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厚い問題集を1回やるよりも、薄い問題集を何度も繰り返す as/2328.html
森川林 2015/03/09 21:09 


 勉強の鉄則は、できないところが一つもなくなるまで、何度も同じことを繰り返すことです。
 しかし、現在のような教材の豊富な時代は、この繰り返すということができない子が多いのです。

 読書も同じです。同じ本を何度も繰り返して読む子は、その本から多くのものを吸収します。逆に、一度読んだからもう読まないという読み方で、新しい本を次々に読む子は、あまり読書力がつきません。
 昔は、本が少なかったので、自然に同じ本を何度も繰り返し読む習慣がつきました。今は本が多すぎるので、同じ本を繰り返し読むための環境がなくなっているのです。

 繰り返しの勉強を当然のように思わせるには、低学年のころから繰り返しの勉強に慣れておく必要があります。
 低学年のころから、次々に新しい問題集を解かせるような勉強をしていると、学年が上がってから同じ問題集繰り返し解くという勉強がしにくくなります。

 人間は、飽きる動物なので、子供も大人も、同じことを何度も繰り返すよりも、新しいことを次々とやりたがるものです。
 しかし、何かを身につけるとき、この新しいことを次々とというやり方は最も効果の出ない方法なのです。

 市販の問題集や通信教育の教材には、共通する弱点があります。それは、例えばその問題集を解くときに、問題集のページにそのまま答えを形になっているものが多いことです。

 低学年のまだ間違いがほとんどない次期ならそれでいいかもしれません。しかし、学年が上がってくると、何度やっても間違えるとか、解法を読んでも理解できないとかいう問題が出てきます。
 このとき、1冊の問題集を何度も繰り返すという勉強が生きてくるのです。

 家庭学習で、1冊の問題集を何度も繰り返すという勉強がなかなかできないのは、新しいものを次々と与えた方が、子供が楽しんでやるからです。
 しかし、新しいものを次々とやるのは、結局できることを次々とやることですから、勉強ではなくただの作業になることが多いのです。
 そういう作業的な勉強法を克服するために行っているのが、言葉の森の寺子屋オンエア教育です。


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