ログイン ログアウト 登録
 作文検定 | 言葉の森 | 作文教室【公式】
 
記事 4511番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2026/10/22
「起立、礼」と「終わりの一言」――一人ひとりが主体的に参加する授業 as/4511.html
森川林 2022/08/13 05:47 
修 削


 昔の学校では、授業の開始時に、日直が「起立」と言い、生徒全員が立ち上がり「礼」の言葉で、「よろしくお願いします」と一斉に言うような挨拶がありました。
 授業の終了時には、同じく、「起立、礼」「ありがとうございました」というような挨拶が行われていました。
 今は、そのような挨拶をしているところは、少ないと思いますが、全員が一斉に同じ行動をとるというまとめ方は、今でもよく行われていると思います。

 中根の担当しているオンライン4人クラスでは、最初は、「夏休み、どんなことをした?」と全員に聞くようなところから始まり、授業の終了時には、全員がそれぞれ、「終わりの一言」を言って終了にするというやり方をしています。

 この「終わりの一言」の言葉が、生徒それぞれに個性があります。
 「今日、友達とプールに行った」と言う子もいれば、「今日、これから花火をする」と言う子もいます。「自分の作ったダジャレ」を言う子もいれば、「将来の夢」を言う子もいます。「こんな嫌なことがあった」と言う子がいるときもあり、「こんないいことがあった」と言う子がいるときもあります。

 この一人ひとりの言葉を聞いていると、子供たちにはそれぞれの人生があるのだということが実感としてわかります。

 先生というような仕事は、これまでは、一斉に勉強を教えて、一斉にテストをして、一斉に評価するようなやり方で行われていました。
 いわゆる、「起立、礼」の一斉教育です。
 もちろん、それはそれでよかったのです。

 しかし、こういう一斉の仕事をしていると、たぶん、先生は、勉強の出来がいいとか悪いとかいう観点からしか子供を見られないようになると思います。

 しかし、社会に出れば、勉強の成績がどうだったかということは、かけっこの順番がどうだったかということを同じような、さまざまな違いのひとつでしかありません。
 それ以上に、もっと多様なそれぞれの子の個性と長所を生かすような形で、子供たちの社会生活は行われていくからです。

 オンライン4人クラスのいいところは、全員に発言する場があることです。
 子供たちは、みんな主体的に参加することが好きです。
 どんなに優れた講義であっても、人の話を聞くだけの授業は面白くありません。

 子供たちが、勉強よりも遊びが好きなのは、遊びは主体的に参加することができるからです。
 自分で勉強して、自分から発表するという授業があれば、それは遊びと同じような主体的に参加できる勉強の時間になると思います。

この記事に関するコメント
コメントフォームへ。

同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
未来の教育(31) 言葉の森のビジョン(51) 

記事 4510番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2026/10/22
毎週の読書紹介で、どの子も本をよく読むようになるが、そのあとは、もっと質の高い本を読むようにしよう as/4510.html
森川林 2022/08/12 10:32 
修 削


●https://youtu.be/uNoSOTeaCAA

 オンライン4人クラスでは、毎回、授業の最初に15分ほどの時間を取って、読書紹介をしています。
 この読書紹介は、作文や国語読解のクラスだけでなく、算数数学や英語のクラスでも、行っています。
 読書は、あらゆる勉強のもとになる理解力を育てるからです。

 毎週の読書紹介によって、これまで本を読まなかった子も、毎日本を読むようになります。毎回、みんなの前で、自分の読んだ本を紹介するのですから、自然に読む習慣がついてきます。

 子供に読書をさせる企画や習い事は、いろいろありますが、この毎週の読書紹介が最も効果があり、最も手軽にできるものです。また、楽しくできて、子供たちの発表力もつきます。

 ところで、この読書紹介で、気になる点がひとつあります。
 それは、読む本の質が低い場合が多いことです。

 質が低いとは、どういうことかというと、低学年では、絵本や学習漫画のような絵の助けを借りて読ませるような本を読書として読んでいるということです。

 もちろん、読書は楽しむためのものですから、絵ばかりの本でもいいのです。しかし、読書というと、そういう本しかなく、文章を読む機会が少ないというのでは、読書力はつきません。読書力がつかないと、読書の本当の楽しさがわかりません。

 小学校高学年、中学生、高校生では、物語文の本ばかりを読んでいる生徒がかなりいます。
 もちろん、物語文の本は、感動を与えるものが多く、子供たちの心情を育てます。
 しかし、中には、殺人とか、ホラーとか、人間の低俗な心情に訴えるものも多く、ストーリーの面白さだけで読ませるものも少なくないのです。

 物語文の本ばかりを読書として読んでいると、高校生になり勉強が忙しくなると、そういう読書を続ける必要を感じなくなります。
 高校生の不読率が高いのは、それまで読んできた本の質が低いので、読書の本当の面白さがわからないからです。

 では、どういう読書の仕方をしたらいいのでしょうか。

 小学校低学年の場合は、お母さんが、文章の多い本を読み聞かせしてあげることです。子供自身の読書だけにまかせていては、いつまでも絵本や学習漫画的な本から抜け出せません。
 もちろん、絵本も学習漫画的もいいのです。読書は楽しむためのものだからです。しかし、大事なのは、それだけにならないことです。

 小学校高学年、中学生、高校生は、説明文の本を含めて、複数の本を並行して読んでいくことです。
 中学生や高校生にとって読みやすい説明文の本は、ちくまプリマーブックスや岩波ジュニア新書などから出ています。

 複数の本を並行して読んでいくためには、付箋読書が役に立ちます。小さい付箋(コクヨ タックメモ 付箋超ミニサイズ)を、読み終えたところに階段状に貼っていくのです。
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B000NNPYOG/ref=ppx_yo_dt_b_search_asin_title?ie=UTF8&psc=1
 1冊の本を読んでいて、飽きたら、もう1冊の本に切り替えます。
 この付箋読書をしていると、難しい本でも気軽に読み始めることができます。

 勉強と読書の関係は、次のようなものです。
 小学4年生ころまでの勉強は、考える力をあまり必要としないので、やれば誰でもできるようになります。
 しかし、小学5年生以降になると、勉強だけでなく、勉強の土台となる読む力と考える力がないと、学力が伸びないようになります。

 この傾向は、中学生、高校生になると、更にはっきりしてきます。また、大学生、社会人になると、もっとはっきりしてきます。読書をしていない人は、思考力の成長が止まってしまうのです。

この記事に関するコメント
コメントフォームへ。

yoko 20220815  ▽
知り合いに教えてもらって、夏期講習から参加させてもらっています。

本の質、耳の痛い話です。
うちの方は、学校で毎朝読書の時間があるので、本は読んでいますが
質はどんなのでもいいのかなと気になっていました。

小学高学年の、おすすめの本などありましたら教えて下さい。ホームページ内にありましたらぜひ教えて下さい。

森川林 20220816  ▽
 古い情報になりますが、下記のページに参考図書が載っています。
 しかし、いちばん手軽なのは、国語読解クラスで問題集読書を続けることです。

森川林 20220819  ▽
 リンク先が抜けていました。
https://www.mori7.com/tosyo/

yoko 20220820  ▽
お世話になります。
本の紹介のリンクありがとうございます!

読解クラスも引き続き受講できるように、検討していきます。ありがとうございます。

同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
読書(95) 
コメント341~350件
……前のコメント
子供はプログラ 森川林
 私は、プログラミングが好きです。  それは、新しい課題を 12/29
記事 4390番
言葉の森の作文 森川林
 久しぶりに作文発表会を行います。  日程は、1月29・3 12/21
記事 4385番
作文検定を実施 森川林
 作文検定を実施します。  今回は森リン点で進歩のあとがわ 12/20
記事 4384番
基礎学力コース 森川林
幼長、小1、小2対象の基礎学力コースの無料体験学習は、1月1 12/19
記事 4383番
作文の上達度は 森川林
 作文力がどのくらいついたかということは、本人にはわかりませ 12/17
記事 4382番
幼長、小1、小 森川林
 基礎学力コースは、小1の子にはおすすめです。  国語と算 12/5
記事 4377番
即自存在、対自 森川林
 中学生のころは、たぶん子供が人生で最も打算的に生きる時期で 12/3
記事 4374番
できた君の算数クラブ
代表プロフィール
Zoomサインイン






小学生、中学生、高校生の作文
小学1年生の作文(9) 小学2年生の作文(38) 小学3年生の作文(22) 小学4年生の作文(55)
小学5年生の作文(100) 小学6年生の作文(281) 中学1年生の作文(174) 中学2年生の作文(100)
中学3年生の作文(71) 高校1年生の作文(68) 高校2年生の作文(30) 高校3年生の作文(8)
手書きの作文と講評はここには掲載していません。続きは「作文の丘から」をごらんください。

主な記事リンク
 言葉の森がこれまでに掲載した主な記事のリンクです。
■小1から高3まで、年間の作文指導と結びついた作文検定
●評価サンプル
●知識偏重の教育から思考力重視の教育へ
AIと独自アルゴリズムを組み合わせた「日本語作文検定」がリニューアル


●【重要】7月の新学期から作文用紙と封筒用紙の配布を廃止します――手書きの人は作文ノートの利用をおすすめします
●森からゆうびん2026年2月
●思考力を育てる作文教育

●本で最も進んでいるオンライン教育――少人数の対話と個別指導 無料体験学習 受付中。
●詰め込む学習から、創造する学習へ。小1から高3のオンライン少人数教育。小1から高3のオンライン少人数教育。
●担任制で対話のある、5人以内の少人数オンライン教育

●小学1、2年生は作文を始める適齢期です
●小学3・4年生は、作文がいちばん伸びる時期です
●小5・小6から、作文は「考える作文」に変わります。

●高校入試につながる作文力を、中学生から
●入試小論文に対応した作文評価を提供する作文検定(高校向け)
●入試小論文に対応した作文評価を提供する作文検定(塾高校向け)

●学校のための日本語作文検定(学校向け)
●学年ごとの「書く力」が一目でわかる(学校向け)
●総合型選抜・小論文評価業務に関するご提案(大学向け)

●学習塾のための日本語作文検定(塾向け)
●「書ける」ことが塾の強みになる(塾向け)
● 小1からのオンライン作文で、「読む力・書く力・考える力」を一生ものにします(生徒向け)

全国初の本格的な日本語作文検定作文の客観的評価で、誰でも作文が好きになり実力がつく。特許取得の独自のアルゴリズムとAIによる対話型600字講評。(学校塾向け)
●担任制で対話のある、5人以内の少人数オンライン教育 言葉の森
●詰め込む学習から、創造する学習へ。小1から高3のオンライン少人数教育。

●小1から始める作文と読書
●本当の国語力は作文でつく
●志望校別の受験作文対策

●作文講師の資格を取るには
●国語の勉強法
●父母の声(1)

●学年別作文読書感想文の書き方
●受験作文コース(言葉の森新聞の記事より)
●国語の勉強法(言葉の森新聞の記事より)

●中学受験作文の解説集
●高校受験作文の解説集
●大学受験作文の解説集

●小1からの作文で親子の対話
●絵で見る言葉の森の勉強
●小学1年生の作文

●読書感想文の書き方
●作文教室 比較のための10の基準
●国語力読解力をつける作文の勉強法

●小1から始める楽しい作文――成績をよくするよりも頭をよくすることが勉強の基本
●中学受験国語対策
●父母の声(2)

●最も大事な子供時代の教育――どこに費用と時間をかけるか
●入試の作文・小論文対策
●父母の声(3)

●公立中高一貫校の作文合格対策
●電話通信だから密度濃い作文指導
●作文通信講座の比較―通学教室より続けやすい言葉の森の作文通信

●子や孫に教えられる作文講師資格
●作文教室、比較のための7つの基準
●国語力は低学年の勉強法で決まる

●言葉の森の作文で全教科の学力も
●帰国子女の日本語学習は作文から
●いろいろな質問に答えて

●大切なのは国語力 小学1年生からスタートできる作文と国語の通信教育
●作文教室言葉の森の批評記事を読んで
●父母の声

●言葉の森のオンライン教育関連記事
●作文の通信教育の教材比較 その1
●作文の勉強は毎週やることで力がつく

●国語力をつけるなら読解と作文の学習で
●中高一貫校の作文試験に対応
●作文の通信教育の教材比較 その2

●200字作文の受験作文対策
●受験作文コースの保護者アンケート
●森リンで10人中9人が作文力アップ

●コロナ休校対応 午前中クラス
●国語読解クラスの無料体験学習