ログイン ログアウト 登録
 言葉の森 | 作文国語教室【公式】
 
記事 430番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2026/11/4
プログラミングと数学と国語に見る勉強の本質(その1) as/430.html
森川林 2009/03/25 09:20 
修 削
 勉強の本質は似ています。それをプログラミングと数学と国語について説明します。
 多くのプログラミング言語で最初に覚えるのは、「Hellow World!」という表示です。この言葉が表示できて嬉しいとなるのが、どの教科書でも最初の方に載っています。わけのわからないコマンドの列が、このように具体的な形となって表れるというところに、小さな感動があるのです。
 プログラミングでは、やがていろいろなコマンドを使うようになります。プリントという命令や、「もし……ならば……する」という命令や、ループするというような命令です。
 これが数学の場合は、計算の仕方や初歩のルールを覚えることに相当しています。
 国語の勉強では、漢字を覚えたり単語を覚えたり基礎的な熟語を覚えたりするような段階がこのレベルです。この段階を、まるで自分の手足を動かすように自由に使えるように習熟することが小学校教育の目的になると思います。

 やがてプログラミング言語では、さまざまなコマンドを組み合わせた関数を使えるようになります。これは、複数のコマンドを組み合わせてひとまとまりの命令を実行するという機能です。
 例えば、長い文章からある特定の文字列を抽出してそれを他の文字列に置き換えるというような関数です。この関数を覚えることで、関数とルールを組み合わせるプログラミングができるようになります。プログラミングの世界では、「自分で車輪をつくる必要はない」ということがよく言われます。つまり、自分で関数という部品を作るのではなく、すでにある部品をうまく利用して、目的とする仕事をすることが大事だということです。
 数学の場合は、この関数が公式や定理というものに相当します。計算の初歩のルールさえ知っていれば、そこから自分で公式や定理を考えだすことは原理的に可能ですが、みんなが独力で三平方の定理を考えだすというようなことでは、人間の文化は進歩しません。すでに考えられた公式や定理をうまく組み合わせて使うというのが数学の中段階の勉強の目標になります。
 国語の世界では、この関数や公式や定理を覚える段階が、思考のパターンやことわざや名言を覚える段階に相当します。
 この段階になると、理解はできるが、十分には使えないというような状態の人が多くなってきます。人間の能力は、だれでもほとんど同じですから、この段階を全然理解できないというような人はいません。時間をかけて説明されればだれでも理解できるが、それを自分の手足のように自由に使うことはできないということが学力の差となって表れてくるのです。
(つづく)
(この文章は、構成図をもとに音声入力した原稿をamivoiceでテキスト化したものです)

マインドマップ風構成図
 記事のもととなった構成図です。

(急いで書いたのでうまくありません)

この記事に関するコメント
コメントフォームへ。

同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。


記事 429番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2026/11/4
入試は情報戦 as/429.html
森川林 2009/03/24 20:00 
修 削
 入試の合格ラインは、65パーセントぐらいというのが大体どこの学校でも共通しています。中には80パーセント以上というところもありますが、数はそれほど多くありません。
 受験する生徒の中には、65パーセントの合格ラインで合格できる学校に80パーセント以上の得点を取って合格する人たちもいます。しかし、大多数の生徒は、合格ラインの65パーセント近辺に集まっています。
 こう考えると、ある学校に合格したと言っても、そのほとんどは65パーセント近くで合格しています。65パーセントの出来具合というのは、実感として「難しくてほとんどできなかった」というところです。よくわからなかったが、運がよかったこともあって合格した人が大多数と考えておけば間違いないと思います。

 大学入試で言うと、個別試験の合格ラインは65パーセントぐらいです。この個別試験に80パーセント以上の確率で合格することを考えると、目標はとてつもなく高いものになってしまいます。平均点が65パーセントぎりぎりまで取れることを目標に勉強していくのが現実的な目標です。
 しかし、今は大学入試で、センター試験を利用するところも多くあります。このセンター試験は、個別試験と違い、実力があれば8割9割の得点を取ることは可能です。また、いずれもよく考えられた問題なので、過去問をもとにしっかり準備すれば、実力相応の点数は取れるようになります。個別試験でコンスタントに何点を取ると考えるのは難しいのすが、センター試験ではある程度得点の予測がつきます。
 そう考えると、センター試験の利用できる大学であれば、早めにセンター試験の過去問をやっておき、そこで高得点を取ることを目標に勉強を進めていくというのも、ひとつの重要な戦略になると思います。

 高校生は、受験する科目数が多いと負担に感じると思いますが、逆に言うと、多くの高校生は受験科目数の少ない受験の仕方を目指しています。勉強すれば確実に得点の見通しがつくセンター試験の勉強にもっと時間を割いてもいいのではないかと私は思います。

 現在の受験は、情報戦になっています。実力の戦いではなく、情報を分析して最適の戦略を立てられることのできる人が有利になるというある意味で不合理な競争になっています。ところが、高校生が独力でそのような情報戦を戦い抜けるかというと、そういうことを最初からできる人はほんの一握りです。しかし、幸い、情報環境は充実しているので、インターネットや模試や過去問を利用すれば、高校生でも自分なりの戦略を立てていくことは可能です。ほとんどの学校は、このような情報戦をバックアップしてくれません。大手の予備校もほぼ同じです。これから高校3年生になるみなさんは、自分の力で受験の戦略を立てるようにがんばっていってください。

この記事に関するコメント
コメントフォームへ。

同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
大学入試(14) 
コメント1~10件
【重要】在籍生 森川林
各種検定リストを追加しました。 暗唱検定 https 11/3
記事 5599番
音声をテキスト 森川林
ICレコーダーで文章を書く人のためにアドバイスすると、 u 11/1
記事 5596番
勉強なんて、誰 森川林
四行詩という新しいジャンル。 何か考えたいことがあって、文 10/31
記事 5591番
10月から読解 森川林
読解検定は、生徒の書いた解説に対して、もっと詳しいコメントを 10/31
記事 5592番
2026年10 森川林
「アオキ差すトド」って覚えやすい(笑)。変だけど。 10/31
記事 5593番
読解力、思考力 森川林
言葉の森は、作文というマイナーマーケットから、国語というより 10/31
記事 5594番
音声をテキスト 森川林
自分の場合、テキスト温泉は、nottaと同じかそれ以上の性能 10/31
記事 5596番
作文、読書中心 森川林
印刷については次のようにされるといいと思います。 問題文の 10/26
記事 5590番
作文、読書中心 NU
先生ありがとうございます。 会場検定はなくなったとのこと、 10/26
記事 5590番
作文、読書中心 森川林
 NUさん、ご連絡ありがとうございました。  10月から、 10/22
記事 5590番
……次のコメント

掲示板の記事1~10件
推薦図書リスト 森川林
推薦図書リストに「佐賀のがばいばあちゃん」を追加しました。 11/2
読書の森
Re: 万年筆 森川林
SMART-CLIP スマートクリップ (パイロット PIL 11/1
森川林日記
帰り道 森川林
 夕方、日限山から野庭団地に上り、  坂道を下って港南台に 11/1
森川林日記
万年筆 森川林
 ふと昔を思い出して、パイロットの万年筆を買った。(PILO 10/30
森川林日記
Re: 題名( 森川林
届いているメールアドレスをご連絡ください。こちらで消去いたし 10/28
森の広場
登録解除 スギモト
【承認待ち】 10/27
森の広場
メールまたはお 森川林
メール登録の解除は、届いているメールアドレスをお知らせくださ 10/27
森の広場
Re: 題名( 森川林
登録解除しました。 お手数をおかけしました。 10/27
森の広場
登録解除はお名 森川林
登録解除はお名前かメールアドレスをご連絡ください。 > 10/27
森の広場
登録解除 スギモト
【承認待ち】 10/27
森の広場

RSS
RSSフィード

QRコード


小・中・高生の作文
小・中・高生の作文

主な記事リンク
主な記事リンク

通学できる作文教室
森林プロジェクトの
作文教室


リンク集
できた君の算数クラブ
代表プロフィール
Zoomサインイン






小学生、中学生、高校生の作文
小学1年生の作文(9) 小学2年生の作文(38) 小学3年生の作文(22) 小学4年生の作文(55)
小学5年生の作文(100) 小学6年生の作文(281) 中学1年生の作文(174) 中学2年生の作文(100)
中学3年生の作文(71) 高校1年生の作文(68) 高校2年生の作文(30) 高校3年生の作文(8)
手書きの作文と講評はここには掲載していません。続きは「作文の丘から」をごらんください。

主な記事リンク
 言葉の森がこれまでに掲載した主な記事のリンクです。
■小1から高3まで、年間の作文指導と結びついた作文検定
●評価サンプル
●知識偏重の教育から思考力重視の教育へ
AIと独自アルゴリズムを組み合わせた「日本語作文検定」がリニューアル


●【重要】7月の新学期から作文用紙と封筒用紙の配布を廃止します――手書きの人は作文ノートの利用をおすすめします
●森からゆうびん2026年2月
●思考力を育てる作文教育

●本で最も進んでいるオンライン教育――少人数の対話と個別指導 無料体験学習 受付中。
●詰め込む学習から、創造する学習へ。小1から高3のオンライン少人数教育。小1から高3のオンライン少人数教育。
●担任制で対話のある、5人以内の少人数オンライン教育

●小学1、2年生は作文を始める適齢期です
●小学3・4年生は、作文がいちばん伸びる時期です
●小5・小6から、作文は「考える作文」に変わります。

●高校入試につながる作文力を、中学生から
●入試小論文に対応した作文評価を提供する作文検定(高校向け)
●入試小論文に対応した作文評価を提供する作文検定(塾高校向け)

●学校のための日本語作文検定(学校向け)
●学年ごとの「書く力」が一目でわかる(学校向け)
●総合型選抜・小論文評価業務に関するご提案(大学向け)

●学習塾のための日本語作文検定(塾向け)
●「書ける」ことが塾の強みになる(塾向け)
● 小1からのオンライン作文で、「読む力・書く力・考える力」を一生ものにします(生徒向け)

全国初の本格的な日本語作文検定作文の客観的評価で、誰でも作文が好きになり実力がつく。特許取得の独自のアルゴリズムとAIによる対話型600字講評。(学校塾向け)
●担任制で対話のある、5人以内の少人数オンライン教育 言葉の森
●詰め込む学習から、創造する学習へ。小1から高3のオンライン少人数教育。

●小1から始める作文と読書
●本当の国語力は作文でつく
●志望校別の受験作文対策

●作文講師の資格を取るには
●国語の勉強法
●父母の声(1)

●学年別作文読書感想文の書き方
●受験作文コース(言葉の森新聞の記事より)
●国語の勉強法(言葉の森新聞の記事より)

●中学受験作文の解説集
●高校受験作文の解説集
●大学受験作文の解説集

●小1からの作文で親子の対話
●絵で見る言葉の森の勉強
●小学1年生の作文

●読書感想文の書き方
●作文教室 比較のための10の基準
●国語力読解力をつける作文の勉強法

●小1から始める楽しい作文――成績をよくするよりも頭をよくすることが勉強の基本
●中学受験国語対策
●父母の声(2)

●最も大事な子供時代の教育――どこに費用と時間をかけるか
●入試の作文・小論文対策
●父母の声(3)

●公立中高一貫校の作文合格対策
●電話通信だから密度濃い作文指導
●作文通信講座の比較―通学教室より続けやすい言葉の森の作文通信

●子や孫に教えられる作文講師資格
●作文教室、比較のための7つの基準
●国語力は低学年の勉強法で決まる

●言葉の森の作文で全教科の学力も
●帰国子女の日本語学習は作文から
●いろいろな質問に答えて

●大切なのは国語力 小学1年生からスタートできる作文と国語の通信教育
●作文教室言葉の森の批評記事を読んで
●父母の声

●言葉の森のオンライン教育関連記事
●作文の通信教育の教材比較 その1
●作文の勉強は毎週やることで力がつく

●国語力をつけるなら読解と作文の学習で
●中高一貫校の作文試験に対応
●作文の通信教育の教材比較 その2

●200字作文の受験作文対策
●受験作文コースの保護者アンケート
●森リンで10人中9人が作文力アップ

●コロナ休校対応 午前中クラス
●国語読解クラスの無料体験学習