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親が本当に子供に伝えるべき教育 as/3318.html
森川林 2018/05/24 13:21 
修 削

 日大アメフト部の事件が問題になっていますが、ここで親が考えなければならないことは、こういう場面は長い人生の中では誰にでもあり得るということです。
 そのときの子供の選択を決めるのは、幼少期の子育ての中で親が伝えたものしかありません。

 今の世の中は、学校も社会も文化も、こういう肝心の教育については何も関与しません。
 だから、親だけが子供に、「損の道か、得の道か迷ったら、損の道を行け」と教えることができるのです。

 いつか日本の社会全体が、そういう本来の日本の文化を取り戻すと思います。
 しかし、今は、家庭だけが日本文化を継承する場所になっています。

 「葉隠」の中にある一節も同じことと伝えています。
 それは、生きるか死ぬか迷ったら死を選べということです。

 ここにあるのは、損得や生死を超えたもっと大きなものがあるという人生に対する信頼感です。
 そういうものを子供時代に伝えるのが、親の役割なのだと思います。

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森川林 20180524  ▽
 成績を上げるとか、体力をつけるとかいう教育は誰でもできます。
 親だけができる教育が、文化を伝える教育です。
 今のメディアが流す文化の多くは目先の話が中心です。
 子供に遠くを見る目を教えるのが、親の役割です。

nane 20180524  ▽
 日本のロケットの父と言われる糸川英夫氏が、高校3年生のとき、音楽にするか理科にするか進路の選択に迷い母親に相談したところ、母の言ったひとことは、「自分の好きな方を選べ。しかし、入試の難易度で決めるな」という言葉だけでした。
 親が言うのは、損か得かということではないのです。

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音声入力のコツ――歩きながらでも作文が書ける(あまりおすすめしませが) as/3317.html
森川林 2018/05/24 09:52 
修 削

 先日、中学生の生徒の保護者から、子供が学校の勉強が忙しく作文を書く時間がなかなか取れないという相談を受けました。
 そこで、音声入力の講座を開くことにしました。

 音声入力というと、多くの人は、口で話すようなやり方で、作文と同じようなことを書くのは難しいのではないかと言います。
 確かに、話すのと同じようなスピードで作文を書くというのは、よほどその内容をよく知っているのでなければ難しいと思います。
 文章というものは、書きながら考えるという面があるので、どうしてもスピードが遅くなります。それは、話すスピードとはかなり違うのです。

 だから、音声入力で作文を書くコツの第一は、考えるスピードで話すということです。
 たとえて言うと、日本の政治家の中に、「えー、……、あー、……、うー」というようなきわめてゆっくり話をする人がいます。それは、考えて言葉を選びながら話しているからだと思います。
 ちょうどそのような話し方で、文と文の間に間を置きながら、次の言葉を選んで話していくのです。「あー」「うー」は入れません。

 そのように考えながら話すやり方だと、スピードは1分間で100字程度になります。
 普通の朗読は1分間で400字ですから、朗読の4分の1の速さでゆっくり話すというのが音声入力のコツになります。
 もちろん、書く内容が既にすっかり頭に入っている場合は、1分間400字でも書けます。

 1分100字(10分1000字)のスピードは、パソコン入力をかなり速く打つのと同じぐらいの速さです。
 パソコン入力スピード認定試験というものがあり、4級が10分200字、初段が1000字、5段が2000字だそうですから、音声入力のゆっくり読みが初段と同じぐらいで、やや速く読むのが5段ぐらいになるのだと思います。


 音声入力の第二のコツは、簡単な構想図を書いて話をするということです。
 手で書く文章の場合は、自分が書いたものを読みながら書き進めることができるので、文章全体の構成と、自分がこれから書こうとうする文の関係がわかります。

 しかし、音声入力の場合は、それまで自分が読んだ文章の全体が見えないので、文章全体の構造がわかりにくくなります。
 ただし、1200字程度の文章であれば、書こうとする内容の全体像が頭に入るので、特に構想図のようなものがなくても書くことはできます。
 しかし、将来、より長い文章を音声入力で書くことを考え、音声入力の準備として簡単な構想図を書いておくといいのです。

 ところで、この自分が音声入力したものの全体が見えないというのは、後戻りをしないという点で音声入力の長所と考えてもよいと思います。
 作文を書くのが遅い人は、少し書いては読み返し、消しゴムで消してまた書いて、というような書き方をしていることが多いからです。


 さて、音声入力をしていると、作文試験など手で書くときに困るのではないかと言う人もいると思います。
 これは、作文試験の3か月ほど前から手書きに戻して練習していくということで対応できます。


 音声入力の意外な利点は、どこでも作文が書けるということにあります。
 例えば、家から駅まで徒歩10分だとしたら、その道を歩きながら1000字の作文が書けます。
 ただし、これは書く内容があることが前提になりますから、大事なことは作文以前に、読書、対話、思考の時間を十分に取っておくことです。
 そして、その準備の上に、これまで1時間かけて書いていた作文を、10分で仕上げていくようにすればいいのです。
 しかし、歩き作文は、そのうち問題になりそうですから(笑)、あまり勧めません。

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森川林 20180524  ▽
 音声入力のいちばんの利点は、書くことが速くなることよりも、書く際の負担が少なくなることにあります。
 高学年や中高生の難しい作文課題になると、書き出すのに、気合いのようなものが必要になります。
 そのために、作文の勉強を後回しにして、結局書けなくなってしまうことがあるのです。
 音声入力という方法を知っていれば、とりあえず10分あれば最後まで作文が書けるので、気軽に始めることができます。
 この気軽に書き出せるということが重要なのです。
 大事なことは、書くという作業ではなく、それ以前の考える過程だからです。


nane 20180524  ▽
 AIによって音声認識が実用可能なものになったとすれば、次に来るのはAIによる手書き認識です。
 手書きの文章とテキスト化された文章のセットが大量にあれば、すぐに実用化レベルになります。
 すると、入学試験に作文小論文が本格的に取り入れられるようになるはずです。
 それを、森リンのような自動採点ソフトで採点します。
 実は、そういうソフトをわざわざ使わなくても、あるテーマで1時間で1200字書けるかどうかだけで評価をしても、試験として十分に使えます。
 字数と実力の相関はかなり高いからです。
 特に、異なるテーマで作文試験を2回か3回行えば、実力ははっきり出ます。
 3種類の異なるテーマの作文を、いずれも1200字書くというのは、作文の実力がなければできないからです。
 そして、入学試験は、辞書でもスマホでも、何を持ち込んでも可となりますから、漢字の問題や計算の問題はなくなります。
(本当は入学試験そのものもなくなるのですが、それはもう少し先の話です。)
 こういうことをまだずっと先の話だと思っている人が多いと思いますが、私は早ければ来年あたりからでもできることだと思っています。
 子供の勉強を考える場合、こういう先の見通しを持っておくことが大事です。

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