ログイン ログアウト 登録
 低学年で作文が上手に書ける子の指導(2) 作文検定 | 言葉の森 | 作文教室【公式】
 
作文検定 | 言葉の森 | 作文教室・サイト 作文検定 | 言葉の森 | 作文教室
記事 3275番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2026/8/31
低学年で作文が上手に書ける子の指導(2) as/3275.html
森川林 2018/04/14 06:22 
(写真は、那須合宿所の木の切り株。30kgありました。)

 小学1、2年生のころの作文は、物事の中心を決めて詳しく書く練習をしていきます。
 これが、第一に重要なことです。
 よく遠足くの作文などを書くと、家を出発してから、また家に帰るときまでの話を延々と書く子がいます。
 それは、物事を文章として記述する練習としては意味があるので、特に直す必要はありません;
 しかし、よりよい文章力をつけるためには、その中のある一つの事柄について詳しく書くという練習をしていくといいのです。

 第二は、作文を書くための土台となる読書に力を入れていくことです。
 言葉の森の作文を目指す方向は、上手な文章を書いて小説家になるような方向ではなく、考える作文を書き高校生、大学生、社会人になっても使える文章を書くという方向です。

 だから、読書についても、物語文的な本と並行してその子の興味のある範囲で説明的な文章の書かれている本を読んでいくといいのです。

 第三は、やはり作文を書くための土台となる経験に力を入れていくことです。
 読書の好きな子の中に、読書ですべてを理解したつもりになり、知識と理屈だけで物事の理解が終わってしまう子がいます。
 学校のテストに関しては、それで十分すぎるほど十分なのですが、実際に何かを作り出すという創造力という点から見ると、知識と理屈だけの理解では役に立たないことが多いのです。

 では、創造力のために何が必要かと言うと、それは実際に手足を動かし、自分の目で見たり耳で聞いたりして、現実と関わるような経験をすることなのです。
 それは、実験や観察や調査という言葉で表せるものと似ています。

 実際にやってみることによって、それが予想どおりうまくいったり、予想に反してうまくいかなかったりするという経験をすることがその子の創造力の源になっていきます。

 ですから、小学1年生で勉強がよくできる子、作文が上手に書ける子は、読書のジャンルを広げていくことと、経験の幅を広げていくことが大事で、これらによって精神年齢が上がったときの文章を書く準備をするということになるのです。

 そして、第四に、作文は、単に先の学年の準備をするだけのものではありません。
 その時代に、その子が生きた証となるものが作文です。
 小学1年生のころに書いた作文は。その子が1年生の時でなければ書けなかったただものですから、それを書いて残しておくことがその子の一つの記念になります。
 上手に書けるから先に進むと考えるよりも、上手に書ける今の時期をそのこと自体を一つの目的として残しておくという方向で子供の作文を見ていくといいのです。

(次回は、小4から小5に切り替わるときの作文について)



コメント欄

森川林 2018年4月14日 6時37分 1 
 勉強の先取りにはもちろん意味がありますが、なぜ先取りができるかというと、それは答えのある世界だからです。
 答えのある世界は、幸福や創造が乏しい世界です。
 答えのある世界で子供の時間を埋めていくと、それは灰色の男たちの世界に近づいていきます。
 だから、健康な子供は、自然にそういう世界から離れるようになるのです。


nane 2018年4月14日 6時44分  
 受験勉強で成果を上げるためには、能率が必要です。
 それは答えがはっきりしている世界だからです。
 しかし、子供の実力をつけるのは、能率ではなく時間です。
 時間をかけてああでもない、こうでもないとぐるぐる巡りをすることがその子の実力を育てます。
 だから、この二つは分けて考える必要があるのです。


コメントフォーム
低学年で作文が上手に書ける子の指導(2) 森川林 20180414 に対するコメント

▼コメントはどなたでも自由にお書きください。
のはひふ (スパム投稿を防ぐために五十音表の「のはひふ」の続く1文字を入れてください。)
 ハンドルネーム又はコード:

 (za=森友メール用コード
 フォームに直接書くよりも、別に書いたものをコピーする方が便利です。
同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
小学校低学年(79) 
コメント1~10件
作文自動採点ソ 森川林
なっつさん、投稿ありがとう。 でも、ここでは森リンの採点は 8/8
記事 89番
森林プロジェク 森川林
かじかわさんへ、投稿ありがとう。 しかし、もとの記事と関係 8/8
記事 1496番
森林プロジェク かじかわ
改めて考えよう。所得の超過累進課税制による、資本主義と社会主 8/5
記事 1496番
作文自動採点ソ なっつ
母の過去から学んだ      令和の闇に負けない社会   8/3
記事 89番
作文検定で作文 森川林
評価サンプルはこちら。 6/25
記事 5538番
なぜ公立中高一 森川林
 志望校の過去問に特化した受験対策を進めるためには、まず「春 4/28
記事 5498番
作文検定のプレ あお
お返事ありがとうございます。暗唱検定が早くできてほしいです。 4/9
記事 5493番
作文検定のプレ 森川林
 日本語教育で、簡単なのは会話で、次が読書で、最後が作文です 4/8
記事 5493番
作文検定のプレ あお
日本語作文検定は、日本語を学ぶ外国人のための作文教育にも対応 4/8
記事 5493番
【合格速報】東 ふつ
合格おめでとうございます。 毎週真剣に取り組み、どんどん上 1/7
記事 5403番
……次のコメント

掲示板の記事1~10件
未来の仕事 森川林
教える仕事はなくなる。 教わる人がいなくなるから。 書く 8/30
森川林日記
新聞の今 森川林
朝日、毎日、 中国新聞。 読売、日経、 大衆におもねっ 8/27
森川林日記
おすすめ図書の 森川林
 これから毎月、幼長から高校生までの100冊のおすすめ図書リ 8/26
森の便り
ホームページに 森川林
「7月のおすすめ図書を明日26日に公開――読書は未来の自分を 8/25
森の便り
勝ち負けを争う 森川林
勝ち負けを争うのは奴隷のスポーツ、 勝ち負けを競うのは奴隷 8/25
森川林日記
暗唱検定と口頭 森川林
 暗唱の練習が自宅でひとりでできるように、暗唱検定のページを 8/24
森の便り
2026年8月 森川林
「2026年8月保護者懇談会資料」 https://www 8/23
森の便り
2026年8月 森川林
◆◆「森の便り」からの送信  8月3週から、こ 8/23
森の広場
言葉の森新聞2 言葉の森事務局
言葉の森新聞2026年8月4週号 通算第1912号 文責  8/22
森の便り
「推薦図書リス 森川林
 推薦図書リストが、小1から高3まで合計382冊になりました 8/21
森の便り

RSS
RSSフィード

QRコード


小・中・高生の作文
小・中・高生の作文

主な記事リンク
主な記事リンク

通学できる作文教室
森林プロジェクトの
作文教室


リンク集
できた君の算数クラブ
代表プロフィール
Zoomサインイン