引き続き、12月の森リン大賞を発表します。
スペースの関係上、代表作1点しか表示していませんが、上位に入っている作品はどれも力作です。
得点が同点の場合は、表現点(語彙の多様性)の高い作品の方が上位になっています。
※ 中1の1位の作品は優れていましたが、要約の部分も含まれていたので、代表作品としては掲載しませんでした。
次回から、清書にする際は、要約は省略するか、自分の言葉に直して説明する形にしておいてください。
12月の森リン大賞(中1の部78人中)
言葉の意味
ハッピー・クローバー
私は、実態に合わせて言葉を変えていくべきでなく、もとの意味を大切にするべきだと思う。その理由は二つある。
第一の理由は、一々言葉を変えていたら、混乱が起こり、何だか分からなくなるからだ。最近では、カタカナや英語などで表す言葉が多くなったり、若者がよく使うような言葉が増えた。例えば、女子高生のことを「JK」 と表したり、空気が読めないことを「KY]と表したり、考えていくときりがない。私もよく、女子中学生のことを「JC」といったり、プロフィールのことを「プロフ」と略したりする。周りもみんな、普通の日常生活で使っている。でも母に、そういう言葉を使っていると、「何それ?」といわれることも多々ある。今、私達が普通に使っている言葉でも、相手を混乱させてしまっているかもしれない。
先程述べた、プロフィールという言葉も、元々は自己紹介という意味だが、そういう若者の言葉で、一番気になるのが、「リスペクト」という言葉だ。「リスペクト」というのは、尊敬という意味だ。でも、
「尊敬しています。」
と言うのと、
「リスペクトしています。」
というのでは、感じ方が違うのではないだろうか。前者は、敬うっている様子が、とてもよく感じとれる。それに対し、後者は、あまり尊ぶ気持ちや敬っている気持ちが伝わりにくい。それに年配の方など、「リスペクト」という言葉自体分からなければ、混乱や、誤解をも招いてしまうかもしれない。だからやはり、言葉は変えるべきではない。
第二の理由は、日本の文化や歴史に根づいた言葉は、慣れ親しんでいて、愛着があるからだ。ここ七年ぐらい、市町村の合ぺいが、相次いで、色々なところで行われている。山梨県にある、南アルプス市も、六年前に合ぺいした市だ。でも、この南アルプス市は、今までの市町村の名前と違い、カタカナで表されている部分がある。確かにそのほうが、みんなに覚えてもらうには、覚えやすいかもしれない。だが、元の市町村の名前にだって、色々な文化や歴史がある。昔から住んでいた人には、慣れ親しんできた地名である。それを、覚えやすい、分かりやすいからといって、カタカナの名前にするのは、少し問題があると思う。これと同じで、言葉だって、昔から慣れ親しんできたのに、それを実態に合わせて変えるのはどうかと思う。
こんなデータがある。外国語の定着度調査における理解度では、例えば「バックアップ」という言葉だと、七十六パーセントだ。でも、「コラボレーション」という言葉では、十八パーセントだ。やはり、元々の慣れ親しんだ言葉でないと、慣れるまでに時間もかかり、混乱も招く。
確かに、実態と言葉があっていれば分かりやすい。ずっと変わらないままも、おかしい気もする。しかし、「自分の心のうちに持っていないものは、何一つ自分の財産ではない。」という名言もあるように、自分が慣れ親しんだ言葉を使ったほうが、実感がわくし、語源も分かる。私はこれから、若者の言葉でも、元々の意味を考え、大切にしながらつっかていきたいと思う。
| 順位 | 題名 | ペンネーム | 得点 | 字数 | 思考 | 知識 | 表現 | 文体 |
|---|
| 1位 | ●言葉 | ピプリー | 91 | 1289 | 64 | 80 | 87 | 92 |
| 2位 | ●言葉の意味 | ハッピー・クローバー | 88 | 1258 | 61 | 65 | 81 | 93 |
| 3位 | ●“生”と“死” | hikari | 87 | 1327 | 59 | 77 | 87 | 86 |
| 4位 | ●締め切りで成長 | なまず大使 | 87 | 1201 | 68 | 69 | 75 | 86 |
| 5位 | ●人間は締め切りがないと、必死になれない!! | フラワ | 85 | 1065 | 58 | 75 | 86 | 87 |
| 6位 | ●他人に迷惑をかけない | 201系 | 85 | 1249 | 53 | 67 | 83 | 89 |
| 7位 | ●二足歩行 | ひよこ | 85 | 1114 | 54 | 68 | 75 | 96 |
| 8位 | ●平等の上に成り立つ行列 | きとみ | 84 | 1390 | 59 | 63 | 71 | 89 |
12月の森リン大賞(中2の部80人中)
all for one,one for all
ハーマイオニー
宇宙飛行士ラッセル・シュワイカートは、宇宙空間で仕事をしているとき、機械の故障のため数分間何もしない時間を持った。そのとき地球を見て、「自分は『私』ではなく、地球の全生命の過去と未来を含めた『我々』なのだ」という意識を持ったという。シュワイカートが宇宙空間で体験したこの個体意識から地球意識への脱皮は、今すべての人々に求められているのではないか。
確かに、自分の利益を考えることは当然だろう。人間はみな、富や名声、地位に対する欲望がある。自分が認められたい、自分が褒められたい、自分が目立ちたいと考えているものだ。私は長年クラシックバレエを習っていた。体験時、やや大げさに褒められて以来、すっかりバレエに夢中になった。最初の発表会、私は、いきなりセンターで踊らせてもらい、ますます調子に乗った。今思えば井の中の蛙だったが、気分良く熱心に練習したので、実際上達も早かったと思う。振り付けの覚えが速いと感心されたので、いつの間にかそれが自分の役割のように思え、人の振り付けまで覚えるようになっていた。事実、舞台に向けた稽古の中で、私は不在のメンバーに代わって踊り、役立つことができた。しかし、レベルが上がるにつれ、レッスンも厳しくなったし、オーディションに参加するなどして、上には上がいることも知った。ポジション争いも熾烈になった。上手な子には負けず嫌いな気の強い子が多く、おそらく誰もが「私が私が」と考えていたはずだ。だがそのエネルギーは、公演本番に向かって一つにまとまる力ともなった。皆が自分の技術を磨くことによって、全体のレベルアップにも繋がったのだ。このように、一人ひとりが自分のためを考えることによって、全体の利益に繋がるということもある。
しかし、全体を見通し、その利益を考えることも必要だ。昔話の「桃太郎」でも、桃太郎が鬼退治に行ったのは、何も自分がヒーローになりたかったわけではなく、村全体の平和を考えたからにちがいない。犬や猿や雉もきび団子一つ貰いたいためだけに命をかけた戦いに向かって行きはしなかっただろう。私も桃太郎やシュワイカートのような崇高な気持ちとは言えないが、最近の体験で、自分のことは二の次で全体の成功を考えたことがある。今年の体育祭のメイポールだ。これは、「私が目立つ!」などと思っていてはとても出来るものではない。個の意識は抑え、一つのリボンの正確な頂点となり、声を出しながら周囲と歩調を合わせて動いていく。それはクラスのためでもあり、学年全体のためでもあり、また学校の伝統のためでもあった。(私の中から「学校の伝統のため」などという言葉が出てくること自体、自分でも驚きである。)本番で成功したときには、全員で歓喜に酔いしれた。人類みな兄弟といった気分だった。私はまさに、過去も未来も含めた「私たち」だったのだ。この経験によって、私個人の考え方や物事の捉え方も深まったように思う。つまり、みんなのために、とやったことは結局自分のプラスにもなると言えるのではないか。
このように、自分の利益を考えることも全体の利益を考えることも大切だ。しかし、「私たちの幸福が、ほかの人々の不幸に支えられているのであってはならない」という名言がある。最も大切なことは、自分の利益の追求が他の人々の利益にも結び付くような社会を作ることではないだろうか。「one for all」の「one」になるのは、意外に心地よい経験だった。「all for one」と「one for all」は、反対の意味ではなく、一つの真実の表と裏なのかもしれない。
| 順位 | 題名 | ペンネーム | 得点 | 字数 | 思考 | 知識 | 表現 | 文体 |
|---|
| 1位 | ●all for one,one for all | ハーマイオニー | 91 | 1481 | 64 | 78 | 89 | 89 |
| 2位 | ●人生の司 | おむふ | 90 | 1554 | 78 | 74 | 100 | 86 |
| 3位 | ●言葉の行動 | かはふ | 84 | 1245 | 54 | 57 | 76 | 86 |
| 4位 | ●全体の利益 | ショウ | 83 | 1062 | 54 | 68 | 79 | 87 |
| 5位 | ●言葉の大切さ | ファラオ | 83 | 1189 | 52 | 64 | 79 | 90 |
| 6位 | ●悪いのは使い方 | コーギー | 83 | 1236 | 49 | 62 | 78 | 90 |
| 7位 | ●人間にとって必要なのは | 音楽大好き少年 | 83 | 1132 | 52 | 54 | 68 | 95 |
| 8位 | ●並んだだけの価値 | 嵐ちゃん | 82 | 1427 | 57 | 78 | 98 | 86 |
| 9位 | ●行動は | snow boy | 82 | 1322 | 53 | 54 | 64 | 84 |
| 10位 | ●自己暗示の効果 | サニー | 81 | 1340 | 51 | 86 | 95 | 90 |
12月の森リン大賞を発表します。
これは、言葉の森の生徒が書いた12月の清書のうち、森リンで上位の点数をとった作品です。
小1から小4までは、他の人の作品を見て参考にするよりも、自分なりに楽しく書いていくことが大事なので、上位の作品は表示していません。しかし、いずれも楽しく個性に満ちた作品ばかりでした。
なお、得点が同点の場合は、表現点(語彙の多様性)の高い作品の方が上位になっています。
12月の森リン大賞と上位入賞者(小1の部61人中)
| 順位 | 題名 | ペンネーム | 得点 | 字数 | 思考 | 知識 | 表現 | 文体 |
|---|
| 1位 | ●おにごっこ | きちね | 60 | 240 | 42 | 43 | 53 | 81 |
| 2位 | ●ビックリドッキリマウンテン | クリーム | 60 | 426 | 39 | 49 | 52 | 87 |
| 3位 | ●ゆめのケーキ | パンダ | 60 | 403 | 42 | 43 | 52 | 86 |
| 4位 | ●スパリゾートハワイアンズにいったこと | アリス | 60 | 522 | 37 | 43 | 50 | 96 |
| 5位 | ●元気よく手をふってくれたサンタダイバー | とらたいがくん | 60 | 418 | 38 | 44 | 49 | 96 |
| 6位 | ●クリスマスかい | おはなちゃん | 59 | 662 | 39 | 43 | 54 | 81 |
| 7位 | ●たのしいたのしいクリスマスかい | きとめ | 59 | 314 | 38 | 43 | 52 | 80 |
| 8位 | ●ロボットきょうしつ | トム | 59 | 368 | 41 | 43 | 50 | 81 |
12月の森リン大賞と上位入賞者(小2の部95人中)
| 順位 | 題名 | ペンネーム | 得点 | 字数 | 思考 | 知識 | 表現 | 文体 |
|---|
| 1位 | ●鉄道博物館 | タカ | 74 | 790 | 38 | 91 | 89 | 87 |
| 2位 | ●チャレンジ走のれんしゅう | きそお | 65 | 386 | 39 | 46 | 62 | 83 |
| 3位 | ●学校でのクリスマス会 | きそひ | 65 | 492 | 37 | 44 | 58 | 90 |
| 4位 | ●危ない。火事になるところだった | あかりんご | 65 | 510 | 38 | 45 | 58 | 90 |
| 5位 | ●「あはみ」たんけんたい | はーちゃん | 64 | 679 | 38 | 44 | 58 | 87 |
| 6位 | ●ひいおばあちゃんのおそうしき | パルキア | 64 | 398 | 37 | 45 | 58 | 87 |
| 7位 | ●来年がんばりたいこと | ゆまちゃん | 64 | 348 | 44 | 45 | 58 | 90 |
12月の森リン大賞と上位入賞者(小3の部131人中)
| 順位 | 題名 | ペンネーム | 得点 | 字数 | 思考 | 知識 | 表現 | 文体 |
|---|
| 1位 | ●ぼくとマイケル・フェルプスの集中力 | ダイヤモンド | 71 | 546 | 47 | 56 | 75 | 89 |
| 2位 | ●キャ~!すいそばくだんだ~! | メゾピアノ | 70 | 1020 | 47 | 47 | 74 | 81 |
| 3位 | ●大好き!美由貴ちゃん | ねいろ | 70 | 831 | 41 | 51 | 67 | 86 |
| 4位 | ●かんさつしてこつがつかめた | しゅわきち | 70 | 497 | 52 | 52 | 67 | 86 |
| 5位 | ●私ととても仲のいい友だち | スヌーピー | 70 | 667 | 42 | 47 | 65 | 86 |
| 6位 | ●秘密話 | MANCHESTER U | 70 | 1150 | 43 | 58 | 64 | 83 |
| 7位 | ●ムシャムシャ | 海太郎 | 69 | 603 | 39 | 51 | 68 | 84 |
| 8位 | ●虫めがねでこがす色画用紙 | さやか | 69 | 877 | 39 | 48 | 66 | 83 |
| 9位 | ●ひみつのモルモット | なるちゃん | 69 | 712 | 38 | 49 | 62 | 89 |
12月の森リン大賞と上位入賞者(小4の部130人中)
| 順位 | 題名 | ペンネーム | 得点 | 字数 | 思考 | 知識 | 表現 | 文体 |
|---|
| 1位 | ●ゴルフクラブでもらったカニー | なぞのたびびと | 76 | 759 | 42 | 62 | 75 | 90 |
| 2位 | ●ぼくがしているスポーツ | トレジャーハンター | 76 | 799 | 43 | 63 | 71 | 93 |
| 3位 | ●努力の意味 | ビクトリア | 76 | 1214 | 51 | 57 | 67 | 84 |
| 4位 | ●大切な物 | ルイス | 75 | 687 | 48 | 55 | 82 | 90 |
| 5位 | ●私の古い宝物 | 枕草子 | 75 | 721 | 42 | 64 | 82 | 73 |
| 6位 | ●僕が大切にしているもの | コーカサウルス | 75 | 867 | 58 | 50 | 65 | 81 |
| 7位 | ●ぼくの母さんは黄色いタオル | ネッシー | 74 | 764 | 48 | 50 | 78 | 83 |
| 8位 | ●がんばる!水泳 | まーりん | 74 | 1001 | 43 | 49 | 77 | 89 |
| 9位 | ●三つぶの豆のゆくえ | リラックマ | 74 | 974 | 46 | 50 | 74 | 87 |
12月の森リン大賞と上位入賞者(小5の部142人中)
ハロウィンパーティー
ひろみ
教室がまるで夢の国のようになっていた。魔法使いがいると思えば占い師もいるし、おばけみたいなのもいる。テーブルにはケーキがならんでいる。それらに変身しているのは五年三組の生徒達だった。私達はその日、ハロウィンパーティーをしていた。「仮装コンクール」をしたりケーキを作ったりするのだ。私は朝からケーキ作りを楽しみにしていた。
完成したケーキを思いうかべながら、まず卵をわった。次に牛乳とさとうを入れてかきまぜる。そして、ホットケーキミックスという粉を入れる。この粉を入れるとどんなケーキでも簡単にできてしまうという魔法の粉なのだ。私は家でこれを使って、バナナケーキやチョコチップケーキやチーズ風ケーキを作ってみたことがあるがどれもはずれがなかった。さらにドライフルーツと手作りのかぼちゃを入れるのだ。最後に焼けば出来上がりだ。
でも焼くのには時間がかかるので、その間に一限授業を受けなければならなかった。その授業の時はこころなしかみんな集中できていないような気がした。たった四十五分のことなのにゆっくりゆっくり時間が流れていくのだ。時間がとまっているかのようだった。
「キーンコーンカーンコーン、キーンコーンカーンコーン」
長かった授業もやっと終わった。私は急いで家庭科室へむかった。家庭科室に入るとケーキのこうばしいにおいがつうんと鼻をさした。気持ちがたかぶってきていた。そこに生クリームをそえて食べてみると顔が思わずほころんだ。みんな口をそろえて言った「おいしい」と。
学校で食べるからひときわ美味しいのだと思う。ふだんとちがう点はもう一つあるのではないか。それは仮装をしている点だ。どことなく楽しいふいん気になるからではないだろうか。給食台の近くに行列ができていたので、何事かとのぞいてみたら・・・。その光景にはびっくりしてしまった。いくら生クリームが好きといっても・・・。私は、ボールについている生クリームを指ですくってなめるのは、遠慮しておこうと思った。
やっぱり料理を食べる時には楽しいふいんきが必要だと思った。少しばかり口にあわないものでもそれさえあれば美味しくなる。ふいんきは調味料だ。
| 順位 | 題名 | ペンネーム | 得点 | 字数 | 思考 | 知識 | 表現 | 文体 |
|---|
| 1位 | ●ハロウィンパーティー | ひろみ | 80 | 904 | 43 | 69 | 87 | 86 |
| 2位 | ●日本とアメリカの文化のちがい | ピロシ | 79 | 1153 | 53 | 63 | 82 | 90 |
| 3位 | ●すっぱい食感降参します…… | まかじろう | 78 | 1203 | 43 | 75 | 103 | 87 |
| 4位 | ●ぼくの好き嫌い | かえるのぴょん | 77 | 901 | 41 | 54 | 82 | 86 |
| 5位 | ●お弁当とお給食 | クローバー | 77 | 1065 | 38 | 56 | 71 | 80 |
| 6位 | ●おいしさのひみつ | ゆうと | 77 | 943 | 46 | 52 | 66 | 86 |
| 7位 | ●心がこもった手紙とは | みいちゃん | 77 | 941 | 44 | 57 | 66 | 86 |
| 8位 | ●イメージによって | けん | 76 | 916 | 42 | 56 | 75 | 79 |
※ 小6の1位と2位の作品はそれぞれ優れていましたが、要約の部分も含まれていたので、代表作品としては掲載しませんでした。
次回から、清書にする際は、要約は省略するか、自分の言葉に直して説明する形にしておいてください。
12月の森リン大賞と上位入賞者(小6の部147人中)
夢中になる程、好きなもの
マーブルチョコレート
私が今、夢中になっているものは「読書」と「小説を書くこと」である。なぜなら、私の将来の夢が小説家で誰もが楽しめるような物語を書けたらいいなと思っているからである。私の場合だと、もしかしたら資源の鉱脈を発見できたのかもしれない。
読書も、物語を書くのも、私は小さい頃から好きだった。年が増えていくごとに、私の趣味に対する夢中度も上がっていった。これらなら、食わず寝ずで二十四時間ずっと行い続けることが、出来そうな気がしてくる。みんなから、とても人気のある小説家さんや作家さんたちには、人をひきつけるような素敵な文章力がある。まだ、小六の私だが、自分だけの文章が書けるようになりたいと思っている。また、読書なら誰にも負けないと言い切れる自信がある。どんなに周りが騒がしくてうるさいとき
でも、集中して読書をすることができる。なぜなら、私は読書に限らず集中しているときだと、勝手に耳が周りの声をシャットダウンしてくれているらしいからだ。こういうときには便利だが、それが反対の結果を示すときもある。学校があるときの朝には、いつも「読書の時間」というのがある。読書好きにはたまらない至福の時間のため、私は一ページでも多く読もうと集中して読書をしている読書の時間が終わり、
「読書をするのをやめてください。」
と先生に言われても、私の耳はシャットダウンしていてその声は聞こえない。だから、いつも友達に注意されてやっと気付くのである。
ここ最近、CDの人気曲ナンバーワンを連続でとっているあの有名な歌手マイケル・ジャクソン。謎の死をとげたマイケル・ジャクソンは、ムーンウォークで世界中から天才だと誉めたたえられていた。しかし、本当はマイケル・ジャクソンは裏で必死にダンスや歌の練習をしていたらしい。なんと、その時間は十時間以上!そんな長い時間を費やして練習していたマイケル・ジャクソンはそれほど、ダンスや歌が好きで好きでたまらなかったのだろう。私はほんのお遊びでならダンスも歌も好きだが、マイケル・ジャクソンと同じように十時間以上もやっていると、体も頭も変になってしまうだろう。そんなマイケル・ジャクソンはやはり天才で、あんなに夢中になれるなんてすごいと思う。
人にとって、夢中になれるものがあるということは、人生がもっと楽しくなるということである。小さいときから夢中になれるものを、ずっと続けていれば、それはかならず実をむすぶことになる。誰だって持っている「夢中になれるもの」。これを見つけて、人生に少し余裕を持って生きていけたらいいと思った。好きこそものの上手なれ、ということわざのように、みんなも好きなものがあるから、それを大切にしていけたらいいと思う。
| 順位 | 題名 | ペンネーム | 得点 | 字数 | 思考 | 知識 | 表現 | 文体 |
|---|
| 1位 | ●性格と資質 | バービー | 85 | 1444 | 52 | 76 | 81 | 86 |
| 2位 | ●勉強とは? | きちこ | 85 | 1070 | 57 | 74 | 80 | 80 |
| 3位 | ●夢中になる程、好きなもの | マーブルチョコレート | 84 | 1131 | 51 | 72 | 74 | 87 |
| 4位 | ●勉強の在り方 | ことのは | 84 | 1565 | 59 | 60 | 68 | 89 |
| 5位 | ●好きなもの、嫌いなもの | サッカー少年 | 83 | 1117 | 56 | 56 | 74 | 83 |
| 6位 | ●自分だけのもの | sha hui | 83 | 1149 | 49 | 61 | 70 | 89 |
| 7位 | ●やればやるほど勉強は好きになる | きらり | 82 | 1175 | 54 | 56 | 67 | 83 |
| 8位 | ●コーンスターチ | こんぺいとう | 80 | 877 | 46 | 72 | 84 | 87 |
| 9位 | ●朝ねぼう | 麻衣 | 80 | 951 | 43 | 64 | 80 | 83 |
老大国とは、老人大国ではありません。確かに老人の数は多いでしょうが、単に量的なことではなく、質的に高度に洗練された老文化を頂点として社会のあらゆる文化、経済、政治が統合されている国ということです。
老文化とは、老によって支えられている文化です。そこで描かれるイメージは、老人が深い知識と経験と哲学を持って多くの人から尊敬され、自ずから社会の精神的なリーダーとなって存在している姿です。
国際社会における日本の未来像を考える場合、大事なことは日本に現在あり余っているものを活用し、日本に不足しているものを避けるという発想することです。足りないもの求め、余っているものを無駄に使うという発想をするべきではありません。日本に余っているものは、日本語、老人、歴史と文化などです。日本に足りないものは、若年人口とハングリー精神です。
足りないもの求めることはわかりやすいので、多くの人がそこに未来を求めようとします。しかし、それは、大量の移民を受け入れたり、競争を激化させて活力を生む方向に日本の未来を持っていくことになります。
未来は、単純な過去の延長にはありません。かつて日本が高度成長でなしとげたような工業の時代は歴史的に終わりつつあります。工業社会の代表である自動車産業も、すでに自動車が日常商品化する中で、かつてのような成長力を持つ分野ではなくなっています。それは、古い公共事業のように、すでに形成されている固定化した産業の裾野を潤すだけで、新たな乗数効果を生み出さないのです。
しかし、工業の時代が終わったあとに来るのが金融の時代だというのではありません。金融の時代は、文化の蓄積のない社会が、あり余っているマネーに目を奪われて作り出した虚構の時代です。
工業の時代のあとに来るのは、新しい創造のマーケットによって支えられる文化の時代です。それは、江戸時代に生まれたマーケットに似ています。お茶やお花の文化、和歌の文化、その他江戸時代に生まれた多くの洗練された文化は、実は老人、熟練者、ベテラン、年季の入った人々によって担われていた文化でした。
日本が高齢化するのと同様に、アジアも急速に高齢化が進んでいます。日本はアジアより一足先に尊敬される老大国になればよいというのが日本の社会の大きな未来図なのです。
経済の面から比較してみましょう。
若者が、10時間働いて1万円の収入を得て、2万円の工業製品を作る社会があったとします。その若者が5人集まれば、10万円の工業製品ができます。しかし、この仕組みは、資本さえあれば誰でもできる仕組みであるため、常に激しい競争に置かれています。その工業製品によって生まれた裾野が広がりますが、その裾野もやはりコストと性能の面で常に競争に置かれています。
それに対して、次のような社会もあります。老人が、1時間働いて、5万円の収入を得て10万円の茶碗を作るというような経済を持つ社会です。この仕組みは、老人の個性と熟練に依拠しているため、他の人は真似をすることができません。したがって、そこから広がる裾野もやはり個性と人的なつながりでできたもので、他人では代替することができません。
もし、ある国の若者が10時間働いて1万円もらって2万円の工業製品を作るような世界で、ほかの国の裕福な若者が、5時間働いて2万円もらおうと思うような形で作る工業製品は、当然競争に負けていきます。かくして、裕福な国では機械化が進みますが、機械化は雇用を増やしません。だから、日本の若者は、工業製品で人件費の安い国に立ち向かうよりも、老文化の裾野を形成するような方向で働いていくべきなのです。
その条件は、実は少子化です。少子化により日本には真の英才教育が可能になる社会が生まれています。そして、このような形で成長した若者は、いずれ年をとって新たな老文化の山頂を形成するでしょう。
では、その老文化とは、現代にお茶やお花を復活させることなのでしょうか。そうではありません。21世紀にふさわしい老文化を創造的に作ることなのです。
その文化は、叡智の文化というような言葉でも言い表せるものです。ドラッカーは、90代でなお未来の提言を行いました。貝原益軒もやはり80代で人間に関する深い洞察に満ちた書物を著しました。このような老人の叡智に若者は追いつくことができません。それが、知識産業の時代の特徴です。つまり、知恵と経験と知識の統合こそが老大国の文化となるのです。
老人は自分の専門を深く究めていくことで新しい文化を創造します。そこには、手工芸の分野もあるでしょう。演劇の分野もあるでしょう。小説や絵画や音楽や彫刻や書道や剣道や弓道や動植物の飼育や、新しい感覚に訴える芸術の創造や、詩や短歌や漫画などの分野もあるでしょう。今はまだ生まれていないような新しい分野も含めて、百花繚乱の文化が咲き誇る尊敬される老大国が日本の将来の姿です。
日本文化の特徴は、これらの多様な老文化がすべて道化(みちか)され哲学化され思想化されていくところにあります。つまり、単なる職人芸を究めるのではなく、その職人芸が一つの道として成り立つような文化となるのです。この道化(みちか)ということの中に日本文化の神髄があります。
日本文化は、シンプルで、宇宙の叡智につながり、自然と共存し、無私の精神を持つという方向に進む傾向があります。これが、利害や得失や勝敗や強弱という現実的なところに収斂しがちな他国の文化との違いです。
だから、日本文化を守るとは、守るような実体を持たない日本文化を探して固定化することではなく、日本文化を作ることなのです。日本文化とは、日本刀でも浮世絵でも和服でも日本料理でもありません。それらの実体を通してより高い境地を目指そうとする志です。
日本文化とは、博物館のように物として守られるものではなく、志を生きることなのです。志を生きることとは、免状を手に入れることではなく、同じ志を生きる人の間にあって生きることです。だから、日本におけるリーダーは、単に最高点にいる人ではなく、最高点で志に生きている人でなければなりません。そこに老大国の尊敬の源泉があります。
熟練し、かつ志に生きる老人がさまざまな文化の山頂を形成し、その裾野を英才教育によって育てられた優れた少子化の若者が支えていくというのが日本の社会の未来の姿になると思います。