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森林プロジェクトのお金の流れについて as/1349.html
森川林 2011/09/08 16:15 



 言葉の森は、森林プロジェクトを通して、子供たちによりよい教育をしていきたいと思っています。

 そして、この森林プロジェクトを通して、参加者のみなさんにより面白い経験をしていただきたいと思っています。

 更に、この森林プロジェクトを通して、地域に貢献し、よりよい日本を作っていきたいと思っています。(日本をよくすることはもちろん世界をよくすることにつながっていますが)



 そのために、この森林プロジェクトは、お金の流れがあります。

 このお金にかかわることについて抵抗があるかもしれませんので、そこだけ最初に説明します。



 森林プロジェクトの企画は、コストがゼロになることを目指していますから、例えば、参加者や教わる生徒の中に費用負担ができない人がいれば、無料でサービスを提供する予定です。



 しかし、最初から原則的に無料という形にすると、手を抜いてしまう人が増えるのです。

 例えば、自分の子供を教える場合でも、近所の子供を教える場合でも、もし教材が無料だったり、受講料が無料だったりすると、いつ始めてもいつやめても変わらないので、結局長続きしなくなります。

 だから、原則的に有料にします。



 しかし、その有料化で利益が出れば、それは社会にまた還元する必要があります。お金は、社会の中で流れることに意義があるからです。

 では、森林プロジェクトの利益はどういう形で社会に還元するのかということですが、私は、グラミン銀行のような形を考えています。

 今、仕事をしたいのに仕事がないという人が増えています。しかし、地域には、地域独自のさまざまなニーズがあります。また、地域には、さまざまなシーズを持っている人がいます。

 これは、挙げればきりがないほどたくさん考えつきますが、例えば、ひとつだけ例を挙げると、

○家の中で退屈しているお年寄りがいる(ニーズ)

○手品や面白いコントを提供できる若者がいる(シーズ)

 この両者が結びつけば、そこに新しいサービスが生まれます。

 未来の社会は、このように、地域の中で需要と供給が生まれ、そのお金の流れが土台となって、より大きな社会のお金の流れにつながるという形の経済になっていくと思います。

 最初の出発点は小さなものであっても、地域の中でお金が流れる仕組みができれば、若者に仕事がないという問題は徐々に解消されます。そして、地域の中で流れるお金の量を増やせば、そこで豊かな社会が生まれるのです。

 これが、江戸時代まで日本にあった豊かな社会の仕組みです。



 だから、豊かな社会を作るために、お金を回す必要があり、そのために、コストは無料であっても、価格は有料という形にする必要があるということなのです。


 創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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コメント欄

森川林 2011年9月8日 16時42分  
 この記事の中で紹介しているグラミン銀行とは、ムハマド・ユヌスが故郷のバングラデシュで、貧しい人々の自立のために始めた無担保少額融資を行う銀行です。
「貧困のない世界を創る」
http://www.amazon.co.jp/dp/415208944X


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