ログイン ログアウト 登録
 作文検定 | 言葉の森 | 作文教室【公式】
 
記事 5233番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2026/10/22
これからの学力を考える――冨山和彦さんの「ホワイトカラー消滅」を読んで(その3) as/5233.html
森川林 2024/12/08 09:51 
修 削



https://youtu.be/3BhrqnGx9K4

 具体的な話と根本的な話を書いたので、今回はその中間の話です。

 子供たちの新しい教育を支えるのは、先生です。

 AIとオンラインの仕組みは、教育の環境として大きな役割を果たしますが、基本的に、人間は人間によって育ちます。

 ところが、今、学校や塾で行われている教育では、先生は、限られた短期間しか子供たちを担当しません。
 普通は1年か2年の担当期間です。

 そして、その担当期間の目標は、子供たちの成績を上げること、あるいは子供たちが問題なく学校や塾での生活を過ごすことです。

 江戸時代の寺子屋教育は、先生が子供たちの一生の成長に関心を持つ教育でした。
 先生は、勉強だけでなく、子供たちの生き方に関心を持っていたのです。
 その証が、寺子屋時代の子供たちが先生をしのび作った筆塚が今も各地に残っていることです。

 先生と生徒の関係が意味を持つためには、先生が一生子供たちに関心を持ち、子供たちが一生先生を慕うような教育を取り戻す必要があります。

 そのために、大事なことは、先生の給与です。
 子供たちの保護者から受け取る受講料だけでは、十分な給与を確保することができません。
 先生という仕事は、もっと高額の給与を受け取るべきです。

 だから、教育機関が、生徒からの受講料以外の収入を作り出す必要があります。
 それが、例えば、言葉の森では、AI森リンの販売で収益を上げることです。

 言葉の森以外の教育機関でも、新しい創造を行うことによって、それを教育を担う先生に還元する必要があります。

 更に言えば、日本全体での創造的な教育が、日本全体の創造的な発明や発見を生み出し、日本全体を豊かにする必要があります。

 創造教育が創造文化を生み出し、それが教育に還元されるというサイクルを作ることが日本の教育と文化の目指す未来の方向なのです。


※これまでの記事で、タイトルに入れた冨山和彦さんの話自体は書きませんでしたが、内容的には多くのことを参考にさせていただきました。
 多くの方が、「ホワイトカラー消滅」の本を読まれるといいと思います。

この記事に関するコメント
コメントフォームへ。

森川林 20241209  ▽
 書き忘れたけど、ひとりの先生が全教科、全学年を教えるというのは、AIを利用すればできるようになるということです。

同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
言葉の森のビジョン(51) 未来の教育(31) 

記事 5232番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2026/10/22
これからの学力を考える――冨山和彦さんの「ホワイトカラー消滅」を読んで(その2) as/5232.html
森川林 2024/12/08 05:50 
修 削



https://youtu.be/jqJQdFpjgs0

 具体的な話を先に書いたので、次は、根本的な話を書きます。

 私の大きな目的は、日本を守り発展させることです。
 そのために何をしたらいいかをずっと考えていました。

 翻って、今の世の中の流れを見ると、大きく、工業と消費の時代から、文化と創造の時代に移り変わる前夜だということがわかります。

 文化とは何かと言えば、ひとつは、1万年以上も争いがなく自然と共存して暮らしていた縄文時代の文化です。
 もうひとつは、庶民が和歌を詠み、女性が活躍していた奈良平安時代の文化です。
 さらに、もうひとつは、長い平和が続き、多様な文化が生まれた江戸時代の文化です。

 こういう文化が、これからのAI(人工知能)とロボットとオンラインとフリーエネルギーとベーシックインカムの時代に、新しく花開くのです。

 そのひとつの先駆けとして、私は「さかなクン」の生き方を思い浮かべます。

 さかなクンは、赤ちゃんのころは絵をかくことに夢中になり、トラックが大好きになり、小学生になってからはタコや魚に夢中になり、中学生になってからは、吹奏を水槽と勘違いして入った吹奏楽部で管楽器に夢中になり、今は、東京海洋大学客員教授、東京海洋大学名誉博士、日本魚類学会代議員、農林水産省お魚大使など多くの役職を持ち、2010年には絶滅とされていたクニマスの生息確認に貢献し、内閣総理大臣賞を受賞しました。

 そのさかなクンは、こう書いています。
「ずっと夢中が続いてハッピー」


 新しい日本の文化の出発点は、子供たちの教育です。
 思考力と創造力と共感力のある子供たちが数多く育ち、その子供たちが未来の日本文化を支えるようになるのです。

 これまで日本は、工業製品を輸出していました。
 これからの日本は、ネットワークの力を借りて、文化を輸出するようになります。
 世界中に、日本の縄文時代、奈良平安時代、江戸時代の文化が広がるようになるのです。

 今の世界の文化は、多くが競争と勝敗の文化にいろどられています。
 何センチとか何秒とかの差で、勝ったとか負けたとかいうことが話題になる社会です。
 そして、多くの人がその話題を消費することに意味を見出しています。

 そのマスメディア的な消費の世界から、一人ひとりの創造の世界に移るのが、これからの時代です。


 現代の教育は、競争の世界で形作られています。
 競争に勝つことや限られた枠を奪い合うことが、教育の大きな目標になっています。
 そのために、学校や塾では、子供たちに、大事なことを教えるよりも、差がつく問題を間違えないように教えることに力をいれています。
 それらの多くが、あとからふりかえれば、意味のない重箱の隅なのです。


 教育が、思考力、創造力、共感力を育てるものになることが、これからの日本を復活させる第一歩になります。
 私は、そう考えて、言葉の森の仕事をしたいと思っています。

この記事に関するコメント
コメントフォームへ。

同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
言葉の森のビジョン(51) 未来の教育(31) 
コメント341~350件
……前のコメント
子供はプログラ 森川林
 私は、プログラミングが好きです。  それは、新しい課題を 12/29
記事 4390番
言葉の森の作文 森川林
 久しぶりに作文発表会を行います。  日程は、1月29・3 12/21
記事 4385番
作文検定を実施 森川林
 作文検定を実施します。  今回は森リン点で進歩のあとがわ 12/20
記事 4384番
基礎学力コース 森川林
幼長、小1、小2対象の基礎学力コースの無料体験学習は、1月1 12/19
記事 4383番
作文の上達度は 森川林
 作文力がどのくらいついたかということは、本人にはわかりませ 12/17
記事 4382番
幼長、小1、小 森川林
 基礎学力コースは、小1の子にはおすすめです。  国語と算 12/5
記事 4377番
即自存在、対自 森川林
 中学生のころは、たぶん子供が人生で最も打算的に生きる時期で 12/3
記事 4374番
できた君の算数クラブ
代表プロフィール
Zoomサインイン






小学生、中学生、高校生の作文
小学1年生の作文(9) 小学2年生の作文(38) 小学3年生の作文(22) 小学4年生の作文(55)
小学5年生の作文(100) 小学6年生の作文(281) 中学1年生の作文(174) 中学2年生の作文(100)
中学3年生の作文(71) 高校1年生の作文(68) 高校2年生の作文(30) 高校3年生の作文(8)
手書きの作文と講評はここには掲載していません。続きは「作文の丘から」をごらんください。

主な記事リンク
 言葉の森がこれまでに掲載した主な記事のリンクです。
■小1から高3まで、年間の作文指導と結びついた作文検定
●評価サンプル
●知識偏重の教育から思考力重視の教育へ
AIと独自アルゴリズムを組み合わせた「日本語作文検定」がリニューアル


●【重要】7月の新学期から作文用紙と封筒用紙の配布を廃止します――手書きの人は作文ノートの利用をおすすめします
●森からゆうびん2026年2月
●思考力を育てる作文教育

●本で最も進んでいるオンライン教育――少人数の対話と個別指導 無料体験学習 受付中。
●詰め込む学習から、創造する学習へ。小1から高3のオンライン少人数教育。小1から高3のオンライン少人数教育。
●担任制で対話のある、5人以内の少人数オンライン教育

●小学1、2年生は作文を始める適齢期です
●小学3・4年生は、作文がいちばん伸びる時期です
●小5・小6から、作文は「考える作文」に変わります。

●高校入試につながる作文力を、中学生から
●入試小論文に対応した作文評価を提供する作文検定(高校向け)
●入試小論文に対応した作文評価を提供する作文検定(塾高校向け)

●学校のための日本語作文検定(学校向け)
●学年ごとの「書く力」が一目でわかる(学校向け)
●総合型選抜・小論文評価業務に関するご提案(大学向け)

●学習塾のための日本語作文検定(塾向け)
●「書ける」ことが塾の強みになる(塾向け)
● 小1からのオンライン作文で、「読む力・書く力・考える力」を一生ものにします(生徒向け)

全国初の本格的な日本語作文検定作文の客観的評価で、誰でも作文が好きになり実力がつく。特許取得の独自のアルゴリズムとAIによる対話型600字講評。(学校塾向け)
●担任制で対話のある、5人以内の少人数オンライン教育 言葉の森
●詰め込む学習から、創造する学習へ。小1から高3のオンライン少人数教育。

●小1から始める作文と読書
●本当の国語力は作文でつく
●志望校別の受験作文対策

●作文講師の資格を取るには
●国語の勉強法
●父母の声(1)

●学年別作文読書感想文の書き方
●受験作文コース(言葉の森新聞の記事より)
●国語の勉強法(言葉の森新聞の記事より)

●中学受験作文の解説集
●高校受験作文の解説集
●大学受験作文の解説集

●小1からの作文で親子の対話
●絵で見る言葉の森の勉強
●小学1年生の作文

●読書感想文の書き方
●作文教室 比較のための10の基準
●国語力読解力をつける作文の勉強法

●小1から始める楽しい作文――成績をよくするよりも頭をよくすることが勉強の基本
●中学受験国語対策
●父母の声(2)

●最も大事な子供時代の教育――どこに費用と時間をかけるか
●入試の作文・小論文対策
●父母の声(3)

●公立中高一貫校の作文合格対策
●電話通信だから密度濃い作文指導
●作文通信講座の比較―通学教室より続けやすい言葉の森の作文通信

●子や孫に教えられる作文講師資格
●作文教室、比較のための7つの基準
●国語力は低学年の勉強法で決まる

●言葉の森の作文で全教科の学力も
●帰国子女の日本語学習は作文から
●いろいろな質問に答えて

●大切なのは国語力 小学1年生からスタートできる作文と国語の通信教育
●作文教室言葉の森の批評記事を読んで
●父母の声

●言葉の森のオンライン教育関連記事
●作文の通信教育の教材比較 その1
●作文の勉強は毎週やることで力がつく

●国語力をつけるなら読解と作文の学習で
●中高一貫校の作文試験に対応
●作文の通信教育の教材比較 その2

●200字作文の受験作文対策
●受験作文コースの保護者アンケート
●森リンで10人中9人が作文力アップ

●コロナ休校対応 午前中クラス
●国語読解クラスの無料体験学習