世間では単線的な学力観が根強くあります。例えば国語の成績で言えば、学力の高い方から順に5・4・3・2・1という成績がついていくという考え方です。この考え方は、子供が小学校から高校に通っているころには、そのまま子供社会の現実とほぼ一致します。したがって、子供が小学生から高校生にかけての親も、学力は高い方から低い方にピラミッドのような構造で成り立っているという考え方をしがちです。その考え方はもちろん間違っていません。問題は、そのピラミッドのような構造がそのまま社会に出てからも続いていくように考えがちな点にあります。
ピラミッドの上にいる子は、そのまま将来もその位置が約束されたかのように感じ、ピラミッドの中間にいる子は、そのまま将来もその位置に甘んじなければならないように感じてしまうのです。
ところが、実際の社会を見てみると、そのようなピラミッドとは違った構造があることに気づきます。世の中には、多種多様の職業があり、IT産業で働く人もいれば、八百屋さんで働く人もいます。歌を歌うことを仕事にしている人もいれば、会計の記帳を仕事にしている人もいます。それぞれ自分の置かれた立場で、自分の持ち味を生かして仕事をしているのです。
学校時代が、学力を育てるための時代だとすれば、社会は、その学力を生かす時代です。高い学力があることは、広い底辺を持つという点で有利なことですが、それだけでは学力を生かしたことにはなりません。学力を生かすとは、既にある学力を前提にして、それを創造的に組み合わせるということです。この創造性こそが、社会に出てから重要な能力なのです。
ピアニストの舘野泉(たてのいずみ)氏は、脳溢血で右手の自由を失います。しかし、彼は左手だけで弾ける曲があることを発見します。過去の時代にもやはり、舘野氏のように病気や事故で片手を失ったピアニストたちがいたのです。彼らは、不足している片手の能力を嘆くのではなく、今自分が使えるもう一つの片手の能力を生かすことで音楽活動を続けようとしました。
今自分が使えるものを生かす。これが作文的な勉強です。
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森リンの得点で、作文検定の合格級の目安がわかるようにしました。
また、これまでの、強力語彙、重量語彙、素材語彙という言葉を、それぞれ、思考力、知識力、表現力に改めました。
例えば、次のような点数の作文があったとします(小6の生徒が7月に書いた作文です)
総合 73 点(上位1%)
字数 70.7 点 1197 字
思考力(強力語彙) 63.3 点 20 個
知識力(重量語彙) 54.7 点 32 種
表現力(素材語彙) 59.2 点 89 種
得点の表を見ると、次のようなことがわかります。
・この作文は総合70点以上なので、5級(中2相当)の実力があります。
・字数は68点以上(3級)なので、長く書けています。
・思考力は63.3点以上(5級)なので、説明や意見がよく書けています。
・しかし、思考力に比べて知識力が51.3点以上(7級)なので、難しい言葉や漢字をもっと使っていくといいでしょう。
・表現力は57.3点以上(6級)なので、実例の幅を広げるか多様な表現を工夫していくかすると更にいい作文になるでしょう。
以上のように、シンプルですが、今後の勉強の方向がわかりやすくなりました。
【総評】 点数はそれぞれの級の合格ラインの目安です。
| 級 | 12級 | 11級 | 10級 | 9級 | 8級 | 7級 | 6級 | 5級 | 4級 | 3級 |
| 総合 | 11点〜 | 18点〜 | 28点〜 | 35点〜 | 44点〜 | 52点〜 | 61点〜 | 70点〜 | 74点〜 | 77点〜 |
| 相当学年 | 小1 | 小2 | 小3 | 小4 | 小5 | 小6 | 中1 | 中2 | 中3 | 高1 |
| 字数点 | 21.6点〜 | 27.8点〜 | 35.3点〜 | 40点〜 | 46点〜 | 51.3点〜 | 57.3点〜 | 63.3点〜 | 66点〜 | 68点〜 |
| 思考力 | 30点〜 | 30点〜 | 35.3点〜 | 40点〜 | 46点〜 | 51.3点〜 | 57.3点〜 | 63.3点〜 | 66点〜 | 68点〜 |
| 知識力 | 33.5点〜 | 33.5点〜 | 35.3点〜 | 40点〜 | 46点〜 | 51.3点〜 | 57.3点〜 | 63.3点〜 | 66点〜 | 68点〜 |
| 表現力 | 22.1点〜 | 27.8点〜 | 35.3点〜 | 40点〜 | 46点〜 | 51.3点〜 | 57.3点〜 | 63.3点〜 | 66点〜 | 68点〜 |
■思考力:意見や説明を書く力
■知識力:難しい言葉や漢字を使う力
■表現力:多様な実例や表現を書く力 |
(スペースの関係で準2級以上は省略しています)
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夏休み集中受講では大変お世話になりました。
3月に、「新中2男子の母」でコメントしたものです。
7月にお試し学習2回のあと、8月の学習4回を1日から連日で
やっていただきました。イレギュラーな受講でご迷惑をおかけしました。
パソコンおたくの息子は、パソコンで入力できること
森リンがすぐに採点してくれることが気に入り、
大の苦手の国語なのに、喜んで文章を作っていました。
森リンはとても息子に合っているシステムのようです。
普段の勉強では集中力がなく、20分やると休憩してしまい
長続きしなかったのに、言葉の森の課題をしているときは
気がつくと1時間2時間と集中していました。 文章を
作り出すことは、たびたび休憩しながらではできないのですね。
昨日は、森リンが出してくれた、上位1%に大喜びでした。
最終回の今日は、「今日は会心の出来とはいえない。得点は
低いだろう」と申しております。
が?たった今送信したところ、78点、上位1%が出てしまったそうです。 (森川林先生、プログラム採点甘くないですか?笑)
学期中は、補習とサークルで平日の帰りが遅く、夏休み集中受講という形になりました。 また時間を見つけて受講したく思います。 どうぞよろしくお願いいたします。
コメントありがとうございました。
ちょうど中学2年生のころは文章を書くことがいちばん苦手になる時期だと言われています。年齢的に、読む力と書く力の発達がアンバランスになるからです。
しかし、森リンのように評価に客観性があると、文章を書く子とに一定の目標ができるので、取り組みやすくなるようです。
ニコンデジタル君は、思考力の点数が高かったので、考える力は十分にあると思います。
4回目の文章は字数も1200字以上で、とてもよく書けていました。
コメントありがとうございました。
ちょうど中学2年生のころは文章を書くことがいちばん苦手になる時期だと言われています。年齢的に、読む力と書く力の発達がアンバランスになるからです。
しかし、森リンのように評価に客観性があると、文章を書く子とに一定の目標ができるので、取り組みやすくなるようです。
ニコンデジタル君は、思考力の点数が高かったので、考える力は十分にあると思います。
4回目の文章は字数も1200字以上で、とてもよく書けていました。
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