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オープンソース長文プロジェクト as/119.html
森川林 2007/02/06 05:10 
 言葉の森では、現在、オープンソース長文プロジェクトを考えています。
 言葉の森の長文は、これまで主に、市販の図書から作成してきました。
 最初のころは、著作権の問題があるので、学期ごとに生徒1人につき図書を1冊購入し、その一部を教材として利用するという形を取っていました。
 しかし、図書の寿命は短く、利用したい本が次々と絶版になっていくので、図書を利用するという方法は難しくなってきました。また、図書によっては、内容は優れているものの、表現が今一つであるようなものもありました。何よりもネックになったのは、小中高生が読むのにふさわしい、説明文や意見文の優れた本が少ないということでした。

 そこで、現在考えているのは、教材となる長文をオリジナルに作成していくことです。
 既に、前学期と今学期の小学1・2・3年生の読解マラソン用の長文は、言葉の森の講師が作成しました。作成する長文の条件は、勇気と知性と愛とユーモアです。読んでいて明るくなるもの、科学的なもの、愛情に溢れたもの、面白いもの、ということです。
 作成の仕方は、既にある優れた内容の本や記事を参考に、作成者が内容も表現もすべて新しく組み立てなおして書くという形です。今のところは、現代のものが中心になっていますが、日本には優れた内容の古典で埋もれているものが数多くあります。将来は、それらの古典も現代的な内容と表現で再生したいと思っています。日本語の文章は、日本文化のローカリティを反映したものであるべきだと思うからです。これは世界中のどの言語にとっても同様です。

 さて、オープンソースと名づけたのには、二つの理由があります。
 一つは、読者の声を聞きながら、常に内容や表現を改善していくということです。これまでの本の著作権は、作者のもので、作者の同意がなければ、文章を変更することはできませんでした。しかし、書かれた文章の本来の権利は、読み手にあります。特に言葉の森の長文は、読解マラソンなどで子供たちが音読することが多いので、その子供たちが喜んで読めるようなものに日々改善していけるようにしたいと思います。これを、ウェブを利用した公開された場で行っていく予定です。
 オープンソースのもう一つの理由は、これらの長文をだれもが自由に利用できるようにするということです。現在、学校や学習塾が、国語の教材や国語の問題として日本語の文章を利用しようとするときにネックとなっているのが著作権の問題です。文章を書く人の権利は尊重されなければなりませんが、言葉の森の長文に関しては、そういう堅いことは言いません。だれでもフリーで利用できるものにしたいと思っています。
 また、この長文をもとにした国語問題もオープンソースで作っていきたいと思っています。


 創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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