ログイン ログアウト 登録
 私立全盛の時代から公立復権の時代への変化はなぜ生じているか 1 Onlineスクール言葉の森/公式ホームページ
 
Onlineスクール言葉の森・サイト Onlineスクール言葉の森
記事 1743番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2026/4/25
私立全盛の時代から公立復権の時代への変化はなぜ生じているか 1 as/1743.html
森川林 2013/02/12 06:05 



 今日のfacebook記事に、「これからの受験は、条件反射的な知識の試験から、考える力をじっくり見る試験になる」と書きました。
 その理由のひとつに、公立の中高一貫校や高校が次第に力をつけてきたことがあります。

 子供の勉強スタイルの理想は、小学生時代はたっぷり遊び、中学生のころから次第に勉強の時間が増えてきて、高校生になって勉強の自覚ができてから本格的に勉強を始めるというものです。

 ところが、日本では、かなり前から勉強年齢が低年齢化し、小学校時代に詰め込み型の勉強をするスタイルが広がっていました。
 それは、大学入試に実績を上げる学校の多くが、私立の中高一貫校になっていたからです。

 私立の高校が、公立の高校よりも大学進学で成果を上げていたのは、公立の高校には、学区によって受験できる学校に制限があり、中学のときの内申点が合否に影響するという、非競争的な、ということはつまり不自然な制約があったからです。

 私立の中高一貫校は、私立という性格上、優秀な生徒をできるだけ早めに確保する必要から、受験から合格発表までを短時間でできる入学試験を行ってきました。
 すると、学習塾も、その私立中の試験に合わせて受験勉強の方法を組み立てるようになり、その結果、時間をかけてじっくり考えるような問題は影をひそめ、練習したパターンをあてはめ、条件反射的に解くような勉強の仕方が主流になってきました。

 そして、そういう受験型の勉強に早めに取り組めるように、通常の学年の勉強を先取りする形で受験勉強の低年齢化が進んでいったのです。

 ところが、行き過ぎた平等教育に対する反省から、学区制が廃止され、あるいは緩和され、高校が独自の入試を行えるようになり、公立中高一貫校が設置されるようになるなど、公立学校の改革が行われてくると、公立の学校からの大学合格実績が回復するようになってきました。

 公立学校の入試は、私立学校ほど早めに生徒を確保する必要に迫られていません。そのため、試験問題も、私立の学校のように素早く解くことを要求される学力ではなく、じっくり考える力を見るものに変わってきたのです。

(つづく)

====facebook記事より====

 勉強が、知識の勉強から考える勉強になるにつれて、家庭の力が増してきます。

 これまでの受験は、大量の受験生を短期間で採点するために、条件反射的な知識を問うものが多くなりがちでした。
 そのために、その条件反射力を鍛えるような勉強が多かったのです。

 だから、小学生の勉強がいちばん大変で、中学、高校と余裕が出てくるような逆転現象が起きていました。

 しかし、これからはじっくり考える試験が多くなります。
 小学生はたっぷり遊び、中学生のころから勉強に目覚めはじめ、高校生になるころに最高度に頑張り、それが大学生になっても続くというような本来の勉強の姿に戻っていくのです。

 そのときに大事になるのが、家庭の教育力です。
 それは、親子が一緒に過ごす時間を密度濃いものにすることによって育っていくのだと思います。



 昨日は、建国記念日でした。
 太陽の光が、普段よりまぶしいような朝でした。

 新年度に向けて、いよいよ新しいスタートという感じです。
 風はまだ冷たいようですが、太陽が昇ってくるにつれて暖かくなるでしょう。

 それでは、今日も、いい一日をお過ごしください。

====



コメント欄

コメントフォーム
私立全盛の時代から公立復権の時代への変化はなぜ生じているか 1 森川林 20130212 に対するコメント

▼コメントはどなたでも自由にお書きください。
そたちつ (スパム投稿を防ぐために五十音表の「そたちつ」の続く1文字を入れてください。)
 ハンドルネーム又はコード:

 (za=森友メール用コード
 フォームに直接書くよりも、別に書いたものをコピーする方が便利です。
同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
家庭学習(92) 公立中高一貫校(63) 
コメント1~10件
作文検定のプレ あお
お返事ありがとうございます。暗唱検定が早くできてほしいです。 4/9
記事 5493番
作文検定のプレ 森川林
 日本語教育で、簡単なのは会話で、次が読書で、最後が作文です 4/8
記事 5493番
作文検定のプレ あお
日本語作文検定は、日本語を学ぶ外国人のための作文教育にも対応 4/8
記事 5493番
【合格速報】東 ふつ
合格おめでとうございます。 毎週真剣に取り組み、どんどん上 1/7
記事 5403番
国語力、読解力 森川林
読検の解答は個別れんらくでお送りください。 12/29
記事 4331番
国語力、読解力 すみひな
本日の読解検定を受け忘れてしまいました。回答をどちらに送れば 12/27
記事 4331番
森リン大賞が示 森川林
作文力を上達させるコツは、褒めることでも直すことでもなく、書 12/13
記事 5398番
作文コンクール 森川林
 子供たちの教育で大事なのは、知識の詰め込みではなく、読書と 12/10
記事 5395番
読書と作文が子 森川林
 小学生時代は、勉強よりも読書。  中学生以上は、勉強と同 12/9
記事 5394番
子どもの文章力 森川林
今の受験は知識の詰め込みの勉強になっています。 考える問題 12/8
記事 5392番
……次のコメント

掲示板の記事1~10件
走水神社 森川林
 走水神社に行ってきた。  神社の横の山の途中に、弟橘媛( 4/24
森川林日記
明治製菓の人が 森川林
 明治製菓の人が、なぜか試供品の飲み物を3つも届けてくれた。 4/24
森川林日記
2026年4月 森川林
https://youtu.be/2kGf4ZJ 4/22
森の掲示板
行機雲 森川林
 飛行機雲が、  希望のように飛んでいる。  真っ青な空 4/21
森川林日記
脱線の人生 森川林
 大学入試で千葉大学園芸学部を選んだのは、単純に花が好きだっ 4/12
森川林日記
語学の勉強の未 森川林
 語学は、社会科のひとつの章になる。  「言語による文化の 4/12
森川林日記
推薦図書検定の 森川林
 小学校低中学年の図書検定では、本の内容を読めている、読み取 4/12
森川林日記
日本の教育改革 森川林
 教育の目的の重要なものは、子供たちの学力を育てることです。 4/12
森川林日記
これからのロマ 森川林
 これまでのロマンは、悪い敵と戦うときのロマンだったり、 4/12
森川林日記
数学やプログラ 森川林
 数学が大事なのは、物事を考えるときに数学的に考えることがで 4/12
森川林日記

RSS
RSSフィード

QRコード


小・中・高生の作文
小・中・高生の作文

主な記事リンク
主な記事リンク

通学できる作文教室
森林プロジェクトの
作文教室


リンク集
できた君の算数クラブ
代表プロフィール
Zoomサインイン