ログイン ログアウト 登録
 要約の簡単な練習法。要約の練習の前にすることは音読と対話 Onlineスクール言葉の森/公式ホームページ
 
Onlineスクール言葉の森・サイト Onlineスクール言葉の森
記事 2042番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2026/4/20
要約の簡単な練習法。要約の練習の前にすることは音読と対話 as/2042.html
森川林 2014/01/16 19:57 


 ある教育サイトで、「要約がうまくできない」という小学5年生の保護者からの相談がありました。
 要約の練習をなぜするのかというと、うまく要約していい点数を取るためではありません。要約しようとすることによって、文章を理解し、それをまとめて表現する力をつけるためです。

 だから、形だけの要約ができることにはあまり意味がありません。
 文章の終わりには結論のようなものがあることが普通ですから、終わりの方を中心に書けば、形の上で要約(要点)らしいものが書けます。しかし、それでは何の力もつきません。

 要約力をつけるには、まず読み取る力をつけることです。そのためには、ある程度の難しさを持つ文章を何度も音読する必要があります。
 なぜ黙読ではなく音読なのかというと、何度も読むという繰り返しの勉強は、声に出すという形のあるものにしないと、実行できないことが多いからです。
 何度も音読していると、難しい文章であっても、その文章の全体像が大体わかってきます。

 次に、その読み取った内容をまとめて表現する練習です。
 そのための手軽で効果のある方法が、読み取った文章の内容を身近な人(親や先生)に説明することです。
 その際に大事なことは、上手に説明できたかどうかという結果ではありません。説明しようとして言葉を探すという過程が大事なのです。

 ここを多くの人は勘違いして、上手に言えればよくできたと思い、上手に説明できなければ駄目だと思ってしまいます。そうではなく、上手に説明できないという過程が勉強の中身です。
 だから、読み取った内容の口頭による説明は、上手にできないからこそ、気長に励まして聞いてあげることが大事なのです。

 難しい文章であれば、その子が日常生活で決して使わないような言葉を使って説明しなければなりません。
 例えば、「日本と欧米の文化の比較」などという言葉は、小学生が日常生活で普通に話題にする言葉ではありません。しかし、国語の長文には、そういう言葉や考え方が頻繁に出てきます。そのような普段使わない言葉を使って説明することによって表現力がついてきます。
 だから、聞き手として大事な姿勢は、子供の説明が下手でも、「もっとわかるように話しなさい」などとは決して言わず、「うんうん」と優しくうなずいて聞いてあげることなのです。

 この音読と説明、そしてその説明をもとにした対話が、要約の前提となる勉強です。

 そして、実際の要約はどうするかというと、要約を要求される字数に応じて、選ぶ文の数を決め、その選んだ文をつなげて書くことです。

 要約や記述の練習の中心は、すばやくまとめる力をつけることです。そのために大切なのは練習回数です。
 練習回数を増やすためには、評価を簡単にすることです。子供が要約した文章を、親が元の文章と照らしあわせてじっくり添削しようとすると、練習回数が増やせません。親は、その要約文の全体の意味が通じるかどうかだけを見ておけばいいと割りきって、子供の要約練習の回数を増やした方が要約の力はつきます。
 親がじっくり見てあげる余裕があれば、先に元の文章を読んで大事なといころをあらかじめいくつか選んでおき、それを子供の書いた要約と照らし合わせるようにするといいでしょう。



コメント欄

コメントフォーム
要約の簡単な練習法。要約の練習の前にすることは音読と対話 森川林 20140116 に対するコメント

▼コメントはどなたでも自由にお書きください。
けこさし (スパム投稿を防ぐために五十音表の「けこさし」の続く1文字を入れてください。)
 ハンドルネーム又はコード:

 (za=森友メール用コード
 フォームに直接書くよりも、別に書いたものをコピーする方が便利です。
同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
国語力読解力(155) 要約の仕方(0) 
コメント1~10件
作文検定のプレ あお
お返事ありがとうございます。暗唱検定が早くできてほしいです。 4/9
記事 5493番
作文検定のプレ 森川林
 日本語教育で、簡単なのは会話で、次が読書で、最後が作文です 4/8
記事 5493番
作文検定のプレ あお
日本語作文検定は、日本語を学ぶ外国人のための作文教育にも対応 4/8
記事 5493番
【合格速報】東 ふつ
合格おめでとうございます。 毎週真剣に取り組み、どんどん上 1/7
記事 5403番
国語力、読解力 森川林
読検の解答は個別れんらくでお送りください。 12/29
記事 4331番
国語力、読解力 すみひな
本日の読解検定を受け忘れてしまいました。回答をどちらに送れば 12/27
記事 4331番
森リン大賞が示 森川林
作文力を上達させるコツは、褒めることでも直すことでもなく、書 12/13
記事 5398番
作文コンクール 森川林
 子供たちの教育で大事なのは、知識の詰め込みではなく、読書と 12/10
記事 5395番
読書と作文が子 森川林
 小学生時代は、勉強よりも読書。  中学生以上は、勉強と同 12/9
記事 5394番
子どもの文章力 森川林
今の受験は知識の詰め込みの勉強になっています。 考える問題 12/8
記事 5392番
……次のコメント

掲示板の記事1~10件
脱線の人生 森川林
 大学入試で千葉大学園芸学部を選んだのは、単純に花が好きだっ 4/12
森川林日記
語学の勉強の未 森川林
 語学は、社会科のひとつの章になる。  「言語による文化の 4/12
森川林日記
推薦図書検定の 森川林
 小学校低中学年の図書検定では、本の内容を読めている、読み取 4/12
森川林日記
日本の教育改革 森川林
 教育の目的の重要なものは、子供たちの学力を育てることです。 4/12
森川林日記
これからのロマ 森川林
 これまでのロマンは、悪い敵と戦うときのロマンだったり、 4/12
森川林日記
数学やプログラ 森川林
 数学が大事なのは、物事を考えるときに数学的に考えることがで 4/12
森川林日記
御木本幸吉の時 森川林
創造発表は、参考書に書いてあることではなく、 自分のしたい 4/12
森川林日記
ライブドアニュ 森川林
作文検定 https://news.livedoor.co 4/10
森川林日記
突然pcが使え 森川林
AIにきいても皆目わからないので、古いパソコンを使うことにし 4/9
森川林日記
Re: 2月分 よこやまりょう
> 2月分の問1と2は合っているので、どの月のどの問題の 4/8
国語読解掲示板

RSS
RSSフィード

QRコード


小・中・高生の作文
小・中・高生の作文

主な記事リンク
主な記事リンク

通学できる作文教室
森林プロジェクトの
作文教室


リンク集
できた君の算数クラブ
代表プロフィール
Zoomサインイン