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共感力とは何か――思考力、創造力、共感力を育てることが勉強の目的。あともうひとつ科学力もあるが。
森川林 2024/03/23 07:49 


 「虹の戦士」の話の中で、老婆が語る最後の言葉は、こうです。

「愛と喜びをみんなの間に広げることだけが、この世界の憎しみを、理解とやさしさに変えることができる。この世界から、いっさいの戦争と破壊をなくするために、残された道はもはやそれひとつしかない」


 共感力とは、こういう考え方を表す概念です。


 塩谷さんは、同じことを、「大和(だいわ)の御代(みよ)」という言葉で言い表しました。

 大和とは、自分の平和、家族の平和、日本の平和、世界の平和を超えて、あらゆるものが平和に生きることです。


 人間に対してだけでなく、すべての生き物に対して、鳥でも、虫でも、木々でも、また、生き物を超えて、空でも、風でも、太陽でも、そこにそう存在しているものすべてを温かい目で見る感性が共感力です。


 では、共感力は、どのようにして育つのでしょうか。

 それは、決心です。

 あらゆるものを愛そうとする決心によって、人間は共感的な人間になるのです。
 創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

コメント欄

森川林 2024年3月23日 12時35分  
言葉の森のライバルというのはない。

森林プロジェクトでやっている教室は、言葉の森と同じ教材で同じレベルだから、むしろ共通の友達だ。

ぶんぶんドリムは、言葉の森のマネで始めたところだから、まあがんばってやってくださいということだ。
齋藤孝さんの顔を見て始めた人がほとんどだろう。
情報弱者というのは、文章よりも印象で判断する人たちのことだ。

言葉の森の本当のライバルは、未来だ。
未来の社会で求められる、思考力、創造力、共感力の教育に、まだ、言葉の森は部分的にしか追いついていない。

しかし、方針は明確だから、あとは時間の問題だ。

教育は、小学校や中学校や高校の生徒だけの話ではなく、大学生になっても社会人になっても必要なものだ。
もちろん、それは、教えてもらう教育ではない。
みずから創造する教育だ。

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