養老孟司さんは、子供のころ虫が好きで、たくさんつかまえては標本などにしていたから、それを供養するために虫塚を作ったそうだ。
養老さんの話が面白いのは、すべて個性的な発想と体験に基づいているからだ。
個性のある人は、生き残り、個性のない人は社会に埋没する。
個性は、無駄なことや役立たないことに熱中し、やり続ける中で生まれる。
その個性の反対は、役に立つこと、みんなから認められること、効率のよいこと、今の社会の価値観に合っていることだ。
社会の価値観にぴったり合っているということは、今の社会と区別がつかないことだから、せいぜい優劣でしか自分の存在を示せない。
楽しい人生を送るためには、役に立つか立たないかという今の社会の価値観から離れて、自分の好きなことをしようと心がけることだ。