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人生100年時代の価値ある仕事としての教育 as/2991.html
森川林 2017/08/08 02:54 


 これからの人間の寿命は、100歳を超えることが当然のようになるという予想がされています。(「LIFE SHIFT(ライフ・シフト)100年時代の人生戦略」リンダ グラットン)

 現在は65歳で定年になっても、まだ働く力は十分にあり、しかも年金だけでは将来の生活が不安だという状況があります。
 これが、100歳まで長生きすることになるとしたら、人生設計を根本から考え直さなくてはなりません。

 定年後の人がもし早めに新しい仕事を見つけることができれば、定収があることによって安心感は増しでしょうし、仕事をすることによって生活に張り合いが出てきます。

 新しい仕事をする上で大事なことは、その仕事をできるだけ長く続けていくことです。
 それは、長く続けることによって、その仕事に習熟し、自分の持ち味を生かせるようになるからです。

 では、何がこれからの仕事として有望なのかというと、それはこれからの社会で価値が増すものに関わる仕事です。

 今後の世界で価値が出てくるものは、食料でも、エネルギーでも、ゴールドでも、不動産でも、あるいは何らかの資格や学歴や知識や技能でもありません。
 というのは、これからの時代は、エネルギーや資産や個人の能力は、技術革新や人工知能の代替によって価値が低下することが考えられるからです。

 また、物だけでなくサービスも、次第に供給過剰に陥り、激しい競争の中で行われるようになります。

 そういう時代に、最後に価値あるものとして残るのは何かと言うと、それが人間の創造力なのです。

 創造力あるいは創造がどのくらい価値あるものかというと、例えば緑色植物が発明した光合成が現在の地球にもたらした価値を考えてみればわかります。

 また人間の創造に限ってみても、言語の発明、火の利用の発明、車輪の発明、水車の発明などが、どれくらい大きな富を生み出したかは十分に想像できると思います。

 だから、最も価値ある仕事は、創造することなのです。
 創造する仕事は、自分が創造することに限りません。創造する子供たちを育てることも、創造的な仕事です。

 これまでの教育は、子供たちが一人前の社会人になるように、決められた知識を覚えさせることが中心になっていました。
 だから、子供の個性や創造性は二の次でした。

 しかし、これからは子供たちの個性と創造性を育てることが、社会全体の目標になります。
 なぜなら、それが豊かな社会を作るために最も役立つことであり、同時にそれが子供たちの幸福な生き方にとっても最も望ましいことになるからです。

 決まった知識を覚えさせるこれまでの教育の場合は、一斉授業や一斉テストで十分でしたが、子供の創造性を育てるためには、それぞれの子供の個性に応じたていねいな働きかけが必要になります。

 そのためには、現在のように30人学級で、先生1人が30人を教えるようなやり方ではなく、生徒1人に1人又は複数の大人がつくようなスタイルで教育をしていく必要があります。

 そのようなていねいな教育によって、どの子もその個性によって社会に新しいものを創造する力を育てていくようになるのです。

 この子育ての教育に最も適しているが、年配者です。それは、年配者は長い人生経験の中で、子供時代に必要なものは何だったかということが、理屈ではなく実際の経験としてわかるからです。
 自分自身や自分の身近な人の子供時代を思い出すことが、未来の子供たちを育てる貴重な示唆になるのです。

 創造する教育のための子育てと、それを担う高齢者の教育事業への参加という社会の仕組みに最も近い位置にあるのが日本だと思います。

 言葉の森の森林プロジェクトによる作文講師資格講座も、こういう大きな流れの中で行っていきたいと思っています。

―――――――――――――――――
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森川林 20170808 1 
 これからの教育は、教える教育ではなく育てる教育になります。
 なぜなら、知識を詰め込む教育から、創造性を育てる教育への転換がこれから起こってくるからです。
 その育てる教育に役立つのが、長い人生経験のある人の知見です。
 ちょうどどこかの絵本にあった、インディアンの子供たちが古老の周りに座って話を聞くというような教育がこれからの新しい教育のイメージになっていくのです。


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【募集】受験作文の模範解答作成の「オープン長文」プロジェクト as/2990.html
森川林 2017/08/05 07:22 


 言葉の森では、これから受験作文のテキストとして使用する作文の模範解答を一緒に作成してくださる方を募集します。

 模範解答作文は、言葉の森の提示する構成に沿って600字程度で書いていただきます。
 全体で40編ほど作成する予定です。

 採用された方には、その模範解答の完成度に応じて謝礼をお支払いします。
 採用されなかった分についても、その努力に応じて何らかのお礼をする予定です。

 なお、作成された模範解答作文は、こちらで必要に応じて編集することがあるため、著作権は言葉の森に属することにします。

 参加を希望される方、又はこの企画に関心のある方は、Facebookグループ「言葉の森オープン長文」にご参加ください。
https://www.facebook.com/groups/okaot/

 具体的なやり方は次のようになります。

1)こちらで、受験作文の課題と、その書き方の解説をアップします。
 書き方の解説は、大体4段落でそれぞれの段落にどういうことを書くかということを説明しています。
2)その解説をふくらませる形で600字程度の模範解答を書いていただきます。

▼課題の例
「私の考えるチームワーク」

▼解説の例
 第一段落は、状況実例。「日本の社会の強さは、チームワークにあると言われている。欧米の個人プレー重視の社会に比べて、チームプレー重視の社会は、一見目立たないように見える。しかし、……(と現在の社会の例を通して、チームワークのよさを意見とするとよい。意見は「私はチームワークを大切にしていきたい」などとわかりやすく)」。
 第二段落は、方法1。「そのために大事なことは第一に、常に周囲に気を配ることだ。自分の業績だけを見るのではなく、それを支えている隠れた仲間の力を見ていくことが必要になる。例えば、私もかつて……(と前向きな体験実例)」。
 第三段落は、方法2。「また、第二に大事なことは、コミュニケーションを活発にすることだ。人間は互いに違った意見を持っていて当然だから、自分の意見もはっきり述べる必要がある。チームワークとはあいまいに一致することではなく、違いを認めて団結することだ。例えば……(体験実例、又は社会実例)」。
 第四段落は、反対理解とまとめ。「確かに、チームワークを優先するあまり、実際の成果を忘れてしまうのは問題だ。大きくなりすぎた組織では、時に、内部の利害調整だけに目が向き、外に対する視点を忘れてしまうことがある。しかし、組織の運営の基本はチームワークである。私も……(と、自分の志望理由に結び付けて書けるとなおよい)」。

▼模範解答作文
 上記の解説に沿って、小学6年生の書き手を想定して600字の模範解答作文を書いていただきます。

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森川林 20170805 1 
 「オープン長文」プロジェクトがいよいよスタートします。
 今回は、受験作文の模範解答を書いていただく企画です。
 模範解答ですから、ダジャレやギャグは入りません(笑)。
 そのかわ、こちらでコメントに面白いことを入れて、生徒が繰り返し読みたくなるテキストにする予定です。


nane 20170805 1 
 受験作文のポイントは、全体がまともに書けているとともに、結びの5行に切れ味のいい表現が入っていることです。
 どういう表現が切れ味のいい表現かということもアドバイスします。


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●森からゆうびん2026年2月
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