低学年の子が書いた作文を見ると、いろいろ直せそうなところがたくさんあります。そこで、大人(親や先生)が直してあげると、すぐにうまくなります。しかし、直して上手にする方法は、一見成果が上がるように見えますが、いくつかの問題があります。
第一は、直して上手にできるようなところは、年齢が上がれば自然に直るようになるものがほとんどだということです。例えば、「わ」と「は」の区別などは、小学校中学年になればどの子も自然に正しく書けるようになります。それは、文章を読む量が増えるにつれて、自然に身につくものだからです。もちろん、低学年のうちに正しい書き方を教えること自体には何も問題はありません。問題なのは、それを事々しく何十分もかけて教えることです。
第二は、直す指導を受けると、子供も最初は素直に聞いていますが、次第に憂鬱になってきます。せっかく自分が一生懸命書いた作文の中身のいいところにはほとんど触れずに、間違えたところだけを直されていては楽しいはずはありません。子供は作文を通して、自分の心を表現しています。子供が見てほしいのは、作文の中身の方であって、表現の仕方の方ではありません。
第三は、直す指導をしていると、教える側の怒る回数が増えるということです。直されるようなところは、その子が間違って身につけたところですから、一度の注意ですぐに直るわけではありません。しかし、大人はつい、理屈で説明すれば、次からはすぐにできるはずだと思ってしまいがちです。そのために、同じことを二度も三度も注意しているうちに、つい大人のいらいらした感情が出てしまうのです。
第四は、直す指導を続けていると、すぐに教えることがなくなるので、やがて注意しなくてもいい細かいことまで注意するようになるということです。しかし、直す指導で始めた場合、ただ書かせてほめるだけという指導にはなかなか切り換えられません。小学校高学年から作文指導が少なくなる理由の一つがここにあります。
では、どういう教え方がいいのでしょうか。
それは、いいところを褒めることです。そして、その一方で、毎日の自習によって読む力をつけることです。
毎朝、歯を磨いたり顔を洗ったりするのと同じように、決まりきった自習を続けているうちに、気がついたらいつの間にか作文が上手になっていた、というのが理想的な教え方です。
自分の子供のいいところを褒めるというのは、実は難しいことです。親はつい、褒めるよりも直すところや注意するところを見つけてしまいがちです。特に、女性は、男性に比べて欠点に敏感なので、子供の欠点も目につきやすいようです。その点、父親は欠点には鈍感なので、子供のいいところを褒めやすいという特徴があります。
子供の欠点が目についてもそれは気にせずに、いつも明るくいいところを褒めるというのは、ある意味で、親の勉強と言ってもいいかもしれません。
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7月13日(金)午後7時ごろ、netのサーバーにアクセスが集中し、いろいろなページが開きにくくなりました。
現在、原因と対策を検討中です。<(_ _)>
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「授業の渚」の録画で、事務局のメンバーががんばっています。
しかし、何分素人で、機材も手作りのものが多いので、思わぬトラブルも。
ある週は、最後のいちばん盛り上がる画面のところで、手作りの紙芝居舞台が倒れて、そのままTHE ENDに。
また、ある週は、せっかくいいところまで録画していながら、最後のところで自分の言ったギャグに吹き出してボツに。
そのうち、NG集を出すかもしれません。
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普通に授業してるけど、ホワイトボードに文字を書くときに背中を向けたら、何かワイシャツの背中に「有り得ないだろっ!」っていう何かがくっついてるのが見える、とかどうですか?
面白いじゃん。
今は、ヒントを説明するのに追われて余裕がないけど、そのうち変なことするからねー。(笑)
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言葉の森の講師がおすすめする読書感想文の推薦図書です。
子供たちの体験に結びつけた感想を書けそうな図書を中心に選んでいます。
夏休みの読書の参考にしてください。
学年は大体の目安です。いずれも絶版でないことを確認しています。
(通学教室の生徒はこれらの本を借りることができます。1人2冊2週間)
■小学校低中学年向き
| エルマーと16ぴきのりゅう | R・S・ガネット | 福音館書店 |
| エルマーのばうけん | R・S・ガネット | 福音館書店 |
| おかあさんげんきですか | 後藤竜二 | ポプラ社 |
| 教室はまちがうところだ | 蒔田晋治 | 子どもの未来社 |
| だいじょうぶだいじょうぶ | いとうひろし | 講談社 |
| となりのせきのますだくん | 武田美穂 | ポプラ社 |
| ないしょ | 後藤竜二 | 新日本出版社 |
| にんきもののひけつ | 森絵都 | 童心社 |
| ホームランを打ったことのない君に | 長谷川集平 | 理論社 |
| ぼくだけのこと | 森絵都 | 理論社 |
| かがくなぜどうして一年生(二年生・三年生) | 久道健三 | 偕成社 |
| ことわざものがたり一年生(二年生・三年生) | 西本鶏介 | 偕成社 |
■小学校中高学年向き
| エーミールと探偵たち | ケストナー | 岩波少年文庫 |
| ぽけっとにいっぱい | 今江祥智 | 理論社 |
| キャプテンはつらいぜ | 後藤竜二 | 講談社青い鳥文庫 |
| 宇宙人のいる教室 | さとうまきこ | フォア文庫 |
| おじいさんのランプ | 新見南吉 | フォア文庫 |
| 宇宙のみなしご | 森絵都 | フォア文庫 |
| ドッグ・シェルター | 今西乃子 | フォア文庫 |
| 道は生きている | 富山和子 | 講談社青い鳥文庫 |
| 盲導犬不合格物語 | 沢田俊子 | 学研 |
| 台所のマリアさま | ルーマー・ゴッデン | 評論社 |
| タイの少女カティ | ジェーン・ベヤジバ | 講談社 |
| イクバルの闘い | フランチェスコ・ダダモ | すずき出版 |
| きっと天使だよ | ミーノ・ミラーニ | すずき出版 |
| ヘブンショップ | デボラ・エリス | すずき出版 |
| はばたけ! ザーラ | コリーネ・ナラニィ | すずき出版 |
■小学校高学年・中・高校生向き
| 犬に本を読んであげたことある? | 今西乃子 | 講談社 |
| 小学五年生 | 重松清 | 文藝春秋 |
| きよしこ | 重松清 | 新潮文庫 |
| 半パン・デイズ | 重松清 | 講談社文庫 |
| 杜子春・トロッコ・魔術 | 芥川龍之介 | 講談社青い鳥文庫 |
| モモ | ミヒャエル・エンデ | 岩波書店 |
| ハートボイス | 青木和雄 | 金の星社 |
| ハードル | 青木和雄 | 金の星社 |
| これからはあるくのだ | 角田光代 | 文春文庫 |
| キッドナップ・ツアー | 角田光代 | 新潮文庫 |
| 南の島のティオ | 池澤夏樹 | 文春文庫 |
| 夏の庭 | 湯本香樹実 | 新潮文庫 |
| ぼくらのサイテーの夏 | 笹生陽子 | 講談社文庫 |
| アーモンド入りチョコレートのワルツ | 森絵都 | 角川文庫 |
| 少年H(上巻・下巻) | 妹尾河童 | 講談社文庫 |
| プラネタリウムのふたご | いしいしんじ | 講談社文庫 |
| ハッピー・バースデー | 青木和雄 吉富多美 | 金の星社 |
| 出口のない海 | 横山秀夫 | 講談社文庫 |
| 佐賀のがばいばあちゃん | 島田洋七 | 徳間文庫 |
| 盾シールド | 村上龍 | 幻冬社 |
■中・高校生向き
| 博士の愛した数式 | 小川洋子 | 新潮文庫 |
| まちがったっていいじゃないか | 森毅 | 筑摩書房 |
| まるごと好きです | 工藤直子 | 筑摩書房 |
| 君たちの生きる社会 | 伊東光晴 | 筑摩書房 |
| 氷川清話 | 勝海舟 | 角川文庫 |
| 福翁自伝 | 福沢諭吉 | 岩波文庫 |
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高速聴読「MiMi乗り」のページができました。
https://www.mori7.com/nami/
長文の朗読が2倍速・3倍速・4倍速で入っています。
これからは、長文音読のほかに聴読をするという形の勉強もできるようになりました。中学生や高校生のみなさんで、これまで長文音読はなかなかできなかったという人も、今後は聴読という形で長文が読めるようになります。
画面に表示されている元の文章を見ながら、2倍速・3倍速・4倍速の高速朗読を順に聴いてください(高速聴読)。
1500字程度の長文が、2倍速で約2分、3倍速で約1分半、4倍速で約1分で読めます。3つ続けて聴いても約5分です。
長文を目で追いながら聴いているので、文章のリズムが自然に頭の中に残ります。この聴読をしたあとに、速読問題に取り組むと、不思議とよくできるようになります。
2倍速は、何とか聞き取ることができます。3倍速も元の長文を読みながらであれば何とか聞き取れます。しかし、4倍速になると、元の長文を見ていてもなかなか聞き取れません。この4倍速になるころから、左脳ではなく右脳で聞き取るスタイルに変わってきます。
今後、読解マラソンのページでも、この高速聴読ができるようにしていく予定です。
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小2のO君との対話。
先生:「O君は『クレヨンしんちゃん』見てるのかな」
O君:「そんな幼稚なの、見ないよ」
先生:「へえ、すごい。じゃあどんなの見てるの」
O君:「ウルトラマン」
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読解マラソンのページが新しくなりました。
7月のテーマは、海の中です。
6月までの記録は、現在見られませんが、あとで過去の記録を見ることのできるページを作る予定です。
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読解マラソンのページを7月の新学期に向けて工事中です。
工事が長引いて、7月に入ってしまいましたが。^^;
もうしばらくお待ちください。
さて、このお知らせだけではつまらないので、今日は言葉についてひとこと。
人間の言葉が不思議なのは、自然界にないものを作り出すことができる点です。
普通、動物たちは言葉を持たないので、仲間どうしのコミュニケーションを一種のテレパシーのようなもので行っています。オオカミが協力して獲物を追いかけるときなどがそうです。人間のように、「おい、おまえはあっちへ行け。おれはこっちに行くから」などという言葉は使わずに、お互いにピピピと相手の考えていることを自分も同じように感じながら行動しています。
ところが、人間は言葉を発明したために、そういうピピピという感じ方ができなくなってしまいました。そして、その分、更に言葉によるやりとりが洗練されるようになっていったのです。
しかし、言葉はいったん発明されると実体のように扱うことができるので、言葉どうしを組み合わせることができるようになりました。これが言葉の創造性です。
例えば、「空飛ぶ猫」などという実際にはありもしない現象を言葉で簡単に作ることができます。もちろん、ネコを放り投げると一瞬そういう状態になりますが、通常ネコを空を飛びません。
この「空飛ぶ猫」ぐらいでは、創造性といっても大したことはありませんが、もっと複雑な概念と概念を結びつけると、自然界にある以上の価値あるものを生み出すことができます。しかし、その反対に、自然界に決してないような否定的なものも生み出すことができます。
言葉によって価値あるものを生み出すときの材料となるものが長文や読書です。
いい文章をたくさん読んで、自分の頭の中に将来の創造性の材料をたくさん蓄積していってください。
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