分だけの部屋で集中して勉強できます。疲れたときは、友達との共有ルームに移動して、軽く会話することもできます。
家から出ない家庭学習でありながら、友達と一緒に学ぶ教室の雰囲気を再現できるのです。では、この環境の中で先生はどんな役割をするのでしょうか。
先生は「教える人」から「伴走する人」へ
これまでの先生の役割は、主に知識を教えることでした。しかしAIが解説し、質問に答え、問題まで作ってくれる時代には、先生の役割は大きく変わります。
これから必要とされるのは、学習状況をチェックし、子どもたちの気持ちを支え、学びのペースを整えていく伴走者としての役割です。小中学生は、一人だけで長時間勉強することがまだ得意ではありません。だからこそ「見てくれる大人」と「一緒に学ぶ仲間」が不可欠なのです。
少人数クラスで学びと交流を
全科学力クラスは4~5人の少人数制で、できるだけ近い学年の生徒が一緒になるようにしています。授業の前には、自分の読んでいる本の紹介をし、最後には近況報告を一言ずつ発表します。勉強だけでなく、友達の存在や交流の時間があることで、学習への意欲が大きく高まります。
学ぶ科目は国語・算数(数学)・英語が中心ですが、先生はどの科目にも対応でき、さらにプログラミングや創造発表のサポートも可能です。
週1回の参加で伸びる全科学力
授業は週1回。1~3週目は、それぞれが好きな科目を選んでAIとともに学びます。4週目は成果発表の週で、Zoomのクラウドに保存された発表は他のクラスの生徒も視聴できます。学年は小学1年生から中学3年生まで受け入れており、週1回の参加と家庭での学習、自習室の利用で十分に力がつきます。
これまでの塾は、先生が教える時間と場所が必要で、子どもたちは多くの時間を拘束されていました。しかし全科学力クラスは、先生が週1回学習状況を確認すれば、あとは各自のペースで家庭学習を進められます。
AI時代の学びは「受け身」ではなく「自分で進める学び」
AI時代の教育は、教わる学習ではなく、自分で進めていく能動的な学習になります。そして先生は「教える人」ではなく「見守る人」へと役割を変えていきます。
中学生は自分でチャットGPTのアカウントを取得して使えることが条件です。小学生の場合は、保護者の方がサポートしながらAIを使った学習を進めていきます。
新しい未来の学びは、がんばる学習ではなく、苦労ではなく楽しさです。これからの教育は、無理を積み重ねる道ではなく、創造力を育てていく道なのです。
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● Re: 11月分 4 都会には無論の事 (222字) 森川林 nane 2025年12月05日 14時10分
18234 国語読解掲示板より
これは、解き方の問題ではなく、読む力の問題です。
読解検定を解くのと並行して、
1.毎日読書をすること(できれば50ページ以上ですが、5ページでもいいです。毎日が大事)
2.国語の問題集読書を毎日すること(1日1問題分だけでもいいです。できるだけ音読で)
3.そういうことを毎日続けて効果が出るのは6ヶ月後なので、気長にがんばってください。
> 問題7と問題8が分かりません。
> キーワードはわかるのですが、
> 要旨が分かりません。
> お願いします。
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● 言葉の森新聞2025年12月1週号 通算第1877号 (1924字) 言葉の森事務局 jun 2025年12月01日 13時32分
18229 言葉の森オンライン新聞より
言葉の森新聞2025年12月1週号 通算第1877号
文責 中根克明(森川林)
■■【重要】1月から中根の担当クラスの担当交代、及び、基礎・総合・全科学力クラスの再編成
■担当交代のお知らせ
1月から、中根が担当しているクラスの担当交代を行います。
12月中は、新たに担当する予定の講師が授業を一緒に見学します。
担当交代の理由は、言葉の森が新たに開始した「日本語作文検定」のシステム化の時間を確保するためです。
また、今後、言葉の森の指導と運営の内容を充実させていく時間を確保するためです。
新たに担当する講師は、それぞれベテランの先生で、現在の担当クラスでも親身な指導を行っています。
新しい先生に対するご相談ご質問なども、ご遠慮なくお願いします。
■基礎、総合、全科学力クラスの再編成
現在、基礎学力クラスは小1・2・3年生、
総合学力クラスは小4・5・6年生、
全科学力クラスは中1・2・3年生が主な対象学年です。
この3つのクラスを、新全科学力クラスとして1種類に統合します。
ただし、引き続き基礎学力クラス、総合学力クラスとして運営するクラスもあります。
クラスの名称は変わりますが、現在のクラスの生徒はそのままです。
新全科学力クラスによって、曜日時間が増えるのて、今後振替などがしやすくなります。
また、これまでは、クラス全体の授業は、
・1週目国語、
・2週目算数数学、
・3週目暗唱又は英語
・4週目創造発表
としていましたが、個々の生徒の希望に応じた個別指導を中心に行います。
したがって、国語読解だけを勉強したいとか、算数数学だけを勉強したいとか、○○は十分にできているから必要ない、などという個別の希望を取り入れた指導になります。
ただし、生徒どうしの対話と交流の時間は必要なので、読書紹介・一人一言・創造発表の時間については、クラス全体として行います。
また、毎月の確認テストは、学力の現状を把握するために、国語・数学・英語とも行ってもらいます。
学習の中心は、家庭学習になりますが、家庭学習は生徒本人の自覚がないと進まない面があります。
そのため、確認テストの状況を見ながら、自習室の利用を義務化します。
自習室は、入室時間と退室時間が記録できるので、家庭学習の状態が把握できます。
教材については、現在の小456年生及び中123年生の問題集は標準問題集で行っていますが、どのクラスもよくできる生徒が多いので、今後は受験問題集、発展問題集を中心にしていく予定です。
以上、ご意見ご質問がありましたら、コメント欄、又は、個別れんらく板でお知らせください。
■■【重要】12月1週は、作文のテストです
12月1週は、作文のテストです。
今やっている課題の字数と項目が全部できることが条件です。
字数の目標は、
小1は200字以上
小2は300字以上
小3は500字以上
小4は700字以上
小5は800字以上
小6以上は1000字以上
となります。
必要な字数を書く力は、作文の実力と高い相関があります。
普段、長く書けない場合でも、テストをきっかけに、がんばって目標の字数まで書くと、それからその長く書けた字数が自分の実力となります。
作文に入れる項目には、項目マークもつけておいてください。
項目は1種類について、1つつけてあればいいです。
例えば、たとえをいくつか書いている場合でも、その中にひとつに項目マークをつけておけばいいです。
・構成は「枝」のマーク
・題材は「葉」のマーク
・表現は「花」のマーク
・主題は「実」のマーク
です。
パソコンで作文を書いている人は、項目の該当する箇所に、
< <構成> >又は< <こうせい> >
< <題材> >又は< <だいざい> >
< <表現> >又は< <ひょうげん> >
< <主題> >又は< <しゅだい> >
と書いておいてください。
※「<」と「>」は、全角の山カッコで、それを2つ並べます。
日本語キーボードの「ね」と「る」のところにあります。
半角の「<<」「>>」や「《」「》」ではありません。
作文テストの提出締切は12月8日です。
遅れないようにがんばってください。
■■【合格速報】東北大学医学部
東北大学医学部 H.I.さん
<担当講師より>
合格おめでとうございます!
小学校3年生からコツコツと根気よく努力を重ねてきたIくん。聡明で芯がしっかりしている生徒さんです。超多忙な日々にあってもレッスン時には自分の意見をしっかり述べ、多角的な視点でものごとをとらえていました。その話ぶりから誠実で他者への思いやりがいつも感じられました。
これから医学の道を歩んでいくIくんに心からのエールを送ります。がんばってください!
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● (48字) ともとも tomotomo 2025年11月28日 05時21分
18226 国語読解掲示板より
小5の11月の読解検定のBの問題が誕生日だから字が綺麗だと思い✖️にしたけれど答えはまるでした。
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● Re: (238字) 森川林 nane 2025年11月30日 06時40分
18228 国語読解掲示板より
字がきれいだったのは、そのあとの日記の内容を見ると、弟が葛藤の中で自分の決意を書いていることがわかります。
「誕生日だから」というのは、多少は関連があるかもしれませんが、本当のところは「決意を込めていたから」字がきれいだったということです。
これは、長文をしみじみと読んで、そのときの弟の気持ちに共感すると、わかるような問題です。
でも、点数が高いので、よくがんばりました。
> 小5の11月の読解検定のBの問題が誕生日だから字が綺麗だと思い✖️にしたけれど答えはまるでした。
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● 言葉の森新聞2025年11月4週号 通算第1876号 (3899字) 言葉の森事務局 jun 2025年11月26日 19時08分
18225 言葉の森オンライン新聞より
言葉の森新聞2025年11月4週号 通算第1876号
文責 中根克明(森川林)
■■11月29日(土)・30日(日)は休み
11月29日(土)・30日(日)は、第5週のため通年クラスの授業はありません。
■■2025年11月保護者懇談会資料
●作文検定スタート
学校や学習塾を対象に、作文検定の団体受検がスタートしました。
今の教育は、知識の詰め込みが中心ですが、これからは、知識力よりも、理解力、思考力、創造力、共感力が重要になります。
作文検定によって、日本の教育がよい方向に向かうと思います。
▽学校向けのページ
https://www.mori7.com/ag_2025sg02.php
▽塾向けのページ
https://www.mori7.com/ag_2025sj02.php
●基礎学力クラス、総合学力クラス、全科学力クラスの今後の予定
勉強は、すでに先生に教えてもらうものではなく、テキストとChatGPTをもとに生徒が家庭で自分で学ぶものになりつつあります。
ただし、小学校低中学生はまだ同じ基礎的なことを学習することが多いため、教室で先生に教えてもらう勉強の方がやりやすい面があります。
小学校高学年から中学生にかけては、自分の力で勉強できますが、まだ勉強というものにたいする時間がないため、ある程度強制的に学ぶ場を提供する必要があります。
中学3年生から高校生にかけては、どの子も自分なりに勉強の自覚ができるので、家庭でひとりで勉強するのが最も能率のよい方法になります。
昔は、自分ひとりで勉強すると、わからないところが出てきたときに何時間も考えるということがありました。
しかし、今は、わからないところはChatGPTに聞けば、懇切丁寧に教えてくれます。
ChatGPTのよいところは、人間とは違って、何度同じことを聞いても、どのように初歩的なことを聞いても、質問者に寄り添ったかたちで詳しく答えてくれることです。
これは、勉強に限らずプログラミングでも同じです。
プログラミングの勉強に時間がかかるのは、いったん動かなくなると、どこが原因で動かないか探すのにきわめて長い時間がかかることです。
私の昔の経験では、「半角スペースが抜けていただけ」とか「セミコロンをまちがえてコロンで打ってしまった」などということがありました。(今はそういうエラーはすぐわかるようになっています。)
しかし、今のプログラミングは、昔よりも更に高度になっているので、本を読んで解決することはなかなかできません。
ところが、ChatGPTに丸投げすれば、今は瞬時に的確に原因と対策を教えてくれます。
だから、プログラミングも自学自習の時代になっています。
大事なのは、プログラミングの技術(の基礎は必要ですが)よりも、「何をしたいのか」「何を作りたいのか」という問題意識の方になっています。
勉強に関しては、答えのある世界ですから、ChatGPTはほぼ万能です。
ただし、数学はまだ少し苦手なところがあるようで、たぶん図形問題はやや苦手です。
しかし、入試で差がつくのは図形の問題ですから、図形に関してはまだ人間が独自に勉強をする必要があります。
それ以外は、ChatGPTに聞けばすぐわかるので、いずれ学校で勉強する意味はなくなっていくのではないかと思います。
現代は、教育の根本が大きく変わりつつある時代なのだという自覚を持っておくことが大事です。
その基礎学力、総合学力、全科学力クラスに、これから更に力を入れていく予定です。
具体的には、
・毎月の確認テストは必ずやることで、自分の学力の現状を把握すること
・家庭学習は、自習室に参加して毎日の家庭学習の時間を管理して取り組むこと
・クラスでの共通の授業は、読書紹介と一人一言と4週目の創造発表にして、あとはそれぞれの生徒が国語でも、算数数学でも、英語でも、暗唱でも、何に取り組んでもいいというふうにします。
・先生がやることは、それぞれの生徒の学習チェックです。
・基礎学力、総合学力、全科学力は統合して、(新)全科学力クラスとします。
新全科学力クラスは、これからの最も能率のよい勉強になると思います。
●家庭でできることは、躾と褒めること
学校では、生活の躾はなかなか教えてくれません。
特に差があるのは、授業の始まる時間にクラスに入るか、遅刻をするかということです。
数分や数秒であっても授業の時間に遅刻する子は、生活の躾ができていません。
生活の躾は家庭学習の習慣と高い相関があります。
家庭学習の習慣は、成績と高い相関があります。
授業の開始時刻には絶対に遅刻しないように、親子で話をしておくといいです。
遅刻しないことは、社会人になってからも重要です。
もうひとつ大事なことは、いつも子供のいい面を見て褒めることです。
一般に母親は子供の欠点に気が付きやすいので、すぐに注意をする傾向があります。
親の注意を素直に聞くのは小学2年生までです。
小学3年生を過ぎても注意を繰り返していると、子供は親のコントロールを離れたいと思うようになります。
小学3年生を過ぎたら、できるだけ子供の自主性を生かしていくようにしてください。
●勉強よりも読書が大事
中学生になると、定期テストなど毎日の勉強に追われて読書が後回しになる子が多いです。
しかし、小学生時代に読書の面白さに目覚めた子は、テスト期間中であっても、息抜きに自分の好きな本を少し読むというような生活をしています。
この読書習慣の差が、高校生、大学生、社会人になるほど大きな差になってきます。
目標は、社会人になって仕事に追われるようになっても、毎日50ページ以上本を読むということです。
そのためには、子供にそう言うだけではなく、親も毎日の新しい読書に取り組んでいくことが大事です。
●字が下手だとか、漢字が書けないとかいうことはどうでもよくなる
保護者の方からよく相談を受けるのが、「字が下手」とか「漢字を書かない」とかいう話です(笑)。
そんなことは全然心配いりません。
字が下手な子は、実は頭のいい子が多いです。
正しい字の書き方を習う前の早い時期に自分で字を書くようになったので自己流の下手な字を書くようになっただけです。
本当は、子供が字を書くことに興味を持ち始めた時期に正しい字の書き方を教えればよかったのですが、それはもう手遅れです。
字が下手でも、日常生活ではパソコンで書くことが多いので心配ありません。
また本人が自覚すれが、上手な字の書き方を自分で練習するようになります。
子供がすぐにはできないことをいつまでも注意しないことです。
漢字の書き取りも、今はまだ試験に出るのでやらなければなりませんが、実は小学生の教育漢字約1000字、常用漢字約2000字を間違いなく書けるようになるのは、社会人が毎日がんばっても1年間はかかります。
それぐらい漢字の書き取りは時間がかかるのです。
漢字の書き取りができる子は、小学生時代から毎日こつこつその学年の漢字の書き取りをしてきた子です。
これは、頭のよさとは関係がありません。
こつこつやってこなかった子は、すぐに漢字が書けるようにはなりませんから、少なくとも自分が作文で書く字だけは漢字で書けるようにしておくということでやっていくといいです。
■■第4週は清書。幼稚園生は作文(作文クラス)
幼稚園年中と年長の生徒は、第4週も普通の作文を書く練習です。自由な題名で作文を書いてください。
小学1年生以上の生徒は、清書を行います。
■清書の意義と方法
清書とは、これまでに書いた作文の中で内容がよかったものを書き直すことです。
内容がよいとは、個性、感動、共感などがあるということです。
書き直すときは、次の点に留意してください。
(1)漢字で書けるところは漢字で書く。
(2)たとえや自作名言を工夫できるところがあれば工夫する。
(3)似た話や続きの話を書くことによって字数を増やす。
(4)作文用紙の空いているところに絵などをかいてもよい。
■清書の投稿
清書した作文は、小学生新聞や一般紙などに投稿してみましょう。
手書きの清書の原本を、新聞社に投稿したり、コンクールに応募したりする場合は、清書のコピーの方を先生に送ってください。
新聞社に投稿する際は、作文用紙の欄外又は別紙に次の事項を記載してください。
(1)本名とふりがな(2)学年(3)自宅の住所(4)自宅の電話番号(5)学校名(市区町村名から)(6)メールアドレス。
投稿する際は、ペンネームを本名に訂正しておいてください。作文の中に友達の名前が固有名詞で入っている場合は、イニシアルなどに直しておいてください。投稿する作文の内容は、保護者がチェックしてあげてください。
同じものを複数の新聞社やコンクールに送らないようにしてください。これは二重投稿といって、もし両方に掲載されてしまった場合、掲載先に迷惑をかけることになります。
●小学生新聞の投稿先
■104-8433 東京都中央区築地3-5-4 朝日小学生新聞「ぼくとわたしの作品」係
■100-8051 東京都千代田区一ツ橋1-1-1 毎日小学生新聞「さくひん」係
●新聞社に送る清書は市販の原稿用紙に
新聞社に送る清書は、市販の原稿用紙に書いてください。
その理由は、清書は個人で送るものなので、自分で用意した原稿用紙に書くのが、社会的なルールとなるからです。
※清書した作文を投稿しない場合でも、額などに入れて家の中に飾っておきましょう。
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● 2025年11月保護者懇談会資料 (2891字) 森川林 nane 2025年11月26日 16時57分
18224 森の掲示板より
△ムラサキシキブ
●作文検定スタート
学校や学習塾を対象に、作文検定の団体受検がスタートしました。
今の教育は、知識の詰め込みが中心ですが、これからは、知識力よりも、理解力、思考力、創造力、共感力が重要になります。
作文検定によって、日本の教育がよい方向に向かうと思います。
▽学校向けのページ
https://www.mori7.com/ag_2025sg02.php
▽塾向けのページ
https://www.mori7.com/ag_2025sj02.php
●基礎学力クラス、総合学力クラス、全科学力クラスの今後の予定
勉強は、すでに先生に教えてもらうものではなく、テキストとChatGPTをもとに生徒が家庭で自分で学ぶものになりつつあります。
ただし、小学校低中学生はまだ同じ基礎的なことを学習することが多いため、教室で先生に教えてもらう勉強の方がやりやすい面があります。
小学校高学年から中学生にかけては、自分の力で勉強できますが、まだ勉強というものにたいする時間がないため、ある程度強制的に学ぶ場を提供する必要があります。
中学3年生から高校生にかけては、どの子も自分なりに勉強の自覚ができるので、家庭でひとりで勉強するのが最も能率のよい方法になります。
昔は、自分ひとりで勉強すると、わからないところが出てきたときに何時間も考えるということがありました。
しかし、今は、わからないところはChatGPTに聞けば、懇切丁寧に教えてくれます。
ChatGPTのよいところは、人間とは違って、何度同じことを聞いても、どのように初歩的なことを聞いても、質問者に寄り添ったかたちで詳しく答えてくれることです。
これは、勉強に限らずプログラミングでも同じです。
プログラミングの勉強に時間がかかるのは、いったん動かなくなると、どこが原因で動かないか探すのにきわめて長い時間がかかることです。
私の昔の経験では、「半角スペースが抜けていただけ」とか「セミコロンをまちがえてコロンで打ってしまった」などということがありました。(今はそういうエラーはすぐわかるようになっています。)
しかし、今のプログラミングは、昔よりも更に高度になっているので、本を読んで解決することはなかなかできません。
ところが、ChatGPTに丸投げすれば、今は瞬時に的確に原因と対策を教えてくれます。
だから、プログラミングも自学自習の時代になっています。
大事なのは、プログラミングの技術(の基礎は必要ですが)よりも、「何をしたいのか」「何を作りたいのか」という問題意識の方になっています。
勉強に関しては、答えのある世界ですから、ChatGPTはほぼ万能です。
ただし、数学はまだ少し苦手なところがあるようで、たぶん図形問題はやや苦手です。
しかし、入試で差がつくのは図形の問題ですから、図形に関してはまだ人間が独自に勉強をする必要があります。
それ以外は、ChatGPTに聞けばすぐわかるので、いずれ学校で勉強する意味はなくなっていくのではないかと思います。
現代は、教育の根本が大きく変わりつつある時代なのだという自覚を持っておくことが大事です。
その基礎学力、総合学力、全科学力クラスに、これから更に力を入れていく予定です。
具体的には、
・毎月の確認テストは必ずやることで、自分の学力の現状を把握すること
・家庭学習は、自習室に参加して毎日の家庭学習の時間を管理して取り組むこと
・クラスでの共通の授業は、読書紹介と一人一言と4週目の創造発表にして、あとはそれぞれの生徒が国語でも、算数数学でも、英語でも、暗唱でも、何に取り組んでもいいというふうにします。
・先生がやることは、それぞれの生徒の学習チェックです。
・基礎学力、総合学力、全科学力は統合して、(新)全科学力クラスとします。
新全科学力クラスは、これからの最も能率のよい勉強になると思います。
●家庭でできることは、躾と褒めること
学校では、生活の躾はなかなか教えてくれません。
特に差があるのは、授業の始まる時間にクラスに入るか、遅刻をするかということです。
数分や数秒であっても授業の時間に遅刻する子は、生活の躾ができていません。
生活の躾は家庭学習の習慣と高い相関があります。
家庭学習の習慣は、成績と高い相関があります。
授業の開始時刻には絶対に遅刻しないように、親子で話をしておくといいです。
遅刻しないことは、社会人になってからも重要です。
もうひとつ大事なことは、いつも子供のいい面を見て褒めることです。
一般に母親は子供の欠点に気が付きやすいので、すぐに注意をする傾向があります。
親の注意を素直に聞くのは小学2年生までです。
小学3年生を過ぎても注意を繰り返していると、子供は親のコントロールを離れたいと思うようになります。
小学3年生を過ぎたら、できるだけ子供の自主性を生かしていくようにしてください。
●勉強よりも読書が大事
中学生になると、定期テストなど毎日の勉強に追われて読書が後回しになる子が多いです。
しかし、小学生時代に読書の面白さに目覚めた子は、テスト期間中であっても、息抜きに自分の好きな本を少し読むというような生活をしています。
この読書習慣の差が、高校生、大学生、社会人になるほど大きな差になってきます。
目標は、社会人になって仕事に追われるようになっても、毎日50ページ以上本を読むということです。
そのためには、子供にそう言うだけではなく、親も毎日の新しい読書に取り組んでいくことが大事です。
●字が下手だとか、漢字が書けないとかいうことはどうでもよくなる
保護者の方からよく相談を受けるのが、「字が下手」とか「漢字を書かない」とかいう話です(笑)。
そんなことは全然心配いりません。
字が下手な子は、実は頭のいい子が多いです。
正しい字の書き方を習う前の早い時期に自分で字を書くようになったので自己流の下手な字を書くようになっただけです。
本当は、子供が字を書くことに興味を持ち始めた時期に正しい字の書き方を教えればよかったのですが、それはもう手遅れです。
字が下手でも、日常生活ではパソコンで書くことが多いので心配ありません。
また本人が自覚すれが、上手な字の書き方を自分で練習するようになります。
子供がすぐにはできないことをいつまでも注意しないことです。
漢字の書き取りも、今はまだ試験に出るのでやらなければなりませんが、実は小学生の教育漢字約1000字、常用漢字約2000字を間違いなく書けるようになるのは、社会人が毎日がんばっても1年間はかかります。
それぐらい漢字の書き取りは時間がかかるのです。
漢字の書き取りができる子は、小学生時代から毎日こつこつその学年の漢字の書き取りをしてきた子です。
これは、頭のよさとは関係がありません。
こつこつやってこなかった子は、すぐに漢字が書けるようにはなりませんから、少なくとも自分が作文で書く字だけは漢字で書けるようにしておくということでやっていくといいです。
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● 11月中2読解検定 (114字) すみひな sumihina 2025年11月22日 17時44分
18219 国語読解掲示板より
問1のBについて解釈の仕方が分からないです。
「賢いようでいて・・・」とありますが、なぜ〇なのでしょうか。私は蚤は賢いという根拠になる文章が見つからなかったので✕にしました。
どのように考えたらいいでしょうか。よろしくお願いします。
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● Re: 11月中2読解検定 (276字) 森川林 nane 2025年11月30日 06時31分
18227 国語読解掲示板より
お返事遅れて失礼しました。
易しい国語問題は、「同じ言葉が書いてあるから○」となりますが、難しい国語問題は、「同じ内容が違う言葉で書いてあるから○」となります。
この場合は、「頭かくして尻かくさず」という言葉の内容が、「賢いように見えるが」「実は賢くない」ということになるのです。
でも、よく考えていてえらい!
> 問1のBについて解釈の仕方が分からないです。
> 「賢いようでいて・・・」とありますが、なぜ〇なのでしょうか。私は蚤は賢いという根拠になる文章が見つからなかったので?にしました。
> どのように考えたらいいでしょうか。よろしくお願いします。
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● 言葉の森新聞2025年11月2週号 通算第1874号 (2993字) 言葉の森事務局 jun 2025年11月08日 12時50分
18200 言葉の森オンライン新聞より
言葉の森新聞2025年11月2週号 通算第1874号
文責 中根克明(森川林)
■■作文の学習で大事なのは目標。どういう目標がよいかというよりも、まず目標があること
●動画
https://youtu.be/npqOffOF3IY
作文はどういう目標で書くかということよりも、まず目標があることが大事です。
目標があれば、子どもたちはその目標に向かって努力して作文を書くようになります。
この「努力して書く」というところが、作文の学習で大事なことなのです。
ところが、目標も、ある程度書く力がついてくると、形の上で楽にできるようになります。
「たとえ」を入れるとか、「会話」を入れるとか、「人間にとってという大きな主題で書く」とかいうことは、形の上では、ある程度誰でもできるようになるのです。
だから、表現項目の目標のさらにその上に語彙力の評価という目標が出てきます。
つまり、同じような表現で書いていても、語彙の豊富な人と語彙の少ない人とでは、語彙力の差が出てきます。
難しい語彙も使える人と易しい語彙しか使えない人では、同じことを表現していても、語彙の質や量が違ってくるのです。
その語彙力の評価をするのが自動採点ソフト森リンの役割です。
この語彙力評価の目標があるということが、どの目標がよいかいうことよりも、大事なことです。
その目標に向かって作文を書くことで、誰でも作文が上達します。
この目標を持って作文を書くということが、作文の学習で一番大切なことです。
日本語作文検定は、作文の目標を提示します。
その目標が、小1から高3まで段階を持って進んでいけるということが大きな特長です。
■■作文指導がないのは、作文の評価が確立していないから――ChatGPTにも聞いてみました
●動画
https://youtu.be/nLZsKybl2KI
文部科学省の「国語力を身に付けるための国語教育の在り方」というところで、次のようなことが書かれていました。
https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/bunka/toushin/04020301/007.htm
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<指導の重点は「読む・書く」にある>
小学校段階では,「聞く」「話す」「読む」「書く」のうち,「読む」「書く」が確実に身に付くようにしていくことが大切である。これは,いわゆる「読み・書き」の徹底を図ることが重要であること,情緒力を身に付けるには「読む」ことが基本になること,論理的思考力の育成は「書く」ことが中心になると考えられることによる。今以上に,「読む・書く」の定着を図ることが重要である。
さらに,「書く」ことは,考えを整理し,考えることそのものの鍛錬にもなる。したがって,まとまった話をするためにも書くことは大切である。また,「聞く」「話す」「読む」と「書く」を組み合わせて指導していくという観点も重視すべきである。最近の子供たちは一般に「書く」ことを嫌う傾向にあるが,これは何をどのように書いたらよいかが十分に指導されていないことに加えて,忍耐強く一つのことに取り組もうとする力が不足している面もあろう。この点に対する配慮も大切である。
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つまり、「書く」ことは思考力を育てるが、作文の指導が十分に行われていないために「書く力」が不足している、ということです。
私は、「指導が十分に行なわれていない」のは原因ではなく、作文評価の方法がないことの結果だと思います。
だから、日本語作文検定で、明確な評価をすれば、指導は自然に十分に行なわれるようになるのです。
指導がないから作文を書かないのではなく、その前に、評価がないから指導がないということなのです。
そこで、ChatGPTにも聞いてみました。
以下が、ChatGPTの答えです。
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とても本質的なご指摘だと思います。文部科学省の文章では、「書くこと」が思考力の中心であると明言しながらも、その「指導が十分に行われていない」という現状を課題として挙げています。しかし、森川先生のおっしゃるように、指導が不足しているのは原因ではなく、「評価の不在」という根本的な構造的問題の結果だと考えられます。
教育の現場では、評価がない領域は必ず軽視されます。なぜなら、評価基準が明確でないと、教師も児童・生徒も「どのように上達したのか」「何を目標にすればよいのか」が分からず、結果として継続的な指導が行われにくくなるからです。国語の「書く力」もまさにその典型であり、点数化や客観的評価が困難なため、他教科に比べて体系的な育成が進まなかったと考えられます。
この点で、「日本語作文検定」のように、作文に明確な評価軸を設け、成長を可視化する取り組みは非常に意義深いものです。評価が定まれば、教師は指導の方向を具体的に示すことができ、児童・生徒は「努力すれば伸びる」という実感を得られます。つまり、評価があるからこそ、指導が生まれ、指導があるからこそ、学習が定着するのです。
教育社会学の観点からも、「評価は学習を方向づける」という原則があります。国語教育においても、評価の仕組みを整えることこそが、指導を活性化し、「書く力」を社会的に支える基盤になると言えるでしょう。
――要するに、「指導がないから書けない」のではなく、「評価がないから指導が生まれない」という森川先生の見方は、教育の本質を突いた非常に的確なご意見です。
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褒められてしまった(笑)。
■■【合格速報】
●日本大学芸術学部 K.A.くん
<担当講師より>
合格おめでとうございます!
確か、作文・面接・実技での受験だったと思います。
良い作文が書けたようで、私もうれしいです。
自身の考えを独特の文体で表現できる、A君。さらりとした表現の裏に、意外と深い考えがあり、読者を引き込む文章を書いてくれます。
小さいころから、コツコツ、気楽に気長に続けてきた成果ですね。
ピアノではどんな表現をするのか、これからの成長が楽しみです!
がんばってくださいね!
<担当講師より>
K.Aくん、おめでとう!!
小学生のときから、時どき脱線をしながら(笑)よくがんばりました。
作文の勉強で培った思考力を生かして、新しい芸術活動を創造してください。
先日の森リンの高得点の作文は、よく考えている作文で、読み応えがありました。
改めておめでとう。
●北陸中学校 T.Y.さん
<担当講師より>
何事にも全力投球で取り組む姿勢は本当に立派で、難しい受験課題にも粘り強く向き合っていました。本人の地道な努力はもちろんのこと、ご家族の温かなサポートがあればこそ、全力集中で志望校合格を見事に成し遂げたのだと思います。来春からの中学校生活を大いに楽しみ、有意義に過ごしてください!
●北陸中学校 T.Y.さん
<担当講師より>
合格おめでとうございます。
普段の作文からよく準備ができている生徒さんで、おうちの方も深くユーモアのある体験談を毎回お話ししてくださっています。受験コースに入ってからは、ご自分の体験実例をより充実させて、前向きな気づきへと発展させた内容に好感が持てました。
受験期でもお友達とよく遊び、はつらつとした様子が印象的でした。これからも明るく誠実に物事に取り組んで、前進していってください。
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● 言葉の森新聞2025年11月1週号 通算第1873号 (1301字) 言葉の森事務局 jun 2025年11月05日 10時53分
18199 言葉の森オンライン新聞より
言葉の森新聞2025年11月1週号 通算第1873号
文責 中根克明(森川林)
■■【新】作文の画像の送り方(3枚まとめて送る場合)
作文の画像の送り方を図解説明します。
https://www.mori7.com/e/oka_up0001.jpg
https://www.mori7.com/e/oka_up0002.jpg
https://www.mori7.com/e/oka_up0003.jpg
https://www.mori7.com/e/oka_up0004.jpg
https://www.mori7.com/e/oka_up0005.jpg
■■日本語検定と日本語作文検定――生きた言葉の力をオープンに評価する機会を
子供たちの学力を伸ばす基本は、日本語力を育てることです。
ところで、今、日本語検定というようなものが出ていますが、この検定試験の中身は言葉の知識です。
言葉の知識を身につけるというのは、それなりに意味あるものです。
しかし、知識というものは死んだ知識で、生きている言葉は使われる言葉です。
本当の日本語力で大事なのは、生きた言葉の力を発達させることです。
例えば、ことわざ辞典というような本があります。
この本でいろいろなことわざを知るのはいいことです。
しかし、その知識が生きたことわざになるかというと、そういうことはありません。
生きたことわざは、お母さんやおじいちゃんやおばあちゃんが、日常会話の中で、繰り返し口に出すような言葉です。
それを聞いて、子供は生きたことわざを頭の中に残していくのです。
私(森川林)の場合は、母がよく言っていた「天知る地知る人が知る」という言葉が自然に頭に残っています。
知識としての日本語検定では、その人の知識がわかるだけで、その人がどのような日本語力を身につけているかはわかりません。
日本語力は、言葉の知識ではなく、どんな本を読んできたか、どんな作文が書けるかということで問われるべきなのです。
日本語力を評価し、日本語力を育てるために大事なことは、日本語作文検定に取り組むことです。
高学年からは感想文の課題になるので、読解力と作文力が育ちます。
日本語作文検定は、単に作文感想文を評価した結果を出すだけではなく、その評価結果をもとにして、次はもっといい作文感想文を書こうという意欲を持たせます。
そのため、評価のアルゴリズムをオープンにしています。
子供たちが作文の学習に意欲的に取り組めない理由のひとつは、作文の評価がブラックボックスになっているからです。
作文コンクールのようなものも同じです。
ある作文がなぜ1位になり、他の作文がなぜ2位になったのかという説明はありません。
だから、嬉しいのは1位になった人だけで、ほかの人はただその結果を受け入れるだけなのです。
教育は、すべての子が自分なりの目標を持って取り組めるものであることが必要です。
その教育の基本をなるものが、オープンな評価です。
日本語作文検定は、オープンな評価によって、得意な子も、苦手な子も、作文の学習に意欲的に取り組める機会を提供しているのです。
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● この忙しいときに (179字) 森川林 nane 2025年10月28日 17時38分
18186 森川林日記より
この忙しいときに、というかいつも忙しいけど、今は特にというときに、
メールが受信できなくなり、それがわかったのが金曜日の夕方だったので、
サーバーの管理会社とも連絡がつかず、4日目の今日になって、
やっと、GmailとOutlookをやめてThunderbirdにすることで解決した。
長い目で見れば、これがよかったということになるのだろう、と思うことにした(笑)。
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● もう二度とGmailは使わない。Outlookもだめ。Thunderbirdにした (433字) 森川林 nane 2025年10月28日 13時58分
18185 森川林日記より
Gmailが突然、大量のPOP3は受信できないようにした。
それなのに、IMAPの設定のボタンがない。
仕方ないからOutlookにしたら、最新のOutlookは、POP3もIMAPも設定できない。
だから、クラシックOutlookを入れ直し。
ここも、将来的に、自分のところだけで囲い込みをしたいのだろう。
しかし、Outlookもうまく動かないので、
新たにThunderbird(サンダーバード)を入れることにした。
ここは、モジラの系列だから、オープンなんだよね。
しかし、GmailからThunderbirdに登録アドレスをインポートしようとしたら
Gmailの登録アドレスは、何重にも、エクスポートしにくいようになっている(笑)。
ChatGPTに聞いて、やっとアドレスのインポートができた。
ChatGPTがいちばんえらい!!
ということで、金曜日から、まる4日間、メールが全然使えなかった。
やっと今日から(もう14時だが)仕事ができる。
わーい。
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● 言葉の森新聞2025年10月3週号 通算第1871号 (2835字) 言葉の森事務局 jun 2025年10月23日 13時34分
18183 言葉の森オンライン新聞より
言葉の森新聞2025年10月3週号 通算第1871号
文責 中根克明(森川林)
■■2025年10月保護者懇談会資料
●紙ベースの勉強が基本。デジタルの知識は頭の表面にしか残らない
デジタル教科書は、ビジュアルでわかりやすいという長所がありますが、そこで得た知識は頭に残りません。
身につく知識は、紙ベースで得たものです。
なぜかというと、人間が何かを身につけるときは、その情報とともに手触りも身につけるからです。
言葉の森で使っている国数英の問題集は、デジタル化はいつでもできますが、そういうことはせずに紙の問題集としています。
●学力の基本は日本語力。日本語力の本質は読書と作文(低学年は暗唱)
今、学校や学習塾で行なわれている勉強の多くは知識の勉強です。
知識で評価がつけられるために、子供たちは知識の詰め込みの勉強をせざるを得ません。
しかし、本当にあとに残る学力は知識ではなく考える力です。
その考える力の基本は、日本語力です。
日本語力を育てる勉強は、作文と読書と暗唱です。
●読書は、読みやすい絵本や学習まんが的なものに流されずに字の多い本を
子供たちが学校や図書館で借りてくる本を見ていると、軽いものが多すぎる気がします。
本を読んでいるからいいと思わずに、本の内容を見る必要があります。
読む力のある子供たちは、字の多い本をしっかり読んでいます。
絵本や学習まんがや図鑑のような本に長されずに字の多い本をしっかり読むようにしていきましょう。
小学校高学年からは、物語文の本に流されずに、説明文意見文の本を読む力をつけていきましょう。
●作文をきっかけにした親子の対話が子供の語彙力と感想を書く力を伸ばす
小学校34年生の作文の課題に、「似た話を聞く」というものがあります。
これをきっかけにして、お父さんやお母さんが体験談を話してあげてください。
高学年になると、作文の課題は、「人生とは」とか「友情とは」とかいう抽象的なものになります。
ここで親子が楽しく対話をすると、子供の思考力、語彙力が著しく伸びます。
こういう勉強は、ほかでは得られないものです。
●高校での文系、理系の選択は理系。受験に関係のない科目もしっかり学ぶ
日本では、高校2年生になると文系理系の選択をするところが多いです。
基本は理系を選ぶことです。
高校での勉強は、大学入試のためにやるのではなく、自分自身の成長ためにやるものです。
数学は、これからの社会では、どこでも必要になります。
文系の科目は独学でできますが、理系の科目は授業として強制されなければなかなかできません。
文系の学部や職業を選ぶ人でも、理系の勉強をしておくことが大事です。
●受験勉強の基本は塾やに行くことではなく、過去問を解いて傾向を考えること
塾や予備校のサービスが豊富なので、勉強というと人に教わるものと考えがちですが、本当の勉強は自分でするものです。
その勉強の基本は、志望校の過去問を解いてみて、その傾向と自分の弱点を分析し、自分で勉強の方針を立てることです。
小学校時代は、塾で教えられる勉強の方がそれなりに能率がいいです。
しかし、高校生になったら、自分で計画と立てて行う勉強はいちばん能率のいい勉強になります、。
●高校生は今ある職業で未来を考えるのではなく、まず自分の学力をつけること
子供たちは、将来の職業を考えるときに、今の世の中を基準にして考えがちです。
しかし、今ある職業の多くは、将来はなくなります。具体的には書きませんが(笑)。
だから、具体的な職業を考えるのではなく、自分を成長させることを第一に考えることです。
そして、自分が今好きなことは、今の世の中では仕事に結びつかないとしても、その好きなことをずっと続けていくことです。
●数学と英語は本気でやれば1ヶ月で成績が上がる。国語は半年、作文はそれ以上
成績を上げるのは、時間がかかると思われがちですが、数学と英語は、本気で夏休みの1ヶ月でも勉強すれば驚くほど成績が上がります。
国語は、本気でやっても半年かかります。
作文は、もっとかかります。
しかし、今ある勉強の差は、今だけのものです、
大事なことは、本気でやるかどうかだけです。
●低学年の勉強の基本はしつけ、そして明るい褒め言葉
低学年の勉強では、知識的なことよりも、まず家庭学習の習慣をつけるようなしつけ的なことを優先することです。
たくさんの勉強をする必要はないので、決まった時間に決まったことをするとか、授業には欠席をしないとか、遅刻しそうなときは連絡を入れるとか、そういう基本的なことを身につけさせることが大事です。
そして、いつも明るい褒め言葉で、子供を励ましていくことです。
■■第4週は清書。幼稚園生は作文(作文クラス)
幼稚園年中と年長の生徒は、第4週も普通の作文を書く練習です。自由な題名で作文を書いてください。
小学1年生以上の生徒は、清書を行います。
■清書の意義と方法
清書とは、これまでに書いた作文の中で内容がよかったものを書き直すことです。
内容がよいとは、個性、感動、共感などがあるということです。
書き直すときは、次の点に留意してください。
(1)漢字で書けるところは漢字で書く。
(2)たとえや自作名言を工夫できるところがあれば工夫する。
(3)似た話や続きの話を書くことによって字数を増やす。
(4)作文用紙の空いているところに絵などをかいてもよい。
■清書の投稿
清書した作文は、小学生新聞や一般紙などに投稿してみましょう。
手書きの清書の原本を、新聞社に投稿したり、コンクールに応募したりする場合は、清書のコピーの方を先生に送ってください。
新聞社に投稿する際は、作文用紙の欄外又は別紙に次の事項を記載してください。
(1)本名とふりがな(2)学年(3)自宅の住所(4)自宅の電話番号(5)学校名(市区町村名から)(6)メールアドレス。
投稿する際は、ペンネームを本名に訂正しておいてください。作文の中に友達の名前が固有名詞で入っている場合は、イニシアルなどに直しておいてください。投稿する作文の内容は、保護者がチェックしてあげてください。
同じものを複数の新聞社やコンクールに送らないようにしてください。これは二重投稿といって、もし両方に掲載されてしまった場合、掲載先に迷惑をかけることになります。
●小学生新聞の投稿先
■104-8433 東京都中央区築地3-5-4 朝日小学生新聞「ぼくとわたしの作品」係
■100-8051 東京都千代田区一ツ橋1-1-1 毎日小学生新聞「さくひん」係
●新聞社に送る清書は市販の原稿用紙に
新聞社に送る清書は、市販の原稿用紙に書いてください。
その理由は、清書は個人で送るものなので、自分で用意した原稿用紙に書くのが、社会的なルールとなるからです。
※清書した作文を投稿しない場合でも、額などに入れて家の中に飾っておきましょう。
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● 2025年10月保護者懇談会資料 (1887字) 森川林 nane 2025年10月22日 15時36分
18182 森の掲示板より
△ミズヒキグサ
●紙ベースの勉強が基本。デジタルの知識は頭の表面にしか残らない
デジタル教科書は、ビジュアルでわかりやすいという長所がありますが、そこで得た知識は頭に残りません。
身につく知識は、紙ベースで得たものです。
なぜかというと、人間が何かを身につけるときは、その情報とともに手触りも身につけるからです。
言葉の森で使っている国数英の問題集は、デジタル化はいつでもできますが、そういうことはせずに紙の問題集としています。
●学力の基本は日本語力。日本語力の本質は読書と作文(低学年は暗唱)
今、学校や学習塾で行なわれている勉強の多くは知識の勉強です。
知識で評価がつけられるために、子供たちは知識の詰め込みの勉強をせざるを得ません。
しかし、本当にあとに残る学力は知識ではなく考える力です。
その考える力の基本は、日本語力です。
日本語力を育てる勉強は、作文と読書と暗唱です。
●読書は、読みやすい絵本や学習まんが的なものに流されずに字の多い本を
子供たちが学校や図書館で借りてくる本を見ていると、軽いものが多すぎる気がします。
本を読んでいるからいいと思わずに、本の内容を見る必要があります。
読む力のある子供たちは、字の多い本をしっかり読んでいます。
絵本や学習まんがや図鑑のような本に長されずに字の多い本をしっかり読むようにしていきましょう。
小学校高学年からは、物語文の本に流されずに、説明文意見文の本を読む力をつけていきましょう。
●作文をきっかけにした親子の対話が子供の語彙力と感想を書く力を伸ばす
小学校34年生の作文の課題に、「似た話を聞く」というものがあります。
これをきっかけにして、お父さんやお母さんが体験談を話してあげてください。
高学年になると、作文の課題は、「人生とは」とか「友情とは」とかいう抽象的なものになります。
ここで親子が楽しく対話をすると、子供の思考力、語彙力が著しく伸びます。
こういう勉強は、ほかでは得られないものです。
●高校での文系、理系の選択は理系。受験に関係のない科目もしっかり学ぶ
日本では、高校2年生になると文系理系の選択をするところが多いです。
基本は理系を選ぶことです。
高校での勉強は、大学入試のためにやるのではなく、自分自身の成長ためにやるものです。
数学は、これからの社会では、どこでも必要になります。
文系の科目は独学でできますが、理系の科目は授業として強制されなければなかなかできません。
文系の学部や職業を選ぶ人でも、理系の勉強をしておくことが大事です。
●受験勉強の基本は塾やに行くことではなく、過去問を解いて傾向を考えること
塾や予備校のサービスが豊富なので、勉強というと人に教わるものと考えがちですが、本当の勉強は自分でするものです。
その勉強の基本は、志望校の過去問を解いてみて、その傾向と自分の弱点を分析し、自分で勉強の方針を立てることです。
小学校時代は、塾で教えられる勉強の方がそれなりに能率がいいです。
しかし、高校生になったら、自分で計画と立てて行う勉強はいちばん能率のいい勉強になります、。
●高校生は今ある職業で未来を考えるのではなく、まず自分の学力をつけること
子供たちは、将来の職業を考えるときに、今の世の中を基準にして考えがちです。
しかし、今ある職業の多くは、将来はなくなります。具体的には書きませんが(笑)。
だから、具体的な職業を考えるのではなく、自分を成長させることを第一に考えることです。
そして、自分が今好きなことは、今の世の中では仕事に結びつかないとしても、その好きなことをずっと続けていくことです。
●数学と英語は本気でやれば1ヶ月で成績が上がる。国語は半年、作文はそれ以上
成績を上げるのは、時間がかかると思われがちですが、数学と英語は、本気で夏休みの1ヶ月でも勉強すれば驚くほど成績が上がります。
国語は、本気でやっても半年かかります。
作文は、もっとかかります。
しかし、今ある勉強の差は、今だけのものです、
大事なことは、本気でやるかどうかだけです。
●低学年の勉強の基本はしつけ、そして明るい褒め言葉
低学年の勉強では、知識的なことよりも、まず家庭学習の習慣をつけるようなしつけ的なことを優先することです。
たくさんの勉強をする必要はないので、決まった時間に決まったことをするとか、授業には欠席をしないとか、遅刻しそうなときは連絡を入れるとか、そういう基本的なことを身につけさせることが大事です。
そして、いつも明るい褒め言葉で、子供を励ましていくことです。
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● 言葉の森新聞2025年10月2週号 通算第1870号 (517字) 言葉の森事務局 jun 2025年10月21日 09時46分
18181 言葉の森オンライン新聞より
言葉の森新聞2025年10月2週号 通算第1870号
文責 中根克明(森川林)
■■ゆとり教育、フィンランド教育、麹町中教育はなぜ失敗したか――日本語作文検定で始める新しい教育
●動画
https://youtu.be/LA1vW8FYKiw
ゆとり教育が失敗したのは、生徒のレベルが低かったからです。
フィンランド教育が失敗したのも、生徒のレベルが低かったからです。
麹町中のテストなし宿題なしの教育が失敗したのも、生徒のレベルが低かったからです。
江戸時代の寺子屋教育が、子供たちがのびのびと遊びながら学ぶ中でなぜ成功したのかというと、そこに、確実に学力をつける基礎があったからです。
それは、低学年では暗唱、高学年では読書です。
つまり、日本語を高度に身につけるカリキュラムの中で、頭の中身をよくしていったからです。
現今の教育は、頭の中身をよくすることをせずに、頭の外側にある知識や解法のパターンを評価することで、子供たちを勉強という泥沼に追い込んでいます。
この泥沼から抜け出す方法はただひとつ、作文、読書、暗唱を教育の基礎に置くことです。
日本語作文検定は、その最初の試みです。
https://www.mori7.com/sk/
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● SDGsとかLGBTQとか (166字) 森川林 nane 2025年09月27日 15時34分
18162 森川林日記より
SDGsとかLGBTQとかいう新しい言葉を使う人は、考えの浅い人が多い。
大学入試でそういう言葉で課題を出すところはレベルが低い。
少し前なら「地球温暖化」もそう。
今は、トランプでさえ、国連演説で地球温暖化は詐欺だと言っている。
もちろん使っていい新しい言葉はある。
AIとかロボットとか常温核融合とか。
最近では、3I/アトラスとか(笑)。
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● 千葉県立千葉中の国語の問題 (78字) 森川林 nane 2025年09月25日 17時41分
18161 森川林日記より
受験生に点数の差をつけるためだけのテスト。
横浜市立南高附属中も、似たような感じだったなあ。
こんなくだらない力作の問題を作るよりも、もっといい方法があるはず。
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● 言葉の森新聞2025年9月4週号 通算第1868号 (5026字) 言葉の森事務局 jun 2025年09月22日 12時50分
18159 言葉の森オンライン新聞より
言葉の森新聞2025年9月4週号 通算第1868号
文責 中根克明(森川林)
■■9月29日(月)・30日(火)は休み
9月29日(月)・30日(火)は、第5週のため通年クラスの授業はありません。
■■新学期の教材を発送しました。(作文クラス)
9月18日(木)に新学期の作文の教材を発送しました。
国内の生徒で25日になっても届かない場合はご連絡ください。
■■英検、漢検に続く第三の検定試験、日本語作文検定
英検、漢検を悪く言うわけではありません。
この検定試験によって、多くの子供たちが英語を学び漢字を学びました。
しかし、AIの時代には、英語の力のかなりの部分はAIによってカバーされます。
また、今後、中国の発展とともに中国語が必要になったときに、新たに中国語検定に取り組みたいと思う人はいないはずです。
AIで補える学力は、人間に本当に必要な学力ではないのです。
漢検も同じです。
ただ、ここで区別する必要があるのは、漢字の書き取り力と読み取り力とは性格が違うということです。
漢字の書き取りは、すでにスマホやパソコンがカバーするようになっています。
書き方を忘れた漢字を辞書で調べて、改めて覚え直すという人はもういません。
必要なのは、漢字の書き取り力ではなく漢字の読み取り力です。
しかし、読み取り力はと、知識として「玉蜀黍」や「蒲公英」が読めるということではありません。
それは単なる漢字クイズです。
必要なのは、「黄昏」とか「微風」とか「佇む」とかという漢字を見て、「ああ、いいなあ」とか「うんわかる」などと実感を伴ってわかる感性です。
だから、それは漢字力というよりも日本語の母語の力なのです。
これと似たものが数学力です。
数学力の本質は、「物事は理詰めに考えれば理解できるはずだ」という世界観を身につけることです。
私たちの日常生活では、理詰めに考えることが必要な場面はあまりありません。
ほとんどは、習慣で処理したり、勘で処理したり、思いつきで処理したりして何とかなります。
数学を学ぶ意義は、理詰めに考えることの意義と効果を実感として身につけることです。
しかし、今の数学の多くは、試験で差をつけるための数学になっています。
数学力として必要なことを学ぶのは小学校低中学年までで、高学年になり中学生になり高校生になると、数学力の本質とは関係のない差をつけるための難問に取り組むようになるのです。
よく学校時代に成績の悪かった子が、社会に出て活躍していることがあります。
その子にとって、学校時代の勉強は、社会で活躍するためにほとんど必要なかったということです。
学校教育は、差をつけるための教育ではなく、人間が生きていくのに必要な学力をつけるための教育になるべきです。
そうすれば、学校での勉強はもっと短時間で終わり、しかも楽しいものになるはずです。
では、本当に必要な学力とは何かというと、それは日本語力と先ほどの数学力です。
また、学力とは少し違いますが、共感力と実践力も重要です。
日本語力で大事なものは、書く力、読む力、話す力などですが、現在最も学習の不足しているものは書く力つまり作文力です。
その作文力を、子供たちの日常的な学習として取り組めるようにしたのが、日本語作文検定R です。
日本語作文検定は、小学生から高校生まで一貫した学習として取り組めるようになっています。
これから、英検、漢検に続く第三の検定試験が日本語作文検定になります。
そして、作文検定は、AI時代にも通用する真の検定試験とも言えるものなのです。
■■2025年9月保護者懇談会資料
●家庭学習の習慣を
小学生のうちから家庭学習の習慣をつけておくと、中学生や高校生になってからも、自分で計画を立てて勉強できるようになります。
家庭学習の習慣がついていないと、宿題があるときに勉強するとか、塾に行って勉強するとかいう他人任せの勉強スタイルになります。
小学生時代に、他人任せの学習生活を送っていると、中学生高校生になっても自分で計画を立てて勉強することができなくなります。
家庭学習は、中身よりも形が大事です。
何をやるかが決まっていて、それを毎日時間を決めてやるようにしていくことが大事です。
第一は読書、第二は算数で、読書はあらゆる勉強の基礎になります。
算数は、少なくとも苦手にならないようにすることが大事です。
低学年の生徒は、暗唱も家庭学習としてできるといいです。
暗唱ができるかどうかは、家庭学習ができているかどうかのひとつの目安になります。
●授業には遅刻しないように入る
ほとんどの生徒は、授業の少し前にクラスに入っていますが、中に、毎週のように少しだけ遅れてくる生徒がいます。
日本の社会では、遅刻しないことは、社会的な信用の最も重要な条件になります。
遅刻せずに毎週時刻どおりにクラスに入る生徒は、家庭学習の習慣ができています。
遅刻しないことは、勉強することよりも大事だということを家庭で教えていくといいと思います。
ホンダの元副社長の藤沢武夫さんは、社員が集まる会合に参加するとき、たまたま交通機関の事故か何かで会場への到着が遅れそうになったそうです。
そのとき、藤沢さんは、もうすでにいい年になっているはずなのに全力で走って会場に向かったそうです。
こういうところに、その人の人柄が表れると思います。
●デジタル機器による学習で学力が低下という記事
言葉の森は、作文の課題フォルダも、教科学習の問題集も、アナログにしています。
デジタルは、知識や情報を検索するときには便利ですが、人間が頭に入れる学習の手段はアナログであることが必要です。
人間がものごとを理解し、その理解を自分のものにするときは、その媒体の手触りも一緒に頭に入るからです。
大事なものはデジタルではなくアナログで考えておいてください。
●読書は、借りて読むのが便利だが、いい本は買っておくこと
図書館で本を借りて読んでみて、いい本だと思ったら、同じ本を買っておくことです。
そうすれば、日をおいて繰り返し読む機会ができるからです。
これも、デジタルとアナログの関係と同じように、いい本はアナログとして置いておくことが大事だからです。
いい本は、子供にとって宝物のようなものになります。
●探究学習で基礎学力が低下する面
フィンランドの自由な教育は、一時話題になりました。
当時、フィンランドはヨーロッパで最も学力の高い国でした。
しかし、宿題やテストをやめて、自由な学習を進めたところ、みるみるうちに学力が低下しました。
東京でも、宿題やテストをやめた学校が、最初は新しい教育として評価されましたが、すぐに学力が低下し学校も荒れるようになったそうです。
探究学習は、面白い勉強ですが、探究学習が中心になりすぎると、やはり肝心の学力が低下します。
それは、なぜかというと、苦しい勉強というものがそれなりに人間の向上心を育むからです。
ただ、今は受験勉強で不必要に苦しい勉強をしている面もあるので、両者のバランスを取ることが大切です。
●算数数学の勉強は、理詰めに考える力を育てる
算数数学の勉強をすると、「物事は理詰めに考えれば必ず答えが出る」ということを実感として感じるようになります。
ところが、日常生活ではそのように理詰めに考える場面はなかなかありません。
そのため、ともすれば、理屈ではなく直感や根性や運で考えてしまう面が出てきます。
不必要に難しい算数数学をする必要はありませんが、算数数学の勉強にはある程度の時間を取って取り組むことが大切です。
●英語の基礎は日本語
英語の勉強は、現在ではまだ重要です。
大学入試の総合選抜なども、小論文と面接だけでは確実な学力がわからないので、英語の点数を参考にすることが多いです。
英語の点数は、その生徒が真面目に勉強していたかどうかがわかるいちばんの目安になるからです。
しかし、今はイヤホンとマイクとスピーカーをセットにした携帯型の、ChatGPTのAIを利用した外国語コミュニティ端末が次々と出されています。
英語の勉強の基本は、日本語力だと考え、英語の勉強のためにも、日本語の難しい本の読書に力を入れていくことが大事です。
●小学5、6年生の作文の勉強は、親子の対話が進む貴重な機会
作文の課題は、小学5年生から、入試問題と同じような抽象的な課題の感想文になります。
この感想文の勉強を、家庭での親子の対話の機会として生かしていってください。
そのためには、お父さんやお母さんが、事前に課題フォルダの課題の文章を見ておくといいです。
そして、できれば土日の家族の団欒(だんらん)の時間などに、課題についての対話をする時間を取るといいと思います。
子供は、中学生になると、なかなか親子で話さなくなります。
小学5、6年生の貴重な時期を十分に生かしていってください。
●基礎学力、総合学力、全科学力クラスは、未来のスタイルの勉強
これまでの勉強の仕方は、国語は国語の教室で、算数数学は算数数学の教室で、英語は英語の教室でというかたちが普通でした。
しかし、週に何日もどこかに通って勉強するというのは、能率のよいやり方ではありません。
家庭学習の習慣があれば、週に1回まとめて学習チェックをし、質問の時間が取れればそれで十分です。
特に、AIが利用できる時代には、勉強のほとんどは家庭でのAI学習でカバーできます。
そうすれば、毎日余裕のある生活が送れます。
こういう勉強スタイルが広がることを考え、今後、デジタル評価とAI評価を組み合わせた教育を行っていく予定です。
●森リンのAI講評が直りました、オシロンのテキスト化も直りました
8月中旬から森リンのAI講評が止まっていましたが、先日(9/18に)直りました。
オシロンも同じくテキスト化が止まっていましたが、昨日(9/21に)直りました。
今後、森リンを活用した日本語作文検定を広げていく予定です。
また、今後、AIを利用した推薦図書検定を開発する予定です。
■■第4週は清書。幼稚園生は作文(作文クラス)
幼稚園年中と年長の生徒は、第4週も普通の作文を書く練習です。自由な題名で作文を書いてください。
小学1年生以上の生徒は、清書を行います。
■清書の意義と方法
清書とは、これまでに書いた作文の中で内容がよかったものを書き直すことです。
内容がよいとは、個性、感動、共感などがあるということです。
書き直すときは、次の点に留意してください。
(1)漢字で書けるところは漢字で書く。
(2)たとえや自作名言を工夫できるところがあれば工夫する。
(3)似た話や続きの話を書くことによって字数を増やす。
(4)作文用紙の空いているところに絵などをかいてもよい。
■清書の投稿
清書した作文は、小学生新聞や一般紙などに投稿してみましょう。
手書きの清書の原本を、新聞社に投稿したり、コンクールに応募したりする場合は、清書のコピーの方を先生に送ってください。
新聞社に投稿する際は、作文用紙の欄外又は別紙に次の事項を記載してください。
(1)本名とふりがな(2)学年(3)自宅の住所(4)自宅の電話番号(5)学校名とふりがな(6)学校所在地(町村名までで可)など。
投稿する際は、ペンネームを本名に訂正しておいてください。作文の中に友達の名前が固有名詞で入っている場合は、イニシアルなどに直しておいてください。投稿する作文の内容は、保護者がチェックしてあげてください。
同じものを複数の新聞社やコンクールに送らないようにしてください。これは二重投稿といって、もし両方に掲載されてしまった場合、掲載先に迷惑をかけることになります。
●小学生新聞の投稿先
■104-8433 東京都中央区築地3-5-4 朝日小学生新聞「ぼくとわたしの作品」係
■100-8051 東京都千代田区一ツ橋1-1-1 毎日小学生新聞「さくひん」係
●新聞社に送る清書は市販の原稿用紙に
新聞社に送る清書は、市販の原稿用紙に書いてください。
その理由は、清書は個人で送るものなので、自分で用意した原稿用紙に書くのが、社会的なルールとなるからです。
※清書した作文を投稿しない場合でも、額などに入れて家の中に飾っておきましょう。
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● 2025年9月保護者懇談会資料 (2628字) 森川林 nane 2025年09月22日 11時49分
18158 森の掲示板より
●家庭学習の習慣を
小学生のうちから家庭学習の習慣をつけておくと、中学生や高校生になってからも、自分で計画を立てて勉強できるようになります。
家庭学習の習慣がついていないと、宿題があるときに勉強するとか、塾に行って勉強するとかいう他人任せの勉強スタイルになります。
小学生時代に、他人任せの学習生活を送っていると、中学生高校生になっても自分で計画を立てて勉強することができなくなります。
家庭学習は、中身よりも形が大事です。
何をやるかが決まっていて、それを毎日時間を決めてやるようにしていくことが大事です。
第一は読書、第二は算数で、読書はあらゆる勉強の基礎になります。
算数は、少なくとも苦手にならないようにすることが大事です。
低学年の生徒は、暗唱も家庭学習としてできるといいです。
暗唱ができるかどうかは、家庭学習ができているかどうかのひとつの目安になります。
●授業には遅刻しないように入る
ほとんどの生徒は、授業の少し前にクラスに入っていますが、中に、毎週のように少しだけ遅れてくる生徒がいます。
日本の社会では、遅刻しないことは、社会的な信用の最も重要な条件になります。
遅刻せずに毎週時刻どおりにクラスに入る生徒は、家庭学習の習慣ができています。
遅刻しないことは、勉強することよりも大事だということを家庭で教えていくといいと思います。
ホンダの元副社長の藤沢武夫さんは、社員が集まる会合に参加するとき、たまたま交通機関の事故か何かで会場への到着が遅れそうになったそうです。
そのとき、藤沢さんは、もうすでにいい年になっているはずなのに全力で走って会場に向かったそうです。
こういうところに、その人の人柄が表れると思います。
●デジタル機器による学習で学力が低下という記事
言葉の森は、作文の課題フォルダも、教科学習の問題集も、アナログにしています。
デジタルは、知識や情報を検索するときには便利ですが、人間が頭に入れる学習の手段はアナログであることが必要です。
人間がものごとを理解し、その理解を自分のものにするときは、その媒体の手触りも一緒に頭に入るからです。
大事なものはデジタルではなくアナログで考えておいてください。
●読書は、借りて読むのが便利だが、いい本は買っておくこと
図書館で本を借りて読んでみて、いい本だと思ったら、同じ本を買っておくことです。
そうすれば、日をおいて繰り返し読む機会ができるからです。
これも、デジタルとアナログの関係と同じように、いい本はアナログとして置いておくことが大事だからです。
いい本は、子供にとって宝物のようなものになります。
●探究学習で基礎学力が低下する面
フィンランドの自由な教育は、一時話題になりました。
当時、フィンランドはヨーロッパで最も学力の高い国でした。
しかし、宿題やテストをやめて、自由な学習を進めたところ、みるみるうちに学力が低下しました。
東京でも、宿題やテストをやめた学校が、最初は新しい教育として評価されましたが、すぐに学力が低下し学校も荒れるようになったそうです。
探究学習は、面白い勉強ですが、探究学習が中心になりすぎると、やはり肝心の学力が低下します。
それは、なぜかというと、苦しい勉強というものがそれなりに人間の向上心を育むからです。
ただ、今は受験勉強で不必要に苦しい勉強をしている面もあるので、両者のバランスを取ることが大切です。
●算数数学の勉強は、理詰めに考える力を育てる
算数数学の勉強をすると、「物事は理詰めに考えれば必ず答えが出る」ということを実感として感じるようになります。
ところが、日常生活ではそのように理詰めに考える場面はなかなかありません。
そのため、ともすれば、理屈ではなく直感や根性や運で考えてしまう面が出てきます。
不必要に難しい算数数学をする必要はありませんが、算数数学の勉強にはある程度の時間を取って取り組むことが大切です。
●英語の基礎は日本語
英語の勉強は、現在ではまだ重要です。
大学入試の総合選抜なども、小論文と面接だけでは確実な学力がわからないので、英語の点数を参考にすることが多いです。
英語の点数は、その生徒が真面目に勉強していたかどうかがわかるいちばんの目安になるからです。
しかし、今はイヤホンとマイクとスピーカーをセットにした携帯型の、ChatGPTのAIを利用した外国語コミュニティ端末が次々と出されています。
英語の勉強の基本は、日本語力だと考え、英語の勉強のためにも、日本語の難しい本の読書に力を入れていくことが大事です。
●小学5、6年生の作文の勉強は、親子の対話が進む貴重な機会
作文の課題は、小学5年生から、入試問題と同じような抽象的な課題の感想文になります。
この感想文の勉強を、家庭での親子の対話の機会として生かしていってください。
そのためには、お父さんやお母さんが、事前に課題フォルダの課題の文章を見ておくといいです。
そして、できれば土日の家族の団欒(だんらん)の時間などに、課題についての対話をする時間を取るといいと思います。
子供は、中学生になると、なかなか親子で話さなくなります。
小学5、6年生の貴重な時期を十分に生かしていってください。
●基礎学力、総合学力、全科学力クラスは、未来のスタイルの勉強
これまでの勉強の仕方は、国語は国語の教室で、算数数学は算数数学の教室で、英語は英語の教室でというかたちが普通でした。
しかし、週に何日もどこかに通って勉強するというのは、能率のよいやり方ではありません。
家庭学習の習慣があれば、週に1回まとめて学習チェックをし、質問の時間が取れればそれで十分です。
特に、AIが利用できる時代には、勉強のほとんどは家庭でのAI学習でカバーできます。
そうすれば、毎日余裕のある生活が送れます。
こういう勉強スタイルが広がることを考え、今後、デジタル評価とAI評価を組み合わせた教育を行っていく予定です。
●森リンのAI講評が直りました、オシロンのテキスト化も直りました
8月中旬から森リンのAI講評が止まっていましたが、先日(9/18に)直りました。
オシロンも同じくテキスト化が止まっていましたが、昨日(9/21に)直りました。
今後、森リンを活用した日本語作文検定を広げていく予定です。
また、今後、AIを利用した推薦図書検定を開発する予定です。
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● OCRのオシロン作り直し (104字) 森川林 nane 2025年09月20日 16時10分
18157 森川林日記より
今からOCRのオシロンの作り直し。
これまでgoogleを経由してChatGPTに渡していたが、今回はChatGPTで完結させる予定。
どういう結果になるかわからないので、明日は朝から晩まで仕事。
楽しいなあ(笑)
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● 言葉の森新聞2025年9月3週号 通算第1867号 (3417字) 言葉の森事務局 jun 2025年09月17日 12時51分
18156 言葉の森オンライン新聞より
言葉の森新聞2025年9月3週号 通算第1867号
文責 中根克明(森川林)
■■9月23日(火)は「休み宿題」(再掲)
カレンダーに記載してあるとおり、23日(火)は「休み宿題」となります。
作文個別と作文クラスの生徒は、ホームページの「授業の渚」か課題フォルダの「解説集」を参考に自宅でその週の課題を書いて提出してください。他の日に振替授業を受けることもできます。
「授業の渚」
http://www.mori7.com/nagisa/index.php
「ヒントの池」
http://www.mori7.com/mine/ike.php
作文以外のクラスの生徒も他の日に振替授業を受けることができます。
■■これからの学力は、読書力、作文力、数学力
現在、子供たちが勉強している学力の中身のほとんどは、記憶力と忍耐力になっています。
それは、入試がそういう試験を課しているからで、子供も親も学校の先生も、その入試に合わせるように勉強しているからです。
しかし、将来、子供たちが社会に出て仕事をするときに役立つのは、記憶力と忍耐力ではなく、思考力と創造力と共感力です。
ところが、それらの勉強は、評価する場がないので個人に任せられています。
だから、家庭が、子供の将来にとって必要な教育を行う必要があります。
では、どういう学力が将来役に立つ学力かというと、それは、読書力と作文力と数学力です。
ただし、数学力は、物事を考えるときに数学的に考えることができるということであって、数学の計算問題ができることとは違います。
つまり、物事を感覚的にではなく理詰めに考えることのできる姿勢です。
そして、少なくとも数式が出てくる話を避けずに理解しようとする姿勢です。
それは、プログラミングの勉強などにもつながっています。
必要な学力の中で、いちばん大事なものは読書力です。
人間は、母語の言葉によって思考します。
その思考の材料を作るものが読書です。
今、子供たちを取り巻く読書環境は、「豊富の中の貧困」という言葉で言えると思います。
たくさんの本や本の代替となる情報が溢れていますが、その多くは、売れるために子供たちにおもねる作り方がされています。
私が気になることのひとつは、人気のある小説でも、殺人事件を話のきっかけにするような始まり方が多いことです。
又は、単純な善悪二元論で、悪い大人をやっつけるというような話の展開が多いことです。
また、なぜか外国の人が書いた絵本のようなものを読む子が多いことです。
日本人が書いたいい本がたくさんあるのですから、もっと日本発の絵本を読むのがいいと思います。
また最近では、小さい子供向けには、おしりとかうんちとかいう下品なタイトルで子供を引き付けるものがあることです。
私は、子供たちの読書紹介で、勉強のよくできるはずの子供たちがそういう変な本を紹介しているのを聞くとがっかりします。
たぶん、友達どうしで話題になっているから読んでいるのだと思いますが、そのような読書はそのときに面白いと思うだけで、あとに何も残りません。
昔の子供向けの本は、と一概には言えないかもしれませんが、もっと情緒のある話が多かったと思います。
例えば、作者で、私が知っている名前で言うと、小川未明、新美南吉、芥川龍之介、鈴木三重吉、椋鳩十、宮沢賢治などです。
読書教育は、以前、月刊誌「到知」で「読書立国」という特集を組んでいたように、多くの人がその必要性を感じていますが、これまでの取り組みはすべて掛け声だけで終わっています。
私が唯一、掛け声で終わらない読書運動と思ったのは「朝の10分間読書運動」ですが、それもいくつかの学校では、「読書よりももっと勉強になる漢字の書き取りをやらせよう」などとなっているところもあるようです。
毎年の読書感想文コンクールは、優れた企画ですが、AIの時代には、コンクールや宿題というものは教育としての効果はなくなります。
例えば、すでに最近の優秀作品として選ばれたものの中には、AIを利用したものが多数入っているはずだからです。
読書教育は、コンクールや宿題として行うものではなく、授業の中で授業として行って初めて意味あるものになるのです。
言葉の森が、現在考えているのは、推薦図書検定という企画です。
読書が、本当に役立つのは、子供たちが中学生、高校生、大学生になってからです。
小学生の間は、そのための助走期間として、良書をたくさん読んでいけるといいと思います。
推薦図書検定は、AIを利用した仕組みで、現在特許を出願しています。
作文検定の仕事が一段落したら、推薦図書検定に取り組む予定です。
さて、もうひとつは、読書力と並んで必要な学力である作文力です。
作文を書くことによって、思考力と創造力が育ちます。
言葉の森の小学校高学年、中学生、高校生は、毎週難しい課題で感想文の課題を書いています。
ここで、子供たちの考える力が育っていることがよくわかります。
また、小学校高学年の場合は、作文の課題に合わせて親子で対話をする機会が作れます。
中学生や高校生も親子で対話をすることができますが、中学生になると年齢的に親子の対話がしにくくなります。
この親子の対話の時間は、子供が親の人生観や世界観に接する貴重な機会になります。
作文の学習は、意義あるものだと多くの人が思っていますが、問題はまともな作文教育が行われていないことにあります。
入試でも、中学、高校、大学で作文試験を課すところが増えていますが、この場合も問題は正しい作文評価が行われていないことにあります。
試みに、生徒が書いた作文の評価を聞いてみれば、読む人によってかなり評価が違うはずです。
また、同じ人の場合でも、日によって評価が違うはずです。
だから、ほとんどの場合、作文の評価は、誤字がないかどうか、字数がちゃんと書けているかどうかというレベルで行われています。
しかし、その評価のために費やす時間は、人間が行うかぎり、例えば600字の作文について1本5分から10分かかります。
だから、学校によっては短い記述問題でお茶を濁しているところも多いのです。
作文教育が行われていない最も根本の問題は、作文の正しい評価ができないことにあります。
このため、現在の教育は評価のしやすい○×式のテストが中心になり、記述や作文の教育はつけたし程度にしか行われないようになっているのです。
この問題を解決しているのが、言葉の森の日本語作文検定です。
作文検定の評価は2つの方向で行われます。
ひとつは、指示された表現が使われているかどうかです。
例えば、小学生では、「たとえ(比喩)を使って書こう」などという項目があります。
中学生や高校生では、「自作名言を使って書こう」などという項目があります。
項目があることによって、子供は作文が書きやすくなり、作文自体もよりよい表現になります。
もうひとつは、その作文にどのような語彙が使われているかという評価です。
語彙の中には、考える語彙、知識の語彙、経験の語彙などがあり、また語彙の多様性自体もひとつの評価になります。
この語彙の評価があることによって、子供たちはより広い実例と、より深い知識と、より高い思考のある作文を書こうとするようになります。
そして、この項目評価と語彙評価は、デジタル技術とAI技術により機械化し数値化できるので、人間が読むのはその作文の内容の個性、感動、共感などに絞ることができます。
これが、新しい作文教育の方法です。
現在、AIを使ったOCR技術は、かなり進歩しています。
言葉の森が開発したOCRシステムでさえ、普通の手書きの作文をほぼ正確にテキスト化できます。
今後は、子供たちが書いた手書きの作文をOCRでテキスト化し、項目評価と語彙評価を自動化する仕組みが作文教育の中心になると思います。
すると、学校教育の場で、作文指導が日常的にできるようになります。
その際、先生の負担はほとんど増えません。
そして、数値化された作文評価によって、子供たちの作文を書く意欲が高まり、作文の学習の日常化によって子供たちの書く力と考える力が育つのです。
言葉の森は、今後、推薦図書検定と日本語作文検定によって、読書教育と作文教育の基準を作っていく予定です。
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● 言葉の森新聞2025年9月2週号 通算第1866号 (2511字) 言葉の森事務局 jun 2025年09月09日 10時04分
17440 言葉の森オンライン新聞より
言葉の森新聞2025年9月2週号 通算第1866号
文責 中根克明(森川林)
■■9月15日(月)・23日(火)は「休み宿題
カレンダーに記載してあるとおり、9月15日(月)・23日(火)は「休み宿題」となります。
作文個別と作文クラスの生徒は、ホームページの「授業の渚」か課題フォルダの「解説集」を参考に自宅でその週の課題を書いて提出してください。他の日に振替授業を受けることもできます。
「授業の渚」
http://www.mori7.com/nagisa/index.php
「ヒントの池」
http://www.mori7.com/mine/ike.php
作文以外のクラスの生徒も他の日に振替授業を受けることができます。
■■「読書記録」で友達の読んでいる本を参考に読書の質を高める
オンラインクラスでは、生徒が毎週読書紹介をしています。
これによって、読書習慣を維持している子が多いです。
どんな本を読んだらいいかということは、「読書記録」の「学年」の欄をクリックすると、その学年の子が読んでいる本が表示されます。
そこに並んだ本を参考にして、読む本のレベルを上げていくといいのです。
https://www.mori7.com/teraon/ds.php
読書紹介で気になっていることが、いくつかあります。
第一は、小学校低学年の子が、いつまでも絵本を読んでいることです。
絵本には、確かに内容のいいものが多いです。
しかし、大事なのは内容のよさを感じるとともに、その子の日本語力を育てるです。
どんなにいい絵本であっても、断片的な文章が書かれているだけで、あとは挿絵で理解するような本では読む力はつきません。
もちろん、絵本は読んでいいのです。
また、漫画も読んでいいのです。
しかし、それとは別に文章がしっかり書いてある本を読む必要があります。
小学校低学年の生徒は、絵本ではなく、普通の本を読むようにしてください。
内容が面白ければ、細かい字で書かれている本であっても、子供は興味を持って読みます。
低学年ということを考えずに、内容の面白い本を読むようにしていくといいです。
小学校中学年、高学年の本は、比較的充実しています。
ですから、よく売れている本がいい本と考えてもいいと思います。
ひとつの基準としては、過去に読書感想文コンクールの課題図書となったような本です。
今年の課題図書ではなく、過去の課題図書です。
どうして過去の課題図書かというと、中古で安く手に入ることが多いからです。
https://www.j-sla.or.jp/contest/youngr/pastbook/
また、小学生向けのシリーズになっている本は、良書が多いです。
・講談社青い鳥文庫
・フォア文庫
・偕成社文庫
など。
ところで、本は、借りるものではなく買うものです。
ブックオフを利用したり、アマゾンの中古を利用したりして、低価格でできるだけ本を買って読むようにするといいです。
また、借りた本であっても、面白いと思った本は、別に買うようにするべきです。
それはなぜかというと、本は繰り返し読むことによって読む力がつくからです。
繰り返し読みたくなる本が手元にあるという子は、読書力がつきます。
勉強は成績が上がるだけですが、そのような成績はやる気になればすぐに上がります。
読書は、成績をよくするのではなく頭をよくします。
だから、小学生時代は、勉強よりも読書優先にしていくといいのです。
さて、中学生や高校生になると、勉強が忙しいからという理由で本をあまり読まなくなる子がいます。
こういう生徒は、学年が上がるにつれて成績が伸び悩んでいきます。
読書は毎日の習慣が大事ですから、たとえテスト期間中であって、一日に一度は本を開き、5ページでも10ページでも読むようにするといいのです。
実は、読書好きの子は、テスト期間中でも、つい読みかけの本を開き続きを読んでしまうということが多いです。
こういう子が、本当の学力のある子です。
ところで、中学生や高校生になったら、物語文は単なる娯楽と考えておくことです。
物語文をいくら読んでも、国語力もつかないし、学力もつきません。
説明文意見文のできるだけ難しい本を、1日50ページを目標に読んでいくことです。
中学生や高校生のときに、勉強が忙しいからという理由で本を読まない生徒は、社会人になったときも同じように、仕事が忙しいからという理由で本を読まなくなります。
しかし、世の中には、仕事をするようになっても、毎日本を読み続ける人がいます。
これが、あとになって大きな差になるのです。
高校生が読む本の目安は、中公新書や岩波新書になります。
更に、大学生になったら、岩波文庫の青帯白帯や講談社学術文庫などの本を読んでいくといいと思います。
これは不思議なことですが、頭のいい子は、成長するにつれて自然にこういう本を読みたくなるのです。
私の個人的な感覚ですが、小学校高学年で、ミヒャエル・エンデの「モモ」や「はてしない物語」を読んで感動するような子は、かなり読書力があります。
しかし、本は、難しいものを早く読めるようになればいいというのではありません。
大学生や社会人になってから読んで感動することもあります。
そして、その方がずっと深く感動することも多いのです。
宮沢賢治は有名ですが、ある程度の年齢になって初めてわかるようなこともあります。
小さいころに読むと、ただあらすじを知っているだけという読み方になることも多いです。
同じ理由で「小学生が読む名作選」のような本は、形だけの読書で、大したものは身につきません。
子供の読書をどう見極めるかは、親の読書習慣によることも大きいと思います。
読書好きな子は、よく親の本棚から本を借りて読書紹介をしていることがあります。
親子で、それぞれ自分の好きな本を読むという習慣を作っていくといいと思います。
ただし、親が子供時代に感動したような本は、全体に暗い話であることが多いです。
現代の明るく感動する本を見つけていくように工夫してください。
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● シンガポールの思い出 (117字) あけれな akerena 2025年09月06日 12時25分
17439 細田(ほそだ/hoemi)先生の部屋より
アドベンチャーコーブウォーターパークに行った
なみのプール とてもふかくて足がつかないところもあった
ウォータースライダーがとても速かった
おわったとき顔が青白くなっていてパパに笑われた
→でもこう言った「パパ一緒に行くよ!」
びっくりされた。
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● シンガポールの思い出 (117字) あけれな akerena 2025年09月06日 09時16分
17438 細田(ほそだ/hoemi)先生の部屋より
アドベンチャーコーブウォーターパークに行った
なみのプール とてもふかくて足がつかないところもあった
ウォータースライダーがとても速かった
おわったとき顔が青白くなっていてパパに笑われた
→でもこう言った「パパ一緒に行くよ!」
びっくりされた。
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● シンガポールの思い出 (117字) あけれな akerena 2025年09月05日 22時20分
17437 細田(ほそだ/hoemi)先生の部屋より
アドベンチャーコーブウォーターパークに行った
なみのプール とてもふかくて足がつかないところもあった
ウォータースライダーがとても速かった
おわったとき顔が青白くなっていてパパに笑われた
→でもこう言った「パパ一緒に行くよ!」
びっくりされた。
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● 言葉の森新聞2025年9月1週号 通算第1865号 (487字) 言葉の森事務局 jun 2025年09月05日 14時45分
17436 言葉の森オンライン新聞より
言葉の森新聞2025年9月1週号 通算第1865号
文責 中根克明(森川林)
■■夏期講習の受講料について
夏期講習にご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
夏期講習の受講料は、下記のページでごらんいただけます。
ご確認ください。
https://www.mori7.com/teraon/syuukeis.php
夏期講習の受講料は、9月5日の受講料引き落としの際に合わせて引き落としさせていただきます。
■■サマーキャンプの写真と動画をアップロード
大変遅くなりましたが、サマーキャンプの写真と動画をアップロードしました。
今回は5年ぶりのサマーキャンプということで、写真担当が特にいなかったので、中根が時間のあるときに撮影しただけです。
写真と動画のページは、コードとパスワードで入れるようになっていますので、参加された方には、コードとパスワードを個別れんらく板からお知らせしています。
https://www.mori7.com/stg/2025/
なお、参加費については、9月5日自動振替の受講料と合わせて引き落としさせていただきますので、よろしくお願いいたします。
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● 言葉の森新聞2025年8月4週号 通算第1864号 (3338字) 言葉の森事務局 jun 2025年08月22日 13時00分
17432 言葉の森オンライン新聞より
言葉の森新聞2025年8月4週号 通算第1864号
文責 中根克明(森川林)
■■8月29日(金)・30日(土)・31日(日)は休み
8月29日(金)・30日(土)・31日(日)は、第5週のため通年クラスの授業はありません。
■■2025年8月保護者懇談会資料
■1.夏期講習と夏期振替
8月は夏期休業の期間があったため、午前中に夏期振替の時間を設定しました。
また、(振替はできない)夏期講習の時間も設けました。
今回の取り組みは小規模でしたが、希望があれば来年からはもっと本格的に取り組む予定です。
■2.2泊3日のサマーキャンプ
8月のお盆の時期に2泊3日のサマーキャンプを行いました。
あとで生徒限定の動画をアップします。
参加者は、のべ約40名でしたあ。
日程と集合場所の関係で、高学年・中学生の生徒の参加と、保護者同伴の参加が多かったです。
那須の合宿所の近くにある那珂川は、安全な川遊びができるところで、浮き輪で川下りをするなど楽しく遊びました。
勉強は、作文感想文はみんなしっかり書きました。
勉強は、あまり進まなかったと思います。
暗唱は、最初のところはみんなできました。コツが分かったのでこれから家庭で続けていくといいと思います。
6年ぶりの合宿再開だったので、炊飯ができなかったりパソコンが使えなかったりといろいろトラブルがありました。
しかし、現地で運転をしてくれる人や掃除をしてくれる人がいたので、次回からはもっと本格的にできると思います。
オンラインクラスでも、生徒どうしの交流はありますが、実際にリアルで交流するとより親しくなる機会ができると思います。
■3.10月から作文検定を本格募集
主に、外部生中心に、作文検定を10月から募集します。
言葉の森の生徒も受検できます。
当初、言葉の森の生徒の作文指導と同じように小6以上は1200字2時間と指定していましたが、初めての受検者にとっては基準が高いと思われたので、600字1時間としました。
■4.推薦図書検定を計画中
小学生はよく本を読んでいますが、中学生・高校生は、読む本が軽い物語文の本が多い傾向があったので、推薦図書を決め、その図書の選択問題・要約・感想文を書くかたちの推薦図書検定を行う予定です。
すでに、AIを利用した検定システムは特許申請しています。
推薦図書の一覧についても原案はできていますが、今後多くの方の要望を取り入れていく予定です。
■5.勉強のデータの可視化
勉強のデータは可視化・グラフ化する必要があります。
以前、「森からゆうびん」で、作文や読解検定や自習の表やグラフを作成し送っていましたが、サーバー移転によりプログラムのあちこちが使えなくなっていたため、しばらくデータの可視化ができていませんでした。
今後、作り直す予定ですので、しばらくお待ちください。
■6.小学校低学年は、字の多いしっかりした本を読む
小学校低学年の生徒の読んでいる本を見ていると、以外に絵本のようなものが多いです。
絵本は、中身はいいのですが、文章を読む量が少なくなります。
「講談社青い鳥文庫」などは、全部の漢字にふりがながついています。
子供は、ひらがなで文字さえ読めれば、普通の本でもどんどん読みます。
低学年の生徒は、できるだけ本格的な本を読むようにしてください。
■6.2.小3までは日本語中心に
小学3年生までに大事なのは日本語です。
小3までに、日本語が母語として形成されるからです。
「日本人の脳: 脳の働きと東西の文化」角田忠信著
幼児期から英語の勉強をするのは、遊び程度にやるのはいいのですが、本格的に英語の勉強をすると、日本語も英語もどちらも中途半端になる可能性があります。
英語を勉強するのは、日本語が確立した小学4年生以降がいいと思います。
■7.小学校中学年は、親のコントロールを少なくし自主性を生かす
小学校低学年のころから親がしっかり面倒を見てきた子は、読書力も学力も発表力もあります。
しかし、子供が親の言うことを素直に聞くのは小学2年生のころまでです。
小学4年生になると、子供は自立して自分の考えで行動するようになります。
こういう年齢の変化を考えて、親は子供が小学3年生になるころから、コントロールを少なくし子供の自主性を生かすようにしていくといいです。
■8.小学校高学年は、親子の対話が充実する時期
小学校高学年からの作文は、中学入試問題レベルの説明文の感想文が中心になります。
作文を書く前の準備として、親が子供に似た例を話してあげると、子供の語彙力・思考力が伸びます。
子供は中学生になると、親子の対話をしなくなりますから、小学5・6年生の間に、たっぷり対話をしてください。
■9.中学生は、勉強の中身を親が知っておく必要がある
中学生になると、勉強面は本人にまかせてしまいがちです。
しかし、親が子供の勉強の中身を理解しておく必要があります。
定期テストなどのあとは、ただ点数を見るだけでなく、一緒に問題を解いてみると、子供がどういう勉強をしているかわかります。
これは、中学1年生のころからやることが必要です。
■10.高校生は勉強だけでなく人生の話を
高校生になると、大学入試の話が中心になります。
しかし、これからは世の中が大きく変わります。
どこの大学に入れるかということだけでなく、どういう人生がいい人生か、これからの社会はどうなるかというようなことを反す機会を作るといいと思います。
■11.YouTubeからAIになる可能性がある
今は、YouTubeへの依存症が問題になっていると思います。
今後は、AIへの依存症が生まれることが考えられます。
AIは、聞きたいことの答えを的確に教えてくれます。
しかし、大事なことは答えを聞くことではなく、自分なりの創造をすることです。
子供には、いつも創造を考えて勉強するように伝えていくといいと思います。
■■第4週は清書。幼稚園生は作文(作文クラス)
幼稚園年中と年長の生徒は、第4週も普通の作文を書く練習です。自由な題名で作文を書いてください。
小学1年生以上の生徒は、清書を行います。
■清書の意義と方法
清書とは、これまでに書いた作文の中で内容がよかったものを書き直すことです。
内容がよいとは、個性、感動、共感などがあるということです。
書き直すときは、次の点に留意してください。
(1)漢字で書けるところは漢字で書く。
(2)たとえや自作名言を工夫できるところがあれば工夫する。
(3)似た話や続きの話を書くことによって字数を増やす。
(4)作文用紙の空いているところに絵などをかいてもよい。
■清書の投稿
清書した作文は、小学生新聞や一般紙などに投稿してみましょう。
手書きの清書の原本を、新聞社に投稿したり、コンクールに応募したりする場合は、清書のコピーの方を先生に送ってください。
新聞社に投稿する際は、作文用紙の欄外又は別紙に次の事項を記載してください。
(1)本名とふりがな(2)学年(3)自宅の住所(4)自宅の電話番号(5)学校名とふりがな(6)学校所在地(町村名までで可)など。
投稿する際は、ペンネームを本名に訂正しておいてください。作文の中に友達の名前が固有名詞で入っている場合は、イニシアルなどに直しておいてください。投稿する作文の内容は、保護者がチェックしてあげてください。
同じものを複数の新聞社やコンクールに送らないようにしてください。これは二重投稿といって、もし両方に掲載されてしまった場合、掲載先に迷惑をかけることになります。
●小学生新聞の投稿先
■104-8433 東京都中央区築地3-5-4 朝日小学生新聞「ぼくとわたしの作品」係
■100-8051 東京都千代田区一ツ橋1-1-1 毎日小学生新聞「さくひん」係
●新聞社に送る清書は市販の原稿用紙に
新聞社に送る清書は、市販の原稿用紙に書いてください。
その理由は、清書は個人で送るものなので、自分で用意した原稿用紙に書くのが、社会的なルールとなるからです。
※清書した作文を投稿しない場合でも、額などに入れて家の中に飾っておきましょう。
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● 無題 (40字) はむすけ aarero 2025年08月22日 07時52分
17431 国語読解掲示板より
高1の7月の読解検定で質問です。
問5と問6が全然わかりません。
解説お願いします。
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● Re: 無題 (220字) 森川林 nane 2025年09月04日 08時45分
17435 国語読解掲示板より
それは、もとの問題文が読み取れていないということです。
ややこしいことが書いてあるけど、よく読めばそれほど難しくないです。
問題文の個々の意味を知るには、ChatGPTに、この問題文を読ませて、例えば「この文はどういう意味か具体的に教えて」と書けばおしえてくれるはず
自分が納得できるまで聞くことが大事。
最初の方のプラトンの話は無視してもいい。
> 高1の7月の読解検定で質問です。
> 問5と問6が全然わかりません。
> 解説お願いします。
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● 2025年8月保護者懇談会資料 (2307字) 森川林 nane 2025年08月22日 07時18分
17430 森の掲示板より
■1.夏期講習と夏期振替
8月は夏期休業の期間があったため、午前中に夏期振替の時間を設定しました。
また、(振替はできない)夏期講習の時間も設けました。
今回の取り組みは小規模でしたが、希望があれば来年からはもっと本格的に取り組む予定です。
■2.2泊3日のサマーキャンプ
8月のお盆の時期に2泊3日のサマーキャンプを行いました。
あとで生徒限定の動画をアップします。
参加者は、のべ約40名でしたあ。
日程と集合場所の関係で、高学年・中学生の生徒の参加と、保護者同伴の参加が多かったです。
那須の合宿所の近くにある那珂川は、安全な川遊びができるところで、浮き輪で川下りをするなど楽しく遊びました。
勉強は、作文感想文はみんなしっかり書きました。
勉強は、あまり進まなかったと思います。
暗唱は、最初のところはみんなできました。コツが分かったのでこれから家庭で続けていくといいと思います。
6年ぶりの合宿再開だったので、炊飯ができなかったりパソコンが使えなかったりといろいろトラブルがありました。
しかし、現地で運転をしてくれる人や掃除をしてくれる人がいたので、次回からはもっと本格的にできると思います。
オンラインクラスでも、生徒どうしの交流はありますが、実際にリアルで交流するとより親しくなる機会ができると思います。
■3.10月から作文検定を本格募集
主に、外部生中心に、作文検定を10月から募集します。
言葉の森の生徒も受検できます。
当初、言葉の森の生徒の作文指導と同じように小6以上は1200字2時間と指定していましたが、初めての受検者にとっては基準が高いと思われたので、600字1時間としました。
■4.推薦図書検定を計画中
小学生はよく本を読んでいますが、中学生・高校生は、読む本が軽い物語文の本が多い傾向があったので、推薦図書を決め、その図書の選択問題・要約・感想文を書くかたちの推薦図書検定を行う予定です。
すでに、AIを利用した検定システムは特許申請しています。
推薦図書の一覧についても原案はできていますが、今後多くの方の要望を取り入れていく予定です。
■5.勉強のデータの可視化
勉強のデータは可視化・グラフ化する必要があります。
以前、「森からゆうびん」で、作文や読解検定や自習の表やグラフを作成し送っていましたが、サーバー移転によりプログラムのあちこちが使えなくなっていたため、しばらくデータの可視化ができていませんでした。
今後、作り直す予定ですので、しばらくお待ちください。
■6.小学校低学年は、字の多いしっかりした本を読む
小学校低学年の生徒の読んでいる本を見ていると、以外に絵本のようなものが多いです。
絵本は、中身はいいのですが、文章を読む量が少なくなります。
「講談社青い鳥文庫」などは、全部の漢字にふりがながついています。
子供は、ひらがなで文字さえ読めれば、普通の本でもどんどん読みます。
低学年の生徒は、できるだけ本格的な本を読むようにしてください。
■6.2.小3までは日本語中心に
小学3年生までに大事なのは日本語です。
小3までに、日本語が母語として形成されるからです。
「日本人の脳: 脳の働きと東西の文化」角田忠信著
幼児期から英語の勉強をするのは、遊び程度にやるのはいいのですが、本格的に英語の勉強をすると、日本語も英語もどちらも中途半端になる可能性があります。
英語を勉強するのは、日本語が確立した小学4年生以降がいいと思います。
■7.小学校中学年は、親のコントロールを少なくし自主性を生かす
小学校低学年のころから親がしっかり面倒を見てきた子は、読書力も学力も発表力もあります。
しかし、子供が親の言うことを素直に聞くのは小学2年生のころまでです。
小学4年生になると、子供は自立して自分の考えで行動するようになります。
こういう年齢の変化を考えて、親は子供が小学3年生になるころから、コントロールを少なくし子供の自主性を生かすようにしていくといいです。
■8.小学校高学年は、親子の対話が充実する時期
小学校高学年からの作文は、中学入試問題レベルの説明文の感想文が中心になります。
作文を書く前の準備として、親が子供に似た例を話してあげると、子供の語彙力・思考力が伸びます。
子供は中学生になると、親子の対話をしなくなりますから、小学5・6年生の間に、たっぷり対話をしてください。
■9.中学生は、勉強の中身を親が知っておく必要がある
中学生になると、勉強面は本人にまかせてしまいがちです。
しかし、親が子供の勉強の中身を理解しておく必要があります。
定期テストなどのあとは、ただ点数を見るだけでなく、一緒に問題を解いてみると、子供がどういう勉強をしているかわかります。
これは、中学1年生のころからやることが必要です。
■10.高校生は勉強だけでなく人生の話を
高校生になると、大学入試の話が中心になります。
しかし、これからは世の中が大きく変わります。
どこの大学に入れるかということだけでなく、どういう人生がいい人生か、これからの社会はどうなるかというようなことを反す機会を作るといいと思います。
■11.YouTubeからAIになる可能性がある
今は、YouTubeへの依存症が問題になっていると思います。
今後は、AIへの依存症が生まれることが考えられます。
AIは、聞きたいことの答えを的確に教えてくれます。
しかし、大事なことは答えを聞くことではなく、自分なりの創造をすることです。
子供には、いつも創造を考えて勉強するように伝えていくといいと思います。
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● 言葉の森新聞2025年8月3週号 通算第1863号 (2457字) 言葉の森事務局 jun 2025年08月18日 09時30分
17427 言葉の森オンライン新聞より
言葉の森新聞2025年8月3週号 通算第1863号
文責 中根克明(森川林)
■■日本の教育を変える7つの提言
日本の教育には、多くの問題があります。
そのひとつの表れが、増加する不登校の生徒です。
また、多くの生徒は、夏休みが大好きです。
それは、学校に行かなくて済むからです。
もちろん、それぞれの先生は、熱心に指導をしています。
また、それぞれの生徒も、熱心に勉強をしています。
しかし、誰もが、目指すべき方向を勘違いしています。
一方、現在の教育に関して、さまざまな提案をする人がいます。
しかし、それらの提案の多くは、昔の懐かしい思い出に基づいたものです。
又は、実践の伴わない抽象的な理想論です。
言葉の森は、具体的な7つの提言をします。
第一は、小中高一貫の作文教育です。
知識の詰め込み中心の教育から、思考力を育てる読書と作文中心の教育に転換するのです。
第二は、国語・数学・英語・理科・社会の教育は、個々の科目として教えるのではなく、すべてまとめた全学の教育として教えることです。
教科の内容は、それぞれの生徒に合わせてAIがカバーします。
先生の役割は、全体をコントロールすることです。
第三は、創造発表をひとつの新しい科目として教育することです。
現在の探究学習は、AIが使えるようになる以前に考えられた工夫です。
何人かのグループで、何ヶ月もかけて研究を進め、何人もの人数で分担して短時間の発表をします。
これを、一人が、一日で、一人の発言に十分に時間をかけて発表できる仕組みに変える必要があります。
第四に、こういうことが可能になる教育形態は、オンライン少人数クラスの教育になるということです。
少人数とは、4人から5人のことです。
10人以上は、この場合の少人数ではありません。
オンラインで、少人数で、同学年の同レベルの生徒が同じクラスで学習を続けるのは、オンラインだからこそ可能になります。
そのオンラインも、動画配信のような一方向のオンラインではなく、生徒どうしが交流できる双方向の対話型オンラインである必要があります。
第五に、オンライン少人数クラスの生徒どうしが、リアルに接触する機会が必要です。
リアルな接触は、今の学校や塾のように毎日や毎週である必要はありません。
年に数回又は月に数回で十分です。
そのリアルな交流を行う場が、自然寺子屋合宿です。
この合宿所が、全国に幅広く開設されている必要があります。
第六に、読書教育を教育のひとつの柱として位置づけることです。
そのために必要なのが、推薦図書検定です。
これは、現在、言葉の森がプログラムを作りすでに特許申請をしています。
第七に、暗唱教育を小中高の教育の一つの教科として成立させることです。
そのために、暗唱検定を確立する必要があります。
これも、現在、言葉の森がプログラムを作っています。
以上の7つの提言は、すでに言葉の森がすべて小規模に実践しています。
これまでの実践でわかったことは、どれもが全国的にもっと大規模に実践できるということです。
これから、この7つの提言の最初の出発点として、作文検定を広げていきます。
作文検定のような仕組みは、まだどこも行っていません。
このアルゴリズムは、すでに特許取得済みです。
作文検定によって、今後、多くの生徒が日常的に意欲的に作文の学習できるようになります。
言葉の森で学ぶ生徒は、小1から高3までいます。
大学生、社会人の生徒もいます。
それら生徒の中には、小学生から高校生まで作文の勉強を続けている子もいます。
この子たちが、高校を卒業し、大学生になり社会人になっても、やがて同窓生として交流できるようになります。
その交流の場所は、「先生の部屋」というそれぞれの先生の掲示板のページです。
小学生のころ、「かいけつゾロリ」を読んで盛り上がっていたような子どもたちが、大学生になり社会人になり、仕事のことや社会のことでさまざまな議論を交わすようになります。
では、その子たちが、将来どのような社会人になるかというと、これからは、多くの子供たちが独立起業の創造的な人生を歩むようになります。
与えられた枠組みで勝ったり負けたり上位を目指したりするだけでなく、誰もやらないようなことをそれぞれの子供たちが創造的に世の中に実現するようになるのです。
さて、この創造的な教育は、創造的な文化につながります。
これまでの社会は、主に工業的な技術革新によって発展してきました。
これからの社会は、文化的な創造によって発展します。
例えば、千利休が創造した茶の湯の文化は、その文化によって経済の一つの裾野を形成しました。
現在は、例えばスポーツの文化が、スポーツに関わる経済の幅広い裾野を形成しています。
野球や、サッカーや、オリンピックは、それ自体がひとつの経済圏を持っています。
この文化による経済の活性化を、これからは、新たに多様に作り出すことができます。
日本では、文化は道の方向に発展する可能性があります。
例えば、さかなクンは、「魚に関心を持つ」という新しい文化を生み出しました。
その文化は、「魚への関心」というひとつの経済を生み出しています。
そのさかなクンがこれから70代になり80代になったときに、それがどういう方向に発展するかというと、「魚道」のような方向に進むと思います。
会社勤めは定年がありますが、自分で始めた仕事は定年がないからです。
そのような新しい道の文化が、今はまだ何もないところから、日本でこれから次々に生まれる可能性があります。
その創造的な道の文化が、日本のひとつの輸出産業になることも考えられます。
今の子供たちの多くは、スポーツの選手に憧れるような、又はいい仕事につくような、既存の文化の枠組みで自分の夢を描いています。
これが、新しい文化の創造者となることに憧れるような方向に向けば、学校で学ぶことも限りなく楽しくなるはずです。
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● 会田さんへ (384字) しんや akasiyu 2025年08月17日 15時59分
17425 サマーキャンプ2025より
ご連絡くださりありがとうございます。
連絡手段がなくヤキモキしておりましたが、こちらのツールがありましたね。
思いつかなかったです。ありがとうございます。
こちらこそ仲良くして頂きとても楽しく過ごせたようで、素敵な夏休みの思い出となりました。
ありがとうございました。
本日は本当に申し訳ありません。
今日は塾のある日なのにすっかり忘れて約束してしまったのか時間を把握していなかったのか、中学1年生でもまだまだです。
ちゃんと約束の場所、時間にこの暑い最中来てくださったのに本当にごめんなさい。
明日はご予定があるとのこと。
承知しました。
もし明後日19(火)、午前中にお時間ありましたら会いに行きたいと申しておりますがいかがでしょうか。
もし大丈夫でしたらお約束の駅、恐らく最寄駅になると思いますが9:44到着の電車で向かうとの事です。
お手数をおかけしますがご返信お待ちしております。
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● 会田さんへ (384字) しんや akasiyu 2025年08月17日 13時46分
17424 サマーキャンプ2025より
ご連絡くださりありがとうございます。
連絡手段がなくヤキモキしておりましたが、こちらのツールがありましたね。
思いつかなかったです。ありがとうございます。
こちらこそ仲良くして頂きとても楽しく過ごせたようで、素敵な夏休みの思い出となりました。
ありがとうございました。
本日は本当に申し訳ありません。
今日は塾のある日なのにすっかり忘れて約束してしまったのか時間を把握していなかったのか、中学1年生でもまだまだです。
ちゃんと約束の場所、時間にこの暑い最中来てくださったのに本当にごめんなさい。
明日はご予定があるとのこと。
承知しました。
もし明後日19(火)、午前中にお時間ありましたら会いに行きたいと申しておりますがいかがでしょうか。
もし大丈夫でしたらお約束の駅、恐らく最寄駅になると思いますが9:44到着の電車で向かうとの事です。
お手数をおかけしますがご返信お待ちしております。
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● しんやさんへ (147字) 会田真希子 tinami 2025年08月17日 16時51分
17426 サマーキャンプ2025より
しんやさん、お返事ありがとうございます
キッズケータイしか持たせていなかったので、こちらこそすみませんでした。
これから北アルプスに入るため、22日または24日以降でしたら、ゆうまは大丈夫です!
念のため、私の携帯電話番号は08056854836です。21日夕方には電波の圏内に下山しております。
会田
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● やまなし(しんや)さんへ (144字) 会田真希子 tinami 2025年08月17日 10時53分
17423 サマーキャンプ2025より
ゆうまと仲良くしていただき、ありがとうございます
「しんやさんと今朝9時に地元のターミナル駅改札で待ち合わせしたから」と出かけたのですが会えなかったそうで、明日の待ち合わせ予備日は都合が悪いので、こちらのスレッドに書き込みます。
また、言葉の森の振替で会えたらいいな と伝えて欲しいそうです。
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● ありがとうございました (145字) 会田真希子 tinami 2025年08月17日 10時50分
17422 サマーキャンプ2025より
会田ゆうま(小6)の母です。
先生方、保護者及び生徒の皆さま方、ゆうまが大変お世話になりました。
とても楽しかったそうで、日焼けした顔で、那須与一の冒頭の暗唱を聴かせてくれました。沢山周りの方のサポートをいただきまして無事帰ってこられたことに感謝いたします。
今後ともどうぞよろしくお願いします。