■都立国際高校 2009年度 60分 600字。
「べき」という意見と、複数の方法で書いていくといいでしょう。
第一段落は、状況実例。「私たちは、多種多様な情報に囲まれて暮らしている。朝、起きれば、新聞やテレビのニュースが飛び込んでくる。インターネットで必要な情報を検索すれば……。私たちは、これらの情報に流されるのではなく、情報を主体的に活用していくべきではないだろうか。」など。
第二段落は、方法1。「そのための方法は、第一に、情報を実際の経験に結びつけることだ。例えば、世界にはまだ貧しい国がたくさんあるという情報を知ったら、その国に行ってみるというようなことだ。私は、一年前の夏休み、ひとりで東北まで自転車で行った。そのとき経験したことは……。」など。
第三段落は、方法2。「第二の方法は、情報をただ受け入れるだけでなく、自分からも発信していくことだ。私の友達には、自分のブログを作っている人が多い。私も、ブログでよく自分の考えなどを発表している。自分から情報を発信しようとすると、ただ単に情報を知っているだけでなく、それを消化して考える知性が必要になってくる。先日も、私は、消費税のことについて記事を書こうとして、自分が詳しい知識をあまり持っていないことに逆に気づいた。このように……。」など。
第四段落は、反対理解とまとめ。「確かに、情報は、判断や行動の前提だ。正しい情報をまず手に入れることが大事で、そのための情報の価値は当然ある。しかし、その情報を手に入れることだけで満足するのではなく、その情報を経験や知性に結びつけることによって、より価値あるものにしていくのが、私たちのするべきことではないか。」など。
■名古屋大教育学部附属高校 2012年 600-800字
第一段落は、状況実例。「遺伝子組み換え作物は、年々増加し、アメリカにおけるダイズ、トウモロコシ、わたなどは、2010年には90%前後の作付面積を占めるまでになっている。例えば、・・・・・・」など。
第二段落は、意見1。「遺伝子組み換え作物が栽培、流通するメリットは、第一に、農業の効率化だ。例えば病害虫に強い遺伝形質などと・・・・・・。第二のメリットは、遺伝子組み換えというバイオテクノロジーの技術が進歩することだ。遺伝子組み換えにはまだ未知の要素も多い。それを広く実験することができる。・・・・・・」など。
第三段落は、意見2。「遺伝子組み換え作物が普及することのデメリットもある。第一は、在来種が消滅してしまう危険性だ。自然の作物には多様な性質がある。遺伝子組み換えの単一の品種が広がることで多様な遺伝情報が失われてしまう可能性が高い。第二は、遺伝子組み換えが商業的に利用される危険性だ。例えば、特定の農薬や化学肥料と結びつかないと効果を発揮しない作物なども今後考えられる。第三に、最も大きい問題は遺伝子組み換え作物を摂取することによる長期的な副作用の危険性だ。・・・・・・」など。
第四段落は、まとめ。「このように考えると、遺伝子組み換え作物の是非を論じるよりも更に重要なことがある。それは、遺伝子組み換えに限らず、科学技術を、国民に公開された形で発展させる必要があるということだ。・・・・・・」など。