ログイン ログアウト 登録
 Onlineスクール言葉の森/公式ホームページ
 
記事 36番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2026/1/28
国語力と速読力 as/36.html
森川林 2006/03/13 18:41 
 国語の成績が上がらないという生徒に共通する傾向の一つとして、読むスピードが遅いということがあります。こういう子は、テストでできなかった国語の問題をあとで見直すと、どうしてこれができなかったのだろうと思うぐらいよくできます。つまり、限られた試験時間の範囲ではできなかったが、時間が十分にあればできるというタイプです。
 小学生の速読力は、小学校中学年までに読んだ読書量で決まってくるようです。この小学校中学年の時期にあまり本を読まなかった子は、速読力が身についていません。ですから、小学校の低中学年は、勉強的なことに時間を割くよりも、実は勉強よりも読書を優先させておいた方がいいのです。
 小学校低中学年は、やり方次第ですぐに結果の出る時期です。そのため、親も子も、結果の出る勉強の方に力を入れがちですが、この時期は結果を出すよりも、根っこを育てていく時期なのです。
 さて、速読力のない子がどうして国語の問題ができないかというと、設問を読んで課題文を読み直すという作業がスムーズに進まないからです。普通に読書力のある子は、まず課題文をざっと読み、それから設問を読み、その設問に応じて課題文を斜め読みして設問に関連のある箇所を探すことができます。ところが、速読力のない子は、この設問に関係のありそうなところの斜め読みができません。この対策として、学習塾などでは、課題文を読む前に設問を先に読むというやり方をよく教えています。しかし、根本的な解決は、そういうテクニックを身につけることではなく読むスピードを上げることにあります。
 速読力のある子は、何しろ最後までまず読んでみるという読み方ができます。わからない箇所があっても、先に行けば何とかなるだろうという予測で読み進めることができます。速読力のない子は、丹念に読んでいって、途中でわからないところがあるとそこで止まってしまいます。実は、大学入試の現代文などでは特に、最後の数行を読むと初めて全体の話がわかるという構成になっているものが数多くあります。丹念に読む子よりも、最後まですばやく読む子の方が、ずっと理解しやすい仕組みになっているのです。
 言葉の森では、この速読力をつけるために、長文速読のページを作っています。子供の適応は早く、教室ではどの子もどんどん読むスピードを上げています。
 家庭でできる方法としては、まず毎日必ず本を読む時間を確保することです。その上で、できるだけ早く読んだ方がいいという意識で読む練習をしていくことです。
 本を読むのが遅い子に共通する癖は、一度読んだところをもう一度繰り返し読むことです。作文も同様で、書くことが遅い子は共通して、途中で何度も消しゴムで消して書き直しています。推敲は、最後にまとめてやればいいと考えて、途中では直さないつもりでどんどん書いていくことが必要です。この読み直し、書き直しは一種の癖ですから、直そうと意識すれば次第に直っていきます。
 一般に、小学生の学年数の百倍が読む字数の平均と言われています。小4であれば400字、小5であれば500字、小6であれば600字です。ときどき時間を計りながら自分の読むスピードを確かめておくといいと思います。

この記事に関するコメント
コメントフォームへ。

同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。


記事 35番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2026/1/28
勉強のコツ(2) as/35.html
cynthia 2006/03/11 18:45 
[:きつね:] 「同じ内容を同じ順序で」

 新しい参考書や問題集を使うときは、いろいろなものを見比べて慎重に1冊を選ぶことが大事です。その1冊を4回以上繰り返し学習し、内容を完璧に理解することが勉強上達の秘訣です。4回というのは特に決まった回数ではありませんが、経験上、記憶や理解は2、3回目までは目立った進歩がなく、4、5回目から急に上昇する傾向があるからです。
 ときどき、1冊の問題集が終わると、すぐに次の問題集に取り組む人がいます。一見いろいろな問題に当たるので力がつくようですが、実際には、1冊目も80%、2冊目も80%しかマスターできず、何冊やってもできない20%が残ったままという状態になりがちです。しかも、そのうちのできた80%の問題は、ただ重複してやっているだけですから、その時間は無駄になります。しかし、外見は勉強をしている感じがするので、本人も周囲もそれが勉強だと思ってしまいます。
 これに対して、1冊を何度も繰り返して100%マスターすれば、それだけで定期テストにも受験にも対応できます。しかも、時間の無駄はほとんどありません。
 その際、何をその1冊に選ぶかという選択が重要になります。そのときに参考になるのは、受験勉強なら志望校の過去問です。定期テストであれば前の学期の定期テストの問題です。
 繰り返す勉強法では、できるだけ同じ内容を同じ順序で繰り返すことが大事です。人間の記憶には、内容だけでなくその前後関係や周囲の環境も丸ごと記憶する面があります。よく音楽CDなどを聴いていると、ある曲の次に来る曲を感覚で自然に覚えてしまうことがあります。勉強でも、「確か、あの参考書のあのへんに書いてあった」という感覚が記憶の助けになります。参考書や問題集は同じものを使い続けると同時に、できるだけ同じ順序で取り組んでいきましょう。

この記事に関するコメント
コメントフォームへ。

同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。

コメント1~10件
【合格速報】東 ふつ
合格おめでとうございます。 毎週真剣に取り組み、どんどん上 1/7
記事 5403番
国語力、読解力 森川林
読検の解答は個別れんらくでお送りください。 12/29
記事 4331番
国語力、読解力 すみひな
本日の読解検定を受け忘れてしまいました。回答をどちらに送れば 12/27
記事 4331番
森リン大賞が示 森川林
作文力を上達させるコツは、褒めることでも直すことでもなく、書 12/13
記事 5398番
作文コンクール 森川林
 子供たちの教育で大事なのは、知識の詰め込みではなく、読書と 12/10
記事 5395番
読書と作文が子 森川林
 小学生時代は、勉強よりも読書。  中学生以上は、勉強と同 12/9
記事 5394番
子どもの文章力 森川林
今の受験は知識の詰め込みの勉強になっています。 考える問題 12/8
記事 5392番
作検研究。森リ 森川林
作文は、褒められても注意されても、そこに客観的な基準がなけれ 12/7
記事 5391番
「作文検定」「 森川林
 今は、AI社会の前夜。  昔は新聞やテレビが中心だった。 12/7
記事 5390番
AI時代に子ど 森川林
AI時代には、先生の役割は「教えること」ではなくなります。 12/6
記事 5389番
……次のコメント

掲示板の記事1~10件
Glitchの 森川林
https://hnavi.co.jp/knowledge/ 1/22
森川林日記
2026年1月 森川林
●作文について  忙しい中学生高校生が作文を能 1/22
森の掲示板
読解検定のやり 森川林
====読解検定のやり方 1.オンラインクラス一覧表の「全 1/16
国語読解掲示板
小4の12月の 森川林
問3 ○B すずめは、見慣れみな ないものが立っている 1/9
国語読解掲示板
2025年12 森川林
 12月8日から、中根が休講してしまい、いろいろな連絡が遅れ 12/22
森の掲示板
3I/atla 森川林
日本にはかつて穏やかに何万年も続いた縄文文明があった。そのよ 12/12
森川林日記
Re: 11月 森川林
 これは、解き方の問題ではなく、読む力の問題です。  読解 12/5
国語読解掲示板
Re: ICレ 森川林
 ChatGPT、あまり文章うまくないなあ(笑)。  音声 12/5
森川林日記
ICレコーダと 森川林
AI時代に子どもが伸びる――全科学力クラスという新し 12/5
森川林日記
noteのペー 森川林
https://note.com/shine007 12/4
森川林日記

RSS
RSSフィード

QRコード


小・中・高生の作文
小・中・高生の作文

主な記事リンク
主な記事リンク

通学できる作文教室
森林プロジェクトの
作文教室


リンク集
できた君の算数クラブ
代表プロフィール
Zoomサインイン






小学生、中学生、高校生の作文
小学1年生の作文(9) 小学2年生の作文(38) 小学3年生の作文(22) 小学4年生の作文(55)
小学5年生の作文(100) 小学6年生の作文(281) 中学1年生の作文(174) 中学2年生の作文(100)
中学3年生の作文(71) 高校1年生の作文(68) 高校2年生の作文(30) 高校3年生の作文(8)
手書きの作文と講評はここには掲載していません。続きは「作文の丘から」をごらんください。

主な記事リンク
 言葉の森がこれまでに掲載した主な記事のリンクです。
●小学1、2年生は作文を始める適齢期です
●小学3・4年生は、作文がいちばん伸びる時期です
●小5・小6から、作文は「考える作文」に変わります。

●高校入試につながる作文力を、中学生から
●入試小論文に対応した作文評価を提供する作文検定(高校向け)
●入試小論文に対応した作文評価を提供する作文検定(塾高校向け)

●学校のための日本語作文検定(学校向け)
●学年ごとの「書く力」が一目でわかる(学校向け)
●総合型選抜・小論文評価業務に関するご提案(大学向け)

●学習塾のための日本語作文検定(塾向け)
●「書ける」ことが塾の強みになる(塾向け)
● 小1からのオンライン作文で、「読む力・書く力・考える力」を一生ものにします(生徒向け)

全国初の本格的な日本語作文検定作文の客観的評価で、誰でも作文が好きになり実力がつく。特許取得の独自のアルゴリズムとAIによる対話型600字講評。(学校塾向け)
●担任制で対話のある、5人以内の少人数オンライン教育 言葉の森
●詰め込む学習から、創造する学習へ。小1から高3のオンライン少人数教育。

●小1から始める作文と読書
●本当の国語力は作文でつく
●志望校別の受験作文対策

●作文講師の資格を取るには
●国語の勉強法
●父母の声(1)

●学年別作文読書感想文の書き方
●受験作文コース(言葉の森新聞の記事より)
●国語の勉強法(言葉の森新聞の記事より)

●中学受験作文の解説集
●高校受験作文の解説集
●大学受験作文の解説集

●小1からの作文で親子の対話
●絵で見る言葉の森の勉強
●小学1年生の作文

●読書感想文の書き方
●作文教室 比較のための10の基準
●国語力読解力をつける作文の勉強法

●小1から始める楽しい作文――成績をよくするよりも頭をよくすることが勉強の基本
●中学受験国語対策
●父母の声(2)

●最も大事な子供時代の教育――どこに費用と時間をかけるか
●入試の作文・小論文対策
●父母の声(3)

●公立中高一貫校の作文合格対策
●電話通信だから密度濃い作文指導
●作文通信講座の比較―通学教室より続けやすい言葉の森の作文通信

●子や孫に教えられる作文講師資格
●作文教室、比較のための7つの基準
●国語力は低学年の勉強法で決まる

●言葉の森の作文で全教科の学力も
●帰国子女の日本語学習は作文から
●いろいろな質問に答えて

●大切なのは国語力 小学1年生からスタートできる作文と国語の通信教育
●作文教室言葉の森の批評記事を読んで
●父母の声

●言葉の森のオンライン教育関連記事
●作文の通信教育の教材比較 その1
●作文の勉強は毎週やることで力がつく

●国語力をつけるなら読解と作文の学習で
●中高一貫校の作文試験に対応
●作文の通信教育の教材比較 その2

●200字作文の受験作文対策
●受験作文コースの保護者アンケート
●森リンで10人中9人が作文力アップ

●コロナ休校対応 午前中クラス
●国語読解クラスの無料体験学習