学生運動が盛んだったころ、活動に熱心な学生にとって痛い一言は、「親を説得できてから言えよ」でした(笑)。
マルクス主義は、キリスト教を含む西洋の巨大な思想体系との理論闘争の中で鍛えられたイデオロギーですから、当時、理屈でかなうものはありませんでした。しかし、親を説得するのはほとんどの場合不可能だったのです。
いま、話題になっているスピリチュアリズムも同様です。キリスト教や仏教なども含むスピリチュアリズムは、やはり長年の思想闘争の中で鍛え上げられていますから、普通の日本人はすぐに説得されてしまいます。普通の日本人は、日常生活で丁丁発止と議論を戦わせるという習慣がないからです。
スピリチュアリズムは、しかし、苫米地英人(とまべちひでと)氏が言うように、単なる幻覚や洗脳なのではありません。エドガー・ケイシーのリーディングなどを見てもわかるように、現実にしっかり結びつくことも可能な世界です。
しかし、スピリチュアリズムに向かう多くの人は、地に足がついていません。例えば、前世や来世を知るセミナーがあります。しかし、自分の前世などがわかったところでどんな意味があるのでしょうか。前世というのは、例えば、小学校の同窓会と同じようなものです。会えば懐かしいが、だからどうということではありません。また、来世というものは、単なるいくつかのシミュレーションの一つにすぎません。未来は、今の自分がこれから作るものだからです。ときどき、未来は確定しているという人がいます。しかし、「では、私があなたにこれから何をするか決まっているのですか」と聞くとどうなるでしょうか。未来が確定しているという人の言うことはすべて、後出しジャンケンのようなものです(笑)。
では、スピリチュアリズムに対して、私たちはどのような態度をとるべきなのでしょうか。避けるというのは、いちばん危ない方法です。知的な人ほど、未知の世界には弱いからです。いちばん大事なことは、地に足をつけるということです。現実の勉強や仕事で前進のあることが先で、スピリチュアリズムは、その勉強や仕事に対して補助的な役割を果たすことができるでしょう。しかし、中心になるものは、あくまでも現実の世界です。
このようなことを思うにつけても、日本人の多くは、多様な思想というものを知りません。経済学であれば、マルクスもケインズも両方読んでいるというのが教養です。精神世界も唯物論思想も、両方理解していなければなりません。「ハトホルの書」も、鈴木大拙の「日本的霊性」も両方読んでいなければなりません。医学であれば、東洋医学も、西洋医学も、両方に通じていなければなりません。それなのに、多くの人は、自分が最初に関わった思想や理論の体系にすぐに取り込まれ、その最初の思想以外のものを頭から排除して、自分の教養をどんどん深く狭くしていってしまうのです。
たくさんの教科があると勉強が大変だから、受験する少数の教科に絞りたいと言う人がいます。その気持ちはわかりますが、人間の本来の姿は、たくさんの教科を勉強できる方がうれしい、だったはずです。
現代の社会で最も大切なことは、学生だったら勉強で自分を向上させること、社会人だったら仕事で社会に貢献することです。すべては、「それができてから」ということなのです。
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内輪の父母の広場からの記事です。
私(森川林)の家では、子供が朝起きたら、朝ごはんの前に長文音読書と決めていました。
子供が長文音読をするのを聞いていると、面白い話がときどきあります。
そこで、お父さんやお母さんの出番です。
「今の長文で、お父さん(お母さん)にも似た話があるよ」
と言って、親の体験を話してあげるのです。
子供は、両親から話を聞くことを喜びます。身近な人の体験として聞いた話は、本で読んだ話よりも深く心の中に残ります。
子供が高学年になると、親特に父親が子供と話す話題はだんだん少なくなります。その結果、たまに話をするとつい小言ということにもなりかねません。
子供が小学校の低学年のころから長文を話題にして家族で話をする習慣をつけておくと、新しい形の家族の団欒ができると思います。
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内輪の父母の広場からの記事です。
子供にいい本を読ませたいとは、どの親も思うはずです。
しかし、子供は、親が思うような本をなかなか読みません。
そこで、対策は、
(1)何しろ、好きな本をたっぷり読ませる
(2)その一方で、読み聞かせをしてあげる
ということになります。
しかし、本そのものを読まない子も、今はいるようです。
その原因は、ひとことで言うと、テレビやゲームの方が面白いから本を読む時間がとれないということです。そこで、
(3)テレビやゲームは時間制限をする
ということになります。
中には、テレビやゲームは最初から触れさせないという家庭もあります。
しかし、テレビをまったく見ないとなると、学校の友達との話題で困ることもあるでしょうから、1日1時間などとルールを決めて見させるような形がよいと思います。
ゲームやインターネットについては、早めに免疫をつけておく方がいいでしょうから、1日15分とか30分とか決めてやらせるとよいと思います。
大事なことは、ルールを決めて実行させるということです。
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父母と講師が自由に意見交換ができるように、内輪の父母の広場を開設しました。このページは、登録した父母と講師だけが閲覧できますので、生徒や一般の方は入れません。登録にはメールアドレスが必要です(携帯のメールアドレスも可)
https://www.mori7.com/hubo/
早速、その中の記事から(笑)。
「オプションの読書サービス」
学年に応じて読書のレベルが上がっていく子は、国語の力も上がっていきます。
しかし、多くの子は、小学校低中学年のころはよく読んでいても、高学年、中学生、高校生となるにつれて読書から遠ざかっていきます。
本人も親も読書の必要性を感じているのですが、具体的に読むきっかけがつかめないまま、日々の宿題やテストに追われて読書が後回しになっているというのが実態です。
そこで、言葉の森の指導のオプションとして、おすすめの図書を毎月配本するということを考えました。
今はアマゾンなどで本の在庫状況がわかりますので、絶版の本などは別の本に差し替えるなどコントロールすることができます。
また、いったん購入した本でも、古本に出したり、生徒どうしで貸し借りをしたりする仕組みを作れば、有効に活用することができます。
更に、本の紹介や感想などを書くコーナーを設ければ、充実した読書指導ができそうです。
新学期に向けての仕事が一段落したら、早急に取り組んでいきたいと思っています。
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3月4週に、日本語作文小論文研究会による作文検定模試を予定しています。
自宅で書いていただく形になるため、時間制限などができませんので、正式の作文検定ではなく模擬試験という扱いになります。しかし、この模擬試験によって、自分の作文の実力がつかめると思います。
なお、通学教室の生徒の場合は、時間制限のもとで行いますので、正式の作文検定となります。合格した場合は作文検定の級が認定されます。
通信の生徒でも、港南台(横浜市)の通学教室に来られる方は、正式の作文検定として受検できます。
なお、作文検定も作文検定模試も今回は費用はかかりません。
日程などは後日お知らせします。
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3.1週は作文の進級テストです。
目標の字数が書けていることと、項目が全部できていることが条件です。
提出が遅れた場合は進級できません。(3月8日消印まで)
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海外からの作文送付について、やりやすい方法を検討してきましたが、手書きの作文の場合は、言葉の森でファクスを受信するという形が最も保護者の負担にならないようだの結論になりました。
その結果、作文の送信方法は、次の3通りになります。いずれも無料です。
(1)作文の丘からパソコン入力の作文を送る
(2)ファクスで手書きの作文を送る(ファクス045-832-1466)……ただし海外の生徒のみ
(3)作文の丘からPDF化した作文を送る
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言葉の森がスタートしたのは20年以上も前です。そのころに作った受講案内を、途中何度か読み返すことがありましたが、ほとんど直さずにここまで来ました。ということは、言葉の森の基本路線は、最初のころから今まで、時代の流れに沿っていたということだと思います。
しかし、ここに来て、教育の流れが今大きく変わろうとしています。それは、ゆとり教育の行き過ぎに対する反省から、昔流の知識教育をしっかり行おうとする流れです。そのこと自体は歓迎すべきことですが、私は教育の根本の見直しがまだ足りないように思います。
今の教育は、受験に合格するようなところを目標にしているため、単純に知識教育を復活させることは、どうでもいい知識の詰め込みをまた復活させることにもつながる可能性があります。
そんなことをふと思い、受講案内の大幅改訂を考えている今日このごろです。
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