記事 3798番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2019/11/22
先生の役割
森川林 2019/07/21 05:54 

 子供には、できる子とできない子がいます。
 先生が、同じことを同じように教えていて、できる子とできない子がいるので、教えている先生は次のように思いがちです。
「自分がちゃんと教えていてできる子がいるのに、できない子がいるのは、その子の問題であって教える自分の問題ではない」と。
 これが、大多数の学校や塾で行われている授業の仕方です。

 しかし、問題は子供にあるのではなく、やはり教える先生にあるのです。
 しかし、その教える対象は子供だけではなく、むしろ保護者に対してなのです。

 ときどき、生徒の保護者で、「私が言っても本を読まないので、先生から言ってください」という人がいます。
 また、「私が子供に音読をさせると喧嘩になるので、先生がやらせてください」という人もいます。

 毎日の読書や音読は、一緒に暮らしているお母さん以外にさせられる人はいません。
 親ができないことを、週に1回接する他人ができることはないのです。

 音読や読書を、先生に頼もうとは思わずに、自分で工夫してなんとかやり続けようという気持ちを持ってもらうのが、先生の役割です。
 子供の教育の問題は、ほとんど親の問題です。
 だから、先生がその子を必ず上達させたいと思えば親に働きかけざるを得ません。
 親に働きかけることも含めて、すべて子供の学力の責任は、先生の側にあるという自覚を持つことが大切です。

 「学力の経済学」(中室牧子)では、幼児期の教育が、その子の将来の学力を含めた人間力の形成に大きく影響していたということが書かれています。

 しかし、これは単に幼児期のその子に対する教育だけに原因があったのではありません。
 その子の親に対する働きかけが、その家庭の文化を変えることによって子供の教育に影響したということなのです。
 参加フォーム/言葉の森企画
あなたの中に眠っている発想力、思考力を呼び覚ます――ビジネスマンのための文章講座
第六回まで受講された方には「文章講座中級修了証書」を差し上げます。 言葉の森
 

同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
森林プロジェクト(50) 教育論文化論(255) 

コメント欄

森川林 2019年7月21日 6時20分  
 野口英世のお母さんは、無学でした。
 しかし、そこから立派な学者が育ちました。
 しかも、英世は、生涯お母さんを尊敬していました。
 ここに、家庭の文化というものの大切さがあるのです。


nane 2019年7月21日 6時20分  
 「塾に任せてください。お母さんは何もする必要がありません」という塾があります。
 その反対に、「親がちゃんとやってくれないから、先生がいくら教えてもだめだ」という先生がいます。
 どちらも、同じことの裏表です。
 子供は、家庭の文化の成長に伴って成長していくのです。


コメントフォーム
先生の役割 森川林 20190721 に対するコメント

▼コメントはどなたでも自由にお書きください。
となにぬ (スパム投稿を防ぐために五十音表の「となにぬ」の続く1文字を入れてください。)
 ハンドルネーム又はコード:

(za=森友メール用コード
 フォームに直接書くよりも、別に書いたものをコピーする方が便利です。
新着コメント1~3件
自主学習のすす nane
 自主学習で、勉強の自覚がまだない小学生 11/21
自主学習のすす 森川林
 勉強の基本は自主学習です。  しかし 11/21
穴埋め式ドリル nane
 先日、本屋さんの子供の図書コーナーに行 11/20
……次のコメント

オープン教育 1~3件
オープンの川
鳥の村 1~3件
鳥の村
虹の谷 1~3件
虹の谷
過去の記事

過去の1~5件目を表示
■7.4週の授業の動画をアップロードしました 7月20日
■幼児から小3までは日本語脳を育てる時期――英語脳は日本語の土台が確立してから 7月20日
■保護者懇談交流会7月のお知らせ 7月19日
■勉強はたくさんやるよりも毎日やることを優先して 7月19日
■暗唱の仕方のコツ――大事なのは繰り返しの音読だけ 7月18日
……前の5件
RSS
RSSフィード

カテゴリー
全カテゴリー

QRコード


通学できる作文教室
森林プロジェクトの作文教室

リンク集
現在作成中です。





 
小学生、中学生、高校生の作文(2007年4月まで)
小学1年生の作文(9) 小学2年生の作文(38) 小学3年生の作文(22) 小学4年生の作文(55)
小学5年生の作文(100) 小学6年生の作文(281) 中学1年生の作文(174) 中学2年生の作文(100)
中学3年生の作文(71) 高校1年生の作文(68) 高校2年生の作文(30) 高校3年生の作文(8)
手書きの作文と講評はここには掲載していません。続きは「作文の丘から」をごらんください。