ゲストさん ログイン ログアウト 登録
 Onlineスクール言葉の森/公式ホームページ
 
記事 347番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/5/2
暗唱の仕方 as/347.html
森川林 2008/12/30 22:18 
 長文暗唱の仕方を動画で説明しています。
https://www.mori7.net/mori/mori/20081230.php

この記事に関するコメント
コメントフォームへ。

同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。


記事 346番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/5/2
小学1年生から始めるいちばんいい勉強は何か(その3) as/346.html
森川林 2008/12/30 10:53 
 小学校低学年からの学習の中心は、日本語を駆使する力を育てることです。これは、低学年のうちは特に読む力を育てることになります。
 読む力をつけることによって、読書による知識が身につくことはもちろんですが、もっと大事なことは読書好きになる力がつくようになります。文章を読む力のある子は、文章が目の前にあると、すぐに読もうとします。読む力のない子は、最初から読もうとしません。この姿勢の違いが、実はあとになるほど大きく響いてくるのです。
 読む力があると、国語の成績がよくなるだけではありません。英語や数学など、ほかの教科の勉強でも、読めばわかるはずだという確信が育ってきます。もちろん数学は、言語の操作とは少し違う発想の仕方をするので、その違いを学習することは必要です。しかし、基本にあるものは、読んで理解するという力なので、国語力がすべての教科につながると言われているのです。
 中学生や高校生の学習の中心は、読む力とともに書く力になってきます。これは、書くことによって考える力の基礎ができるからです。しかし、現在の学校と受験のシステムでは、指導と評価に時間がとれないという理由から、書く力を学習する機会はあまりありません。書く力は、独自に育てていく必要があると思います。
 言葉の森で勉強している子に共通する特徴として、書くことが苦にならない、書くことが好きになる、更には書くことが得意になる、ということがあります。これは、作文や小論文の試験でももちろん役に立ちますが、それ以上にその子の生涯の生活において大きなプラスになっています。

この記事に関するコメント
コメントフォームへ。

同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。


記事 345番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/5/2
音声入力の意義と方法 as/345.html
森川林 2008/12/30 10:40 
 音声をテキスト化するソフトがいくつか出ています。実用にたえるレベルになっているものもあります。このソフトの進歩が比較的遅いのは、音声入力に対するニーズがないからです。今後、音声入力を求める人が増えれば、ソフトは更に進化すると思います。
 音声入力の意義は、手書きやパソコン入力よりも速く書けるということです。音声入力の弱点は、書く文章に比べて文が単調になりやすいということです。また、その場で考えながら音声入力のできるものは、熟知している内容のものに限られます。ただし、マインドマップ風構成図を使えば、複雑な内容でもスムーズに音声入力ができます。
 音声入力のハードは、ICレコーダです。録音状態を聴いて確認しながら入力をするためには、イヤホンマイクを使うといいと思います。一文ずつ入力していき、間違えたらその一文だけを録音し直すようにします。
 テキスト化のためのソフトを使わずに録音した内容をそのまま手書きに直すためには、一文ずつ再生しながら書いていきます。
 テキスト化のソフトを使うためには、一文ずつの音声をつなげる必要があります。複数の音声ファイルをつなげるフリーのソフトがあります。
 音声をウェブにアップロードする必要はありませんが、アップロードするためには拡張子をmp3などに変える必要があります。これもフリーのソフトが出ています。
 今の課題は、音声入力で単調になりがちな文章をどう書き言葉の文章に近づけていくかということです。

この記事に関するコメント
コメントフォームへ。

同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。


記事 344番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/5/2
芸術とは何か as/344.html
森川林 2008/12/29 10:14 
 今日は、芸術とは何かということについて説明します。
 芸術とは何かということは、スポーツとは何かということにも関連してきます。
 芸術は一言で言えば、美の表現です。表現の前提として美の感受性を蓄積することが必要になってきます。
 世間で一般に考えられている芸術は、表現をするための技術や能力を指して言っていることが多いと思います。つまり、表現の技能が芸術とみなされているということです。
 技能とは、道具を身体の一部のように動かすことです。その道具を通して人間が本来持っている美が表現されます。道具がなければ表現できなかったような美を、道具を通して創造的に表現することが芸術です。
 この道具は手段であるとともに、制約も持っています。日本人は真面目なので、この制約を自己目的化しがちです。真の目的は美の表現で、次の目的は表現のツールを身体化することです。ツールを身体化するためにツールの制約を受け入れるというのは、次の次の目的になります。次の次の目的が、いちばん大きな目的のようになってしまうようなところに問題があるのです。
 たぶん、ここから、ピアノを弾くには指の保護のためにバレーボールをしない方がいいというような話が出てくるのだと思います。
 同様にスポーツでも、例えば、バスケットボールはゴールの高さという制約を自己目的化している面があります。身長制のバスケットを背の低い日本人が提案すれば、もっと多くの人が楽しめるスポーツになるはずなのにです。
 制約が自己目的化する背景には、ギルド制のようなものがあります。あれをしてはいけないとか、これをしてはいけないと複雑化していくのは、複雑化が参入障壁となるからです。
 未来の社会は、芸術についてもスポーツについても、もっと自由になるはずです。自分の長所を生かしたツールを使うというのが、芸術とスポーツの大きな方向になります。
 例えばピアノ弾きたい人が片手であった場合に、片手を自分の制限として考えると後ろ向きになります。片手で引ける曲を探すだけでなく、もっと大胆に片手用の楽器を作り、そこに習熟するように訓練することが前向きの解決策です。
 この訓練というものが、身体を持つ人間が表現と関わるためのキーとなります。他の人では簡単に真似できない長期間の訓練によって、新しい芸術表現の可能性が創造されるのです。
 すべての芸術は、美の表現を道具や材料という手段を通して行うものだという本質を押さえておくことが大切です。
 すると、未来の芸術教育の主要教科は、感受性を育てること、あるツールを使った練習に習熟すること、そしてそのあと、多様な手段を使った表現に道を開くこと、になると思います。
(この文章は、構成図をもとに音声入力した原稿をamivoiceでテキスト化したものです)

マインドマップ風構成図
 記事のもととなった構成図です。


音声入力
 構成図をもとに音声入力した原稿を2倍速にしたものです。
2倍速

四行詩
 芸術とは、美を表現することである。
 表現する手段に習熟することは、芸術の準備である。
 スポーツとは、身体の可能性を創造することである。
 創造する方法に習熟することは、スポーツの準備である。

 だから、片手がなくてピアノを弾きたいなら、片手用の楽器を作って習熟すればいい。
 身長が低くてバスケットをしたいのなら、ゴールを低くした身長制のバスケットを提案して習熟すればいい。
 制約自体を不変のものであるかのように自己目的化するから、芸術もスポーツも自由な多様性がなくてみんなが苦労する。
 手段や方法が先にあるのではなく、人間が先にある。

(この詩は、森川林のブログに書いたものと同じです)
http://ameblo.jp/kotomori/entry-10184611316.html

笑い
「芸術やスポーツが苦手だから、そんなこと言ってんでしょ」
「うん、図工と気登りは得意だったんだけど」(^^ゞ

この記事に関するコメント
コメントフォームへ。

同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。


記事 343番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/5/2
最近の作文教材から as/343.html
森川林 2008/12/28 19:18 
 最近手に入る作文の教材を十二冊選んできました。ただし、言葉の森の教材はすべてオリジナルなものですから、これらの教材はどれも使っていません。

 参考になるものも多くありましたが、疑問を感じる教材もありました。
 疑問の第一は、単なる言葉のクイズになっているような教材で、時間つぶしにしかならないようなものがいくつかありました。
 第二に書かせる欄の多すぎるもので、子供がすぐ飽きるだろうと思われるものがありました。設問はいろいろ工夫されていますが、その設問に応じる形の評価がないので、子供が興味を持って取り組めるのは最初のうちだけだろうと思われました。
 第三に教材が工夫されすぎているものがありました。教材を工夫し過ぎるのがなぜ問題かというと、勉強は量をこなすことが大事なのに、教材作りが追いつかなくなるからです。シンプルな教材であればあるほど、勉強は継続させやすくなります。

 さて、参考になった教材を四つ挙げます。
 一つ目は「松永式作文練習ノート」(松永暢史・主婦の友社)です。これは薄い本でしたが、実践的な内容が詰まっていました。巻末の「自由作文の書き方」は、著者の指導法のエッセンスで一読に値する内容です。学年は小学校中高学年向きだと思われます。
 二つ目は「樋口裕一のカンペキ作文塾」(樋口裕一・朝日新聞社)です。これは小学校高学年から中学生向きの本になると思います。時事的なテーマをもとにした意見文の書き方がよくわかる内容になっています。考えることが好きな子には知的な刺激のある教材になるでしょう。新聞をもとにした親子の対話の話は、参考になると思います。
 三つ目は「小学校の作文を26のスキルで完全克服」(向山洋一編・師尾喜代子著・PHP)です。作文の技術やジャンルを幅広くカバーした本です。学年は小学校中高学年向きでしょう。これ一冊で作文の教科書代わりになると思いました。
 四つめは「陰山流日本語トレーニング百ます書き取り」(陰山英男・学研)です。一般に工夫しすぎの教材が多い中で、この本はシンプルさのある作りが特徴になっています。聴写と視写に徹しているので、毎日の実習として使えるドリルです。こういう教材の方が子供にとっては続けやすいのです。これは小学校低中学年向きだと思われます。この一冊が終わったら、親が続きを作ってあげることもできると思います。

 選んだのは四つでしたが、そのあと届いた教材で、かなり面白いものがありました。それは「ちびまる子ちゃんの作文教室」(貝田桃子・集英社)です。この本は、ちびまる子ちゃんが登場するので面白く読めますが、それだけでなく、「26のスキル」と同じように、作文の書き方の技術を幅広く網羅しています。密度の濃い内容で、これも小学校中高学年の作文の教科書代わりとして使えると思いました。
(この文章は、構成図をもとに音声入力した原稿をamivoiceでテキスト化したものです)

マインドマップ風構成図
 記事のもととなった構成図です。


ブログ
 森川林のブログを更新しました。
「音声入力のamivoice優秀」
http://ameblo.jp/kotomori/entry-10183987860.html

この記事に関するコメント
コメントフォームへ。

同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。

コメント1~10件
森リンベストの 森川林
じすけ君、ありがとう。 統合失調症のような、また似たような 4/21
森リンベストの じすけ
こわばんは 今日は元気一杯、体験発表をさせて頂きます。 4/20
国語読解問題の 森川林
 あるとき、高3の元生徒から、「国語の成績が悪いのでどうした 3/28
今日は読書3冊 森川林
苫米地さんの「日本転生」は必読書。 3/25
共感力とは何か 森川林
言葉の森のライバルというのはない。 森林プロジェクトで 3/23
3月保護者懇談 森川林
 いろいろ盛りだくさんの内容ですが、いちばんのポイントは、中 3/22
中学生、高校生 森川林
 意見文の書き方で、もうひとつあった。  それは、複数の意 3/14
【合格速報】栃 森川林
 おめでとう!  受験勉強中も、硬い説明文の本をばりばり読 3/13
受験作文と入試 森川林
将来の作文入試は、デジタル入力になり、AIで自動採点するよう 3/13
大学入試が終わ 森川林
大学生になっていちばん大事なことは学問に志すこと。 18歳 3/12
……次のコメント

掲示板の記事1~10件
読会検定4月  あかそよ
問題3 Bが〇だと思いました。なぜなら、五段落目の一番最後 5/1
テスト送信3 森川林
総合学力クラスの体験学習――能率のよい勉強で学力の基礎を作り 4/30
テスト送信 森川林
創造発表クラスの体験学習――AI時代には、知識の学力よりも 4/29
近所のローソン 森川林
毎日新聞を見たけど、記事はまだ載っていまでした。 4/25
毎日新聞に言葉 森川林
 しばらく前に、毎日新聞の人が取材に来ました。  そのとき 4/24
テスト送信 森川林
https://www.mori7.com/za2024d0 4/24
4月保護者懇談 森川林
シラン ●今後の「森からゆうびん」の学習デ 4/22
マスクにしても 森川林
マスクにしても、ワクチンにしても、消毒にしても、 自分たち 4/21
イエスも釈迦も 森川林
イエスも釈迦も、理想の社会を築きたいと思っていた。 しかし 4/21
日本復活の道筋 森川林
 工業製品を経済発展の原動力をした資本主義は終わりつつある。 4/17

RSS
RSSフィード

QRコード


小・中・高生の作文
小・中・高生の作文

主な記事リンク
主な記事リンク

通学できる作文教室
森林プロジェクトの
作文教室


リンク集
できた君の算数クラブ
代表プロフィール
Zoomサインイン






小学生、中学生、高校生の作文
小学1年生の作文(9) 小学2年生の作文(38) 小学3年生の作文(22) 小学4年生の作文(55)
小学5年生の作文(100) 小学6年生の作文(281) 中学1年生の作文(174) 中学2年生の作文(100)
中学3年生の作文(71) 高校1年生の作文(68) 高校2年生の作文(30) 高校3年生の作文(8)
手書きの作文と講評はここには掲載していません。続きは「作文の丘から」をごらんください。

主な記事リンク
 言葉の森がこれまでに掲載した主な記事のリンクです。
●小1から始める作文と読書
●本当の国語力は作文でつく
●志望校別の受験作文対策

●作文講師の資格を取るには
●国語の勉強法
●父母の声(1)

●学年別作文読書感想文の書き方
●受験作文コース(言葉の森新聞の記事より)
●国語の勉強法(言葉の森新聞の記事より)

●中学受験作文の解説集
●高校受験作文の解説集
●大学受験作文の解説集

●小1からの作文で親子の対話
●絵で見る言葉の森の勉強
●小学1年生の作文

●読書感想文の書き方
●作文教室 比較のための10の基準
●国語力読解力をつける作文の勉強法

●小1から始める楽しい作文――成績をよくするよりも頭をよくすることが勉強の基本
●中学受験国語対策
●父母の声(2)

●最も大事な子供時代の教育――どこに費用と時間をかけるか
●入試の作文・小論文対策
●父母の声(3)

●公立中高一貫校の作文合格対策
●電話通信だから密度濃い作文指導
●作文通信講座の比較―通学教室より続けやすい言葉の森の作文通信

●子や孫に教えられる作文講師資格
●作文教室、比較のための7つの基準
●国語力は低学年の勉強法で決まる

●言葉の森の作文で全教科の学力も
●帰国子女の日本語学習は作文から
●いろいろな質問に答えて

●大切なのは国語力 小学1年生からスタートできる作文と国語の通信教育
●作文教室言葉の森の批評記事を読んで
●父母の声

●言葉の森のオンライン教育関連記事
●作文の通信教育の教材比較 その1
●作文の勉強は毎週やることで力がつく

●国語力をつけるなら読解と作文の学習で
●中高一貫校の作文試験に対応
●作文の通信教育の教材比較 その2

●200字作文の受験作文対策
●受験作文コースの保護者アンケート
●森リンで10人中9人が作文力アップ

●コロナ休校対応 午前中クラス
●国語読解クラスの無料体験学習