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上げ潮の英会話ブームのあとに来るもの as/1600.html
森川林 2012/09/06 17:31 
修 削


 英会話教室は、日本ではかなり前から大きな広がりを見せていました。現在の大きな変化は、小学校から英語教育が始まることによって、民間の英会話教室が幼児や低学年に広がっていることです。

 しかし、私はこのブームはしばらくの間だけのことではないかと思います。それは、社会人の英会話教室が、次のような経過をたどっているからです。

 日本で民間の英会話教室が広がったのは、日本人が中学高校の6年間の英語教育を受けていながら満足に英語が使えないという状態があったからです。

 しかし、その民間の英会話教室でも、満足に英語を使えるようになる教育はできませんでした。そのあとに来たのが、これまでの英会話教室で何年やっても英語が身につかなかった人たちを対象にした英会話教室でしたが、その教室でも結果は同じでした。

 同じようなことが、幼児や低学年の英会話教室についても言えるのではないかと思います。もちろん、これまでとは違う新しい方法で、英語教育を実践しているところもあるので、将来英語教育が飛躍的に進歩する可能性もあります。

 しかし、今後しばらく間起こりそうなことは、幼児期からの英会話教育があまり効果がないとわかってくることです。

 海外に赴任した人たちの間でよく聞く話は、年の違う兄弟が海外に行った場合、日本語力の備わった上の子は英語の習得が早かったが、日本語力のまだおぼつかない下の子は習得が遅かったというケースが多いということです。

 言葉は、単なるコミュニケーションのツールではなく、物事の理解の仕方や認識の仕方のツールです。それは、ツールというよりも手足の一部のようなものです。

 手足は日本語という母語で確実に使えるようにしておき、その上で英語というツールを使えるようにするのはいいのですが、手足も英語化しようとなると、必ずどこかで無理が出てきます。

 今、多くの人が幼児期からの英語教育に関心を持っていますが、本当はもっと先のことを考える必要があります。それは、英語教育を否定することではなく、日本語力の確実な土台の上に、英語教育を打ち建てることなのです。

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匿名 20120907  ▽
その通りだと思います。 英語を話すにも 日本語の土台がないと 意志の疎通もままならないです。 すぐれた翻訳をする人は 外国の言葉はもちろんですが 日本語にも 精通しています。 

森川林 20120907  ▽
 今心配しているのは、幼児期からの英語教育のやりすぎです。遊びでやっているぐらいならいいのですが、本格的にCDなどを長時間聞かせると、日本語の方があやしくなってきます。最近、そういう子が増えているようです。

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「ダジャレの木」(facebookページより) as/1599.html
森川林 2012/09/06 12:14 
修 削


 言葉の森のページに、「ダジャレの木」があります。

 そこによくまあ、みんな、考えつくなあと思うものが多数。

https://www.mori7.com/ki/dajare/


 その一部を紹介します。

====

野口英世の愚痴ひでーよ

モンブランに 変なもん ぶらーん

ねこがおどろいたキャット

りんごがおぼれてあっぷあっぷ

ひなまつりにひまなつり

演歌でええんか?

ぶたをぶった

ひめがひめーをあげた

いくら、いくらですか?

レバー食べればー?

モーターにコショウかけたら故障してモーター

この小学生しょうが臭い

鴨よカモーン

====

 これを実際の場面、たとえばカモが泳いでいるところで、「カモーン」などと言うと面白い。というか、みんなに笑われます。


 もうひとつ。ホームページの記事から。

https://www.mori7.com/index.php?e=1210

====

 人間の言語のこの不完全性こそが、創造の土台となっています。

 簡単な例を挙げると、人間が、トウモロコシを間違えてトウモコロシと読んだとき、機械はそれをエラーと見なすでしょう。動物は(人間の言うことが通じる犬のような場合)それを正しいトウモロコシに還元して理解するでしょう。しかし、人間だけは、この間違いを笑いとして受け止めることができます。ダジャレの本質は、言語の不完全性が、人間の受け取り方によって笑いに転化することにあります。

 正しいもの、完全なものは原則としてひとつしかありません。しかし、間違ったもの、不完全なものは原則として多数存在します。この不完全性の多様さこそが、創造の多様性の土台となっています。

====

 なーるほど。

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