ログイン ログアウト 登録
 コミュニケーション・ラーニング(その2) Onlineスクール言葉の森/公式ホームページ
 
Onlineスクール言葉の森・サイト Onlineスクール言葉の森
記事 1106番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2026/3/20
コミュニケーション・ラーニング(その2) as/1106.html
森川林 2010/12/25 11:37 


 国語のセルフ・ラーニングは、経験と知識の裾野を広げる学習です。高学年になって国語の問題の出来が悪くなったときに、その前の学年に戻って国語の問題を解いても力はつきません。その高学年に応じた知識と経験の裾野を広げることが力をつける方法になるのです。(前回までの記事)


 したがって、実際に経験する、話を聞く、本を読む、知識を得るという裾野を広げる学習が、国語におけるセルフ・ラーニングになります。

 しかし、それは単に漢字や単語や熟語を身につけるというレベルではなく、文章によって表されたその状況の、感じ方、考え方、受け取り方、認識の仕方、つまり状況理解の仕方を身につけるというような裾野の広げ方なのです。つまり、国語的な理解の裾野とは、単語や熟語などの裾野ではなく、より長い文脈を持った裾野なのです。

 国語力を育てるセレフ・ラーニングは、状況理解の仕方の裾野を広げることで、その最も自然な形は、年齢が上がることによって知識と経験が増えるということです。

 しかし、算数のセルフ・ラーニングが、学んだことによって理解が進み、わからなかったことがわかるようになるという直接的な喜びがあるのに対して、国語におけるセルフラーニングは、裾野を広げたことが理解に直接結びつくという関係にないために、学ぶこと自体に喜びを見いだしにくいという特徴があります。

 そこで、国語の裾野を広げるセルフ・ラーニングの学習には、そのセルフ・ラーニングを支えるものとしてコミュニケーションが必要になってくるのです。



 国語におけるセルフ・ラーニングにどのようなものがあるかというと、第一に、幼児期における語り聞かせや読み聞かせです。

 第二に、学齢期における音読や暗唱という繰り返し読む学習です。

 第三に、読書や問題集読書のような幅広く読む学習です。

 第四に、作文という書く学習です。

 子供が、語り聞かせや読み聞かせを喜ぶのは、そこに親とのコミュニケーションがあるからです。だから、語り聞かせや読み聞かせは、楽しい雰囲気で進めることが大事です。

 音読や暗唱は、毎日の習慣になれば自然にできますが、それでも同じことを続けるというのは子供にとっては退屈なことです。そこで、その音読や暗唱を聞いて励ましてあげる身近な人が必要になります。これが、コミュニケーションです。

 読書は、読む力のないうちは、読んでいることを励ますことが必要になりますが、ある程度の読書力がついてくると、子供が自分で進んで読むようになります。しかし、問題集読書のような難しい文章の読書は、やはり身近な人がその内容を聞いて励ましてあげることが必要になります。

 そして、セルフ・ラーニングが最も難しいのが、作文を書く練習です。(つづく)



コメント欄

コメントフォーム
コミュニケーション・ラーニング(その2) 森川林 20101225 に対するコメント

▼コメントはどなたでも自由にお書きください。
さしすせ (スパム投稿を防ぐために五十音表の「さしすせ」の続く1文字を入れてください。)
 ハンドルネーム又はコード:

 (za=森友メール用コード
 フォームに直接書くよりも、別に書いたものをコピーする方が便利です。
同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
国語力読解力(155) 
コメント1~10件
【合格速報】東 ふつ
合格おめでとうございます。 毎週真剣に取り組み、どんどん上 1/7
記事 5403番
国語力、読解力 森川林
読検の解答は個別れんらくでお送りください。 12/29
記事 4331番
国語力、読解力 すみひな
本日の読解検定を受け忘れてしまいました。回答をどちらに送れば 12/27
記事 4331番
森リン大賞が示 森川林
作文力を上達させるコツは、褒めることでも直すことでもなく、書 12/13
記事 5398番
作文コンクール 森川林
 子供たちの教育で大事なのは、知識の詰め込みではなく、読書と 12/10
記事 5395番
読書と作文が子 森川林
 小学生時代は、勉強よりも読書。  中学生以上は、勉強と同 12/9
記事 5394番
子どもの文章力 森川林
今の受験は知識の詰め込みの勉強になっています。 考える問題 12/8
記事 5392番
作検研究。森リ 森川林
作文は、褒められても注意されても、そこに客観的な基準がなけれ 12/7
記事 5391番
「作文検定」「 森川林
 今は、AI社会の前夜。  昔は新聞やテレビが中心だった。 12/7
記事 5390番
AI時代に子ど 森川林
AI時代には、先生の役割は「教えること」ではなくなります。 12/6
記事 5389番
……次のコメント

掲示板の記事1~10件
そういう未来が 森川林
 自分には、そういう未来が見える。 >  子犬がいつも 3/14
森川林日記
子犬がいつも楽 森川林
 子犬がいつも楽しく走り回るように、  人間も、生まれてか 3/14
森川林日記
AIの可能性と 森川林
 AIの可能性と限界とは、裏返せば人間の可能性と限界というこ 3/14
森川林日記
Re: 2月分 森川林
 お返事遅れて失礼。 問2のAが×なのは、 「……助 3/7
国語読解掲示板
ChatGPT 森川林
少し大きな話になりますが、かなり現実的な話として書きます。 3/6
森川林日記
Claudeに 森川林
作文検定が成功する確率は何%ぐらいだと思う(笑) (笑 3/6
森川林日記
今後の政治経済 森川林
 Claudeがいちばん自分の考えにぴったり合っていた。 3/6
森川林日記
故障が3件 森川林
 朝、ICレコーダのスイッチが故障した。  オリンパスに問 3/4
森川林日記
AIにふりがな 森川林
●内容(ないよう)には点数(てんすう)をつけませんが、次(つ 2/26
森川林日記
2月分 なかそう
中学2年生の読解検定の質問です。問題3のAは本文の4行目〜5 2/25
国語読解掲示板

RSS
RSSフィード

QRコード


小・中・高生の作文
小・中・高生の作文

主な記事リンク
主な記事リンク

通学できる作文教室
森林プロジェクトの
作文教室


リンク集
できた君の算数クラブ
代表プロフィール
Zoomサインイン