ログイン ログアウト 登録
 読書の習慣をつけるには 言葉の森 | 作文国語教室【公式】
 
言葉の森 | 作文国語教室・サイト 言葉の森 | 作文国語教室
記事 57番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2026/11/7
読書の習慣をつけるには as/57.html
cynthia 2006/04/19 12:48 
修 削
 言葉の森に来ている生徒は、読書好きの子が多いと思います。しかし、どんなに読書が好きな子でも、新しいジャンルの本に取り組むときにはやはり抵抗があるようです。読書をあまりしない子の場合は、本を読むことそのものに抵抗があります。
 読書をする際に、いちばん大事なことはこの抵抗感をなくすことです。抵抗感をなくすためには、
(1)毎日読むこと
(2)最後まで読むこと
の二つが重要です。
 本というものは、読む力がつけば次第に面白くなります。読む力のないうちは、つまらなく感じます。子供が(大人でもそうですが)、「この本、つまらない」と言う場合、本が子供の実力を超えているのでつまらなく感じるというケースが多いのです。
 親が読書好きだと、いつの間にか自然に本が好きになっていたという自分の経験から、どうしても「毎日読む」「最後まで読む」という人為的なやり方になじめないことが多いようです。しかし、読書でも勉強でも、最初のアプローチがいちばん退屈な部分ですから、ここは半ば強制的に取り組むようにして、楽にできるようになる状態まで早く持っていくことが大切です。
 本は、最後まで読むと、読み切ったという充実感が生まれます。途中までしか読んでいない本は、読んだという気持ちになれません。また、長い時間をかけて読んだ本もやはり、全体像がつかめません。一般の予想とは違って、早く読み終えたものの方が内容を把握しやすいのです。
 具体的にどのくらいのページ数を読むかというと、一区切り50ページというのがわかりやすいと思います。これは単純に計算しやすいからです。大人の人がやや難しい文章を読む場合のスピードは約1ページ(600字程度)1分です。子供の本は字が大きく易しいものが多いので、子供が読む場合は50ページを30分ぐらいで読めます。30分も読んでいると、内容に引き込まれるので、ページ数のことなどは忘れてしまいます。ページ数のことに気づいたときに、50ページという区切りだとすぐにどこまで読めばよかったのか思い出せます。
 50ページ読書の習慣がつけば、生活のいろいろな場面で応用できます。子供がどこかに遊びに行きたいと言ったときには、「よし、読書50ページしてから、どこかに行こうか」などと言えます。「よく学びよく遊べ」です。
 勉強の時間と読書の時間の組み合わせ方には、コツがあります。子供にとって読書は半分遊びのようなもので、気楽に取り組めます。また、読み始めると熱中してそのままずっと読み続けるということもよくあります。ですから、読書を先にして勉強を後にすると、勉強の時間が取れなくなることがしばしばあります。勉強が一通り終わってから読書という形にしておけば、勉強と読書が両立します。
 ただし、小学生のころは、勉強よりも読書を優先するぐらいの方が力がつきます。漢字の書き方を覚えたり計算の練習をしたりすることは、あとからいくらでもできますが、読書の習慣だけはあとからでは間に合いません。ところが、漢字や計算のように結果がすぐに出るものは、子供も大人もつい優先してしまいがちなのです。親は遠い展望を持って、今すぐには結果の出ない読書を、すぐに結果の出る勉強よりも優先させていくべきです。
 自分の力ではなかなか読み進められないやや難しい本に最初に取り組むときは、親が読み聞かせをしてあげるのも一つの方法です。本にはもともと子供を引きつける力があります。最初は退屈そうに聞いていた子も、その本が終わりに近づくころには熱心に聞き入るようになります。そして、興味を持てば、自分でその続きをひとりで読むようになります。親が子供に「自分の力で読みなさい」などと言うのではなく、一緒に楽しく読み聞かせをしているうちに、子供が自然に読むようになるという読ませ方がコツです。
 また、この場合大事なのは、楽しく読むということです。読んだあとに問題を出すなどという勉強的な仕方は、長い目で見て子供を読書から遠ざけます。親自身がその本に面白さを感じているということも重要です。有名な本であっても、親が読んで楽しくなければ、子供にもその退屈さは伝わります。私(森川林)の家では、子供が小学校低学年ころ、中村うさぎの「ゴクドーくん漫遊記」や清水義範の「永遠のジャック&ベティ」を読んだことがありました。小学生相手に読むような本ではありませんが、読みながら親も笑いっぱなしでした。



コメント欄

コメントフォーム
読書の習慣をつけるには cynthia 20060419 に対するコメント

▼コメントはどなたでも自由にお書きください。
うえおか (スパム投稿を防ぐために五十音表の「うえおか○」の続く1文字を入れてください。)
 ハンドルネーム又はコード:

 (za=森友メール用コード)
 フォームに直接書くよりも、別に書いたものをコピーする方が便利です。
同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。

コメント1~10件
漢字の書き取り 森川林
 小学生は書き順を唱えて覚える下村式が普及しているそうです。 11/5
記事 5600番
【重要】在籍生 森川林
各種検定リストを追加しました。 暗唱検定 https 11/3
記事 5599番
音声をテキスト 森川林
ICレコーダーで文章を書く人のためにアドバイスすると、 u 11/1
記事 5596番
勉強なんて、誰 森川林
四行詩という新しいジャンル。 何か考えたいことがあって、文 10/31
記事 5591番
10月から読解 森川林
読解検定は、生徒の書いた解説に対して、もっと詳しいコメントを 10/31
記事 5592番
2026年10 森川林
「アオキ差すトド」って覚えやすい(笑)。変だけど。 10/31
記事 5593番
読解力、思考力 森川林
言葉の森は、作文というマイナーマーケットから、国語というより 10/31
記事 5594番
音声をテキスト 森川林
自分の場合、テキスト温泉は、nottaと同じかそれ以上の性能 10/31
記事 5596番
作文、読書中心 森川林
印刷については次のようにされるといいと思います。 問題文の 10/26
記事 5590番
作文、読書中心 NU
先生ありがとうございます。 会場検定はなくなったとのこと、 10/26
記事 5590番
……次のコメント

掲示板の記事1~10件
なぜ作文が大事 森川林
人に教わったものは残らない。 自分が考えたものは残る。 11/5
森川林日記
推薦図書リスト 森川林
推薦図書リストに「佐賀のがばいばあちゃん」を追加しました。 11/2
読書の森
Re: 万年筆 森川林
SMART-CLIP スマートクリップ (パイロット PIL 11/1
森川林日記
帰り道 森川林
 夕方、日限山から野庭団地に上り、  坂道を下って港南台に 11/1
森川林日記
万年筆 森川林
 ふと昔を思い出して、パイロットの万年筆を買った。(PILO 10/30
森川林日記
Re: 題名( 森川林
届いているメールアドレスをご連絡ください。こちらで消去いたし 10/28
森の広場
登録解除 スギモト
【承認待ち】 10/27
森の広場
メールまたはお 森川林
メール登録の解除は、届いているメールアドレスをお知らせくださ 10/27
森の広場
Re: 題名( 森川林
登録解除しました。 お手数をおかけしました。 10/27
森の広場
登録解除はお名 森川林
登録解除はお名前かメールアドレスをご連絡ください。 > 10/27
森の広場

RSS
RSSフィード

QRコード


小・中・高生の作文
小・中・高生の作文

主な記事リンク
主な記事リンク

通学できる作文教室
森林プロジェクトの
作文教室


リンク集
できた君の算数クラブ
代表プロフィール
Zoomサインイン