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集中力をつけるもう一つの方法 as/1734.html
森川林 2013/02/04 09:28 



 今日のfacebook記事に、次のような記事を書きました。その追加の話です。

====facebook記事より====
 早く終わっていいことがあるなら、早く終わるけど、
 早く終わって新しい勉強が追加されるだけなら、ゆっくりやっていこう。
 そういうことを子供のころから繰り返していると、集中せずにやることが身についてしまいます。

 集中力をつける一つの方法は、小さいころからお手伝いをさせることです。
 お手伝いのような本当は面倒なことを毎日繰り返しやっていると、手際よく仕事を済ませる習慣が身につきます。
 しかし、現代のような電化社会では、苦労してお手伝いするようなことがあまりないので、そこは工夫が必要です。

 集中力をつけるもう一つの方法は、勉強に関しては、時間で計らず分量で量ることです。
 その点、お手伝いは、時間ではなく分量で量るのは自然だからいいのです。
 ○時から○時まで勉強するというのではなく、○○を○○ページまでという形にすれば、自然に早く済ませるようになります。
 ただし、早く済んだから新しい勉強を追加させようとしてはだめ(笑)。
 何度かそういうことをすると、子供は意地でもゆっくりやるようになります。

 子育てにも、それなりの作戦が必要なのです。
 いちばんいい基準は、自分がもし子供だったらそうされたらどうかと考えることです。
====

 その追加。

 集中力をつける第三の方法は、目標を明確化し、それをできるだけ数値化し、それをできればグラフ化し、自分の目標と達成度が自分自身にビジュアルに見えるようにすることです。
 他人に見せたり他人と競争したりするのではなく、自分の目に見えれば、人間は自然に集中してやるようになるのです。

 しかし、今の社会では、こういう工夫があまり教えられていません。
 昔の親の世代は、生きるのに必死だった時代を経ているので、自然に集中して仕事をする癖がついていますが、子供の世代は生まれたときからそれなりに豊かだったために、集中しないで生きる癖がついているのです。

 そのため、子供が勉強をなかなかしないことに親が業を煮やすと、すぐ塾に行かせるようなことを考えます。
 塾に行けば、勉強の場所と時間が強制されるので、嫌でも勉強するようになりますが、それは逆に自分で工夫して勉強する機会を失うことにもなるのです。

 社会に出れば、そういう塾に行くような外からの強制はありません。
 みんな、自分で自分を律して生きています。
 だから、子供のころから、遠回りのように見えても、自分で自分を励まして勉強したり仕事をしたりする機会を作っていくといいのです。


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