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国語の新しい勉強法(その1) as/26.html
森川林 2006/03/04 13:50 
 国語力は、勉強によって身につくものではなく、生活によって身につくものだというのが私の考えです。特に、小学生の国語力は、その子の家庭環境が大きく物を言います。国語の得意な子に共通しているのは、小さいころに読み聞かせをよくしてもらった、本をよく読んでいる、家族の中での対話が豊富、などです。
 私が自信を持ってこう言えるのは、私自身国語が得意で、私の子供も国語が得意だったからです。厳密に言うと、国語「だけ」が得意だったのです。(笑)
 私は、勉強というものは、やる気になればいつからでもできるものだという考えを持っていました。私自身がそうで、本気で勉強をしたのは大学を卒業してからです。それまでは、大学入試のときも、今考えるとかなり適当な勉強の仕方をしていました。高3の夏休みなどは、野島海岸という近くの海で日光浴をしながら参考書を読み、熱くなると海に入って泳いでまた勉強をするという優雅な受験生活でした。当時、一日の勉強時間の目標を5時間と決めてグラフをつけながら勉強していましたが、平均すると4時間ぐらいがやっとでした。もちろん当時は予備校などないので、自宅か海岸での勉強です。
 そんな私が、25歳ごろ猛勉強をしました。勉強というか読書です。サルトル、ヘーゲル、マルクス、ケインズなど、世界史や日本史の教科書に出てくるような名前の人の本を片っ端から読みました。文字どおり、朝起きてから夜寝るまで読書をするような生活でした。
 その経験から、人間はやる気になればやるのだから、やる気がまだ出ないときは楽しく暮らすのがいいいう考えを持つようになりました。
 そこで、自分の子供にも、遊びと読書と対話を最優先、勉強はその次という考えをしました。それで、小学生のころの子供の成績は、国語ダントツ、算数平均以下という不思議な成績でした。中学生になると、国語はやはりダントツ、英語はよい方、数学は平均よりややよい程度になりました。
 さすがに、中学3年生の受験期には、数学の弱さが気になり、夏休み中に数学の問題集3冊(中1・中2・中3用)を徹底して、できないところがなくなるまでやりました。1日6〜7時間勉強をしたと思います。私が高3のときにもできなかった時間です。(^^ゞすると、9月からは数学も一挙に得意科目に。(笑)やる気になればいつからでも追いつくということを実証しました。もちろん塾には行きませんでした。
 これも私の持論ですが、勉強は基本的には自力でするもので、塾や予備校などに頼る必要はないと思っています。では、なぜ作文教室をやっているのかと言うと、作文というものは、音楽やスポーツに似ていて、自分で客観的な評価ができないからです。だから、言葉の森は、作文の苦手な子を指導するというよりも、作文の得意な子に更にレベルの高い文章を書かせるということを主な目標にしています。うち私の子供も、小1から高3までしっかり生徒でした。
 さて、私の子供は高校のときも国語は超得意科目で、大学入試の過去問などもほぼ最高点の成績でしたから、国語だけは安心という状態で入試に臨みました。大学入試の英語は、かなりの割合で国語力に支えられているので、英語ももちろん得意です。
 しかし、私は、大学入試までの国語力というのは、実は大したレベルではないと思っています。本当の国語力はやはり大学に入ってからどれだけ難しい本を読むかによって決まってきます。ですから、大学入試まで国語が得意だったというのは、自慢でも何でもありません。
 さて、以上のような経験から、私は国語力というものは、勉強ではなく生活だということを確信しましたが、それをそのままほかの生徒にあてはめるわけきにはいきません。実際に、国語が苦手で言葉の森に来ている生徒もいるからです。そこで、今、長文音読、短文暗唱などの自習のほかに、新しい国語の勉強法というものを考えています。(つづく)]
[:ねこ:]

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国語力と実力 as/25.html
cynthia 2006/03/04 12:14 
[:にわとり:] 差のつきやすい数学

 現在の受験勉強では、算数数学の得点力が合否に大きく影響します。これまで何人もの受験生を見てきた経験からの実感で、中学受験でも高校受験でも、数学の得意な生徒は実力以上の学校に進学する傾向があるようです。

 これは、受験というものの特質から説明できます。受験の目的は、受験生の努力や能力の差ができるだけ大きく現われるようなかたちで受験生を評価することです。

 数学は、他の教科と異なり、一つの問題を複数の知識の要素の組み合わせとして作ることができます。このために、一夜漬けや偶然のヤマなどに左右されずに、本人の実力を反映した成績になりやすいのです。また、複数の知識を組み合わせる問題を作れることから、成績は実力の累乗に比例するような曲線になります。社会などの単純な知識問題は実力と成績が比例するだけですが、数学の問題は実力の累乗に比例します。このことが、数学の学力は努力よりも能力によるものだという誤解を生む原因になっています。

 数学の成績は努力の差を拡大して反映するので、受験の主要教科になっているのです。

[:ひよこ:] 社会に出てから本当に必要なのは国語力

 しかし、実際の社会生活で数学の必要な場面は限られています。もちろん数学の基盤が必要な職業はありますが、それはそれほど多くはありません。普通の社会人にとって数学が必要なのは、数学的な発想ができるという程度までだと思います。数学的な発想とは、例えば、「宝くじは、はずれる確率の方が高いから買わない」というような発想です。これに対して、「もしかしたら当たるかもしれないという夢を買う」というのは、文学的発想です。どちらの発想もそれなりにいいところがあるとは思いますが。

 国語の成績は、数学ほど大きな差にはなりません。中学受験や高校受験では、国語が苦手だという生徒もそれなりに得点を取れるからです。しかし、社会に出るころになると、国語の実力が次第に大きな差になってきます。国語も、数学と同じように、複数の要素を組み合わせて問題を作れる面があります。ただ、中学受験や高校受験の国語では、要素を組み合わせるほどレベルが高くないだけなのです。

 社会に出てから必要なのは、情勢を読み取り、方針を立てる力です。これは、読解力と表現力そのものです。わかりやすい例で言えば、部下から複数の相反する提案があったときに、それらを理解し調整し、それぞれの部下に納得できる説明をするというような場面です。このときに、生きてくるのが言葉の広い意味での国語力なのです。

 以前、会社での役職の高さと国語の成績が比例するという新聞社の調査結果がありました。こういう分野の調査は差しさわりが多いせいかあまりオープンになりませんが、実感としてうなずけるものがあります。

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