ログイン ログアウト 登録
 Onlineスクール言葉の森/公式ホームページ
 
記事 207番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2025/11/5
低学年の勉強 as/207.html
森川林 2008/01/15 09:54 
 中学や高校の入試で、作文の試験を行うところが増えています。これは、子供たちの学力で、読解力と表現力が低下していることと無縁ではありません。
 従来の勉強は、与えられたものを正確に記憶し、それを早く正しく再現することが中心でした。そのような勉強は、学力の土台としては必要ですが、それがそのまま学力の中身となるのではありません。本当の学力とは、初めて出合うような新しい問題に、自分の持っている知識を使って創造的に解決する方法を探す力のことです。
 近年の学力調査でしばしば指摘されることは、単純な知識の問題では正答率が高いのに、記述の問題になると途端に正答率が低下するということです。それも、間違った答えを書くのではなく、ただ空欄のまま提出する形が多いことです。つまり、与えられた問題に対して、応用力で答えることができないということなのです。
 この原因の一つに、低学年での勉強の仕方があると思います。低学年の勉強は、基礎学力をつけるという点で大切です。しかし、ここで勉強の目標を学力をつけることではなく、成績を上げることに置いてしまうと、どうしても知識に偏重した形になってしまいます。本当は、その年齢に応じた知識をもとに、それらの知識を組み合わせて考える勉強をしなければならないところを、知識の量を増やすことで手っ取り早く成績を上げる方向に進んでしまうのです。

この記事に関するコメント
コメントフォームへ。

同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。


記事 206番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2025/11/5
海外からの作文ファクス送信有料に as/206.html
森川林 2008/01/08 10:34 
 海外からの作文の送り方は、現在4種類あります。
1、作文の丘からパソコン書きの作文を送る
2、手書きの作文をスキャナで読み込み、作文の丘からPDFファイルで送る
3、手書きの作文をスキャナで読み込み、メールに添付して事務局に送る
4、手書きの作文をファクスで事務局に送る

 このうち、3のメール送信と4のファクス送信を、3月から1回250円の有料とさせていただきます。
 理由は、メール送信やファクス送信は、途中で手作業が入ることによるトラブルが多く、事務局での対応が次第に難しくなっているためです。
 現在、スキャナやPDF作成ソフトは利用しやすいものが出ていますので、3月からの手書きの作文は、できるだけ作文の丘からPDFファイルで送ってくださるようお願いいたします。

この記事に関するコメント
コメントフォームへ。

 20080116  
息子がお世話になり一年がたちます。毎回言葉の森新聞を読むのは、母親の私がとても楽しみにしています。 特に森川林先生の記事は、心の成長を促してくれるような内容であることが多く、顔が見えない通信教育でにも関わらず、質の高さを感じさせられます。 しかし、今回の1月2週号は、少しがっかりしてしまいました。”知る楽しさ”これは、本当に自分の得意分野を見つけ、勉強し続けていけたら、人生はとても豊かなものになると思います。 継続的な勉強こそが”未来の勉強”へとつながり、私はそれが、どんな分野でもかまわないような気がします。 第四の”未来の勉強”では、未来に必要ないから、語学の勉強を軽視するようなこと、また、未来に役にたたないから、営業職はいらないなどなど、それでは、生産性のないものは、勉強する必要がないということでしょうか? 言葉の森では、実体験を作文に織り込むことを薦めていますが、”必要、不必要”で選択してきた勉強や職業が、楽しく幸せで、言葉に残したいような体験になるのでしょうか? 人によって、得意なことも違います。得意なことや興味あることが、将来の社会に必要がないということで、勉強はしないのでしょうか? それでは、”知る楽しさ”はありません。
もちろん我が子に、将来有望な仕事について欲しいです。 しかし、それ以上に豊かな人生を送ってもらいたいと願います。その役にたつのではないかと思い、言葉の森も始めました。 人生には、余計なこともたくさんあります。人間のしていることをすべて、システム化してしまったら、社会はとても味気ないものになってしまうのではないでしょうか?

森川林 20080116  
 コメントありがとうございました。
 これは、「必要ないからやめよう」ということよりも、「漠然と必要と思っていることを見直そう」ということに力点を置いて書いたものです。
 現在、多くの人がしていることに対して、未来の社会ではその重要性は低下すると書いたので、ちょっと過激な文章になったと思います。
 そう思って、「先生という職業も、将来は重要性が低下する」と自分のことを書きました(笑)。
 次回の新聞で、追加の話を書きたいと思います。

同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。

コメント171~180件
……前のコメント
壊れるものを見 森川林
 今、勉強の中心だと思われている数学、英語、国語などのほとん 5/23
記事 4740番
高校入試でも大 森川林
 昔、大学入試の改革で、国語に150字程度の記述問題が取り入 5/22
記事 4738番
ものたりない作 森川林
 勉強は、点数で成績がわかります。  作文は、点数ではなく 5/21
記事 4737番
創造力のある子 森川林
 自分自身を振り返ると、脱線の連続でした(笑)。  しかし 5/20
記事 4736番
生きがい 森川林
 昔の生きがい論は、世の中の役に立つことをすることと結びつい 5/19
記事 4735番
ChatGPT 森川林
 世の中は、ほとんどいい人だけで動いている、というのが大きな 5/19
記事 4734番
「小学校最後の 森川林
 本のコメントを書いてくださった方に、暗唱の小冊子(40ペー 5/18
記事 4732番
昔テレビ、その 森川林
 子供をコントロールできない親が多いことが問題です。  コ 5/15
記事 4730番
検査結果 森川林
健康診断の数値に一喜一憂するのはバカらしい…現役医師が「70 5/14
記事 4727番
森リン大賞、再 森川林
 約2年半ぶりに森リン大賞を復活しました。  小学5年生か 4/11
記事 4702番
……次のコメント

掲示板の記事1~10件
画像送信テスト 森川林
回回回 11/2
森川林日記
Thunder 森川林
https://www.thunderbird.net/ja 10/29
森川林日記
この忙しいとき 森川林
この忙しいときに、というかいつも忙しいけど、今は特にというと 10/28
森川林日記
もう二度とGm 森川林
 Gmailが突然、大量のPOP3は受信できないようにした。 10/28
森川林日記
2025年10 森川林
△ミズヒキグサ ●紙ベースの勉強が基本。デジタルの 10/22
森の掲示板
3I/Atla 森川林
それは、いい結果になるだろう。 10/2
森川林日記
SDGsとかL 森川林
SDGsとかLGBTQとかいう新しい言葉を使う人は、考えの浅 9/27
森川林日記
千葉県立千葉中 森川林
受験生に点数の差をつけるためだけのテスト。 横浜市立南 9/25
森川林日記
2025年9月 森川林
●家庭学習の習慣を  小学生のうちから家庭学習 9/22
森の掲示板
OCRのオシロ 森川林
今からOCRのオシロンの作り直し。 これまでgoogl 9/20
森川林日記

RSS
RSSフィード

QRコード


小・中・高生の作文
小・中・高生の作文

主な記事リンク
主な記事リンク

通学できる作文教室
森林プロジェクトの
作文教室


リンク集
できた君の算数クラブ
代表プロフィール
Zoomサインイン






小学生、中学生、高校生の作文
小学1年生の作文(9) 小学2年生の作文(38) 小学3年生の作文(22) 小学4年生の作文(55)
小学5年生の作文(100) 小学6年生の作文(281) 中学1年生の作文(174) 中学2年生の作文(100)
中学3年生の作文(71) 高校1年生の作文(68) 高校2年生の作文(30) 高校3年生の作文(8)
手書きの作文と講評はここには掲載していません。続きは「作文の丘から」をごらんください。

主な記事リンク
 言葉の森がこれまでに掲載した主な記事のリンクです。
●小1から始める作文と読書
●本当の国語力は作文でつく
●志望校別の受験作文対策

●作文講師の資格を取るには
●国語の勉強法
●父母の声(1)

●学年別作文読書感想文の書き方
●受験作文コース(言葉の森新聞の記事より)
●国語の勉強法(言葉の森新聞の記事より)

●中学受験作文の解説集
●高校受験作文の解説集
●大学受験作文の解説集

●小1からの作文で親子の対話
●絵で見る言葉の森の勉強
●小学1年生の作文

●読書感想文の書き方
●作文教室 比較のための10の基準
●国語力読解力をつける作文の勉強法

●小1から始める楽しい作文――成績をよくするよりも頭をよくすることが勉強の基本
●中学受験国語対策
●父母の声(2)

●最も大事な子供時代の教育――どこに費用と時間をかけるか
●入試の作文・小論文対策
●父母の声(3)

●公立中高一貫校の作文合格対策
●電話通信だから密度濃い作文指導
●作文通信講座の比較―通学教室より続けやすい言葉の森の作文通信

●子や孫に教えられる作文講師資格
●作文教室、比較のための7つの基準
●国語力は低学年の勉強法で決まる

●言葉の森の作文で全教科の学力も
●帰国子女の日本語学習は作文から
●いろいろな質問に答えて

●大切なのは国語力 小学1年生からスタートできる作文と国語の通信教育
●作文教室言葉の森の批評記事を読んで
●父母の声

●言葉の森のオンライン教育関連記事
●作文の通信教育の教材比較 その1
●作文の勉強は毎週やることで力がつく

●国語力をつけるなら読解と作文の学習で
●中高一貫校の作文試験に対応
●作文の通信教育の教材比較 その2

●200字作文の受験作文対策
●受験作文コースの保護者アンケート
●森リンで10人中9人が作文力アップ

●コロナ休校対応 午前中クラス
●国語読解クラスの無料体験学習