ログイン ログアウト 登録
 大事なのは、ゼロをプラスにすること――苦手をなくし得意を伸ばす教育 Onlineスクール言葉の森/公式ホームページ
 
Onlineスクール言葉の森・サイト Onlineスクール言葉の森
記事 4607番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2026/5/3
大事なのは、ゼロをプラスにすること――苦手をなくし得意を伸ばす教育 as/4607.html
森川林 2022/12/30 08:44 


https://youtu.be/XVHcceOoYyM

 世の中のいろいろな論議を見ていると、多くがマイナスをゼロに戻すか、マイナスを指摘するかだけにとどまっているように見えます。
 マイナスを指摘し批判することは、あらかじめ目指すゼロがわかっていることなので、歯切れよく論じることができます。
 しかし、それだけです。

 安定している仕事と言われているものの多くも、マイナスをゼロに戻す仕事です。
 教育について言えば、できない子をできるようにするというのが、マイナスをゼロに戻す発想です。

 そういうことは誰でも思いつきます。
 大事なことは、マイナスを作らないことです。
 そして、その前提の上に、ゼロをプラスにしていくことです。

 ゼロをプラスにするためには、プラスがあらゆる方向に可能であると考えれば、創造的な考えが必要です。
 どこに向かってプラスを創造するかということが、いちばん大事なことです。

 子供の教育については、苦手なところに目を向けるのではなく、得意なものを創造的に伸ばす方向に目を向けることです。

 では、苦手なところはどうするかというと、それをそのまま放置しておくのではありません。
 創造性を重視する人の多くは、苦手なところを素通りしているように見えます。
 そうではなく、苦手なところは、もともと作らないことなのです。

 日本のかつての寺子屋教育は、苦手をもともと作らない教育でした。
 苦手は直すものではなく、最初から作らないことが大事なのです。

 これは、子供の育て方についても言えます。
 子供に何かだめなところがあるとしたら、それは叱って直すのでも、うまく褒めて直すのでもありません。
 もともとだめなところを作らないことがいちばん大事なのです。

 苦手なところをもともと作らない教育とは、具体的に言えば、幼長や小1から勉強の習慣を作ることです。
 今の学校教育は、厳しい言い方ですが、あてになりません。
 30人も40人もの生徒を一斉に教える教育方法が、既に破綻しています。
 勉強ができる子は、学校で真面目に授業を聞いている子ではありません。
 家庭で毎日の勉強習慣を持っている子です。

 するべきことは、簡単です。
 幼長や小1から、読書、暗唱、算数、対話の勉強時間を確保しておくことです。
 そして、小学校高学年から、中学生、高校生にかけては、数学と英語の1冊の問題集又は参考書を5回繰り返して、その内容を完璧に自分のものにしていくことです。
 今後、英語の重要性は低下しますが、数学の重要性は変わりません。

 国語と理科と社会は、説明文の読書をしていれば十分です。
 国語の本質は、ものの見方や考え方を作るための広い意味での哲学です。
 理科は、物理、化学、生物学、地学の基本的な知識です。
 大事なことは、因果関係や法則性を理解することです。
 社会で重要なのは、歴史で、特に日本の歴史です。
 歴史は、教科書の断片的な知識で学ぶのではなく、歴史観のある書物で学ぶことです。

 こういう勉強のやり方であれば、子供たちの生活時間に余裕が生まれます。
 その余裕時間を活用して、創造的な勉強に取り組みます。
 創造的な勉強は、同じような仲間がいることと、自分の創造を発表する場があることで続けやすくなります。

 これが、苦手をなくし、得意を伸ばす教育です。

 勉強の大きな方向性は、個性を学問に、学問を創造に高めていくことです。



コメント欄

森川林 2023年1月1日 7時15分  
 欠点を指摘し直そうとすることは、誰でも思いつきます。
 マイナスをゼロに戻すことだからです。
 しかし、大事なのは今あるゼロをプラスにすることです。


コメントフォーム
大事なのは、ゼロをプラスにすること――苦手をなくし得意を伸ばす教育 森川林 20221230 に対するコメント

▼コメントはどなたでも自由にお書きください。
まみむめ (スパム投稿を防ぐために五十音表の「まみむめ」の続く1文字を入れてください。)
 ハンドルネーム又はコード:

 (za=森友メール用コード
 フォームに直接書くよりも、別に書いたものをコピーする方が便利です。
同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
教育論文化論(255) 
コメント1~10件
なぜ公立中高一 森川林
 志望校の過去問に特化した受験対策を進めるためには、まず「春 4/28
記事 5498番
作文検定のプレ あお
お返事ありがとうございます。暗唱検定が早くできてほしいです。 4/9
記事 5493番
作文検定のプレ 森川林
 日本語教育で、簡単なのは会話で、次が読書で、最後が作文です 4/8
記事 5493番
作文検定のプレ あお
日本語作文検定は、日本語を学ぶ外国人のための作文教育にも対応 4/8
記事 5493番
【合格速報】東 ふつ
合格おめでとうございます。 毎週真剣に取り組み、どんどん上 1/7
記事 5403番
国語力、読解力 森川林
読検の解答は個別れんらくでお送りください。 12/29
記事 4331番
国語力、読解力 すみひな
本日の読解検定を受け忘れてしまいました。回答をどちらに送れば 12/27
記事 4331番
森リン大賞が示 森川林
作文力を上達させるコツは、褒めることでも直すことでもなく、書 12/13
記事 5398番
作文コンクール 森川林
 子供たちの教育で大事なのは、知識の詰め込みではなく、読書と 12/10
記事 5395番
読書と作文が子 森川林
 小学生時代は、勉強よりも読書。  中学生以上は、勉強と同 12/9
記事 5394番
……次のコメント

掲示板の記事1~10件
Re: 読解検 森川林
 これは、その言葉があるかどうかではなく、文脈として読み取る 4/28
国語読解掲示板
読解検定小5の みきひさ
読解検定 小5 4月について3問教えてください。 どうぞよ 4/27
国語読解掲示板
茨木のり子さん 森川林
 茨木のり子さんが晩年に書いていた言葉、 「倚(よ)りかか 4/27
森川林日記
軽くて意味のな 森川林
軽くて意味のない広告の文面を書いていたのでくたびれた。 嘘 4/27
森川林日記
Re: 例えば 森川林
 この歌の本質は、「言えない」又は「言わない」というところに 4/27
森川林日記
例えば、敷島の 森川林
 本居宣長の「敷島の大和心を人問はば朝日ににほふ山桜花」は、 4/27
森川林日記
AIに文章を直 森川林
 AIに文章を直してもらうと、  詩的な文章が散文的になる 4/27
森川林日記
雨は龍のメッセ 森川林
 雨は龍のメッセージ。  晴れは太陽のメッセージ。  ど 4/27
森川林日記
五月の薄曇りの 森川林
 五月の薄曇りの空の下をゆっくりと歩く。  自分の心の中に 4/27
森川林日記
走水神社 森川林
 走水神社に行ってきた。  神社の横の山の途中に、弟橘媛( 4/24
森川林日記

RSS
RSSフィード

QRコード


小・中・高生の作文
小・中・高生の作文

主な記事リンク
主な記事リンク

通学できる作文教室
森林プロジェクトの
作文教室


リンク集
できた君の算数クラブ
代表プロフィール
Zoomサインイン