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 小1親子作文をはじめとする寺子屋オンライン作文クラスと森林プロジェクトの講師 Onlineスクール言葉の森/公式ホームページ
 
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小1親子作文をはじめとする寺子屋オンライン作文クラスと森林プロジェクトの講師 as/3407.html
森川林 2018/09/17 14:24 

 言葉の森で今考えているビジョンは、小1の親子作文をはじめとする寺子屋オンライン作文の運営を、森林プロジェクトの講師中心に行っていくことです。

 それは、寺子屋オンラインという少人数クラスの運営は、現在の電話のマンツーマン指導とは、システムがかなり違ってくるからです。
 しばらくは、個別電話通信と、寺子屋オンラインの少人数クラスとの併存状態が続きますが、いずれ近いうちに、寺子屋オンライン作文の少人数クラスが中心となり、個別電話指導は特別な希望による場合のものになると思います。

 今のインターネットの技術革新を見ていると(というほど、大きな技術革新ではなく、むしろ技術の急速な普及という面の方が大きいのですが)、この変化は予想よりも速く進むと思います。

 もう既に、学校教育という、リアルな教室とリアルな先生とリアルな教科書にもとづいたシステムは、限界に来ているように思います。
 今後、唯一リアルなものとして残るのは、リアルな友達関係だけになるでしょう。

 ですから、今後、リアルな教育が、バーチャルな教育に取って代わられたあと、その後、友達関係を中心に再び新しいリアルな教育が登場するという流れになっていくと思います。

 子供たちが勉強する際に最も大事なものは、昔は学校でした。
 今でも、途上国では、学校の不足が教育の普及を遅らせている面があります。
 しかし、学校が提供してきた教室、先生、教科書は、今ではネット上で自由に選べる選べるようになっています。
 だから、教育で最も大事なものが、学校という物の世界から、学ぶ意欲へと意識の世界へと変わってきたのです。

 今の子供たちは、ありあまるほど豊かな教育環境の中に置かれています。
 しかし、それが、かつての貧しかった教育環境時代より教育効果を生み出しているかというとそれは疑問です。
 不足しているのは、今は、環境ではなく意欲の方なのです。

 これまでの教育体制のもとでは、意欲を喚起するものは、競争や賞罰と考えられてきました。
 人間は身体的な存在ですから、今でも競争と賞罰は意欲の手段としては有効です。
 しかし、次第にその効果は薄れてきています。
 競争にも賞罰にもあまり関心を示さない子が増えてきているのです。
 それは、小さいころからあまりに頻繁に競争と賞罰の環境に置かれてきたからです。
 それは、子供の教育というよりも、むしろ子供のコントロールに近いものです。
 子供は新しいことがわかってうれしいとか、自分が上手にできるようになってうれしいとかいうことよりも、百点が取れてうれしいとか、成績が上がってうれしいとか、勝負に勝ってうれしいとか、そういう方向に喜びの感覚を育てています。

 大事なことは、子供の成長なのですが、成長のための教育と、コントロールのための教育はきわめて似通っているので、始めは教育として行われていたことが、やがてコントロールが目的となってしまうこともあります。
 教育とコントロールの違いは、子供が学ぶことに飽きるかどうかです。
 コントロールされすぎた子は、自覚する年齢になると勉強に飽きてしまうことがあるのです。

 寺子屋オンラインの教育は、そういうコントロールの教育ではなく、成長のための教育を目指していきたいと思っています。
 そのための新しい人材の受け皿が、森林プロジェクトなのです。


 国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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森川林 2018年9月17日 14時33分  
 寺子屋オンラインの教育は、googleハングアウトやZoomが利用できるようになってからスタートしたものですから、まだ歴史はかなり浅いです。
 36年間続けてきた作文指導とは、作り込まれ方がかなり違います。
 しかし、それでも、このオンラインの少人数クラスというのは、やり方によっては大きな可能性と秘めていると思います。
 また、言葉の森のほかのオンライン教育との違いは、オンラインだけに向かうのではなく、合宿教室というリアルな教育との連携があることです。
 この合宿教室もまだスタートしたばかりなので、これから作り込むところです。
 未来の教育は、今の教育の形態とはかなり違ったものになってくると思います。

nane 2018年9月17日 14時45分  
 子供たちを教える先生という仕事では、知識や技能の占める割合はかなり小さいです。
 それよりも大事なのは、子供たちを肯定する人間性です。
 そして、子供たちよりも大きな視野に基づいた希望を持っていることです。
 それは、子供たちが成長途上であるように、先生もまた前進する途中にある存在だからです。


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