ゲストさん ログイン ログアウト 登録
 国語力アップの秘訣(1)――読む力をつける Onlineスクール言葉の森/公式ホームページ
 
記事 3045番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/4/18
国語力アップの秘訣(1)――読む力をつける as/3045.html
森川林 2017/09/20 05:55 

 国語力というものは、一般につけにくいものだと思われています。

 国語の問題集をいくら解いても、国語力がつくようになるとは思えません。 学校や塾で国語の授業をいくら熱心に聞いても、国語ができるようになるとは思えません。

 国語というのは、目標も手段もあてのない教科だと思われているのです。

 確かに、国語の点数を上げるコツというものはあります。
 それは読解のコツ、記述のコツを身につけることです。
 作文のコツというものもあります。

 しかし、そのコツ、つまりテクニックでできる部分は、氷山で言えば水面の上に出ているところに限られています。
 水面に沈んでいるところの国語力は、どうやって伸ばしたらよいか分からないというのが、多くの人の正直な感想だと思います。

 この水面下に沈んでいる国語力というものは、一言で言うとその学年相当よりも少し難しい文章を読み取る力です。

 国語の勉強を何もしていないのに、最初から国語の成績のよい子がいます。
 そういう子に共通しているのは、小さいころから本をよく読んでいることです。
 しかも、その本は、その学年の子にとってはやや難しい文章のものも含まれていて、それを自分から進んで読んでいるのです。

 したがって、国語力をつけるためには、少し難しい文章を読む時間を増やすことです。

 その一つのポイントは、作文感想文の勉強をする中で、感想文のもとになる長文を読み取る練習をすることです。

 感想文を書くために元の長文を何度も読み、両親に関連する話などを取材していくと、その文章を読み取る力がついてきます。
 それを繰り返すことで、難しい文章も読み取れる国語力がついてきます。

 言葉の森の作文で、課題の長文の音読と、似た話の身近な人への取材をすすめているのは、作文を書く準備とともに、国語力をつけるためでもあるのです。

 もう一つは、その学年にとって少し難しい文章、つまり国語の問題集に出てくるような文章を毎日読むようにすることです。
 これを、言葉の森では、問題集読書という名前で呼んでいます。
 しかし、この問題集読書を続けるには、少し工夫が必要なのです。


 国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
国語力読解力(155) 問題集読書(33) 自主学習クラス(0) 

コメント欄

森川林 2017年9月20日 5時58分 1 
 国語力というものは、短時間でもいいので毎日続けることでついてきます。 何を続けるかというと、読書や長文音読や問題集読書です。
 国語は、音楽やスポーツのような、体に覚えさせることで力がつく科目です。
 これが、理屈がわかれば力がつくほかの教科の勉強と違うところです。
 毎日続ける勉強で大事なのは、家庭学習を基本とすることです。
 国語は塾や学校で行う勉強ではなく、家庭で行う勉強なのです。


nane 2017年9月20日 5時59分 1 
 国語の問題集は、解くものではなく読むものです。
 問題を解く勉強をすると、結局、合っていた、間違っていたという確認で終わってしまいます。
 読む勉強であれば、解く勉強にかける時間の5倍以上の勉強ができます。
 そして、問題と答えを読んで、どうしてその答えになるかを理解していけばよいのです。


コメントフォーム
国語力アップの秘訣(1)――読む力をつける 森川林 20170920 に対するコメント

▼コメントはどなたでも自由にお書きください。
へほまみ (スパム投稿を防ぐために五十音表の「へほまみ」の続く1文字を入れてください。)
 ハンドルネーム又はコード:

 (za=森友メール用コード
 フォームに直接書くよりも、別に書いたものをコピーする方が便利です。
同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
国語力読解力(155) 問題集読書(33) 自主学習クラス(0) 
コメント1~10件
国語読解問題の 森川林
 あるとき、高3の元生徒から、「国語の成績が悪いのでどうした 3/28
今日は読書3冊 森川林
苫米地さんの「日本転生」は必読書。 3/25
共感力とは何か 森川林
言葉の森のライバルというのはない。 森林プロジェクトで 3/23
3月保護者懇談 森川林
 いろいろ盛りだくさんの内容ですが、いちばんのポイントは、中 3/22
中学生、高校生 森川林
 意見文の書き方で、もうひとつあった。  それは、複数の意 3/14
【合格速報】栃 森川林
 おめでとう!  受験勉強中も、硬い説明文の本をばりばり読 3/13
受験作文と入試 森川林
将来の作文入試は、デジタル入力になり、AIで自動採点するよう 3/13
大学入試が終わ 森川林
大学生になっていちばん大事なことは学問に志すこと。 18歳 3/12
【合格速報】東 森川林
 T君、いつも椅子に腹ばいになってずっと本を読んでいたものね 3/11
1月の森リン大 森川林
 小1から高3までの作文が並ぶと、学年に応じて、みんなの考え 3/11
……次のコメント

掲示板の記事1~10件
日本復活の道筋 森川林
 工業製品を経済発展の原動力をした資本主義は終わりつつある。 4/17
メモ 森川林
https://www.mori7.com/za2024a0 4/16
単なる作業 森川林
勝海舟は、辞書を買うお金がなかったので、ある人から夜中だけ辞 4/8
勉強は、人に教 森川林
勉強は、人に教えてもらうのではなく、 自分で学べばよい。 4/7
タイマー勉強法 森川林
 勉強も、家事も、仕事も、やらなければならない細かいことがた 4/2
人間の役割 森川林
うちの子が1歳か2際のとき、 車で30分ほどの三浦海岸につ 4/2
舞岡のシラサギ 森川林
舞岡八幡宮に行ったら、帰りにシラサギがいた。 3/29
身体や物理的現 森川林
身体や物理的現実は、時間や空間に限定されているが、意識はそれ 3/29
メジロとか、ヒ 森川林
メジロとか、ヒヨドリとか、スズメとか、ヤマバトとかが、毎日わ 3/28
批判と創造 森川林
人を批判することはたやすい。 大事なことは、批判ではなく創 3/27

RSS
RSSフィード

QRコード


小・中・高生の作文
小・中・高生の作文

主な記事リンク
主な記事リンク

通学できる作文教室
森林プロジェクトの
作文教室


リンク集
できた君の算数クラブ
代表プロフィール
Zoomサインイン






小学生、中学生、高校生の作文
小学1年生の作文(9) 小学2年生の作文(38) 小学3年生の作文(22) 小学4年生の作文(55)
小学5年生の作文(100) 小学6年生の作文(281) 中学1年生の作文(174) 中学2年生の作文(100)
中学3年生の作文(71) 高校1年生の作文(68) 高校2年生の作文(30) 高校3年生の作文(8)
手書きの作文と講評はここには掲載していません。続きは「作文の丘から」をごらんください。

主な記事リンク
 言葉の森がこれまでに掲載した主な記事のリンクです。
●小1から始める作文と読書
●本当の国語力は作文でつく
●志望校別の受験作文対策

●作文講師の資格を取るには
●国語の勉強法
●父母の声(1)

●学年別作文読書感想文の書き方
●受験作文コース(言葉の森新聞の記事より)
●国語の勉強法(言葉の森新聞の記事より)

●中学受験作文の解説集
●高校受験作文の解説集
●大学受験作文の解説集

●小1からの作文で親子の対話
●絵で見る言葉の森の勉強
●小学1年生の作文

●読書感想文の書き方
●作文教室 比較のための10の基準
●国語力読解力をつける作文の勉強法

●小1から始める楽しい作文――成績をよくするよりも頭をよくすることが勉強の基本
●中学受験国語対策
●父母の声(2)

●最も大事な子供時代の教育――どこに費用と時間をかけるか
●入試の作文・小論文対策
●父母の声(3)

●公立中高一貫校の作文合格対策
●電話通信だから密度濃い作文指導
●作文通信講座の比較―通学教室より続けやすい言葉の森の作文通信

●子や孫に教えられる作文講師資格
●作文教室、比較のための7つの基準
●国語力は低学年の勉強法で決まる

●言葉の森の作文で全教科の学力も
●帰国子女の日本語学習は作文から
●いろいろな質問に答えて

●大切なのは国語力 小学1年生からスタートできる作文と国語の通信教育
●作文教室言葉の森の批評記事を読んで
●父母の声

●言葉の森のオンライン教育関連記事
●作文の通信教育の教材比較 その1
●作文の勉強は毎週やることで力がつく

●国語力をつけるなら読解と作文の学習で
●中高一貫校の作文試験に対応
●作文の通信教育の教材比較 その2

●200字作文の受験作文対策
●受験作文コースの保護者アンケート
●森リンで10人中9人が作文力アップ

●コロナ休校対応 午前中クラス
●国語読解クラスの無料体験学習