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なぜ褒めることが大切か―褒め方のコツ as/879.html
森川林 2010/04/23 02:17 
修 削


 最初から話が飛びますが、量子の世界では、観察する人が観察される対象を変容させると言われています。意識が物質に影響を及ぼすということです。

 「レモン」という言葉を聞くと唾液が出るという仕組みは、意識が物質に影響する一つの例ですが、実はこういう簡単なことが、現在の科学ではまだよくわかっていません。

 しかし、実感として、意識は、ある範囲での物質的現象に影響を与えるということは、多くの人が感じています。

 昔、不治の病と言われたような病気も、明るい気持ちで漫才などを聞いていると快方に向かうというのが、真面目な研究として行われています。

 自分の意識が自分の身体に影響を及ぼすのと同じように、自分の意識は他人の意識にも影響を与えます。

 例えば、家庭で両親のどちらかが子供を叱ると、もう一方の親も子供を叱りたい気持ちになってきます。気分が伝染するのです。そういうときこそ、もう一方の親は優しく明るくカバーしてあげることが大切です。

 ある物や、ある人は、客観的に存在するだけでなく、意識ある存在から「見なされて」存在するという面を持っています。

 量子の世界で、エンタングルメントという現象があります。量子レベルの一つの小さな粒子が二つに分かれると、その二つはどんなに距離が離れていても、まるで一つであるかのようにふるまうというのです。これは、光速よりも速いものはないという原理と矛盾するようですが、そうではありません。離れた二つの粒子は、実は二つの粒子ではなく、一つのものの二つの現れに過ぎないと見なされているのです。

 このことは、褒めることにもつながります。(やっとつながった)

 子供が悪いことをしたり、又は悪い成績を取ってきたりしたときに、親が、「やっぱりこの子はダメなんだ」と思えば、その意識は量子レベルでその子の未来を変えます。

 集団の中であくびが伝染するように、「ダメなんだ」という意識が、子供の意識にも伝染していくのです。すると、肝心な場面で、子供は、「やっばり、自分はダメなのかもしれない」と思うようになります。

 オリンピックのような大舞台では、普段よりもよい記録を出せる人と、普段の実力が発揮できない人とがいます。その差は、実は、子供時代にあって、叱られたり注意されたりしたことが多い子は、いざというときに実力を発揮できないというのです。肝心な場面のときほど、わずかな意識の差が大きく出てくるということです。

 ですから、親の子供に対する見方は、常に、「この子は本当はよい子で、絶対に大丈夫」と思って見ることです。

 しかし、人間は身体を持った存在なので、ただ見るだけでは不十分です。褒め方のコツは、できるところまでやらせて、「ほら、大丈夫でしょう」と言ってあげることです。

 子供に苦手なことがあった場合、その苦手をそのままにして、親が、「大丈夫」といっても、その言葉には実感が伴いません。

 例えば、暗唱の場合、100字の暗唱が大変であれば、50字までに絞って言えるようにするとか、30回でできない場合は、親がつきっきりで40回でも50回でもやらせて、最終的に「できた」と言えるところまで持っていき、「ほら、大丈夫でしょう」と言う、ということです。

 作文が書けないときも同様です。字数の目標を、その子の学年の50倍ぐらい(小2なら100字、小4なら200字)にまで縮めて書かせるとか、それでも書けないときは、親が近くで文を言ってそれをそのまま書かせるという形で、何しろ書き上げさせるようにします。そして、「ほら、できたでしょう」と褒めれば、それが裏づけのある褒め方になります。

 ダメな子というのは、一人もいません。みんな、大きな可能性を持っています。周りの大人がその子の明るい未来に目を向ければ、その子は自然にそういう未来に向かって成長していくのです。え



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