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記事 39番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2025/12/16
読点の打ち方 as/39.html
cynthia 2006/03/15 13:50 
 読点の打ち方には、まだ規則として確立しているものはありませんが、次のように考えておくとよいでしょう。

1、「は」:主語のあとに打つ(「は」や「も」のあとです。ただし、「が」のあとには打たないほうが自然です)

2、「そ」:接続語のあとに打つ(「そして」「しかし」「だが」などのあとです)

3、「か」:会話の前に打つ(新聞など、字数を節約する必要のある文章では打たないこともあります)

4、「と」:時を表す言葉のあとに打つ(「○○したとき」や「日曜日に」などのあとです)

5、「と」:「と、○○が言った」のように、「と」と「言った」の間に言葉が入るときに打つ

6、「の」:条件を表す語句のあとに打つ(「○○したので」「○○したら」「○○したから」「○○すると」などのあと)

 「はそかととの」と覚えておきましょう。(覚えなくてもいいけど)

 しかし、このとおりに全部打つと、読点が多すぎて読みにくくなることもあります。そのときの目安として、「句点一つに、読点は一つか二つ」ということを目安にしていくとよいでしょう。

 ただし、以上の説明は、小学校低学年では理解が難しいので、低学年のころは、「『は』のあとには打つ、『が』『の』『を』のあとには打たない」と教えてあげるとよいと思います。

 どういう規則にも例外がありますが、小学校低学年では「例外もある」ということを教えると子供が混乱します。低学年のうちは「こういう規則がある」というかたちで教えておく方がいいようです。

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匿名 20200221  
このもんだいすき

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国語力をつける読解作文 as/38.html
cynthia 2006/03/14 21:57 
 国語の読解の勉強というと、物語文、説明文などの問題文を読んで設問に答えるという形がほとんどですが、本当にそれで読解力が身につくものなのでしょうか。わかる問題は、問題を解くまでもなくわかっていたことですし、間違えた問題を解き直してみたところで、それは本当の自分の力とは言えません。解説を聞いてわかったような気持ちにはなるかもしれませんが、解説を聞くことによって実力がついたことにはなりません。もちろん、このような設問に答える問題にも解き方のコツはあります。記号問題なら、消去法で解いていく、また、断定的な言い方のものは避けるなどといったことです。受験生は、このようなコツを覚えておくことも必要ですが、それも最終段階で間に合います。

 では、本当の読解力をつけるためにはどうしたらよいのでしょうか。まずは、ひたすら読むことです。読書好きでない人は、国語の勉強と割り切って、少しむずかしいと思えるくらいの文章を読んでいきましょう。読書好きの人も、自分の好みの本、つまり、同じレベルの本を何冊読んでも読解力がつくとは限らないので、普段はあまり読まないような論説文などを中心に少しむずかしい文章を読んでみましょう。ただ、普段から読書をしている人は、速読力がついているはずですから、速く読み進めることができると思います。問題集の問題文を読むことを日課にするとよいでしょう。ただし、同じ問題集を4回くらい読まないと実力はつきません。

 もう一つお勧めしたいのは、文章を読んだら、その文章について作文を書いてみることです。私は、これを「読解作文」と呼んでいます。もちろん、すべての文章について書いていたら時間がかかって大変ですから、週に一度ぐらい、できれば、毎週違ったテーマの文章を選んで書くとよいと思います。単に、その文章を読んでどう思ったかという感想を書くだけではなく、自分の体験などを具体的書くのがポイントです。自分の体験だけでは足りない場合は、是非、お父さんやお母さんが助言をしてあげてください。文章の内容を、自分の体験や身近な人から聞いた話と重ね合わせることによって、筆者の視点が見えてくるからです。そして、少しずつですが、筆者の意見を自分のものとして理解できるようになります。最初は長く書くのがむずかしいかもしれません。また、見当はずれの作文になってしまうこともあるでしょう。でも、読解作文を繰り返していくうちに、文章の内容を深く読み取ることができるようになるはずです。

 このやり方は、遠回りに見えますが、確実に読解力をつけていくためには一番良い方法です。作文を書くためには時間も労力も必要ですが、設問に答えるような勉強よりは効率的です。また、読解力をつけるという狭い目的だけでなく、自分の生き方を考えるときにも役に立つと思います。すべての勉強は、幸せに生きるためのものですが、特に、国語の勉強は、自分の考えを整理し、自分の生き方を考えるときの直接の手段となるというすばらしい側面を持っています。そんな意味でも、広い視野を身につけ、着実に国語力を伸ばしていってほしいと切に願います。

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