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パターンを学ぶ構成作文と縦列駐車 as/240.html
森川林 2008/04/11 09:28 
 言葉の森の作文の書き方は、あるパターンを指定してその枠に沿って書く形になっています。こういうスタイルで作文の勉強をしているところは、ほかにはないと思います。
 なぜパターンや表現項目を決めて書くかというと、事前指導に力を入れるためです。事前に作文の書き方のアドバイスができるので、生徒は作文を書きやすくなるのです。
 一つの書き方を何ヶ月も続けていると、作文を書く形が決まってきます。しかし、それで不自由になるかというと、そうではありません。
 4.2週の言葉の森新聞に高3のM君のメッセージがあります。その中に、次のようなことが書いてありました。「作文を書くのが得意になってきたら、だんだんこの『設計図』を、自分なりに『崩してゆく』ことをしたいと思うようになるでしょう。私の場合、最初は学校の作文などでも、言葉の森で習ったような型で書いていましたが、作文が楽しくなると、それを自分なりに変え、いくつかの学期でのポイントを組み合わせるようになりました」
 つまり、自分なりに自由な書き方をするための土台として、構成を決めて書く練習があるのです。設計図どおりに書く力があれば、設計図を自由に変更して書くことができるようになります。
 自動車教習所で縦列駐車を学ぶときの方法も似ています。「車の左の角があの目印のとこころに来たらハンドルを左に切って、そのあと右の角があの目印のところに来たら右に切る」。これで、初めての人でも一度で縦列駐車ができるようになります。しかし、その方法は、その場所に停めるときにしか使えません。ところが、何度もその場所をその方法で停めていると、次第に縦列駐車一般の停め方が身についてきます。
 似たことは、勉強の仕方にもあてはまります。成績を上げるコツは、同じ参考書や同じ問題集を何度も繰り返し勉強することです。ところが、多くの人はつい、同じものを何度もやるよりも、違うものを少しずつやった方がいいと思ってしまいます。
 一冊の問題集を繰り返し解く場合、一回目で解けなかった問題が二十パーセントあり、二回目で解けなかった問題が十パーセントあり、三回目で解けなかった問題が五パーセントあれば、その問題集は最終的に九十五パーセント消化したことになります。しかし、一冊目の問題集で二十パーセント解けない問題があり、二冊目の問題集でも二十パーセント解けない問題があり、三冊目の問題集でも二十パーセント解けない問題があれば、それらの問題集は最終的に八十パーセントしか消化できなかったことになります。そして、かかる時間は三冊の問題集を解く方がずっと多いのです。
 まずパターンをすっかり身につけるということを勉強の中心に置き、そのパターンの中身を豊かにする方法として、読書や体験に力を入れていくというのが作文の勉強の考え方です。

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「週刊ダイヤモンド」4月5日号に言葉の森が掲載 as/239.html
森川林 2008/04/04 19:44 
 3月31日発売の「週刊ダイヤモンド4月5日号」に、言葉の森が掲載されています。
 「教育大不安」という特集の第四部「学校だけに頼らない『家庭力』の高め方」の中で五団体紹介されている中の一つです。
 ちなみに、その五団体とは、野外体験の「花まる学習会」、理科実験教室の「サイエンス倶楽部」、出張理科実験の「リバネス」、マインドマップの「ブザン教育協会」、問題解決授業の「デルスタジオ」。いずれもある意味で現在あまり主流とは言えないような勉強の仕方をしている団体です(笑)。
 言葉の森も、作文だけという、どちらかと言えばあまりメジャーでない勉強内容ですが、いちばんの違いはやはり年季です。
 言葉の森が、なぜ、作文というマイナーな分野で20年以上も指導を続けてこられたかというと、それは日本に作文文化を作るという大きな目標があったからです。いま、その目標を作文検定という形で具体化しつつあるところです。

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