ログイン ログアウト 登録
 言葉の森 | 作文国語教室【公式】
 
記事 386番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2026/11/4
作文教育の目指すもの(その2) as/386.html
森川林 2009/02/11 10:13 
修 削
 さて、インターネットが広がるにつれて、これまで何度か作文教室ブームというようなものが社会に現れました。これはたぶん言葉の森が作文教室という広告をときどき出していたので、それに刺激されたのではないかと思っています(笑)。そうでないかもしれませんが。
 通信の作文教室以外にも、言葉の森の通学教室のある地域で、同じような作文教室ができていたこともありました。言葉の森の近くの公立小学校が、作文教育の市の重点指導校になっていたこともあります。また、通信教育の大手でも、作文指導が行われるようになりました。その何年か前、大手の一つの会社から、担当者が、言葉の森にどういう指導しているのか聞きに来ました。こちらは、全部オープンなので教材を一通り持っていってもらいました。言葉の森の近くにある、これも大手の学習塾の国語教材の責任者の子供が言葉の森に通っていたこともあります。だから、作文指導の教材というのは、どこもかなり似通っているのです。言葉の森の教材を参考にして教材を作っているところが多いのだと思います。しかし、こういうブームもあまり長続きせず、大手の通信教育でも、本格的な作文指導というのはあまり行われなくなりました。それはなぜかというと、一つには、言葉の森のような電話指導をもとにした教え方が、ほかのところでは難しかったからだと思います。もう一つの大きな理由は、ほかの教室では、作文教育を通して目指すものがやはり不明確だったからだと思います。
 言葉の森では、スタートしたときから、小学生だけでなく、高校生や大学生までの全学年の展望をもって教材を作っていました。まだ生徒が数十人ぐらいのときから、既に全学年の指導が十分にできる仕組みにしていたのです。
 また、自分の子供が生まれると、その子供2人を小学1年生から教室に通わせ、高校生まで作文指導をする中で、教材を洗練したものにしていきました。
 その後、言葉の森が音読の自習をホームページに載せるとそれがいろいろなところで紹介されるようになり、ちょうど音読の本が出てきたブームに乗って、学校や学習塾でも音読を始めるようになりました。昔、言葉の森が音読の自習を生徒にすすめると、どうして音読をするのかという質問がよくありました。当時は音読という形の勉強自体が珍しかったのです。しかし、最近では、音読をすすめると、学校の音読の宿題と重なってできないと言われることがよくあります。
 そして、今また、作文が新しいブームとなっているようです。その背景は三つあると思います。一つは、受験で記述式の問題が増えたことです。もう一つは、中高一貫校の入試で作文試験が出されるようになったということです。また、高校や大学の推薦入試でも作文の試験を取り入れるところが多くなりました。このような事情から、学習塾でも作文指導取り入れるようになり、作文教室という形で指導するところも増えてきたのです。そして三つ目の理由は、本物の教育を求める気持ちを多くの人が持つようになってきたためだと思います。OECDの学力調査によると、読解力と表現力が、日本の場合は低い点数になっています。単に知識を詰め込んで点数を上げるような勉強ではなく、もっと深く考える力を求める教育が必要だということをより多くの人が感じてきたのだと思います。
(つづく)
(この文章は、構成図をもとに音声入力した原稿をamivoiceでテキスト化したものです)

この記事に関するコメント
コメントフォームへ。

同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
作文教育(134) 

記事 385番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2026/11/4
作文教育の目指すもの(その1) as/385.html
森川林 2009/02/10 10:32 
修 削
 この話は長いので、これから3、4回に分けて掲載していきます。

 言葉の森は、私(森川林)が25歳のころ、つまり今から30年ぐらい前、初めて作文教室という名前で広告を出したのがその前身です。そのころは、もちろんそういう教室はどこにもなく、作文教室という名前を使って宣伝を出したのは、言葉の森がたぶん初めてだったのではないかと思います。
 しかし、もちろんこんなことは自慢にならないことで(笑)、これは、今後の計画を説明するために経過として書いていることです。
 なぜ作文教室を始めたかというと、理由は二つあります。一つは、面白そうだったからで、これがいちばん大きな理由です。作文教室の向こう側に、未知の世界があるような予感がしたのです(この予感は当たったと思います)。もう一つは、自分自身のニーズがあったからです。つまり、文章のよさというものは、自分自身では評価できません。私には当時、他人に文章力を評価してほしいという気持ちが強くありました。今ならブログなどの人気度で、自分の文章を評価してもらうチャンスはたくさんありますが、30年前はそういう機会がありませんでした。そこで、同じようなニーズを持つ人がいるだろうと思ったのです。
 このようにして、25歳で作文教室をスタートしましたが、最初は、マスコミ受験を目指す大学生対象の文章教室でした。その後何年かして、小学生を対象にした教室に発展させましたが、そのときの気持ちとして、作文教室を単なる国語教室のようなものにはしないという思いがありました。
 なぜなら、勉強というものは本来、独学でやる方が能率がよいもので、他人に教わるものではないという考えがあったからです。作文は、他人からの評価がないと、自分自身では評価できないということでスタートしたのです。
 しかし、小学生の子供たちを教えていると、国語力と作文力の相関が非常に高いことに気が付きました。国語力のない子は、同じ指導していてもやはり上達が遅いのです。
 そういう試行錯誤を続けているうちに、2000年ごろからインターネットが普及して言葉の森の通信の生徒が増えてきました。
 これも自慢することでありませんが、言葉の森のインターネットの取り組みはかなり早く、1996年から既にホームページを作っていました。言葉の森は、新しい技術革新を取り入れることについては柔軟です。今も、次々と新しい仕組みを取り入れています。
 例えば、今、言葉の森のホームページでいちばん人気があるのは、「ふりがな」のページです。海外からも毎日のようにアクセスがあり、言葉の森の表紙の何倍もヒットします(いいのか^_^;)。このページは、茶筌という日本語形態素解析ソフトとPHPを組み合わせて、学年別のルビ振りが自動的にできるようにしています。国語的なサイトで、こういうプログラミングを自前で作っているところはあまりないと思います。
(つづく)
(この文章は、構成図をもとに音声入力した原稿をamivoiceでテキスト化したものです)

マインドマップ風構成図
 記事のもととなった構成図です。


この記事に関するコメント
コメントフォームへ。

同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
作文教育(134) 
コメント1~10件
【重要】在籍生 森川林
各種検定リストを追加しました。 暗唱検定 https 11/3
記事 5599番
音声をテキスト 森川林
ICレコーダーで文章を書く人のためにアドバイスすると、 u 11/1
記事 5596番
勉強なんて、誰 森川林
四行詩という新しいジャンル。 何か考えたいことがあって、文 10/31
記事 5591番
10月から読解 森川林
読解検定は、生徒の書いた解説に対して、もっと詳しいコメントを 10/31
記事 5592番
2026年10 森川林
「アオキ差すトド」って覚えやすい(笑)。変だけど。 10/31
記事 5593番
読解力、思考力 森川林
言葉の森は、作文というマイナーマーケットから、国語というより 10/31
記事 5594番
音声をテキスト 森川林
自分の場合、テキスト温泉は、nottaと同じかそれ以上の性能 10/31
記事 5596番
作文、読書中心 森川林
印刷については次のようにされるといいと思います。 問題文の 10/26
記事 5590番
作文、読書中心 NU
先生ありがとうございます。 会場検定はなくなったとのこと、 10/26
記事 5590番
作文、読書中心 森川林
 NUさん、ご連絡ありがとうございました。  10月から、 10/22
記事 5590番
……次のコメント

掲示板の記事1~10件
推薦図書リスト 森川林
推薦図書リストに「佐賀のがばいばあちゃん」を追加しました。 11/2
読書の森
Re: 万年筆 森川林
SMART-CLIP スマートクリップ (パイロット PIL 11/1
森川林日記
帰り道 森川林
 夕方、日限山から野庭団地に上り、  坂道を下って港南台に 11/1
森川林日記
万年筆 森川林
 ふと昔を思い出して、パイロットの万年筆を買った。(PILO 10/30
森川林日記
Re: 題名( 森川林
届いているメールアドレスをご連絡ください。こちらで消去いたし 10/28
森の広場
登録解除 スギモト
【承認待ち】 10/27
森の広場
メールまたはお 森川林
メール登録の解除は、届いているメールアドレスをお知らせくださ 10/27
森の広場
Re: 題名( 森川林
登録解除しました。 お手数をおかけしました。 10/27
森の広場
登録解除はお名 森川林
登録解除はお名前かメールアドレスをご連絡ください。 > 10/27
森の広場
登録解除 スギモト
【承認待ち】 10/27
森の広場

RSS
RSSフィード

QRコード


小・中・高生の作文
小・中・高生の作文

主な記事リンク
主な記事リンク

通学できる作文教室
森林プロジェクトの
作文教室


リンク集
できた君の算数クラブ
代表プロフィール
Zoomサインイン






小学生、中学生、高校生の作文
小学1年生の作文(9) 小学2年生の作文(38) 小学3年生の作文(22) 小学4年生の作文(55)
小学5年生の作文(100) 小学6年生の作文(281) 中学1年生の作文(174) 中学2年生の作文(100)
中学3年生の作文(71) 高校1年生の作文(68) 高校2年生の作文(30) 高校3年生の作文(8)
手書きの作文と講評はここには掲載していません。続きは「作文の丘から」をごらんください。

主な記事リンク
 言葉の森がこれまでに掲載した主な記事のリンクです。
■小1から高3まで、年間の作文指導と結びついた作文検定
●評価サンプル
●知識偏重の教育から思考力重視の教育へ
AIと独自アルゴリズムを組み合わせた「日本語作文検定」がリニューアル


●【重要】7月の新学期から作文用紙と封筒用紙の配布を廃止します――手書きの人は作文ノートの利用をおすすめします
●森からゆうびん2026年2月
●思考力を育てる作文教育

●本で最も進んでいるオンライン教育――少人数の対話と個別指導 無料体験学習 受付中。
●詰め込む学習から、創造する学習へ。小1から高3のオンライン少人数教育。小1から高3のオンライン少人数教育。
●担任制で対話のある、5人以内の少人数オンライン教育

●小学1、2年生は作文を始める適齢期です
●小学3・4年生は、作文がいちばん伸びる時期です
●小5・小6から、作文は「考える作文」に変わります。

●高校入試につながる作文力を、中学生から
●入試小論文に対応した作文評価を提供する作文検定(高校向け)
●入試小論文に対応した作文評価を提供する作文検定(塾高校向け)

●学校のための日本語作文検定(学校向け)
●学年ごとの「書く力」が一目でわかる(学校向け)
●総合型選抜・小論文評価業務に関するご提案(大学向け)

●学習塾のための日本語作文検定(塾向け)
●「書ける」ことが塾の強みになる(塾向け)
● 小1からのオンライン作文で、「読む力・書く力・考える力」を一生ものにします(生徒向け)

全国初の本格的な日本語作文検定作文の客観的評価で、誰でも作文が好きになり実力がつく。特許取得の独自のアルゴリズムとAIによる対話型600字講評。(学校塾向け)
●担任制で対話のある、5人以内の少人数オンライン教育 言葉の森
●詰め込む学習から、創造する学習へ。小1から高3のオンライン少人数教育。

●小1から始める作文と読書
●本当の国語力は作文でつく
●志望校別の受験作文対策

●作文講師の資格を取るには
●国語の勉強法
●父母の声(1)

●学年別作文読書感想文の書き方
●受験作文コース(言葉の森新聞の記事より)
●国語の勉強法(言葉の森新聞の記事より)

●中学受験作文の解説集
●高校受験作文の解説集
●大学受験作文の解説集

●小1からの作文で親子の対話
●絵で見る言葉の森の勉強
●小学1年生の作文

●読書感想文の書き方
●作文教室 比較のための10の基準
●国語力読解力をつける作文の勉強法

●小1から始める楽しい作文――成績をよくするよりも頭をよくすることが勉強の基本
●中学受験国語対策
●父母の声(2)

●最も大事な子供時代の教育――どこに費用と時間をかけるか
●入試の作文・小論文対策
●父母の声(3)

●公立中高一貫校の作文合格対策
●電話通信だから密度濃い作文指導
●作文通信講座の比較―通学教室より続けやすい言葉の森の作文通信

●子や孫に教えられる作文講師資格
●作文教室、比較のための7つの基準
●国語力は低学年の勉強法で決まる

●言葉の森の作文で全教科の学力も
●帰国子女の日本語学習は作文から
●いろいろな質問に答えて

●大切なのは国語力 小学1年生からスタートできる作文と国語の通信教育
●作文教室言葉の森の批評記事を読んで
●父母の声

●言葉の森のオンライン教育関連記事
●作文の通信教育の教材比較 その1
●作文の勉強は毎週やることで力がつく

●国語力をつけるなら読解と作文の学習で
●中高一貫校の作文試験に対応
●作文の通信教育の教材比較 その2

●200字作文の受験作文対策
●受験作文コースの保護者アンケート
●森リンで10人中9人が作文力アップ

●コロナ休校対応 午前中クラス
●国語読解クラスの無料体験学習