ゲストさん ログイン ログアウト 登録
 勉強が楽しいものという感覚を持つために Onlineスクール言葉の森/公式ホームページ
 
Onlineスクール言葉の森・サイト Onlineスクール言葉の森
記事 3988番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/4/23
勉強が楽しいものという感覚を持つために as/3988.html
森川林 2020/02/03 20:40 

 日曜日9時の作文読解クラスでは、小学1年生から4年生までの子供たちが、毎回作文の準備をし楽しく発表しています。

 低学年の自由な題名課題が多いせいもあり、一週間の間に行った出来事を写真や動画で発表する人が結構います。

 あるとき、YouTubeの動画で作文の準備をアップロードした子がいて、それを見た他の子供たちも、作文の予習をYouTubeでアップロードしたがるようになりました。

 毎回そういうことを続けるのは大変なときもあると思うので、たまに構想図だけの発表や、場合によっては口頭だけの発表になってもいいと思います。
 しかし、この毎回の子供たちとお母さんの作文の準備の発表は、あとになると必ずいい思い出になります。

 私(森川林)も、子供が保育園に通っていたころ、連絡ノートに毎日、子供に関する笑い話のようなことを書くようにしていました。
 朝の忙しいときですから結構大変でしたが、今になってそのノートを読み返してみると、当時の忙しかった中でも面白かった子供との交流が思い出されてきます。

 現在、小学校低中学年の子のお母さんは、子供の作文の予習の準備や創造発表クラスの発表の準備などで苦労しているだろうと想像できますが、それは何年かたつと、必ず懐かしい思い出になっていると思います。

 親子でそのような関わりが持てる時期は、小学校時代のほんのわずか数年で、子供が大きくなるともうそのような交流はできなくなります。
 だから、しばらくの間の辛抱だと思って、子供と楽しく作文や発表の準備をしていってくださるといいと思います。

 この苦労がどういうところでプラスになるかというと、それはただいい思い出になるというだけではありません。

 子供は、お母さんやお父さんの後ろ姿を見て育ちます。
 お母さんが、毎週と作文や発表の準備で、いろいろな実験や経験を工夫して苦労しながらも楽しんでいる様子を見せると、子供は勉強というものは本来楽しいものだという感覚を持つようになります。
 これが最も重要なことなのです。

 今の子供たちの多くは、勉強は辛くて苦しいもので、面倒だが我慢してやるものだという感覚を持っています。
 そういう子供たちが大きくなり、大学生になり、社会人になると、受験が終わったからもう勉強はしなくて済むというふうな考え方になります。

 勉強は、本当は自分が自由な時間を持てるようになってから、自分から進んで楽しいものとしてやっていくものです。

 この勉強の面白さというものを感じることができるのが、お母さんやお父さんが楽しそうに勉強的なことをしていた後ろ姿なのです。


 対話と個別指導のあるオンライン少人数クラスの作文教室
小1から作文力を上達させれば、これからの入試は有利になる。
志望校別の対応ができる受験作文。作文の専科教育で40年の実績。

コメント欄

森川林 2020年2月3日 20時44分  
 子供は、お父さんやお母さんの後ろ姿と見て育ちます。
 お母さんが、勉強は楽しいものだという気持ちで取り組んでいれば、子供も自然にそういう気持ちになります。
 お母さんが、苦しいけれど我慢してやるものだと思っていれば、子供も自然にそう思うようになります。
 勉強を一生続けていくためには、この楽しいという感覚が大事なのです。



nane 2020年2月3日 20時47分  
 作文の予習の準備をyoutubeにアップロードしている人がいて、なるほどと思いました。
 創造発表クラスの発表などは、youtubeにアップロードしておくと、田舎のおじいちゃんおばあちゃんも一緒に楽しめると思います。
 勉強の面白さは、いい点を取る面白さももちろんありますが、それよりも本質的なのは発表と交流の面白さなのです。


コメントフォーム
勉強が楽しいものという感覚を持つために 森川林 20200203 に対するコメント

▼コメントはどなたでも自由にお書きください。
すせそた (スパム投稿を防ぐために五十音表の「すせそた」の続く1文字を入れてください。)
 ハンドルネーム又はコード:

 (za=森友メール用コード
 フォームに直接書くよりも、別に書いたものをコピーする方が便利です。
同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
教室の話題(26) 教育論文化論(255) 
コメント1~10件
森リンベストの 森川林
じすけ君、ありがとう。 統合失調症のような、また似たような 4/21
森リンベストの じすけ
こわばんは 今日は元気一杯、体験発表をさせて頂きます。 4/20
国語読解問題の 森川林
 あるとき、高3の元生徒から、「国語の成績が悪いのでどうした 3/28
今日は読書3冊 森川林
苫米地さんの「日本転生」は必読書。 3/25
共感力とは何か 森川林
言葉の森のライバルというのはない。 森林プロジェクトで 3/23
3月保護者懇談 森川林
 いろいろ盛りだくさんの内容ですが、いちばんのポイントは、中 3/22
中学生、高校生 森川林
 意見文の書き方で、もうひとつあった。  それは、複数の意 3/14
【合格速報】栃 森川林
 おめでとう!  受験勉強中も、硬い説明文の本をばりばり読 3/13
受験作文と入試 森川林
将来の作文入試は、デジタル入力になり、AIで自動採点するよう 3/13
大学入試が終わ 森川林
大学生になっていちばん大事なことは学問に志すこと。 18歳 3/12
……次のコメント

掲示板の記事1~10件
4月保護者懇談 森川林
シラン ●今後の「森からゆうびん」の学習デ 4/22
マスクにしても 森川林
マスクにしても、ワクチンにしても、消毒にしても、 自分たち 4/21
イエスも釈迦も 森川林
イエスも釈迦も、理想の社会を築きたいと思っていた。 しかし 4/21
日本復活の道筋 森川林
 工業製品を経済発展の原動力をした資本主義は終わりつつある。 4/17
メモ 森川林
https://www.mori7.com/za2024a0 4/16
単なる作業 森川林
勝海舟は、辞書を買うお金がなかったので、ある人から夜中だけ辞 4/8
勉強は、人に教 森川林
勉強は、人に教えてもらうのではなく、 自分で学べばよい。 4/7
タイマー勉強法 森川林
 勉強も、家事も、仕事も、やらなければならない細かいことがた 4/2
人間の役割 森川林
うちの子が1歳か2際のとき、 車で30分ほどの三浦海岸につ 4/2
舞岡のシラサギ 森川林
舞岡八幡宮に行ったら、帰りにシラサギがいた。 3/29

RSS
RSSフィード

QRコード


小・中・高生の作文
小・中・高生の作文

主な記事リンク
主な記事リンク

通学できる作文教室
森林プロジェクトの
作文教室


リンク集
できた君の算数クラブ
代表プロフィール
Zoomサインイン